ドラマ『VIVANT』全話あらすじ・ネタバレ完全版!衝撃の結末まで徹底解説

砂漠に立つ乃木憂助と別班・公安・テントの人物たち あらすじ・作品紹介(みどころ)
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『VIVANT』は、130億円の誤送金事件が、別班とテント、乃木親子の40年越しの宿命へつながる全10話の物語です。

砂漠で始まった小さな違和感は、国家、家族、裏切り、そして赦しをめぐる壮大な物語へ変わっていきました。ここでは、ドラマ『VIVANT』のあらすじ・ネタバレを第1話から最終話まで順番にまとめ、衝撃の結末と残された謎まで徹底解説します。TBS+1

※この記事は、2023年に放送された『VIVANT』第1シーズン全10話の結末まで触れています。

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『VIVANT』全話あらすじ・ネタバレ前半|第1話から第4話

『VIVANT』の前半は、丸菱商事で起きた巨額誤送金事件を発端に、乃木憂助の正体へ迫っていく物語です。

一見すると気弱な商社マンだった乃木。しかし、話数を重ねるたびに、その表情の裏側から別の顔が現れます。

第1話あらすじ|130億円の誤送金とバルカ共和国での逃亡

丸菱商事エネルギー事業部に勤務する乃木憂助は、中央アジアにある架空の国・バルカ共和国のGFL社へ、契約金として1000万ドルを送金します。

ところが、実際に送られていたのは1億ドルでした。本来の金額との差額は9000万ドルで、作中では約130億円規模の損失として扱われます。

会社から責任を問われた乃木は、金を取り戻すためバルカ共和国へ向かいました。

GFL社社長のアリ・カーンは、受け取った金を複数の下請け会社へ送ったと説明します。しかし、乃木が高校時代からの友人でCIA職員のサムに調査を頼むと、アリの説明が事実ではないことが判明しました。

1億ドルは銀行内でダイヤモンドに替えられ、テロ組織との関係が疑われるアル=ザイールの手に渡っていたのです。

乃木はザイールが潜伏するセドルへ向かいますが、タクシー運転手に荷物を奪われ、砂漠に置き去りにされます。

灼熱の砂漠で力尽きた乃木を救ったのは、アディエルと、その娘ジャミーンでした。

ジャミーンは母親を亡くしたショックから言葉を話せなくなっていましたが、人の善悪を直感的に見抜く不思議な感覚を持っています。乃木に笑顔を見せたことは、後の展開を考えるうえでも重要な伏線です。

乃木には、手に載せた物の重さを、ほとんど誤差なく判断できる特技もありました。この一見地味な能力が、終盤で乃木の命と黒須の運命を左右することになります。

乃木はザイールと対面し、返金を求めます。

ところがザイールは、乃木を見て「ヴィヴァン」に当たる言葉を口にし、自ら身につけていた爆発物を作動させました。

爆発直前、公安刑事の野崎守が乃木を救出します。しかし、現地警察は乃木を爆破事件の容疑者と判断。世界医療機構の医師・柚木薫も巻き込まれ、3人は警察に追われることになります。

