※この記事は、ドラマ『マイ・フィクション』最終回までのネタバレを含みます。
『マイ・フィクション』最終回は、二宮祐介が由梨・津村・賢人の記憶から「自分の存在だけ」を消すことを選んで幕を閉じました。
玉森裕太さん主演、2026年7月5日〜8月23日にABCテレビ・テレビ朝日系「日10ドラマ」枠で放送された全8話のオリジナル作品です。この記事では、最終回の結末と主要人物それぞれの着地、玉森さんの二役の意味、キャストやBlu-ray発売情報までを、ドラマ見届け人の僕・湊が考察します。
この記事を読むとわかること
- 最終回で祐介が選んだ結末と、その本当の意味!
- 由梨・津村・奈々美、主要人物それぞれの着地点
- 玉森裕太の二役の関係と、同じ枠の過去作との決定的な違い
ドラマを観たあとの「次の1本」は、U-NEXTで探せます。TBS系・テレビ東京系のドラマ、NHKの大河・朝ドラ、映画や韓流まで、見放題は39万本以上。初回登録なら31日間0円です。
31日間0円で、見放題ラインナップを見てみる※配信状況は変わることがあります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
マイ・フィクション最終回の結末は?祐介が選んだ「自分を消す」答え
結論から言うと、最終回の核心は「記憶を書き換えてきた男が、最後に自分自身を相手の記憶から消した」という反転にあります。
夜更けに最終話を見終えたとき、僕はしばらくリモコンを置けませんでした。救いとも罰ともつかない結末が、胸の真ん中に静かに沈んでいったからです。
7年前に明かされた真実
最終話で明かされたのは、7年前に由梨と婚約していたのが津村大輔だったという事実です。
そして二宮祐介は警察官ではなく、医薬品メーカー「ニューロヴァイス・コーポレーション」側の人間で、由梨の記憶を改ざんしていたことも判明しました。
祐介は、由梨を“殺人犯の妻”にしないために津村の記憶を消したと語ります。けれど実際には、津村との思い出を自分との思い出にすり替えていた。さらに、息子・賢人が津村との子どもだったことまで明かされます。
「キミに俺だけ見ててほしかった」という告白
責める由梨に、祐介は「キミに俺だけ見ててほしかった」と漏らします。
献身と独占欲が、もう見分けがつかないほど溶け合った一言でした。僕はこの台詞に、「愛のため」という言葉がいちばん人を傷つける瞬間を見た気がします。
由梨は、悲しい記憶を都合よく消すことを拒みました。その選択を受けて祐介が選んだのが、自分に関する記憶だけを3人から消すという道です。
最終話のサブタイトル「ただ、君が笑ってくれるなら」は、まさにこの選択そのものだったと僕は受け取りました。

伊川正樹と二宮祐介の関係とは?玉森裕太の二役の正体
ここで考察の前提を一文で確定させておきます。
伊川正樹は、記憶を書き換えられて「別人」として生きていた二宮祐介本人でした。デイリースポーツの第5話関連記事でも、玉森さんの役は「正樹=祐介」と表記されています。
「亡き夫と瓜二つの男」は同一人物だった
序盤、由梨の家で正樹は、2年前に亡くなったとされる由梨の夫・二宮祐介の遺影が自分と瓜二つだと知ります。
視聴者はここで「生き別れの双子か」「他人のそら似か」と迷わされました。けれど真相は、同じ人間が記憶を入れ替えられていただけ。第6話のあらすじでも、二宮としての記憶を取り戻せない伊川が、2年間夫婦として暮らした奈々美と本当の妻・由梨の双方と向き合おうとする姿が描かれています。
記憶改ざんの装置「ペルソナ・シフト・プログラム」
その仕組みが、ニューロヴァイス社の記憶移植技術を使った極秘計画です。ORICONの各話あらすじによると、無期懲役囚を別人として社会に戻すこの計画の存在を、香坂は8年前に警察上層部から知らされ、人権侵害だと強く反発していました。
