『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』1話は、匿名通報者を追う磯貝がヒナタの能力を知り、犬飼事件を経て秘密のバディとなる物語です。
女性3人を殺害した犯人の逮捕、謎の匿名メール、現場写真に残ったポケットティッシュ、SNSで話題の“ティッシュ配りの天使”、そして視覚障害者を装う犬飼――。第1話「予測不能な船出」で何が起きたのかを、本当の時系列に沿ってネタバレ解説し、犬飼の正体や磯貝とヒナタが組む理由まで考察します。
観たいものが見つからない…
そんな悩みを今日で解決!『VIVANT』や『鬼滅の刃』などの話題作、
「観たいけど登録が面倒…」と諦めていませんか?
U-NEXTなら27万本以上が見放題!
さらに今なら、最新作に使える
600円分のポイントも無料でもらえます。\ リスクゼロでお試し /
✅ 31日間は追加料金一切なし
✅ スマホから3分で簡単登録・解約
⏰ 今すぐ無料体験を始める※無料キャンペーンはいつ終了するか分かりません。
『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』1話ネタバレ|何が起きたのか時系列で解説
『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』第1話「予測不能な船出」は、2026年7月1日に放送されました。
主演は磯貝史郎を演じる横山裕さん。黒井ヒナタを関水渚さんが演じています。
夜の街で出会った二人が、いきなり犬飼と対決するところから始まったわけではありません。
匿名メール→磯貝の独自調査→ヒナタ特定→犬飼との接触→アトリエでの危機→共同制圧→秘密の共有という流れで、第1話は組み立てられています。
この順序が分かると、なぜ磯貝がヒナタと組むことを選んだのかも、かなり理解しやすくなります。
1.女性3人を殺害した犯人が匿名メールによって発見される
物語の始まりは、池袋南署の管内で発覚した連続殺人事件です。
逮捕されたのは、女性3人を殺害し、その髪を戦利品のように保存していた連続殺人犯でした。カンテレ系の公式解説では、この人物は熱帯魚店の店主として日常の中に紛れていたことも紹介されています。
警察が犯人の存在を突き止めたきっかけは、通常の捜査ではありません。
突然届いた匿名メールでした。
そこには、犯人を捕まえたため、あとは警察に任せるという趣旨のメッセージが書かれていました。
しかも、こうした匿名通報は今回が初めてではありません。
過去にも同じように、警察が把握していなかった危険人物を捕まえ、警察へ知らせる人物がいたのです。
ここで僕の胸に引っかかったのは、「犯人は誰か」ではなく、犯人を捕まえているのは誰なのかという謎から物語が始まったことでした。
普通の刑事ドラマなら、警察が犯人を追います。
しかし本作では、誰かが先に犯人を見つけ、先に追い詰め、最後の処理だけを警察へ渡している。
警察より一歩先を歩く存在がいる。この奇妙な逆転こそ、第1話を動かす最初のエンジンでした。
2.磯貝は現場写真のポケットティッシュに注目する
謎の通報者に強い関心を示したのが、池袋南署生活安全課の巡査部長・磯貝史郎です。
磯貝は、かつて刑事課のエースとして活動していました。
しかし3年前のある事件によって婚約者を殺人鬼に奪われ、現在は生活安全課に所属しながら、自分なりに犯人へつながる手がかりを追っています。
磯貝が見つけたのは、匿名通報者が関係した複数の現場写真に写るポケットティッシュの共通点でした。
大事件の写真に残された、小さな日用品。
誰もが見過ごしそうなものを拾い上げた磯貝は、さらにSNS上の目撃情報を追跡し、“ティッシュ配りの天使”と呼ばれている黒井ヒナタへたどり着きます。
この流れは、磯貝が単なる復讐に取りつかれた男ではないことも示しています。
彼には、写真の違和感を見逃さない観察力と、断片的な情報を一つの線につなげる刑事としての経験がある。
