放送前のため演技自体は未評価ですが、志田未来演じる麻生縁の「振り回される芝居」は大きな見どころになりそうです。
2026年7月13日に公開されたインタビューでは、初の月9ヒロインに挑む思い、麻生縁の役作り、初共演となるGACKTの印象、9クール連続出演への本音が明かされました。
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『ブラックトリック』志田未来インタビューで何が明らかになった?
フジテレビ系月9ドラマ『ブラックトリック~裁きを操る弁護人~』は、2026年7月20日(月・祝)21時から放送されます。
主演はGACKT。依頼人を救うためなら「嘘」も武器にする敏腕弁護士・浦真鷲直人を演じます。
一方、志田未来が演じるのは、嘘や抜け道を嫌うエリート弁護士・麻生縁です。
2026年7月13日、フジテレビ系のエンタメメディア「めざましmedia」は、志田未来へのインタビューを前後編で公開しました。
前編では麻生縁の役柄やGACKTとの初共演について、後編では9クール連続となる連続ドラマ出演や、役を演じ分けるための考え方について語られています。
今回押さえておきたいニュースの要点は、次の4つです。
- 志田未来にとって初の月9ヒロイン
- GACKTとは今回が初共演
- 『ブラックトリック』で9クール連続の連続ドラマ出演
- 麻生縁を「人間味があり、かわいらしく見える人物」として演じる
志田未来は『監察医 朝顔』以来、約5年ぶりに月9へ出演します。
過去にも月9作品への出演経験はありますが、ヒロインを務めるのは『ブラックトリック』が初めてです。
2026年6月16日に発表されたフジテレビの公式情報では、麻生縁について、国立大学法学部を卒業後、司法試験に一発で合格した優秀な弁護士と紹介されています。
勤務先は業界大手の「コルディア法律事務所」。負けん気が強く、芯が通っており、簡単にはへこたれない根性の持ち主です。
経歴だけを見ると、隙のないエリートに思えるかもしれません。
しかし、インタビューから浮かび上がってきたのは、完璧な優等生ではなく、真っすぐすぎるために何度も困った状況へ巻き込まれる女性でした。
僕の胸に残ったのは、麻生縁が単なる「主人公の補佐役」ではないという点です。
嘘を操る浦真鷲の隣に、嘘を嫌う縁が立つ。
二人の価値観の衝突そのものが、『ブラックトリック』の物語を動かす大きな力になると考えられます。
志田未来演じる麻生縁はどんな苦労人ヒロイン?
麻生縁は、嘘を嫌い、証拠と法律に基づく正攻法で事件に向き合おうとする弁護士です。
ところが、ある出来事をきっかけに浦真鷲のもとへ送り込まれ、常識では測れない弁護活動に巻き込まれていきます。
浦真鷲は、敏腕弁護士であると同時に、優秀な一級建築士でもあります。
自らの建築事務所に所属するメンバーを動かし、法律、建築、心理的な駆け引きを組み合わせながら、巨大な権力が作り上げた嘘へ立ち向かう人物です。
彼が掲げるのは、いわば「嘘でゆがめられた正義を、別の嘘によって取り戻す」という危険な思想です。
当然、嘘をつかないことを信条とする縁とは、簡単に分かり合えません。
項目 浦真鷲直人 麻生縁
演じる俳優 GACKT 志田未来
職業・能力 弁護士、一級建築士 エリート弁護士
事件への姿勢 嘘や罠も手段として使う 証拠と法律による正攻法
性格 冷静、大胆、予測不能 真面目、負けん気が強い
嘘への考え方 正義のためなら利用する 強く嫌い、自分もつかない
劇中での立場 縁を翻弄する 浦真鷲に振り回される
麻生縁が苦労人に見えるのは、能力が足りないからではありません。
真面目で優秀だからこそ、浦真鷲の行動を見過ごせず、誰よりも後始末へ走ることになるからです。
要領よく距離を置ける人物なら、浦真鷲の無茶な計画に付き合う必要はないでしょう。
しかし、縁は疑問を抱けば問いただし、危険があれば止めようとし、依頼人が苦しんでいれば放っておけない人物とされています。
逃げれば楽になれる場面でも、その場に残ってしまう。
僕は、そこに麻生縁の苦労人としての魅力があると感じました。
縁は浦真鷲のやり方を軽蔑しながらも、彼が救おうとしている依頼人まで見捨てることはできないはずです。
「正しい手段を守って救えない人」と「危うい手段によって救われる人」を前にしたとき、縁は自分が信じてきた正義を試されます。
これは、単なる凸凹コンビのコメディーではありません。
正義は結果で決まるのか、それとも手段によって守られるのか。
浦真鷲と麻生縁の対立は、『ブラックトリック』が投げかける中心的な問いへつながっています。
まっすぐな道を走りたい縁の隣で、浦真鷲は突然ハンドルを切る。
それでも縁が車から降りないのだとすれば、彼女が見届けたいのは浦真鷲ではなく、その先にいる救われるべき依頼人なのでしょう。

志田未来は麻生縁の役作りとGACKTについて何を語った?