野崎の協力者ドラムの機転により、乃木、野崎、薫は逃亡を開始しました。

一方、爆発に巻き込まれたアディエルは死亡。娘のジャミーンだけが残されます。

第1話の終盤には、草原で暮らす謎の男ノゴーン・ベキと、その息子のように振る舞うノコルも登場しました。

この時点では乃木との関係は明かされません。しかし、バルカの砂漠で始まった誤送金事件は、すでに乃木の失われた家族へつながっていたのです。TBS+1

第2話あらすじ|「VIVANT」の意味は別班だった

乃木、野崎、薫は、バルカ警察の追跡をかわし、日本大使館へ逃げ込みます。

バルカ外務大臣のワニズと警察官チンギスは3人の引き渡しを要求しますが、駐バルカ共和国日本大使の西岡英子は、証拠がないとして拒否しました。

野崎は、誤送金事件の背後に国際テロ組織「テント」がいると推測します。

テントは、世界各地でテロや犯罪に関与しているとみられるものの、犯行声明を出さず、政治的な目的も明らかにしていない正体不明の組織でした。

さらに野崎は、ザイールが口にした「ヴィヴァン」の正体を探ります。

大使館の「別館」を現地の発音で読むと、「ヴィカン」や「ヴィヴァン」に近い音になることから、ザイールが発した言葉は「別班」だった可能性が浮上しました。

別班とは、表向きには存在しないとされる自衛隊の秘密情報部隊です。

優秀な隊員が民間人として国内外に潜伏し、日本を脅かす人物や組織を秘密裏に調査していると説明されます。

野崎は冗談交じりに乃木を別班ではないかと疑いますが、この推測こそ物語の核心でした。

その後、西岡大使がバルカ政府へ脱出経路を漏らしていたことが判明します。

日本を守るはずの大使館で裏切りが起き、乃木たちは再び逃亡。ジャミーンを保護したのち、警備の薄いアド砂漠を越えてモンゴル国境へ向かう決断をします。

アド砂漠は、バルカの人々から「死の砂漠」と恐れられる場所です。

文明の利器を使っても生還できる確率は決して高くありません。それでも乃木たちは、日本へ帰るためにラクダで砂漠へ入りました。

ところが翌朝、薫を乗せていたはずのラクダの背中から、薫の姿が消えていました。

※画像はAIによるイメージ

第3話あらすじ|薫の救出と誤送金犯への反撃

薫がラクダから落ちたと気づいた乃木は、野崎の制止を振り切り、一人で来た道を引き返します。

最後に薫の姿を確認してから、すでに約4時間が経過していました。

野崎は8時間以内に戻るよう告げますが、灼熱の砂漠を往復し、意識を失った人を運ぶのは極めて危険です。

それでも乃木は薫を発見し、背負って戻ろうとします。

力尽きかけた乃木と薫を助けたのは、引き返してきた野崎とドラムでした。

この行動から、乃木が薫へ特別な感情を抱き始めていることも明らかになります。

一行は砂漠を越えますが、モンゴル国境ではチンギス率いるバルカ警察が待ち構えていました。

絶体絶命の状況を救ったのは、公安の新庄浩太郎です。

新庄は衛星の位置情報を一時的にずらし、現場がモンゴル領内に見える状況を作っていました。モンゴル国境警備隊の介入によってチンギスたちは撤退し、乃木、野崎、薫は日本への帰国に成功します。

帰国した乃木は、丸菱商事で誤送金の責任を追及されました。

野崎、警視庁サイバー犯罪対策課の東条翔太、同期の山本巧らと調査した結果、送金システムを操作した端末が財務部の太田梨歩のものだったと判明します。

しかし、太田が単独で事件を起こしたとは限りません。

乃木たちがようやく真犯人へ近づいたように見えた一方で、乃木の別人格「F」の存在も明確になります。

Fは乃木にしか見えないもう一人の自分です。

気弱で迷いの多い乃木とは対照的に、冷静で攻撃的な判断を下します。乃木が隠している過去と能力を知る存在でもありました。

第4話あらすじ|乃木の正体は別班だった

公安が太田梨歩の自宅へ向かうと、太田はすでに姿を消していました。

押収されたデータから、太田が世界的に知られる天才ハッカー「ブルーウォーカー」であることが判明します。

一方、乃木の同期である山本巧は、太田を海外へ逃がそうとしていました。

山本は親切な同僚を演じていましたが、その正体はテントのために日本国内で活動する協力者「モニター」だったのです。

山本の前には、待ち望まれていた黒須駿が現れます。

黒須は自分もテントのモニターであるかのように振る舞い、山本を安心させました。しかし、黒須の本当の所属先は別班です。

そして、山本の前に乃木が姿を現します。

気弱で失敗ばかりしていた乃木もまた、別班の隊員でした。

乃木と黒須は別班の先輩・後輩であり、これまで水面下でテントを追っていたのです。

乃木は、国を脅かす者を排除する任務として山本を処分します。

ここで第1話から積み上げられてきた乃木の印象が、すべて反転しました。

砂漠で慌て、会社で責任を押しつけられ、野崎に守られているように見えた人物は、実は国家最高レベルの訓練を受けた諜報員だったのです。

第4話は誤送金事件の犯人を明かす回であると同時に、作品そのものの見え方を変える最大の転換点でした。TBS+1

※画像はAIによるイメージ

『VIVANT』全話あらすじ・ネタバレ中盤|第5話から第7話

第5話以降、物語の中心は誤送金事件から、乃木とテントの関係へ移ります。

追うべきテロ組織のリーダーが、自分の父親かもしれない。乃木は、別班としての使命と、息子としての願いの間で揺れ始めました。

第5話あらすじ|テントのリーダーは乃木の父親

乃木と黒須は、テントの幹部だったアリ・カーンを追跡します。

乃木はアリの家族を拘束したように見せ、家族の命と引き換えにテントの情報を話すよう迫りました。

冷酷な尋問に見えますが、実際にはアリの家族を保護しており、危害は加えていません。

乃木はアリから、テントの最高指導者がノゴーン・ベキであり、ナンバー2がノコルであることを聞き出します。

そしてベキの写真を見た乃木は、彼が幼い頃に生き別れた父・乃木卓ではないかと疑い始めました。

一方、山本の死に不審な点を感じた野崎は、乃木の経歴を徹底的に調べます。

乃木は幼少期、バルカ共和国の内乱で両親と離れ離れになっていました。

日本へ戻った後は記憶を失い、児童養護施設で「丹後隼人」と呼ばれていた時期があります。その後、伯父の乃木寛道に引き取られ、乃木憂助として生き直していました。

父の乃木卓は、かつて公安部に所属していた警察官です。

さらに、テントが犯行現場に残す印は、乃木家の家紋と酷似していました。

国際テロ組織を示す不気味なマークが、乃木にとっては家族の証でもあったのです。TBS+1

第6話あらすじ|Fが生まれた理由と別班精鋭部隊の集結

乃木は、ベキが父親である可能性に苦しみます。

別班としてはテントを壊滅させなければなりません。しかし息子としては、父がなぜテントを作ったのか、直接会って確かめたいと願っていました。

乃木の別人格Fは、幼少期の過酷な体験から生まれた存在です。

両親と引き離され、異国で売られ、日本の施設でも孤独を抱えた幼い乃木が、自分の心を守るために作り出した強い人格でした。

Fは任務を優先し、ベキを敵として排除するよう求めます。

一方の乃木

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