僕はここが重要だと思いました。
ヒナタが「人を殺した人数を知る人」なら、磯貝は「散らばった痕跡を意味へ変える人」です。
二人の能力は、最初からまったく違う方向を向いています。
だからこそ、後に二人が組む意味が生まれるのです。
3.“ティッシュ配りの天使”黒井ヒナタの奇妙な行動が明らかになる
磯貝が追い始めた黒井ヒナタは、周囲から見ると不可解な女性でした。
頻繁に派手なイメチェンを繰り返し、怪しげな男性へ近づいていくことから、周囲では誤解を招くようなうわさまで立っていました。
しかし実際には、ヒナタは日常に紛れている連続殺人犯へ自分から近づいていました。
しかも、相手の好みに合わせて自分の外見を変え、狙われる人物になりすますことで接触していたのです。
これは、かなり危険な行動です。
ヒナタは遠くから犯人を見分けられるわけではありません。
相手へ近づき、触れる必要があります。
その能力は、真実を知るための扉を開けてくれます。
けれど、その扉の向こう側に何が待っていても、自動的に彼女を守ってくれるわけではない。
僕には、ヒナタの能力が“武器”というより、“危険な場所へ入るための鍵”に見えました。

4.ヒナタが白杖を持つ犬飼に触れ「5」を見る
磯貝との接触から逃れるように移動したヒナタは、白杖を持つ男性・犬飼と接触します。
犬飼を演じているのは飯田基祐さんです。
その瞬間、ヒナタには「5」という数字が見えます。
黒井ヒナタは、殺人を犯した人物に触れると、その人物が殺した人数を数字として認識できる特殊な能力を持っていました。
つまり、犬飼はすでに5人を殺害している人物だと、ヒナタは判断したのです。
しかし、ヒナタはその場から離れません。
犬飼を案内するように見せかけて同行し、彼のアトリエへ入っていきます。
ここで第1話は、「能力の紹介」から「能力を持つことの代償」へ急激にアクセルを踏み込みました。
数字が見えた瞬間に逃げれば、自分は助かるかもしれない。
それでもヒナタは奥へ進む。
僕はこの行動から、彼女が単なる好奇心でシリアルキラーを探しているわけではないと感じました。
なぜそこまでするのか。
第1話では、その心の深い部分までは説明されません。
だからこそ、この疑問が磯貝の復讐とは別の縦軸として残りました。
5.アトリエで犬飼の正体が判明し、ヒナタが窮地に陥る
犬飼のアトリエに入ったヒナタは、そこにある異様な石膏像を目にします。
そして明らかになるのが、犬飼の本当の姿でした。
犬飼は視覚障害者を装い、白杖を使っていたシリアルキラーです。
ヒナタが触れたことで見えた殺害人数は「5」。アトリエには苦痛にゆがんだ女性を表現した石膏像が存在し、犬飼の異常な執着を視覚的に示していました。
ヒナタはスタンガンで抵抗しようとします。
しかし犬飼は、その対策までしていました。
攻撃は通用せず、逆にヒナタが拘束され、絶体絶命の状況へ追い込まれます。
能力があれば安全に犯人を捕まえられる――。
そんな都合のいい物語にはならないことを、第1話はこの場面ではっきり見せました。
ヒナタは、犬飼が危険人物だと知ることはできます。
しかし、その知識は手錠にも盾にもなりません。
「知っていること」と「止められること」は違う。
この残酷な距離が、本作に磯貝という刑事を必要とさせています。
6.磯貝とヒナタが力を合わせて犬飼を制圧する
ヒナタの危機へ飛び込んできたのが磯貝です。
犬飼を倒したのは、磯貝が一人ですべて解決したからではありません。
公式系解説では、ヒナタの機転と磯貝の身体能力がかみ合い、二人で犬飼を制圧した流れが説明されています。
ここが、僕には第1話で最も重要な場面に見えました。
バディ結成を先に宣言してから、二人で事件を解決したのではありません。
先に二人で危機を突破した。
その結果として、「この二人なら互いの足りない部分を埋められる」という事実が生まれています。
人間関係は、言葉より先に行動が答えを出すことがあります。
磯貝とヒナタの関係も同じでした。
