ドラマ『ブラックトリック』全話ゲストキャスト総まとめ!あの有名人も出演?

1200×800px想定・横長6:4。黒と深いワインレッドを基調にした上質なリーガルサスペンス風ビジュアル。中央に暗い法廷と建築設計図、天秤、チェス盤を重ね、左右には第1話から最終話まで次々登場する豪華ゲストを象徴する複数の男女シルエット。実在俳優の顔を直接再現せず、多彩なゲスト ドラマ考察

ドラマ『ブラックトリック』の主要ゲストは、第1話の加治将樹・矢野聖人から、最終話のあの・小沢真珠・鬼龍院翔まで豪華な顔ぶれです。

ただし2026年9月16日時点では第10話と最終話は未放送。本記事では、第1~9話の放送済みキャストと、第10話・最終話で公式発表されている主要ゲストを話数別に整理します。

『ブラックトリック』の主要ゲストキャストは誰?第1話から最終話まで一覧

『ブラックトリック~裁きを操る弁護人~』では、一話ごとの事件を担う実力派俳優と、後半の大きな謎を動かす人物を演じるゲストが段階的に配置されています。

2026年7月20日にスタートしたフジテレビ系月9ドラマで、GACKTさん演じる浦真鷲直人は敏腕弁護士でありながら、一級建築士というもう一つの顔を持つ人物です。

嘘によって歪められた真実に、あえて“嘘”や仕掛けを用いて対抗していく完全オリジナルのリーガルエンターテインメント。そのため、毎回登場するゲストも単なる依頼人や容疑者ではなく、「誰の話を信じるのか」という作品テーマを背負っています。

2026年9月16日時点で整理できる主な出演者は、次の通りです。

話数 主なゲストキャスト 主な役柄・ポイント
第1話 加治将樹、矢野聖人、樋渡真司、新田恵海ほか 芸能事務所社長、政治家の息子など
第2話 小林涼子、平山祐介、足川結珠、山崎まさやほか 元アイドルの都議、弁護士、教師を巡る事件
第3話 松谷鷹也、飯田基祐、今井朋彦、東根作寿英ほか 製作所副社長、公安部長、企業関係者
第4話 野波麻帆、手塚とおる、天野ひろゆき、坂下千里子ほか 医大教授、マイホーム相談に訪れる夫婦
第5話 渡辺哲、勝矢、小倉久寛、岩橋道子ほか マンション建て替えと立ち退きを巡る人物
第6話 青柳翔、朝倉あき、川野直輝、LiLiCoほか 週刊誌編集長、家の所有者、霊能者
第7話 入江甚儀、筒井道隆、笠原秀幸ほか 建築士、有名フレンチシェフら
第8話 神保悟志、田口浩正、三倉佳奈、古本新乃輔ほか ゼネコン関係者、古瀬の元秘書ら
第9話 小林隆、徳重聡、山口祥行、西興一朗ほか 元漁師、弁護士、RGCリゾーツ代表ら
第10話 山口祥行ほか 第9話から続く古瀬との対決に関わる人物
最終話 あの、小沢真珠、鬼龍院翔 離婚相談の依頼人、美容サロン経営者、新人弁護士

ここで注意したいのは、これはレギュラーキャストを含む「出演者全員」の一覧ではなく、各話の物語を動かす主要ゲストを中心に整理したものだということです。

また、第10話は9月21日、最終話の第11話は9月28日に放送予定。9月16日時点では未放送のため、追加キャストが今後明らかになる可能性もあります。

特に第10話については、現時点で新しい一話完結型ゲストが大々的に発表されているわけではありません。第9話で登場したカン・ジュンホ役の山口祥行さんら、終盤の人物関係を引き継ぎながら古瀬義親との対決へ進む構成になっています。

