『マイフィクション』第4話の最後に何が起きた?衝撃のどんでん返しを徹底解説

薄暗い地下施設のベッドで眠る男と、その部屋へ静かに歩み入る女性刑事の後ろ姿 ドラマ考察

『マイ・フィクション』4話の最後では、津村が7年前に殺したはずの室谷隆敏とみられる男が地下施設のベッドで眠っており、そこへ刑事・香坂睦美が入っていく場面で幕を閉じました。

『マイ・フィクション』(マイフィクション)は、Kis-My-Ft2の玉森裕太が主演するABCテレビ・テレビ朝日系の日曜ドラマ(毎週日曜22時15分)です。第4話「刑務所にいるはずの人間」は2026年7月26日に放送され、次の第5話は8月2日に放送されました。

「死んだはずの男が生きていた」。そして「事件の外側にいたはずの刑事が、その場所へ入っていく」。夜更けにこのラストを見届けたとき、僕の中で、ここまで積み上げてきた物語の床板が一枚外れる音がしました。

  1. マイフィクション4話の最後に何が起きた?結論から解説
  2. 1〜3話のおさらい|玉森裕太演じる伊川正樹と津村の出会い
  3. 第4話のあらすじ|正樹=祐介の証拠と監視カメラ
    1. DNAの入手経路が明かされる
    2. ランプの中の監視カメラと、由梨の訴え
  4. 「刑務所にいるはずの人間」とは誰か?答えは真弓=石野奈々美
    1. 「9年前に越してきた」という答えの矛盾
    2. 知人の記者が突き止めた本名
    3. 刃物を手にした夜と、消えた真弓
  5. 室谷隆敏とは?吉村界人のサプライズ出演と7年前の事件
    1. 7年前、服役中のはずの室谷が外にいた
    2. フラッシュバックに残る現場の描写
  6. 津村の記憶は改ざん?「祐介も警察官」の一言が意味するもの
    1. 車内での会話
    2. 大学時代からの友人が、なぜ知らない?
    3. 須藤夫妻を追って、物語は地下へ
  7. 世間の反応|香坂は黒幕か?4話後に見られた考察
  8. 考察|香坂睦美は黒幕なのか?「記録」が揺らいだ4話ラスト
    1. 香坂から届いた情報と、別ルートの情報
    2. 奈々美の事件を担当したのも香坂だった
    3. 「記憶は嘘をつく、記録は嘘をつかない」の反転
    4. 脚本・山岡潤平と、記憶ミステリーの系譜
    5. タイトル『マイ・フィクション』は誰のフィクションか
  9. 次回5話の見どころ|奈々美の行き先と娘の存在
  10. まとめ|マイフィクション4話の最後が意味するもの
  11. よくある質問
    1. マイフィクション4話で室谷は生きていたの?
    2. 真弓の正体は誰?
    3. マイ・フィクション4話はどこで見られる?
  12. 参考

マイフィクション4話の最後に何が起きた?結論から解説

結論から言うと、4話のラストで描かれた事実は次の3点です。

  • 刑事の香坂睦美(国仲涼子)が、謎の地下施設へ入っていく
  • その部屋には、7年前に津村大輔(野村周平)が殺したとされる室谷隆敏(吉村界人)とみられる男性が、ベッドで眠っていた
  • 男性は意識がないように見え、隔離された状態だった

劇中の提示のされ方からは、室谷が生きていると受け取るのが自然です。ただし、眠っている人物が本当に室谷本人なのかは、4話の時点では確定していません。

それでも、この数十秒で物語の問いは大きく変わりました。「誰が室谷を殺したのか」から、「そもそも室谷は死んだのか」へ。

1〜3話のおさらい|玉森裕太演じる伊川正樹と津村の出会い

4話から検索で来た方のために、ここまでの流れを短く整理します。

主人公の伊川正樹(玉森裕太)は、森沼ネクスタウンという穏やかな街で、妻・真弓(宮澤エマ)と文鳥のピョートルと暮らし、老人ホーム「はるなぎ園」で働く男性です。

ある日、事故から戻ると、妻が自分を忘れ、別の男性を夫だと思い込んでいた――という不可解な出来事から物語は始まりました。

一方、7年前の殺人で服役し、出所したばかりの元刑事・津村大輔は、正樹に接近します。津村は、2年前に亡くなったとされる二宮祐介の大学時代からの友人で、祐介の妻・由梨(森川葵)の前にも姿を見せていました。