信頼はまだない。
友情もない。
秘密も多い。
それでも、犬飼を前にした瞬間だけは、二人の歯車がかみ合ったのです。
7.犬飼のスマホから匿名メールを送り、二人は秘密を共有する
犬飼を制圧したあと、第1話は単純な逮捕劇では終わりません。
磯貝は犬飼のスマホを使い、これまでの匿名通報と同じように、犯人を捕らえたことを警察へ知らせるメールを送ります。
つまり磯貝は、匿名通報者であるヒナタを正式な捜査対象として引き渡す道ではなく、彼女と秘密を共有する道を選びました。
ここで二人は、きれいな意味での「正義の相棒」になったわけではありません。
刑事と匿名通報者。
復讐を抱える男と、危険な能力を持つ女性。
警察組織の表側では説明しにくい秘密を共有した、危うい関係です。
僕は「バディ誕生」というより、「逃げられない共犯関係の始まり」と表現したほうが、第1話の温度に近いと感じました。

犬飼の正体とは?視覚障害者を装ったシリアルキラー
犬飼は、白杖を持って視覚障害者を装いながら日常に紛れ、ヒナタに殺害人数「5」を認識されたシリアルキラーです。
タイトルから「犬飼の正体」を知りたくて来た人にとって、まず押さえるべき答えはここです。
犬飼の怖さは、アトリエにある石膏像だけではありません。
僕がより恐ろしいと感じたのは、彼が社会の中で見せていた姿と、本当の姿の落差でした。
白杖を手にした人物を見れば、多くの人は道を譲ったり、困っていれば手を貸したりするでしょう。
犬飼は、そうした人間の善意や先入観の中へ隠れていました。
ヒナタも、表面上は犬飼を案内するような形で近づいています。
しかし接触した瞬間、彼女だけには「5」という数字が見えた。
外見と真実が完全に分離している。
この落差が、本作の根本的な恐怖につながっています。
石膏像は犬飼の異常性を“説明せずに見せる”装置だった
犬飼のアトリエには、女性の苦痛を感じさせる石膏像が置かれていました。
ここで長い説明台詞を使わず、空間そのものに人物の異常性を語らせた演出は効果的でした。
部屋は、その人間の内側を映すことがあります。
整然としているから安全とは限らない。
芸術的に見えるものの背後に、他者を物として扱う視線が隠れているかもしれない。
犬飼のアトリエは、まるで彼の心の奥へ入ってしまったような場所でした。
そしてヒナタは、自分からそこへ足を踏み入れています。
能力によって真実を知ったからこそ、さらに深く危険へ近づいてしまう。
この逆説が、ヒナタというキャラクターの切実さを際立たせていました。
スタンガン対策済みだったことが示す犬飼の危険性
ヒナタは無防備に犬飼へ近づいていたわけではなく、抵抗のためにスタンガンを使おうとします。
しかし犬飼は対策済みでした。
この一点も、犬飼の恐ろしさを説明する重要な情報です。
その場の衝動だけで動く人物ではなく、自分が反撃される可能性まで考えて準備していた。
だからこそ、ヒナタは能力で正体を見破っていても追い詰められました。
僕はここに、本作のルールが見えた気がします。
ヒナタが犯人を見抜くことと、その犯人に勝てることは別問題。
この線引きが守られる限り、特殊能力があってもサスペンスは失われません。
むしろ、真実が分かっているのに証拠がない、正体を知っているのに止められないという、新しい緊張を作ることができます。
黒井ヒナタの能力とは?「5」が見えても事件は解決しない
黒井ヒナタの能力は、殺人を犯した人物に触れることで、その人物が殺した人数を数字として認識できるというものです。
フジテレビとカンテレの公式紹介でも、ヒナタは殺人鬼に触れることで“殺した人数”を把握できる人物として説明されています。
第1話で犬飼に触れた際に見えた数字は「5」でした。
ただし、少なくとも第1話で描かれた範囲では、この能力だけですべてが解決するわけではありません。
整理すると、重要なのは次の点です。
- 相手への接触が能力発動のきっかけになる
- 殺人を犯した人物について殺害人数を認識できる
- 犬飼では「5」が見えた