つまり『ブラックトリック』は、序盤では毎週新しい事件とゲストを楽しませ、終盤になるほど過去に配置した人物を再利用して一本の物語へ収束させているのです。

※画像はAIによるイメージ

第1話~第4話のゲストは?加治将樹・小林涼子・野波麻帆らが出演

第1話から第4話までは、その週の事件そのものを象徴するゲストが明確に置かれているのが特徴です。

放送開始前の2026年7月9日には、第1話に加治将樹さんと矢野聖人さん、第2話に小林涼子さんと平山祐介さん、第3話に松谷鷹也さんと飯田基祐さん、第4話に野波麻帆さんと手塚とおるさんが出演することが公式発表されました。

第1話|加治将樹・矢野聖人

第1話で加治将樹さんが演じたのは、芸能事務所「リバープロダクション」社長の石川修人です。

矢野聖人さんは、衆議院議員・田島晃の息子である田島祐希を演じました。

初回では、芸能事務所社長が元社員を訴える民事裁判が描かれます。事務所側は、元社員のパワハラによって所属タレントがCMを降板し、1億円の違約金が発生したと主張しました。

浦真鷲は被告側の弁護人として法廷に立ち、本来なら簡単には手に入らない“証拠”を提示して事件をひっくり返していきます。

田島晃役には樋渡真司さん、マンション管理人の井川役には水野智則さん、顧問弁護士の藤沢役には中脇樹人さんらが出演。さらに記者役として新田恵海さんも登場しました。

第1話から示されたのは、「映像や肩書があるから真実とは限らない」という本作の基本姿勢です。

誰かが作り上げた情報によって、人間の善悪が決められてしまう。その危うさを最初のゲストたちが一気に可視化した回だったと僕は感じます。

第2話|小林涼子・平山祐介

小林涼子さんが演じた新島みくは、元アイドルで現在は都議会議員という人物です。

平山祐介さんは、弁護士でコンサルタントでもある日向伍を演じました。

事件の発端は、教師の父親が生徒を殴ったとして相談に訪れた柴田真奈美。真奈美役を足川結珠さん、教師の柴田智成役を山崎まさやさんが務めています。

問題となるのは体罰の様子を撮影した映像です。

「映像が残っているなら事実は明白」と思いたくなりますが、『ブラックトリック』はそこに疑問を差し込みます。映っている出来事と、その前後を含めた真実は同じなのかという問いです。

筆者としては、第2話で本作が単なる法廷逆転劇ではなく、情報が切り取られる現代そのものを題材にしていることがはっきりしたように思います。

第3話|松谷鷹也・飯田基祐

松谷鷹也さんは谷津製作所副社長の谷津浩輔、飯田基祐さんは警視庁公安部長の的場敦史を演じました。

谷津製作所で作られていた犬のおしゃべりぬいぐるみ「ワンパク」が、海外の武装組織向けに利用されているとの疑いが浮上し、社長の谷津忠が逮捕されます。

谷津忠役は今井朋彦さん、イソガイ株式会社社長・磯貝信一郎役には東根作寿英さんが出演しています。

子どもにも親しまれるぬいぐるみと、公安が動く重大事件。

本来なら結びつきそうにない二つのイメージをあえて並べることで、「先に与えられた印象にどこまで引っ張られるか」を視聴者にも試してくる回でした。

第4話|野波麻帆・手塚とおる・天野ひろゆき・坂下千里子

第4話では野波麻帆さんが帝都医科大学医学部教授の島津真理子、手塚とおるさんが同大学教授の小山田敏冬を演じました。

大学入試で女性受験生が不利になるよう得点調整されていたのではないかという疑惑が浮上し、不正の有無を巡って物語が動きます。

さらに注目されたのが、天野ひろゆきさんと坂下千里子さんの出演です。

2人は、はかり建築設計事務所へマイホームの相談にやってくる江原夫妻役。天野さんは約18年ぶり、坂下さんは約22年ぶりの月9出演となり、夫婦役を演じるのも初めてでした。