平和な町「森沼ネクスタウン」が事件ゼロを1100日以上続けていたのは、安全だったからではありません。記憶を消された人々が“善良な住人”として暮らしていたからだった――そう読むと、序盤ののどかな風景がまったく違って見えてきます。
「今日は何を観よう」で終わる夜を、「どれから観よう」と楽しむ夜に変えてみませんか。
U-NEXTは見放題作品が39万本以上(レンタルを含めると42万本以上)。雑誌も210誌以上が読み放題です。31日間0円で試せて、最新作のレンタルに使える500円分のポイント付き。
31日間0円で、今夜観たい1本を探す最終回で主要人物はどうなった?由梨・津村・奈々美の着地
祐介の選択だけでなく、周囲の人物の結末も整理しておきます。
由梨と津村:愛された記憶がないという残酷さ
7年越しに真実を知った津村は、由梨との復縁を願います。WEBザテレビジョンの最終回レビューによれば、由梨は、津村が自分を愛してくれたことは分かっても、自分にはその記憶がないのだと返しました。
ここが本作でいちばん苦い場面だと僕は思います。事実は戻っても、心の手触りは戻らない。
記憶とは、出来事の記録ではなく「感情の住所」なのだと、僕はこのやりとりで思い知らされました。
奈々美:「祐介」と「正樹」を分けて見た人
真弓として暮らしていた石野奈々美は、夫殺しの罪を着せられ、記憶を書き換えられていた女性です。記憶を取り戻した彼女は、冤罪と記憶の改ざんで引き離された娘を取り戻すために動いていました。
最終回で奈々美は、二宮祐介という人間には激しい怒りを覚えつつも、伊川正樹として過ごした彼には感謝していると語ったと報じられています。
同じ顔の男を、二つの名前で別々に評価する。この台詞は、作品全体の問い「作られた記憶の中の時間は偽物なのか」への、ひとつの誠実な答えだったと僕は感じました。
なお、奈々美と娘のその後がどこまで描かれたかは、僕が確認できた報道の範囲では詳しく分かりませんでした。
残された謎:プログラムとゆず季
香坂の娘・ゆず季は、第7話で記憶消去を拒んだ人物です。
プログラムそのものが社会から完全に消えたわけではなく、すべてがきれいに片付いた結末ではありません。この「余白」は、意図的に残されたものだと僕は見ています。

マイ・フィクションをどう評価するか(湊の考察)
個人的には、本作の最大の価値は「全8話で、主人公を被害者から“物語を書き換えた側”へ反転させた構成」にあると考えています。
被害者から「作者」へ――タイトルの意味
第1話で、僕らは「妻にも同僚にも忘れられた男」に感情移入しました。
ところが話が進むほど、記憶を奪われていたのは奈々美であり、由梨であり、津村だったと分かっていく。被害者に見えた主人公は、実は他人の人生を書き換えた“作者”の側にいたのです。
これはタイトルの「マイ・フィクション(僕の作り話)」そのものだと、僕は受け取っています。10話以上なら中だるみしかねない反転劇を、8話で回収したテンポは見事だったと感じました。
脚本家・山岡潤平の言葉が示すもの
この構造の難しさは、作り手自身が語っています。脚本の山岡潤平さんは、知っていること・知らないこと、思い出したこと・思い出せないことが絡み合う主要4人は演じるのが特に大変だろうと考えていたが、完成映像では想像以上に複雑な感情が表現されていて驚いた、という趣旨のコメントを寄せていました。
「知っている/知らない」の4象限を、同じ俳優が場面ごとに行き来する。玉森さんの二役は、その最も過酷なポジションだったわけです。
玉森裕太の二役:空白の目と、執着の目
僕の目には、正樹を演じる玉森さんは「焦り」より「戸惑い」で空白を表現しているように映りました。第1話で自宅に戻り、同僚の多田が自分の名を名乗るのを目にしたときの、怒るでも叫ぶでもない立ち尽くし方。あれは、記憶という足場を失った人間の軽さだったと思います。
一方、最終話で「キミに俺だけ見ててほしかった」と漏らす祐介は、同じ顔のまま視線の温度だけが違いました。優しさの奥に、手放せないものを握りしめる熱がある。
