『君の好きは無敵』で目を引くぬいぐるみの名前は、ベリーグッドベリーやチュチュチュエラ。いずれも作品のために生まれたオリジナルキャラクターで、現時点で特定の既存キャラクターが「モデル」と公式発表された事実は確認できません。
ただし、ここには少しだけ整理が必要です。
第1話から瀬尾深月(佐野勇斗)が抱いていたピンクのうさぎは「ベリーグッドベリー」。一方、物語の途中で草壁杏奈(松本若菜)と瀬尾が生み出した、ふわふわしたハイエナの男の子は「チュチュチュエラ」です。
しかも『君の好きは無敵』は株式会社サンリオが取材協力しているため、「サンリオのキャラクターがモデルなの?」と感じた人もいるでしょう。
僕も画面にあの子たちが映るたび、ドラマの小道具というより、最初からどこかのショップに並んでいた人気キャラクターのような完成度だな、と目を奪われました。
この記事では、『君の好きは無敵』のぬいぐるみの名前、キャラクター設定、モデルの有無、サンリオとの関係、実際のぬいぐるみ商品まで、混同しやすいポイントを整理します。
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『君の好きは無敵』のぬいぐるみの名前は何?
結論からいうと、「君の好きは無敵 ぬいぐるみ 名前」と検索している人がまず知りたいのは、ベリーグッドベリーだと思います。
2026年7月14日にスタートしたTBS系火曜ドラマ『君の好きは無敵』で、佐野勇斗さん演じるキャラクターデザイナー・瀬尾深月が抱いていたピンク色のうさぎです。
ベリーグッドベリーは実在する既存キャラクターをドラマに登場させているのではなく、『君の好きは無敵』の劇中世界に存在するオリジナルキャラクターです。
物語上では、キャラクター会社「MERRY」が設立された頃に、白石加代子さん演じる伝説的キャラクターデザイナー・門戸鞠子によって生み出された存在として描かれています。
設定もかなり細かく作られています。
ベリーグッドベリーはピンクのうさぎの女の子で、落ち込んでいる人を見つけるとそばに現れ、その人を肯定してくれるキャラクター。
誕生当時は大ヒットし、MERRYという会社そのものの名前を世に広げるほどの人気者になりました。
ところが、新しいキャラクターが次々と登場するなかで、現在は以前ほどの人気や知名度がなくなっている――というところまで設定されています。
そして第7話では、門戸鞠子が自ら生み出したベリーグッドベリーとともに「全日本キャラクターグランプリ」へ参加する流れが公式あらすじでも描かれました。
つまりベリーグッドベリーは、単に背景へ置かれている「かわいいぬいぐるみ」ではありません。
ドラマの中で過去の成功、流行の移り変わり、クリエイターの愛情を背負っているキャラクターなのです。
僕の胸に残ったのも、そこでした。
ぬいぐるみは何も話さない。それでも、抱く人の過去や寂しさを映す鏡になることがあります。
瀬尾がベリーグッドベリーを抱く姿には、「かわいいものが好き」という説明だけでは片づけられない、彼の心の柔らかな部分まで見えてくる気がするんですよね。

登場するぬいぐるみはベリーグッドベリーだけではない
『君の好きは無敵』には、ベリーグッドベリー以外にも印象的なオリジナルキャラクターが登場します。
主に名前が明らかになっているのは、次の4キャラクターです。
- ベリーグッドベリー:ピンクのうさぎの女の子
- シニカルモルコ:シニカルな言葉を口にするモルモット
- まんぷくもる子:いつもまんぷくな、ご飯の妖精
- チュチュチュエラ:チュチュプラネットで生まれたハイエナの男の子
なかでも後半に入って存在感が急上昇したのが、チュチュチュエラです。
TBS公式では、チュチュチュエラについて、草壁杏奈と瀬尾深月が生み出した新キャラクターで、チュチュプラネットという惑星で生まれたハイエナの男の子と説明されています。
お腹にあるバレエのチュチュのようなふわふわが特徴です。
ベリーグッドベリーが「過去から受け継がれてきたキャラクター」なら、チュチュチュエラは「今、この物語の中で生まれていくキャラクター」。
同じぬいぐるみでも、その役割はまるで違います。
僕にはこの2体が、ドラマの中で過去と未来をつなぐ二つの灯りのように見えます。
『君の好きは無敵』のぬいぐるみにモデルはある?