そして第3話で、津村がひそかに行ったDNA鑑定により、伊川正樹と二宮祐介が同一人物だったことが判明します。4話はそこから始まりました。

第4話のあらすじ|正樹=祐介の証拠と監視カメラ

4話前半は、正樹が「自分は誰なのか」を突きつけられ、同時に「見られている」ことを知る展開でした。

DNAの入手経路が明かされる

鑑定に使われた正樹のDNAは、正樹が捨てたペットボトルから採取されたものでした。

祐介の分は、津村が二宮家を訪ね、由梨と息子の賢人から「祐介の思い出の箱」を見せてもらい、そこから遺品を入手していたことが描かれます。

さらに、正樹が大学時代の友人だと信じていた岡崎が、実は何年も前に亡くなっていたことも判明。正樹の記憶のうち、2年前より前の部分は作られたものだったことになります。

※画像はAIによるイメージ

ランプの中の監視カメラと、由梨の訴え

正樹は前夜、自宅で監視カメラを見つけていました。仕込まれていたのは、隣人の須藤夫妻がお土産にくれたランプの中です。

混乱する正樹のもとに、待ちきれなくなった由梨が訪れます。昔の写真とDNA鑑定の結果を見せ、「あなたは私の夫です」と訴えますが、正樹は彼女を突き放してしまいました。

その様子を見ていたのが、はるなぎ園の職員・多田(ジャンボたかお)たちです。多田は、祐介が何かを思い出しても「また消せばいい」と口にします。

善意の贈り物に監視の目が潜み、職場の同僚が記憶を「消す」側にいる。僕はこの場面で、森沼ネクスタウンという街全体が、正樹を閉じ込めるための舞台装置に見えてきました。

「刑務所にいるはずの人間」とは誰か?答えは真弓=石野奈々美

サブタイトルが指す人物の答えは、正樹の妻・真弓(宮澤エマ)です。彼女の本名は石野奈々美。7年前に夫を殺害した罪で、懲役10年の実刑判決を受けた人物でした。

「9年前に越してきた」という答えの矛盾

津村は正樹の留守中に真弓を訪ね、いつ知り合ったのかを尋ねます。真弓は、9年前に夫がはるなぎ園で働くためこの街へ越してきた、と答えました。

ここに決定的な矛盾があります。正樹=祐介は、2年前までは二宮祐介として由梨と暮らしていたはずです。9年前から伊川正樹としてこの街にいたはずがない。

津村はこの答えに引っかかり、ほかの写真はあるのか、結婚式はどこで挙げたのか、と畳みかけます。真弓が「警察を呼ぶ」と拒むと、津村は一礼して去りました。

知人の記者が突き止めた本名

その後、津村が服役中から二宮夫妻の見守りを頼んでいた知人の記者から、真弓の正体が分かったと連絡が入ります。この記者の役名は、僕のほうでは確認が取れなかったため、ここでは「知人の記者」と表記します。

判決どおりなら、奈々美は今も服役しているはずです。その人物が「伊川真弓」として街で暮らしていた。これがサブタイトルの意味でした。

なお、判決が出ていることと、彼女が本当に夫を殺したかどうかは別の問題です。4話時点では、事件そのものの真相は描かれていません。

刃物を手にした夜と、消えた真弓

その夜、眠る正樹のそばに、刃物を手にした真弓が立ち尽くす姿が映ります。

翌朝、真弓とピョートルは家から姿を消していました。多田はタクシーで街を出たことを知って焦りつつも、行き先には心当たりがある様子です。

文鳥を連れて出た、という一点に、僕は彼女がまだ「真弓」としての暮らしを完全には捨てきれていない気配を感じました。仮面は、長くかぶっていると顔の一部になってしまうのかもしれません。

※画像はAIによるイメージ

室谷隆敏とは?吉村界人のサプライズ出演と7年前の事件

室谷隆敏は、7年前に津村が殺害したとされる男性です。演じる吉村界人の出演は4話で初めて明かされ、第1話から正樹のフラッシュバックに現れていた「血を流す男」の正体でもありました。

7年前、服役中のはずの室谷が外にいた

室谷は、かつて殺人事件を起こし、刑事時代の津村が逮捕した男でした。

7年前の事件当時、刑期を終えていないはずの室谷が、なぜか塀の外にいた。津村はずっと、室谷が脱獄したのだと思い込んでいたといいます。

しかし、真弓=奈々美のケースを知ったことで、津村の見立ては変わります。正樹と真弓が記憶を書き換えられて別人として生きているなら、室谷も同じように別人として外に出ていたのではないか。