思い返せば、玉森さんの主演作『信長のシェフ』(2013年・テレビ朝日系)も、記憶を失った料理人が戦国時代を生きる物語でした。13年を経て、今度は記憶を奪われた側と奪った側の両方を一人で背負った。僕はここに、俳優としての大きな前進を見たと感じています。
モデルプレスによると、本作は玉森さんにとって4年ぶりのテレビ朝日系ドラマ出演でもありました。
同じ枠の『たとえあなたを忘れても』との比較
日曜22時枠の系譜で比べたいのが、2023年の『たとえあなたを忘れても』です。企画プロデュースの清水一幸さんは、この作品を同枠ドラマの第3弾と位置づけていました。
同作のスタッフ発表では、辻知奈美さんがプロデューサーの一人として名を連ねています。そして『マイ・フィクション』で、辻さんはチーフプロデューサーを務めました。
両作とも「記憶と愛」を扱いながら、問いの立て方は正反対だと僕は見ています。
- 『たとえあなたを忘れても』:病によって記憶が“失われる”。それでも愛は残るのかを問う
- 『マイ・フィクション』:他人の意志で記憶が“書き換えられる”。作られた記憶の愛は本物かを問う
前者が「喪失を受け入れる物語」なら、後者は「改変を拒む物語」。同じ作り手が3年をかけて、記憶というテーマを裏側から描き直した――そう捉えると、この枠の作家性が立体的に見えてきます。
『エターナル・サンシャイン』への返答として
記憶消去を描いた先行作の代表に、映画『エターナル・サンシャイン』(2004年)があります。別れた恋人の記憶を消した男女が、それでも再び惹かれ合う物語でした。
由梨は、そこからもう一歩踏み込みます。消す技術が目の前にあっても使わず、悲しみも自分の一部として引き受けた。僕にはそれが、先行作への静かな返答のように見えました。
僕自身、若い頃に「あの夜のことを忘れられたら」と願った記憶があります。でも今振り返れば、あの痛みがあったから今の自分の選択がある。由梨の決断に胸を打たれたのは、たぶんそのせいです。

マイ・フィクションの視聴率と反響は?数字と熱量のずれ
初回の世帯視聴率は、ビデオリサーチ調べ(関東地区・リアルタイム)で3.6%と報じられました。第2話以降の数字は、2026年10月5日時点で僕が確認できる範囲では公式な発表が見当たりません。
「控えめな数字」と「語らせる力」
一方で、反響ははっきり記録に残っています。WEBザテレビジョンによると、第1話の放送後はXで考察投稿が相次いでトレンド1位に入り、最終話も放送終了後に1位を獲得したと伝えられました。
日曜22時台は、配信で後追いする視聴者が多い時間帯です。リアルタイムの世帯視聴率だけで作品の届き方を測るのは難しい、というのが僕の見立てです。
ドラマの外まで広がった「なりすまし」
ORICONの報道によると、第1話翌日には東急東横線・副都心線の渋谷駅改札内に、玉森さんがジャンボたかおさんに“なりすまされた”特別ポスターが期間限定で掲出されました。
芸人の明るさと、なりすまし役の不気味さ。その落差を宣伝にまで持ち込んだ遊び心が、序盤の話題を牽引したのだと思います。
マイ・フィクションのキャスト・主題歌・Blu-ray発売情報
ここからは、作品の基本情報をコンパクトにまとめます。
放送データと主要キャスト
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送期間 | 2026年7月5日〜8月23日(全8話) |
| 放送枠 | 日曜22:15〜(ABCテレビ・テレビ朝日系) |
| 最終話 | 22:30〜23:24に繰り下げ放送 |
| 脚本 | 山岡潤平(オリジナル) |
| 演出 | 有働佳史、松嵜由衣、宮岡太郎 |
| 制作 | 朝日放送テレビ/制作協力MMJ |
主要キャストは次のとおりです。
- 玉森裕太:伊川正樹/二宮祐介
- 森川葵:二宮由梨