- 犯人の動機や証拠の場所まで自動的に分かるわけではない
- 能力そのものに相手を拘束する力はない
- 正体を知った後の捜査や制圧には別の力が必要になる
ここで僕が注目したいのは、ヒナタの能力が“答え”ではなく“入口”として設計されていることです。
人を何人殺したのかは分かる。
しかし、誰が犠牲になったのか。
なぜ犯行に及んだのか。
証拠はどこにあるのか。
次の被害をどう防ぐのか。
こうした問いには、数字は答えてくれません。
数字は冷たい事実だけを突きつけます。
その数字の向こうにある人生を調べ、証拠を集め、危険人物を止めるのは人間です。
僕はこの制限があるからこそ、『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』は単純な超能力ドラマではなく、刑事バディものとして成立していると考えています。
ポケットティッシュは「超能力」と「捜査」をつなぐ橋だった
第1話で特にうまいと思ったのが、磯貝がヒナタへ到達する手段です。
磯貝はヒナタの能力を知っていたわけではありません。
匿名通報があった事件の現場写真を確認し、そこに写っていたポケットティッシュの共通点から追跡を始め、SNS上の情報を経て“ティッシュ配りの天使”へたどり着きました。
つまり、第1話は超能力だけで話を進めていません。
ヒナタの異能に対して、磯貝は観察、推理、聞き込みにつながる情報追跡で迫っていく。
僕はここに、二人の対称性を感じました。
ヒナタは人に触れて秘密を見る。
磯貝は物に残った痕跡から人へたどり着く。
一人は人間から数字を見る。
もう一人は写真の中の小さな物から人間を探す。
この対照的な捜査方法が、第1話の段階ですでに示されているのは面白いところです。

磯貝史郎はなぜヒナタと組む?復讐と匿名通報がつながった
磯貝史郎が黒井ヒナタと組む理由は、婚約者を殺した殺人鬼を追うために、ヒナタの能力と匿名通報者としての行動が重要な手がかりになるからです。
しかし第1話を丁寧に見ると、それだけではありません。
犬飼事件を通じて、二人は互いの能力が実際に役立つことを体験しています。
ヒナタは犬飼に触れて危険性を見抜く。
磯貝はヒナタを追跡し、危機へ駆けつける。
最後は二人の力で犬飼を制圧する。
そして磯貝自身が犬飼のスマホから匿名メールを送り、ヒナタの秘密を共有する側へ回る。
ここまで積み上げられているため、二人のバディ成立には行動上の必然性があります。
磯貝は正義だけではなく個人的な傷から動いている
磯貝は、かつて刑事課のエースでした。
しかし3年前に婚約者を殺人鬼に奪われ、その犯人を追い続けています。
この設定によって、磯貝の行動には常に二つの顔が生まれます。
一つは刑事として犯人を追う顔。
もう一つは、大切な人を奪われた一人の人間として、犯人へ近づこうとする顔です。
この二つが同じ方向を向いている間は問題ありません。
しかし、本当に婚約者を奪った犯人が見つかった瞬間はどうでしょうか。
法に従って捕らえたいのか。
それとも、自分の感情で決着をつけたいのか。
第1話の段階で答えは出ていません。
ただ、僕はこの葛藤こそ、犬飼事件より長く物語を動かす火種になると考えています。
「信頼」ではなく「秘密の共有」から始まったバディ
磯貝とヒナタは、第1話で心から信頼し合ったわけではありません。
むしろ会話には警戒心があり、ヒナタが磯貝を「おじさん」と呼ぶなど、軽妙ながらも距離のある関係として描かれています。
公式系の第1話解説でも、二人のぎこちなく危うい関係と、秘密を共有したことでバディが生まれた点が注目されています。
僕は、この順番がとても好きです。
友情があるから秘密を共有したのではない。
秘密を共有してしまったから、相手から目を離せなくなった。
その関係は、握手よりも重い。
犬飼のスマホから送られた匿名メールは、事件を終わらせるためのメッセージであると同時に、二人を同じ船へ乗せる乗船券のように見えました。
船は出た。