事件の中心だけではなく、日常パートにも「あれ、この人が?」と思わせる顔を配置することで、視聴者の集中力を途切れさせない。

このキャスティングの遊び心も、『ブラックトリック』の魅力の一つでしょう。

※画像はAIによるイメージ

第5話~第7話のゲストは?小倉久寛・LiLiCo・筒井道隆が物語を動かす

第5話から第7話では、不動産、怪奇現象、有名レストランと題材が大きく変わります。

同時に、港南市、古瀬義親、白元美志といったシリーズ全体の核心が徐々に前へ出てきます。

第5話|渡辺哲・勝矢・小倉久寛

第5話で問題となるのは、千葉県港南市にあるマンションの建て替えです。

渡辺哲さん演じる「星野マンション」オーナーの星野博司は、老朽化した建物を建て替えようとしますが、1階の「カラオケスナック 清美」が立ち退かず、話が進みません。

向井不動産社長・向井陽介役に勝矢さん、スナック店主・伊東清美役には岩橋道子さん。

さらに、星野たちが通う喫茶店のマスターとして小倉久寛さんが登場しました。

一見すれば地域にある小さな不動産トラブルです。

しかし、浦真鷲と呉田利静は相談の中に出てきた「港南市」という地名に反応します。ここから、一話完結の事件が本編の大きな謎へ静かにつながり始めました。

この変化は重要です。

前半では各話の事件を解決すること自体がゴールでしたが、第5話以降は「なぜ、この場所なのか」という縦軸の謎も同時に追う必要が出てきます。

第6話|青柳翔・朝倉あき・LiLiCo

第6話で強烈な印象を残したのが、占い師・霊能者の星宮紫苑を演じたLiLiCoさんです。

星宮は新興宗教「陽心の道」の教祖でもあり、週刊誌「週刊次代」に住宅を扱う連載を持つ人物として登場します。

青柳翔さんは「週刊次代」の編集長・須永龍太郎、朝倉あきさんは問題となる家の所有者・大加鈴香、川野直輝さんはリフォーム会社勤務の幾田新一を演じました。

「悪魔の棲む家」として取り上げられた住宅の家主に異変が起きたことで、浦真鷲たちは問題の家へ向かいます。

霊なのか、建物に原因があるのか、それとも誰かが作った情報なのか。

一級建築士でもある浦真鷲を主人公に据えた作品で、あえて“呪われた家”を持ち出すのが巧みです。

演出・物語構成の観点から見ると、視聴者にも一度「超常現象かもしれない」と思わせることで、自分がどれほど簡単に物語を信じるのかを体感させているように映ります。

第7話|入江甚儀・筒井道隆・笠原秀幸

第7話では、浦真鷲自身が「週刊次代」編集長・須永を脅迫した疑いで逮捕されます。

それまで事件を外側から操ってきた男が、突然“容疑者側”へ回る。作品全体の空気が変わる回です。

動揺した鯖山周平は事務所を飛び出し、かつて清末建設で同僚だった江藤慎吾と再会します。江藤を演じるのが入江甚儀さんです。

江藤が設計を担当していたのは、有名フレンチシェフ・梶原浩平の新店舗。

梶原役には筒井道隆さん、スーシェフ・樋口亮役には笠原秀幸さんが出演しました。

「有名シェフ」「三ツ星レストラン」という肩書は、それだけで人に信頼感を抱かせます。

けれど『ブラックトリック』が繰り返してきたのは、肩書や評判と、その人物の内側は必ずしも一致しないということでした。

一話完結型ドラマではゲストがその回で役割を終えるケースもありますが、本作は第7話前後から、その回の事件とシリーズ全体の謎がより強く重なるようになっていきます。

※画像はAIによるイメージ

第8話~第10話のゲストは?神保悟志・徳重聡・山口祥行が核心へ

第8話以降では、ゲストの役割が大きく変わります。

「その週の事件を起こす人」から、「10年前の事件と古瀬義親を結ぶ人」へと比重が移っていくのです。

第8話|神保悟志・田口浩正・三倉佳奈

第8話では、はかり建築設計事務所に建築基準法違反の疑いで立入検査が入り、申請中の建築許可が下りなくなります。

事実上、営業停止に近い状態へ追い込まれる中、10年前の港南市都市開発と古瀬義親の関係が本格的に語られ始めます。