津村はこの推理を、刑事時代の上司であり、7年前に奈々美の事件を担当していた香坂に電話で伝えます。

フラッシュバックに残る現場の描写

正樹のフラッシュバックで描かれてきたのは、茹でる前のパスタが床に散らばり、電気スタンドが倒れた部屋で、頭から血を流して倒れる室谷の姿です。

劇中では、その部屋に津村と祐介がいたことが示され、祐介がふらつきながら部屋を出たあと、津村が逮捕されたように描かれていました。

※画像はAIによるイメージ

津村の記憶は改ざん?「祐介も警察官」の一言が意味するもの

4話時点では未確定です。ただ、由梨の一言によって、津村自身の記憶も操作されている可能性が初めて浮上しました。

車内での会話

真弓を探しに出た正樹に、由梨が後ろから抱きつき、正樹の記憶が激しく揺れます。そこへ津村が現れ、3人は車内で話をすることになりました。

津村は真弓の正体を明かし、真実を思い出せと迫ります。正樹は、自分も犯罪者なのかと頭を抱え、津村は警察の伝手で調べると答えます。

そのとき由梨が「祐介も警察官でした」と告げ、津村は驚きの声を上げました。

大学時代からの友人が、なぜ知らない?

番組の各話あらすじで、津村は祐介の「大学時代からの友人」とされています。長年の友人が警察官だったことを、元刑事の津村が知らない。これは明らかに不自然です。

考えられる可能性は、主に次の三つです。

  • 津村自身の記憶が書き換えられている
  • 由梨の記憶のほうが操作されている
  • 由梨の記憶に、別の人物の情報が混ざっている

僕は一つ目が最も有力だと見ています。理由は、この後の考察で詳しく書きます。

須藤夫妻を追って、物語は地下へ

話し込む3人の前を、ランプをくれた須藤夫妻が慌てて車で出ていきます。真弓を追っているとみられ、正樹たちは津村の車でその後を追うことに。

そして場面が切り替わり、香坂が地下施設で眠る室谷のもとへ――これが4話の最後の流れです。地下施設が森沼ネクスタウンやはるなぎ園とどう位置関係にあるのかは、4話の時点では描かれていません。

※画像はAIによるイメージ

世間の反応|香坂は黒幕か?4話後に見られた考察

放送後、SNSや考察ブログでは次のような説が見られました。いずれも4話時点では確定していない、視聴者による推測です。

  • 香坂は協力者の顔をしながら、施設側とつながっているのではないか
  • 黒幕は警察の上層部、あるいはさらに大きな組織ではないか
  • 森沼ネクスタウンは、受刑者の記憶を書き換えて住まわせる実験の場ではないか
  • 7年前、室谷を倒したのは祐介で、津村が罪をかぶったのではないか
  • 奈々美の事件は冤罪ではないか

多田の「また消せばいい」という台詞の軽さを怖がる声や、ランプの一件で隣人の親切まで疑わしく見えてきた、という声もありました。

考察|香坂睦美は黒幕なのか?「記録」が揺らいだ4話ラスト

ここからは、筆者である僕の私見です。

香坂から届いた情報と、別ルートの情報

まず整理したいのは、津村が外の世界を知るルートです。津村には少なくとも二つの窓口がありました。

一つは香坂。服役中の面会で二宮夫妻の近況を伝え、祐介の死を知らせたのは香坂でした。もう一つは、見守りを頼んでいた知人の記者です。

注目したいのは、その中身の違いです。記者がもたらしたのは「真弓の本名」という、後から判決記録で確かめられる情報でした。

一方、香坂がもたらした「祐介が亡くなった」という知らせは、劇中で誰がどう確認したのかが示されていません。祐介は実際には伊川正樹として生きていたわけで、この知らせは結果的に誤りだったことになります。

誤っていた情報の出どころが香坂で、裏づけの取れた情報は別ルートから来た。この非対称が、僕が香坂を疑う一番の根拠です。

奈々美の事件を担当したのも香坂だった

もう一つ見逃せないのが、香坂が7年前に奈々美の事件を担当していたという点です。

担当刑事なら、奈々美が懲役10年の判決を受け、今も服役しているはずだと誰より知っています。その奈々美が街で暮らしていた。香坂の周りで「刑務所にいるはずの人間」が外にいるケースが、室谷に続いて二つ目になるわけです。

そして4話ラスト、香坂は室谷の眠る部屋へ、ためらう様子を見せずに入っていきました。初めて訪れた場所には見えなかったというのが、僕の率直な印象です。

もちろん、香坂が単独で真相を追っていた可能性も残ります。ただ、少なくとも「津村の味方」という前提は、4話で一度崩れたと考えています。

「記憶は嘘をつく、記録は嘘をつかない」の反転

4話を通して僕が最も強く感じたのは、真実を運んできたのがすべて「記録」だったことです。

正樹と祐介を結んだのはDNA鑑定。真弓の正体を暴いたのは判決の記録。記憶は書き換えられても、記録は嘘をつかない――本作はここまで、その構図で謎を解いてきました。

ところが、室谷の生存がこの構図をひっくり返します。津村の逮捕と服役は「記録」として存在しているのに、その被害者が眠っている。

つまり物語の奥には、記憶だけでなく死亡や判決の記録まで動かせる力がある。その力に最も近い場所にいるのは、捜査や司法の内側にいる人間です。香坂が刑事であることは、偶然の配置ではないでしょう。