では、一番気になる「モデルはあるのか」という疑問です。
2026年9月4日時点で確認できるTBS公式情報では、ベリーグッドベリーやチュチュチュエラについて、「この既存キャラクターをモデルにした」という具体的な公式発表は確認できません。
したがって、「○○がモデルです」と断定するのは避けるべきでしょう。
ここで重要なのが、「モチーフ」と「モデル」は別物だということです。
ベリーグッドベリーはうさぎをモチーフにしています。
チュチュチュエラはハイエナの男の子で、バレエ衣装の「チュチュ」を思わせるふわふわを持っています。
つまり、
動物や衣装などのモチーフは明確でも、特定の既存キャラクターがモデルだとは公表されていない
というのが、もっとも正確な整理です。

サンリオがモデルというわけではない
『君の好きは無敵』を見て、「サンリオっぽい」「サンリオのキャラがモデルなのでは?」と感じた人もいるかもしれません。
そう感じるのには理由があります。
TBS公式のキャスト&スタッフ情報には、本作の取材協力として「株式会社サンリオ」が明記されています。
さらにTBSは、本作について、キャラクタービジネス業界を舞台にした完全オリジナルストーリーであり、長年さまざまなキャラクターを生み出してきたサンリオが取材協力していることを発表しています。
ただし、ここはかなり大切です。
「取材協力」と「キャラクターのモデルになった」は同じ意味ではありません。
公式情報はサンリオを「取材協力」としていますが、ベリーグッドベリーやチュチュチュエラを「サンリオの○○をモデルに制作した」とは説明していません。
そのため、
「ベリーグッドベリーはサンリオキャラクターがモデル」
「チュチュチュエラは既存のサンリオキャラを元にしている」
といった言い方は、現段階では根拠のある情報とはいえません。
むしろ僕が興味深いと思うのは、特定キャラクターを借りるのではなく、キャラクターが誕生し、育てられ、ファンに愛され、商品になっていく“仕組み”そのものにリアリティを持たせている点です。
ドラマ公式は『君の好きは無敵』を、キャラクタービジネス業界を舞台に、「かわいい」と「好き」があふれる物語として紹介しています。
つまり取材協力の意味を考えるなら、「このキャラクターに似せた」という一点よりも、キャラクタービジネスの現場を描くための知見が作品全体に反映されている、と見るほうが自然でしょう。
ベリーグッドベリーとチュチュチュエラはどう違う?
ここを整理しておくと、「君の好きは無敵 ぬいぐるみの名前」で画像を見ながら探している人にも分かりやすくなります。
キャラクター 見た目・モチーフ 劇中での位置づけ
ベリーグッドベリー ピンクのうさぎの女の子 門戸鞠子が生み出したMERRYの往年の人気キャラクター
シニカルモルコ モルモット MERRYを代表する人気キャラクター
まんぷくもる子 白くふわふわしたご飯の妖精 シニカルモルコにつながるキャラクター
チュチュチュエラ ハイエナの男の子 草壁杏奈と瀬尾深月が物語の中で生み出した新キャラクター
TBS公式でも、まんぷくもる子については、真っ白で柔らかな雰囲気を持ち、頭上のふわふわや全体のフォルムがシニカルモルコに似たキャラクターとして紹介されています。
ここから見えてくるのは、単に「かわいいキャラを何種類か作った」という設計ではありません。
キャラクター同士にも世代、系譜、成功、停滞、新生という物語が与えられているのです。

僕はここが、『君の好きは無敵』を普通のラブコメとは少し違うものにしているポイントだと思っています。
人間の登場人物が成長するのと同時に、架空だったキャラクターにも「人生」が与えられていく。
人気が出るキャラクターもいれば、忘れられていくキャラクターもいる。
愛されるために生まれた存在なのに、ずっと愛され続ける保証はない。
その少し切ない構造が、人間関係にも重なって見えるんですよね。
「好き」は、一度手に入れれば永久に続く称号ではない。
何度でも向き合い、伝え、育てていくもの。
キャラクタービジネスを描きながら、ドラマはそんな人間の感情まで映しているように僕は感じます。
劇中のぬいぐるみは実際に商品化されている?