ゼネコン「千堂組」の本部長・小竹昇を演じるのが神保悟志さん。

さらに重要なのが、古瀬の元秘書・仁藤武史を演じる田口浩正さんです。

仁藤はドンヒョクの父であり、10年前に起きた白元美志の事件とも深く関係する人物として登場します。

「河津ボーリング」経理部社員の山内香織役には三倉佳奈さん、社長・河津役には古本新乃輔さん、河津誠子役には街田しおんさんが出演しました。

ここで“ゲスト”という言葉の意味が変わります。

第1~6話の主要人物が一つの事件を象徴していたのに対し、第8話の人物たちは、10年前に閉じられた扉を開ける鍵として置かれているのです。

第9話|小林隆・徳重聡・山口祥行

第9話では、物語が10年前の白元美志の事件へ真正面から踏み込みます。

当時、港南市では海の埋め立てによって魚が捕れなくなったとして住民たちが窮状を訴えていました。

その都市開発は、古瀬義親の肝いりで進められていたもの。美志は住民たちのために動き、やがて古瀬の秘書だった仁藤武史から連絡を受けます。

この過去と現在をつなぐ第9話で、元漁師の鈴原仁を演じるのが小林隆さん。

企業刑事事件の弁護に関わる弁護士・庄司健太郎役には徳重聡さん、「RGC RESORTS」代表のカン・ジュンホ役には山口祥行さんが登場します。

さらに白元美志の息子・白元大樹役に青木奏さん、民政党の若手議員・門野翔平役に西興一朗さんらが出演しています。

第1話では一人の依頼人をどう救うかという物語だったものが、ここでは都市開発、政治、企業、10年前の事件まで含む大きな構図へ拡大しました。

つまり、ゲストの置かれる場所を追うだけでも、ドラマのスケールが広がっていく様子が分かるのです。

第10話|9月16日時点で新規主要ゲストは未発表

2026年9月21日放送予定の第10話では、業務停止期間を終えた浦真鷲が、古瀬から名誉毀損で訴えられます。

請求額は3億円。古瀬側が仕掛けるスラップ訴訟として、両者の直接対決がいよいよ法廷へ持ち込まれます。

争点となるのは、浦真鷲がRGCリゾーツ代表のカン・ジュンホに、古瀬の裏金や議員工作などに関する情報を流したとされる件です。

カン・ジュンホを演じる山口祥行さんは第9話から継続して重要人物となります。

一方、2026年9月16日時点では、第10話だけの新たな主要ゲストについて大規模な公式発表は確認されていません。

そのため「第10話ゲスト」として未確認の人物名まで埋めるのは避けるべきでしょう。

第10話は新しい依頼人を迎える一話完結回というより、第8話、第9話で配置された証言や人物関係を使い、古瀬との対決を組み上げる回と見るのが自然です。

ここが『ブラックトリック』の構成上、かなり面白いところです。

前半に置いた人物を使い捨てず、終盤で意味を変えて再び効かせる。ゲストを「点」として配置してから、最後に一本の「線」へ変えていく設計になっています。

※画像はAIによるイメージ

最終話ゲストは誰?あの・小沢真珠・鬼龍院翔が出演

2026年9月28日放送予定の最終話には、あのさん、小沢真珠さん、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんが出演します。

あのさんと小沢さんは9月14日、鬼龍院さんは9月16日に出演が発表されました。

あの|高島春奈役で月9初出演

あのさんが演じるのは、まどり法律事務所へ離婚相談に訪れる高島春奈です。

春奈は人気インフルエンサーとして活動する女性で、麻生縁に夫とすぐに離婚したいと相談します。

しかし、発表済みの情報では、離婚問題の背景に美容サロンでの契約トラブルが関係していることが明かされています。

あのさんは今回が月9ドラマ初出演です。

発表済みのあらすじを見る限り、政治家・古瀬との巨大な対決だけで最終話を閉じるのではなく、もう一度「法律事務所へ助けを求めてくる一人の依頼人」を描く構成になりそうです。