志田未来は2026年7月13日のインタビューで、麻生縁を「とてもまっすぐで、強い正義感を持った人物」と説明しています。
縁はエリートでありながら、堅く整いすぎた人物ではありません。
一生懸命で人間味があり、嘘を嫌う真っすぐさには、少し危なっかしい部分もあるといいます。
さらに志田未来は、縁が思ったことを意外に顔へ出すタイプだと、実際に演じながら感じているそうです。
浦真鷲の言動に腹を立てたり、突然の指示に混乱したりする姿を、縁の「かわいらしい一面」として大切に表現したいと語りました。
ここは、放送前に演技を考えるうえで重要なポイントです。
「振り回される役」と聞くと、大声で驚き、主人公へツッコミを入れるだけの役を想像する人もいるかもしれません。
しかし、志田未来が目指しているのは、単純なリアクション担当ではないでしょう。
縁が怒るのは、浦真鷲が気に入らないからだけではありません。
弁護士として守るべき一線を越えているように見えるからこそ、彼女は反発します。
縁が混乱するのも、頭の回転が遅いからではありません。
法律と倫理に照らして考えれば受け入れがたい指示を、浦真鷲が何の説明もなく実行しようとするからです。
つまり、縁の困り顔や怒りは、物語を軽くするためだけのものではありません。
浦真鷲の手法がどれほど異常なのかを、視聴者へ伝えるための反応でもあります。
周囲にグレーな人物が多いなか、志田未来は麻生縁だけは「真っ白」でいたいと考えていることも明かしています。
偽りや濁りのない正直さを、セリフや表情から伝えたいという姿勢です。
この「真っ白」という言葉には、縁の役割が端的に表れています。
白いものは、周囲の汚れを目立たせます。
麻生縁が正直であればあるほど、浦真鷲の嘘、事件関係者の偽証、権力者が作った印象操作の不気味さが際立つのです。
一方、初共演となるGACKTについて、志田未来は共演前と後で印象が変わったと話しています。
撮影前は、何が起きても動じないクールな人物だと想像していたそうです。
実際に会うと、よく話し、場を楽しませるチャーミングな人物だったといいます。
撮影開始からまだ数日だった時点でも、GACKTは身の回りで起きた出来事を話題にし、きちんと結末のある話で現場を盛り上げていたそうです。
現場で会話が生まれていることは、二人の掛け合いにもプラスに働くでしょう。
浦真鷲は、感情を簡単には読ませない人物です。
対する縁は、思ったことが顔へ出てしまう人物として作られています。
動かずに相手を翻弄するGACKTと、表情や言葉によって反応する志田未来。
この対照がはっきり出れば、二人の場面には自然なテンポが生まれます。
ただし、志田未来は浦真鷲のようなダークヒーローについて、作品の中では魅力的でも、現実では出会いたくないタイプだという趣旨の本音も語っています。
この適度な距離感も、麻生縁を演じるうえで大切です。
縁が浦真鷲の能力を認めても、彼のすべてを肯定する必要はありません。
むしろ、理解できない部分を残したまま一緒に事件へ向かうからこそ、二人の関係には緊張感が生まれるのではないでしょうか。
志田未来の演技に期待できる理由は過去作と9クール連続出演にある
『ブラックトリック』で志田未来の演技に期待できる理由は、単に出演経験が豊富だからではありません。
これまでにも、強い相手に翻弄されながら、自分の信念を失わない人物を演じてきた実績があるからです。
代表例の一つが、2005年のドラマ『女王の教室』で演じた神田和美です。
神田和美は、小学6年生になった初日に、天海祐希演じる教師・阿久津真矢の厳しい成績至上主義へ直面します。
何度も追い詰められながら、それでもクラスメートとのつながりを諦めず、教師の支配へ向き合っていく人物でした。
神田和美と麻生縁は、年齢も職業も違います。
それでも、圧倒的に強い相手の前で困惑し、傷つきながら、自分なりの正しさを手放さないという点では重なります。
志田未来は『女王の教室』で、最初から完成された強い少女を演じたわけではありません。
怖さや迷いを抱えながら、それでも誰かを信じようとする人物の変化を積み重ねました。
麻生縁もまた、最初から浦真鷲と対等な人物として描かれるとは限りません。
振り回され、反発し、失敗する過程を通して、弁護士としての強さを見せていく役になると考えられます。
もう一つ注目したいのが、『監察医 朝顔』で演じた安岡光子です。