「ドラマで抱いているぬいぐるみは実物を買えるの?」という点も気になるところです。
結論として、現在はベリーグッドベリーやチュチュチュエラなどの公式ぬいぐるみが商品化されています。
TBSショッピングでは、ベリーグッドベリーの「ぬいぐるみ(大)」が公式商品として掲載されています。
サイズは約横195×縦325×奥行145mm(耳を含む)で、価格は4,500円(税込)。商品説明でも、30cmを超えるサイズのベリーグッドベリーをぬいぐるみ化したものとして紹介されています。価格や販売状況は変わる可能性があるため、購入時には公式の最新情報を確認してください。
さらに、小サイズのぬいぐるみでは、チュチュチュエラ、ベリーグッドベリー、シニカルモルコ、まんぷくもる子がラインナップされています。
つまり、放送開始直後に「このぬいぐるみ、本当に売ってほしい」と感じた視聴者にとっては、劇中だけの存在ではなくなりました。
画面の中で生まれた「好き」が、現実の部屋へやってくる。
キャラクタービジネスを題材にしたドラマとして、これほど作品テーマと相性のいい展開もないように思います。

チュチュチュエラの劇中ぬいぐるみを制作した会社も判明している
さらに興味深い事実があります。
ブルーミング中西株式会社は2026年8月21日、『君の好きは無敵』のセット装飾に協力し、「チュチュチュエラ」のぬいぐるみを制作したと公式に発表しています。
ここでも、「モデル」と「制作会社」を混同しないことが大切です。
ブルーミング中西がチュチュチュエラのぬいぐるみ制作に関わったことは確認できますが、これは「チュチュチュエラというキャラクターのモデルが同社の商品だった」という意味ではありません。
キャラクターそのものと、それを立体化するぬいぐるみは別の工程だからです。
この違いを整理すると、
- キャラクター設定:『君の好きは無敵』のオリジナル
- チュチュチュエラの動物モチーフ:ハイエナ
- サンリオ:作品への取材協力
- ブルーミング中西:チュチュチュエラの劇中ぬいぐるみ制作
- 特定の既存キャラクターをモデルにしたという公式発表:現時点では確認できない
となります。
この整理が、「モデルは何?」という疑問へのいちばん誤解の少ない答えでしょう。
なぜ『君の好きは無敵』のぬいぐるみは本物の人気キャラのように見える?
僕がこの作品を見ていて面白いと思ったのは、ベリーグッドベリーやチュチュチュエラが、ドラマのために急ごしらえされた小道具には見えないことです。
顔の形や色だけではありません。
「いつ生まれたのか」「誰が作ったのか」「どんな性格なのか」「なぜ人気になったのか」まで設定されている。
だから、視聴者はキャラクターを目にした瞬間、その背後に存在しないはずの歴史まで感じるのだと思います。
ベリーグッドベリーには、かつてMERRYを世に知らしめたスターだったという過去があります。
シニカルモルコには、かわいらしい姿とシニカルな言葉のギャップによって人気を得たという物語があります。
まんぷくもる子には、ご飯の妖精という世界観があります。
そしてチュチュチュエラは、杏奈と瀬尾がゼロから新しい「好き」を形にしていく過程そのものを背負っています。
TBS公式でも、第8話では全日本キャラクターグランプリで好成績を収めたチュチュチュエラの人気と認知度が急上昇し、デザイン瀬尾が忙しくなっていく展開が描かれています。
つまりチュチュチュエラは、完成したデザインを見せるだけの小道具ではありません。
「無名のキャラクターが生まれ、世の中に知られていくまで」を物語として体験させる存在になっています。

ここには、このドラマならではの面白さがあります。
通常のドラマグッズは、「人気ドラマが生まれたあと、その作品の人気を受けて商品が作られる」という順番です。
ところが『君の好きは無敵』は、劇中そのものがキャラクターを作り、人気者に育て、商品として届ける物語です。
視聴者はドラマを見ていると同時に、一つの架空キャラクターブランドが立ち上がっていく瞬間を追体験していることになります。
僕はここが、この作品におけるぬいぐるみの最大の意味だと考えています。
かわいいから置かれているのではない。
「好き」という形のない感情が、スケッチになり、名前をもらい、ぬいぐるみになり、誰かの手元へ届く。
ぬいぐるみは、このドラマにおける“好きの完成形”のひとつなのかもしれません。
『君の好きは無敵』ぬいぐるみの名前とモデルを考察
改めて整理すると、第1話から印象的に登場するピンクのうさぎのぬいぐるみはベリーグッドベリーです。
一方、杏奈と瀬尾が劇中で新たに生み出したハイエナの男の子はチュチュチュエラ。