これは僕には、とても『ブラックトリック』らしい選択に見えます。

どれほど事件の規模が大きくなっても、物語の原点にあるのは、周囲から作られた“真実”によって追い込まれた個人をどう救うかという問いだからです。

小沢真珠|勝田亜矢子役で約32年ぶりの月9

小沢真珠さんが演じるのは、美容サロン経営者の勝田亜矢子です。

春奈は美容サロンで施術の契約をしたものの、混雑を理由に予約を取らせてもらえないと縁へ相談。そのため縁が亜矢子のもとを訪れることになります。

小沢さんの月9出演は、1994年放送の『君といた夏』以来、約32年ぶり

GACKTさんとは『翔んで埼玉』シリーズ以来の共演となります。

最終話の新規エピソードに、登場した瞬間から場の空気を変えられる俳優を持ってくるのは効果的です。

個人的には、春奈が語る「被害」と亜矢子側から見える「事情」がどう食い違うのかに注目しています。

本作は一貫して、一方から聞いた話だけで善悪を決める危うさを描いてきたからです。

鬼龍院翔|伊集院豪役でGACKTとドラマ初共演

9月16日に新たに発表された最終話ゲストが、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんです。

鬼龍院さんが演じるのは新人弁護士の伊集院豪

浦真鷲に憧れて弁護士資格を取得した人物で、本人のもとを訪れ、弟子にしてほしいと直談判します。

鬼龍院さんにとって本作はGP帯ドラマ初出演。GACKTさんとはバラエティー番組などで共演経験がありますが、ドラマでの共演は今回が初めてです。

この設定は、単なる話題性以上に面白いものがあります。

浦真鷲は、分かりやすい意味での“立派な弁護士”ではありません。

仲間にも作戦の全貌を明かさず、ときには危険な手法も使いながら、自分なりの正義を貫いてきました。

そんな男に「憧れて弁護士になった」という新人を登場させる。

僕は伊集院豪が、浦真鷲という人物が他者からどう見えているのかを映し出す鏡になる可能性があると考えています。

ただし、これは9月16日時点の役柄設定から読み取れる私見です。伊集院が物語上どこまで重要な役割を担うのかは、最終話の放送を待つ必要があります。

※画像はAIによるイメージ

『ブラックトリック』のゲストが豪華なのはなぜ?キャスティングの意味を考察

『ブラックトリック』の主要ゲストを第1話から並べてみると、単に知名度のある俳優を毎週呼んでいるだけではないことが分かります。

僕が特に興味深いと感じるのは、ゲストキャストそのものが視聴者の「先入観」を作る装置として機能している点です。

手塚とおるさん、LiLiCoさん、神保悟志さん、徳重聡さん、小沢真珠さん。

それぞれ過去の出演作や普段のイメージを知っている視聴者ほど、登場した瞬間に「この人物は怪しいかもしれない」「何か裏がありそうだ」と想像しやすくなります。

ところが、このドラマが繰り返し描いているのは、まさに印象だけで人を判断する危うさです。

映像がある。肩書がある。有名人が証言している。ニュースになっている。

それでも、本当に見えているものがすべてなのか。

キャストを見た瞬間に視聴者の中に生まれる思い込みまで利用できる点は、「嘘」と「情報」を扱う『ブラックトリック』ならではの強みだと僕は考えています。

もう一つ重要なのが、前半と後半でゲストの役割が変わっていることです。

第1~4話では、芸能、学校、公安、医学部と毎週舞台を変え、その世界を象徴する人物をゲストが担っていました。

第5~7話になると、港南市という地名や古瀬義親の存在が徐々に前面へ出てきます。

そして第8~9話では、仁藤武史や港南市の住民、古瀬と関係する企業・人物が登場し、「10年前に何が起きたのか」を解くための証言者へとゲストの意味が変化しました。