安岡光子は、医学部生の頃に法医助手のアルバイトを始め、その後は法医学者へ成長した人物です。
思ったことをすぐ口にする性格と強い負けん気を持ち、やがて主人公・朝顔の頼れるパートナーになりました。
安岡光子と麻生縁には、負けん気の強さ、専門職としての責任感、周囲に遠慮せず意見を言う姿勢という共通点があります。
ただし、光子が比較的はっきりと本音を口にする人物だったのに対し、縁は「正しくあろうとする自分」と「浦真鷲の方法で人が救われる現実」の間で、より複雑に揺れる可能性があります。
過去作の延長線上に見えながら、同じ人物にはならない。
その違いをどう作るのかが、今回の演技の見どころです。
志田未来は『ブラックトリック』で、2024年7月期から数えて9クール連続の連続ドラマ出演となります。
フジテレビの発表によると、2026年4月期までの8クールで計10作品へ出演し、『ブラックトリック』によって9クール連続へ記録を伸ばします。
主な出演作は、次の通りです。
- 『ビリオン×スクール』
- 『しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事』
- 『全領域異常解決室』
- 『下山メシ』
- 『ホットスポット』
- 『なんで私が神説教』
- 『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』
- 『ESCAPE それは誘拐のはずだった』
- 『未来のムスコ』
- 『エラー』
この連続出演について、志田未来本人は「気づいたら続いていた」という感覚だと語っています。
連続ドラマの現場が好きで、限られた時間のなか、スタッフやキャストが集中して一つの作品を作る環境に魅力を感じているそうです。
一方で、前の役と似ていると思われることは、新しい作品に対して失礼だとも話しています。
撮影が終わったら役を引きずらず、自分の中で区切りをつけ、すぐ次の台本へ意識を移すことを大切にしていると明かしました。
9クール連続という数字は、出演本数の多さだけを示すものではありません。
短い間隔で異なる職業、性格、立場の人物へ切り替え、それぞれを別のキャラクターとして成立させてきた経験の証しでもあります。
麻生縁には、エリートらしい知性だけでなく、真面目さゆえの不器用さ、浦真鷲への怒り、依頼人を放っておけない優しさが求められます。
強く見えるのに危なっかしい。
優秀なのに、予想外の出来事には感情が顔へ出てしまう。
この相反する部分を自然につなげられれば、麻生縁は肩書だけのエリートではなく、視聴者が応援したくなる苦労人ヒロインになるでしょう。

岸本湊人の考察|振り回される麻生縁が物語の信頼性を支える
ここからは、公式発表と2026年7月13日のインタビューをもとにした、放送前の僕の考察です。
『ブラックトリック』の主人公は、GACKT演じる浦真鷲直人です。
しかし、視聴者が最初に感情を重ねやすいのは、志田未来演じる麻生縁ではないかと僕は考えています。
浦真鷲は、弁護士と一級建築士という二つの専門能力を持ち、罠を設計して巨大な権力へ立ち向かう規格外の人物です。
魅力的なダークヒーローである一方、その考え方や行動は、一般的な感覚から離れて見える可能性があります。
その浦真鷲の行動に驚き、「本当にそこまでしてよいのか」と疑問を向けるのが麻生縁です。
縁が反発することで、視聴者は浦真鷲のやり方を無条件に正しいものとして受け取らずに済みます。
縁は説明役というより、主人公の危うさを測る基準になるのでしょう。
近年のリーガルドラマでは、強烈な能力や独自の信念を持つ主人公に対し、比較的常識に近い立場の人物を隣へ置く構成がしばしば使われます。
この人物がいることで、専門的な捜査や法廷戦術を説明できるだけでなく、主人公の方法が倫理的に許されるのかを作品の中で検証できます。
『ブラックトリック』における麻生縁も、単なるツッコミ役ではなく、物語が痛快さだけへ流されるのを防ぐ役割を担うと考えられます。
浦真鷲のトリックが成功し、依頼人が救われたとしても、使用した嘘によって別の人が傷つく可能性はないのか。
一度だけ許された方法が、次の事件でも許されるのか。
真実を取り戻すためなら、どこまで事実を作り替えてよいのか。
麻生縁が疑問を持ち続ける限り、『ブラックトリック』は主人公の奇策を楽しむだけの作品ではなく、正義の条件を考える物語になります。