ほかにもシニカルモルコ、まんぷくもる子が登場し、それぞれにかなり詳細な設定が用意されています。
そして「モデルはあるのか」については、特定の既存キャラクターをモデルにしたという公式発表は、現時点では確認できません。
サンリオが取材協力していることは事実ですが、だからといって「サンリオの○○がモデル」と結びつけるのは早計です。
僕はむしろ、モデルを一体に絞れないことに意味があるのではないかと感じています。
『君の好きは無敵』が描いているのは、完成された人気キャラクターの模倣ではありません。
まだ誰にも知られていないものに、「僕はこれが好き」と言う勇気です。
瀬尾のように、誰かから見れば少し変わった感覚でも、それを隠さず形にしていく。
杏奈のように、最初は「好き」がよく分からなくても、誰かの情熱に触れて少しずつ自分の感情を知っていく。
キャラクター作りは、その二人の心の走行距離そのものです。
人生にも似たところがあります。
誰かに認められてから好きになるのではなく、自分が好きだと思ったから、守りたくなる。
人気があるから価値があるのではなく、まだ誰にも分かってもらえない段階でも、その人にとっては大切なものがある。
ベリーグッドベリーが抱えている「かつて人気者だった」という時間も、チュチュチュエラが歩き始めた「これから人気者になるかもしれない」という時間も、その両方が『君の好きは無敵』というタイトルにつながっている気がします。
僕自身、年齢を重ねるほど「好き」と言うことのほうが難しくなる瞬間があります。
似合うかどうか。
人からどう見えるか。
いまさら始めても遅くないか。
そんな余計な標識ばかりが人生の道路に増えていく。
でも瀬尾たちは、そこに小さなキャラクターを置いて教えてくれる。
好きなものを好きだと言える心は、案外、僕たちが思っている以上に強いのだと。
だから僕は、このドラマのぬいぐるみを単なるかわいいグッズとは思えません。
画面の隅に置かれた小さな存在なのに、登場人物たちが言葉にできない感情を、代わりに抱えている。
ドラマが終わったあと、ふとベリーグッドベリーやチュチュチュエラを思い出したとき、「あのぬいぐるみかわいかったな」だけでは終わらない。
自分は最近、何を心から好きだと言っただろう。
そんな問いまで残してくれることこそ、『君の好きは無敵』のキャラクターたちが持つ、本当の強さなのかもしれません。
まとめ
『君の好きは無敵』で第1話から登場するピンクのうさぎのぬいぐるみの名前は、ベリーグッドベリーです。
劇中では門戸鞠子が生み出したキャラクターで、かつてMERRYを代表するほどの大ヒットキャラクターだったという設定があります。
また、物語の中で草壁杏奈と瀬尾深月が生み出したハイエナの男の子がチュチュチュエラ。ほかにもシニカルモルコ、まんぷくもる子が登場します。
モデルについては、2026年9月4日時点で、特定の既存キャラクターがモデルだとする公式発表は確認できません。
サンリオは作品の取材協力であり、「サンリオキャラクターが直接のモデル」と断定できる情報はありません。
一方、チュチュチュエラの劇中ぬいぐるみについてはブルーミング中西が制作したことが公表され、ベリーグッドベリーやチュチュチュエラなどは実際に公式グッズとして商品化されています。
架空のキャラクターが物語の中で生まれ、名前をもらい、人気を獲得し、現実世界のぬいぐるみになる。
その境界線が少しずつ消えていく感覚こそ、このドラマの面白さなのでしょう。
夜更けの画面に映った小さなぬいぐるみ。
その柔らかな姿の奥には、「好きなものを好きと言っていい」という、この作品らしいまっすぐなメッセージが息づいているように僕は感じています。
よくある質問
『君の好きは無敵』のピンクのうさぎのぬいぐるみの名前は?
ベリーグッドベリーです。
ピンク色のうさぎの女の子で、劇中では伝説的キャラクターデザイナー・門戸鞠子が生み出したキャラクターとして描かれています。
『君の好きは無敵』のぬいぐるみはサンリオのキャラクター?
いいえ。ベリーグッドベリーやチュチュチュエラなどは『君の好きは無敵』に登場するオリジナルキャラクターです。
株式会社サンリオは作品に取材協力していますが、既存のサンリオキャラクターそのものが劇中キャラクターとして登場しているわけではありません。
チュチュチュエラは何の動物?
ハイエナの男の子です。
TBS公式では、チュチュプラネットという惑星で生まれ、お腹にバレエのチュチュのようなふわふわを持つキャラクターと紹介されています。
執筆:岸本 湊人
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