脚本・山岡潤平と、記憶ミステリーの系譜

脚本の山岡潤平は、『推しが上司になりまして』や『MALICE』などを手がけてきた書き手です。演出には有働佳史らが名を連ねています。

記憶を書き換えられた人間が別の人生を生きる物語は、映画『トータル・リコール』や、その原作であるフィリップ・K・ディックの短編などで繰り返し描かれてきました。

また、自分が何者なのかという前提そのものが揺らいでいく点では、映画『シャッター アイランド』を思い出す人もいるでしょう(※同作の結末には触れません)。

ただ、これらの作品が主に一人の主人公の記憶に焦点を当てるのに対し、本作は正樹、真弓、室谷、そしておそらく津村と、複数の人物の記憶が一つの街で同時に操作されている点が際立っています。

誰か一人を「正しい語り手」として信じられない。だからこそ外部の記録が物語の支えになり、それすら揺らいだ4話ラストの衝撃が大きかったのだと思います。

タイトル『マイ・フィクション』は誰のフィクションか

4話を経て、僕はタイトルの「マイ(私の)」が、主人公一人ではなく登場人物全員にかかっていると読むようになりました。

正樹にとっての偽りの結婚生活。真弓にとっての作られた家庭。津村にとっての、背負わされたかもしれない罪。

その中で、今のところ唯一「本物の記憶」を持っているように見えるのが由梨です。彼女の記憶が、物語の真偽を測る物差しになっていくのではないでしょうか。

僕自身、若いころの記憶を人と話していて「そんなこと言ってないよ」と返され、足元がふっと浮いた経験があります。記憶は自分のものなのに、自分だけでは証明できない。このドラマが突いてくるのは、その心細さだと感じています。

※画像はAIによるイメージ

次回5話の見どころ|奈々美の行き先と娘の存在

公開されている第5話のあらすじによれば、姿を消した奈々美は亡き夫の実家へ向かい、さらに一人娘が預けられている児童養護施設に姿を現します。

そこには、奈々美を拘束しようと待ち構える須藤夫妻がいて、津村と正樹がそれを阻む展開が予告されていました。

僕が5話で注目したいのは、次の点です。

  • 奈々美が何を思い出したのか:刃物を手にした夜、彼女の中で何がよみがえっていたのか
  • 須藤夫妻の役割:親切な隣人が、なぜ実力行使に出るのか
  • 香坂の次の一手:地下施設での行動が、津村たちにどう影響するのか

なお、本作は全8話構成と伝えられており、4話はちょうど折り返し地点にあたります。前半の「正樹は誰か」という謎から、後半の「誰がこの街を作ったのか」という謎へ。4話のラストは、その橋渡しだったと言えます。

まとめ|マイフィクション4話の最後が意味するもの

第4話は、「刑務所にいるはずの人間」=真弓(石野奈々美)が街で暮らし、「死んだはずの人間」=室谷とみられる男が地下で眠っていることが明らかになった回でした。

正樹の記憶は2年前から先しか本物ではなく、真弓の「9年前」という答えはその矛盾を突くものでした。そして「祐介も警察官」という一言で、津村自身の記憶にも疑いが生まれました。

ラストで地下施設に入っていった香坂は、津村の元上司であり、奈々美の事件の担当刑事でもあります。記憶だけでなく記録まで揺らいだ今、物語の重心は彼女へと移りつつあります。

画面が暗転したあとも、あの地下室の静かな光が、僕の胸の奥でまだ消えずに灯り続けています。

よくある質問

マイフィクション4話で室谷は生きていたの?

ラストで、室谷とみられる男性が地下施設のベッドで眠る姿が描かれました。本人かどうかは4話時点では確定していません。

真弓の正体は誰?

本名は石野奈々美です。7年前に夫を殺害した罪で、懲役10年の実刑判決を受けた人物とされています。

マイ・フィクション4話はどこで見られる?

第4話は2026年7月26日(日)22時15分にABCテレビ・テレビ朝日系で放送されました。配信の有無や期間は変わるため、最新の情報は番組公式サイトやTVerで確認してください。

(文・岸本 湊人/ドラマ見届け人・湊の部屋。ミステリー・サスペンスドラマの脚本構造と人物心理の考察を中心に、連続ドラマのレビューを書き続けています)

参考

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