筆者の予想では、縁の成長は浦真鷲と同じように嘘を使えるようになることではありません。
正義を捨てるのではなく、自分が信じてきた正義だけでは届かない人がいると知り、考え方を広げていくことではないでしょうか。
一方、浦真鷲にも変化が必要です。
どれほど優れた計画を立てても、自分一人の判断だけで正義を決め続ければ、救済と独善の境界は曖昧になります。
嘘を嫌う縁が隣にいることで、浦真鷲自身も「勝つこと」と「救うこと」の違いを突きつけられるはずです。
二人は、どちらかが正解で、どちらかが間違いという関係ではありません。
アクセルだけでは車を安全に走らせられず、ブレーキだけでは目的地へ進めないように、浦真鷲の突破力と麻生縁の慎重さは、相反しながら互いを必要とする関係です。
だからこそ、志田未来の「振り回される芝居」は受け身ではありません。
浦真鷲の行動へどう反応するかによって、視聴者が場面を痛快だと感じるのか、危険だと感じるのか、その温度が決まります。
困った表情一つにも、「作戦を理解できない困惑」と「理解したうえで許せない怒り」では、大きな違いがあります。
志田未来がその違いを丁寧に演じ分ければ、麻生縁の反応そのものが、ドラマの重要な見どころになるでしょう。
初の月9ヒロインという立場も、単に主演の隣へ配置されるという意味ではありません。
主人公の危険な魅力を最も近くで受け止め、時には疑い、時には止めながら、それでも事件の真相から逃げない役です。
苦労人とは、災難ばかりに遭う人ではありません。
周囲が諦めたくなる状況でも、自分だけは考えることをやめず、目の前の人を見捨てられない人物です。
麻生縁の「真っ白さ」が物語の中で守られるのか。
それとも、浦真鷲と事件に翻弄されるなかで、白と黒の間にある複雑な色を知っていくのか。
僕は、その変化こそ『ブラックトリック』で志田未来の演技を見届ける最大の理由になると感じています。
まとめ|志田未来演じる麻生縁の振り回される演技に期待
『ブラックトリック~裁きを操る弁護人~』は、2026年7月20日(月・祝)21時からフジテレビ系で放送される完全オリジナルのリーガルドラマです。
志田未来が演じる麻生縁は、国立大学法学部を卒業し、司法試験に一発で合格したエリート弁護士。嘘や抜け道を嫌い、正攻法で事件に向き合います。
一方、GACKT演じる浦真鷲直人は、依頼人を救うためなら嘘や罠も利用する型破りな弁護士です。
価値観が正反対の縁は、浦真鷲の予測不能な作戦に振り回されながら、正義とは何かを問い続けることになります。
2026年7月13日のインタビューで、志田未来は麻生縁を、真っすぐで正義感が強く、人間味のある人物として演じたいと語りました。
怒りや混乱が顔へ出てしまう部分も、苦労人ヒロインのかわいらしさとして表現される見込みです。
放送前のため、現時点で実際の演技を断定的に評価することはできません。
それでも、『女王の教室』で見せた信念を失わない人物像や、『監察医 朝顔』で演じた負けん気の強い専門職の経験を考えると、麻生縁は志田未来の持ち味と重なる役だと考えられます。
派手なトリックの隣で、驚き、怒り、迷いながら、それでも事件から降りない麻生縁。
ドラマが終わったあと、僕たちの胸に残るのは、嘘の天才ではなく、最後まで正直であろうとした一人の弁護士のまなざしかもしれません。
よくある質問
『ブラックトリック』で志田未来が演じる麻生縁はどんな役ですか?
麻生縁は、業界大手の「コルディア法律事務所」に勤務するエリート弁護士です。
国立大学法学部を卒業し、司法試験に一発で合格。嘘や抜け道を嫌い、法律と証拠に基づく正攻法を重視しますが、浦真鷲直人の型破りな弁護活動に振り回されます。
志田未来は『ブラックトリック』で初の月9ヒロインですか?
はい。志田未来は『監察医 朝顔』以来、約5年ぶりに月9へ出演し、『ブラックトリック』で初めて月9ヒロインを務めます。
GACKTとも今回が初共演です。
『ブラックトリック』はいつから放送されますか?
2026年7月20日(月・祝)21時から、フジテレビ系でスタートします。
通常は毎週月曜21時から21時54分まで放送予定です。放送日時は変更される場合があるため、視聴前に当日の番組表もご確認ください。
文:岸本 湊人
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