建築にたとえるなら、前半で一本ずつ柱を立て、中盤で柱同士の位置関係を見せ、終盤で梁を渡して一つの建物にしていくような構成です。

主人公の浦真鷲が一級建築士でもある作品だけに、物語そのものまで“設計図”のように組み上げられて見えるのが面白いところです。

そして最終話では、あのさん、小沢真珠さん、鬼龍院翔さんという、まったく個性の異なる3人が新たに投入されます。

ここで重要なのは、最終話が過去の因縁だけを精算する回ではなさそうだという点でしょう。

高島春奈という新しい依頼人がやって来る。

勝田亜矢子という新しい相手と向き合う。

さらに、浦真鷲に憧れる伊集院豪という新人弁護士まで現れる。

発表済みの情報から見る限り、これは物語を「全部終わりました」と閉じるだけではなく、浦真鷲たちの仕事と思想は、この事件が終わった後も続いていくと感じさせる配置にも見えます。

もちろん、最終話はまだ放送されていません。

古瀬との決着、高島春奈の依頼、伊集院豪の弟子入りがどのように結びつくのかについては、現段階で断定すべきではありません。

それでも、第1話からゲストを追ってきたからこそ一つだけ見えてくるものがあります。

『ブラックトリック』では、ゲストは毎週変わる“飾り”ではありません。

前半では嘘に巻き込まれる人々を描き、後半では過去の真実を運び、最後には浦真鷲のこれからを映し出す。

ゲストの役割そのものが、物語の進行に合わせて変化しているのです。

※画像はAIによるイメージ

『ブラックトリック』の主要ゲストキャストを振り返ると、第1話の加治将樹さん・矢野聖人さんから始まり、序盤は小林涼子さん、平山祐介さん、野波麻帆さん、手塚とおるさんらが各話の事件を担いました。

中盤では小倉久寛さん、LiLiCoさん、筒井道隆さんらが登場し、後半では神保悟志さん、田口浩正さん、徳重聡さん、山口祥行さんらを通じて10年前の事件と古瀬義親へ物語が収束していきます。

そして9月28日放送予定の最終話には、あのさん、小沢真珠さん、鬼龍院翔さんが出演します。

豪華な俳優を並べているから印象に残るのではなく、その俳優を見た瞬間に視聴者が抱くイメージまで物語に取り込める。

「人は何を見て、誰を信じるのか」を描いてきた『ブラックトリック』だからこそ、ゲストキャスティングそのものが一つのトリックになっている――僕はそこに、この作品ならではの面白さを感じています。

よくある質問

『ブラックトリック』第1話のゲストは誰ですか?

主なゲストは、芸能事務所社長・石川修人役の加治将樹さんと、衆議院議員の息子・田島祐希役の矢野聖人さんです。

ほかに樋渡真司さん、水野智則さん、中脇樹人さん、新田恵海さんらも出演しています。

『ブラックトリック』第10話のゲストは誰ですか?

2026年9月16日時点では、第10話だけに登場する新たな主要ゲストについて大規模な公式発表は確認されていません。

第9話から登場するRGCリゾーツ代表・カン・ジュンホ役の山口祥行さんが引き続き登場し、浦真鷲と古瀬義親の3億円を巡るスラップ訴訟に関わっていきます。第10話は9月21日放送予定です。

『ブラックトリック』最終話のゲストは誰ですか?

2026年9月16日時点で発表されている主要ゲストは、あのさん、小沢真珠さん、鬼龍院翔さんです。

あのさんは依頼人・高島春奈、小沢さんは美容サロン経営者・勝田亜矢子、鬼龍院さんは浦真鷲に弟子入りを願う新人弁護士・伊集院豪を演じます。最終話は9月28日放送予定です。

執筆:岸本湊人(ドラマ評論家・ブログ戦略家)

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