- 宮澤エマ:伊川真弓/石野奈々美
- 野村周平:津村大輔
- 国仲涼子:香坂睦美
- ジャンボたかお(レインボー):多田義孝
- 吉村界人:室谷隆敏
ほかに結城萌さん、三浦獠太さん、佐戸井けん太さん、日影琉叶さんらが出演しています。
主題歌「My Affection」とタイトルの響き
主題歌はKis-My-Ft2の「My Affection」、オープニング曲はredrawの「Karma」です。
「マイ・フィクション」と「マイ・アフェクション」は、声に出すと響きが近い。作り話(フィクション)と愛情(アフェクション)を重ねた言葉遊びにも見えますが、公式にそう説明されたわけではなく、あくまで僕の私見です。

Blu-ray・DVD-BOXとスピンオフ
HMV&BOOKS onlineのニュースによると、Blu-ray BOXとDVD-BOXは2027年2月10日(水)発売で、@Loppi・HMV限定の特典としてB6クリアファイル(ダークグレー)が用意されています。
価格や収録内容、特典映像(スピンオフ収録の有無を含む)は、僕が確認できた範囲では明らかになっていませんでした。最新情報は必ず公式や販売店の案内で確認してください。
TVerでは、伊川夫妻の2年前を描いた「伊川家のはじまり」など全3話のスピンオフが配信されました。本編を見終えてから見返すと、夫婦の何気ない笑顔がまったく違う重さで迫ってきます。
マイ・フィクション最終回の結末と考察まとめ
- 最終回、祐介は由梨・津村・賢人の記憶から自分だけを消す道を選んだ
- 伊川正樹は、記憶を書き換えられた二宮祐介本人だった
- 由梨は記憶を消すことを拒み、悲しみごと自分の人生として引き受けた
- 奈々美は「祐介」と「正樹」を分けて受け止めた
- 本作は同枠の『たとえあなたを忘れても』を裏返した「改変を拒む物語」と読める
- Blu-ray・DVD-BOXは2027年2月10日発売(詳細は公式で確認を)
作り話の中で育った愛は、偽物なのか。答えを言い切らなかったこの作品は、見終えたあとも僕らに「自分の記憶とどう生きるか」を問い続けています。
ドラマが終わったあとも、僕の心にはまだ、消せない記憶のような余韻の炎が灯り続けています。
よくある質問
マイ・フィクションに原作はありますか?
原作はありません。山岡潤平さん脚本による完全オリジナル作品です。
マイ・フィクションのBlu-ray・DVDはいつ発売ですか?
Blu-ray BOXとDVD-BOXは2027年2月10日発売と案内されています。価格や特典の詳細は変わる可能性があるため、公式・販売店の情報を確認してください。
マイ・フィクションの続編はありますか?
2026年10月5日時点で、続編や特別編の公式発表は確認できていません。ただし作中で記憶改変プログラムが残されたまま終わっており、物語を広げる余地はあると考えられます。
(文:岸本湊人/ドラマ見届け人・湊の部屋)
参考
- マイ・フィクション – Wikipedia
- My Affectionとは? わかりやすく解説
- ザ・ノンフィクション – フジテレビ
- Kis-My-Ft2|MENT RECORDING
- ドラマ『マイ・フィクション』最終回まで各話あらすじ一覧|最新話を随時更新【2026年7月期】
- 『マイ・フィクション』最終話考察:衝撃の結末…「記憶の書き換え」は継続? 玉森裕太”二宮”の「究極の選択」と残された謎とは?【ネタバレ】
「観たい作品はある。でも、毎月お金がかかるのはちょっと……」という方へ。
U-NEXTは31日間の無料トライアル付き。登録日を含む31日以内に解約すれば、月額料金はかかりません。解約はアプリやWebから、数分で完了します。
登録は3ステップ。無料期間の後は月額2,189円(税込)ですが、まず0円で使ってみて、続けるかどうかを自分で決められます。
まず31日間0円で試してみる


コメント