けれど、二人が同じ港を目指しているのかは、まだ誰にも分かりません。
原作漫画と30分ドラマの構造|1話でバディ誕生まで描いた意味
『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』は、原作・伊口紺さん、漫画・中村優児さんによる同名漫画を実写化した作品です。
原作は講談社の「good!アフタヌーン」で連載されており、公式の作品紹介では、警察が把握していない連続殺人犯を捕らえて通報する謎の人物を、磯貝が追うことから始まるバディサスペンスとして紹介されています。
ドラマ第1話も、この作品の核を短い時間の中で明確に見せています。
僕が脚本構成で注目したのは、設定を説明するだけの第1話にしなかった点です。
30分枠の中で、
- 匿名通報者という謎を提示する
- 磯貝の観察力と過去を見せる
- ポケットティッシュからヒナタへ到達する
- ヒナタの能力を「5」で視覚化する
- 犬飼の正体を明かす
- ヒナタを一度敗北寸前まで追い込む
- 二人の共同制圧を描く
- 匿名メールによって秘密の共有を成立させる
という段階を一気に進めています。
情報量は多いのですが、すべてが「なぜ二人は組むのか」という一点へ向かっています。
これが第1話の脚本上の強さだと僕は感じました。
能力説明を“危機”の中で見せたから退屈しない
特殊能力を持つ主人公が登場する作品では、第1話が設定説明に偏ることがあります。
しかし本作では、ヒナタ自身が自分の能力を長々と説明するのではなく、犬飼に触れた瞬間の「5」と、その後の行動によって見せています。
そして能力の便利さを示した直後、スタンガンが通用せず拘束されることで、同時に能力の限界まで見せる。
この順番が効いています。
「すごい能力だ」と思わせた直後に、「でもこれだけでは生き残れない」と分からせる。
だから磯貝の登場が単なる救援ではなく、物語構造上の必要性になります。
重い題材の中で二人の会話が呼吸を作っている
本作は、連続殺人、匿名通報、復讐、婚約者の死という重い題材を扱っています。
一方で、第1話ではヒナタと磯貝の距離感のあるやり取りが、緊張を壊さない程度の軽さを生んでいました。
カンテレ系の解説でも、二人の会話のテンポや、ヒナタが磯貝を「おじさん」と扱う関係性が、サスペンスの中の軽快さとして紹介されています。
僕は、このユーモアの置き場所が大切だと思っています。
事件そのものを笑いにしない。
被害を軽く扱わない。
笑いはあくまで、磯貝とヒナタの性格のずれから生まれる。
そのため、犬飼のアトリエではきちんと恐怖を感じながら、二人が一緒にいる場面では少し呼吸ができる。
緊張と緩和のハンドルを急に切りすぎず、短い枠の中で作品の見やすさを保っていたと感じました。
今後の展開を考察|最大の謎はヒナタの目的と磯貝の復讐心
ここからは、第1話で描かれた事実を土台にした僕自身の考察です。
第1話終了時点で、特に気になるのは次の三つです。
- ヒナタはなぜ命を危険にさらしてまで殺人犯を探すのか
- 磯貝の婚約者を殺した犯人へ、ヒナタの能力はつながるのか
- 犯人を見つけたとき、磯貝は刑事として行動できるのか
僕は、この三つが別々の謎ではなく、やがて一つの衝突へ向かう可能性があると考えています。
考察1:ヒナタにも危険を冒すだけの個人的な理由があるのではないか
第1話で確認できるのは、ヒナタが匿名通報者として危険人物へ近づき、警察へ情報を渡してきたことです。
しかし、なぜそこまで危険な行動を続けるのか、その心の奥まではまだ見えていません。
僕は、単なる正義感だけでは説明しきれないものがあるのではないかと感じました。
犬飼に「5」を見たあと、ヒナタは逃げることもできたはずです。
それでも案内するふりをしてアトリエへ入りました。
能力を持っているから犯人を探すのか。
それとも、探さずにはいられない理由があるから能力を使い続けているのか。
この二つは似ているようで、まったく違います。
僕は後者の可能性に注目しています。
磯貝には婚約者を失った過去が明示されています。
一方、ヒナタの原動力はまだ深い霧の中です。
バディものでは、片方の秘密が明らかなとき、もう片方の秘密が後から関係を揺らすことがあります。
ヒナタの過去が開かれた瞬間、磯貝との関係も変化するのではないでしょうか。
考察2:二人は同じ敵を追っていても、求める結末が違う可能性
磯貝は婚約者を殺した人物を追っています。
ヒナタは複数のシリアルキラーを見つけ、匿名通報してきました。
この二つの線が、今後どこかで交差する可能性はあります。
ただし、僕がより気になるのは「同じ犯人を探しているか」よりも、「犯人を見つけた後に同じ選択をするか」です。
磯貝は刑事です。
本来であれば、証拠を集め、身柄を確保し、法の手続きへつなぐ立場にあります。
しかし彼は、婚約者を奪われた当事者でもあります。
犯人が遠くにいる間、人は冷静な言葉を使えます。
けれど、その人物が手を伸ばせる距離に現れたとき、同じ自分でいられるとは限りません。
ステアリングを切る角度は、人生の選択に似ています。
わずかな違いが、遠くへ進んだあとで大きな距離になる。
磯貝とヒナタは第1話で同じ車に乗り込んだように見えます。
しかし、最後に曲がりたい方向まで同じとは限らないのです。
考察3:本当の対立は「犯人対バディ」ではなく「磯貝対ヒナタ」になるかもしれない
僕が最も期待しているのは、二人の関係が簡単な信頼関係へ進まないことです。
第1話の魅力は、二人が互いを完全には信用していないところにあります。
秘密を隠す。
行動を疑う。
捜査方法で衝突する。
それでも、危険な瞬間には助ける。
そんな積み重ねがあってこそ、バディドラマには厚みが生まれます。
そして、いつか磯貝が復讐心に飲み込まれそうになったとき、ヒナタが彼を止める可能性があります。
反対に、ヒナタの本当の目的が明らかになったとき、今度は磯貝が彼女を止める側になるかもしれません。
二人は互いの弱点を補う存在です。
だからこそ、互いの暴走を止める存在にもなり得る。
僕はそこに、この作品の長い物語を支える緊張感があると考えています。

考察4:「数字が見える」ことより「数字の後にどうするか」が物語の核心になる
ヒナタが犬飼に見たのは「5」でした。
数字だけを見れば、短い情報です。
しかし、その数字の向こうには5人の人生があります。
家族がいたかもしれない。
約束があったかもしれない。
明日の予定があったかもしれない。
ヒナタの能力は、そのすべてを説明してくれません。
ただ数字だけを突きつける。
僕は、この冷たさが本作の大きな特徴だと思っています。
能力によって悪を見つけられても、その後にどう向き合うかは人間が決めなければならない。
証拠を探すのか。
警察へ知らせるのか。
危険を承知で近づくのか。
誰かを守るためにルールを越えるのか。
第1話の磯貝は、犬飼のスマホから匿名メールを送るという選択をしました。
その瞬間、彼はただヒナタを追う刑事ではなくなりました。
この“境界線を越えた一歩”が、この先どんな代償を生むのか。
僕は犬飼の次に登場するシリアルキラー以上に、そこを見届けたいと思っています。
まとめ|第1話は匿名メールから犬飼事件、秘密のバディ誕生までを描いた
『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』第1話では、女性3人を殺害し、髪を戦利品のように保存していた連続殺人犯の逮捕から物語が始まりました。
事件解決のきっかけは、犯人を捕らえたことを知らせる謎の匿名メールでした。
その通報者を追う磯貝史郎は、複数の現場写真に写るポケットティッシュの共通点を発見。
SNSの情報から、“ティッシュ配りの天使”と呼ばれる黒井ヒナタへたどり着きます。
ヒナタは、殺人を犯した人物に触れることで、その人物が殺した人数を数字として認識できる特殊能力の持ち主でした。
白杖を持つ犬飼へ触れたヒナタに見えた数字は「5」。
犬飼の正体は、視覚障害者を装っていたシリアルキラーでした。
ヒナタは犬飼のアトリエへ入り、スタンガンで抵抗しようとしますが、犬飼は対策済み。
窮地へ追い込まれたヒナタのもとへ磯貝が現れ、二人の力によって犬飼は制圧されます。
さらに磯貝は犬飼のスマホから匿名通報メールを送り、ヒナタの秘密を共有する側へ回りました。
第1話が描いたのは、単なる事件解決ではありません。
復讐を抱える刑事と、殺人数を見る能力を持つ女性が、互いを完全に信用しないまま同じ船へ乗り込むまでの物語でした。
ポケットティッシュという小さな痕跡から始まった追跡は、犬飼のアトリエを経て、二人だけの秘密へつながります。
僕が第1話で最も惹かれたのは、磯貝とヒナタが「仲良しだから組んだ」のではないことです。
必要だから手を組んだ。
秘密を知ってしまったから離れられなくなった。
そして一度だけ、命の危機の中で二人の力がかみ合った。
信頼とは、ときに言葉で約束するものではなく、危険な夜を一緒に越えたあと、振り返ればそこにできているものなのかもしれません。
『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』第1話「予測不能な船出」。
そのタイトル通り、磯貝とヒナタの航海は始まりました。
けれど、船が同じでも、胸の中の目的地まで同じとは限りません。
ドラマが終わったあとも、僕の胸に残ったのは犬飼の「5」だけではありませんでした。
秘密を共有した二人が、この先どこで同じ景色を見て、どこで違う方向へステアリングを切るのか。
その危うい走行距離を、僕は最後まで見届けたいと思います。
よくある質問
『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』第1話はいつ放送された?
第1話「予測不能な船出」は、2026年7月1日に放送されました。
横山裕さん演じる磯貝史郎が謎の匿名通報者を追い、関水渚さん演じる黒井ヒナタへたどり着き、犬飼事件を経て二人が秘密を共有するまでが描かれています。
犬飼の正体は何者だった?
犬飼は、白杖を持って視覚障害者を装っていたシリアルキラーです。
ヒナタが犬飼に触れた際には、殺害人数を示す「5」が見えました。ヒナタは犬飼のアトリエへ入り、危険な状況に陥りますが、最後は磯貝との協力によって犬飼を制圧します。
匿名メールの送り主は誰?
第1話で磯貝が追っていた謎の匿名通報者は、黒井ヒナタでした。
ヒナタは危険人物へ接近し、連続殺人犯を捕らえたことを警察へ匿名で知らせていました。犬飼事件の最後には、磯貝が犬飼のスマホを使って同様の匿名メールを送り、ヒナタと秘密を共有する関係になります。
黒井ヒナタの能力とは?
黒井ヒナタは、殺人を犯した人物に触れることで、その人物が殺した人数を数字として認識できる特殊能力を持っています。
第1話では犬飼から「5」を認識しました。ただし、能力だけで動機や証拠の場所まですべて判明するわけではなく、犬飼との対決ではヒナタ自身が窮地に追い込まれています。
磯貝史郎はなぜ黒井ヒナタと組むの?
磯貝は3年前に婚約者を殺人鬼に奪われ、その犯人につながる手がかりを求めています。
殺人を犯した人物の殺害人数を認識できるヒナタの能力は、磯貝にとって重要な可能性です。一方、第1話では犬飼事件を二人で突破し、磯貝自身が匿名通報メールを送ったことで、二人は秘密を共有する危ういバディ関係へ踏み出しました。
岸本 湊人(きしもと・みなと)
観たいものが見つからない…
そんな悩みを今日で解決!『VIVANT』や『鬼滅の刃』などの話題作、
「観たいけど登録が面倒…」と諦めていませんか?
U-NEXTなら27万本以上が見放題!
さらに今なら、最新作に使える
600円分のポイントも無料でもらえます。\ リスクゼロでお試し /
✅ 31日間は追加料金一切なし
✅ スマホから3分で簡単登録・解約
⏰ 今すぐ無料体験を始める※無料キャンペーンはいつ終了するか分かりません。



コメント