VIVANT続編のロケ地はアゼルバイジャンのバクー?新たな舞台の撮影情報を先取り

バクー旧市街の石造りの街並みと近代的な高層建築を望む風景 ロケ地・紹介
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VIVANT続編の海外ロケは、首都バクーを含むアゼルバイジャン8地域で行われました。

さらに2026年7月21日時点では、公式タイアップツアーを通じて、バクー旧市街やシルヴァン・シャー宮殿など6か所もロケ地として案内されています。

夜更けに『VIVANT』第2シーズンの映像を見ていると、僕の胸には一つの疑問が浮かびました。

画面に映る石壁、モスク、地下鉄、赤白の山肌。その場所は本当に撮影地なのか。それとも、作品の世界観に似た観光名所として紹介されているだけなのか。

『VIVANT』は、見えている肩書や表情だけでは人物の正体を判断できないドラマでした。

ロケ地情報も同じです。

そこでこの記事では、TBSの番組情報、アゼルバイジャン国営通信社AZERTACの撮影完了報道、日曜劇場『VIVANT』とタイアップした阪急交通社の公式ツアー情報を分け、確認できる範囲を整理します。

先に重要な結論をまとめると、次の通りです。

  • アゼルバイジャンでの撮影は確認済み
  • バクーを含む8地域での撮影も確認済み
  • 撮影期間は2025年8月から10月末まで
  • バクー・メディア・センターが現地制作を支援
  • 公式タイアップツアーでは個別ロケ地6か所を案内
  • フレイム・タワーズなど一部の有名観光地は、撮影使用の断定に注意が必要
  • 各ロケ地が第何話のどの場面に登場するかは、放送前の段階では未公表

住所を多く並べるよりも、「誰が、いつ、どこまで発表したのか」を確かめる。

その慎重さがあってこそ、ロケ地から物語を読み解く楽しみも深くなると僕は考えています。

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VIVANT続編のロケ地はバクーを含む8地域で確認済み

VIVANT続編のロケ地として、アゼルバイジャンと首都バクーは確認済みです。バクーだけではなく、国内8地域に撮影が広がっています。

アゼルバイジャン国営通信社AZERTACは2025年11月15日、「VIVANTシリーズの撮影がバクー・メディア・センターの支援により成功裏に完了した」と題する記事を掲載しました。

同記事では、第2シーズンの撮影が2025年8月に始まり、10月末まで続いたことに加え、撮影地域として8か所を具体的に挙げています。

  • バクー
  • スムガイト
  • ギャンジャ
  • ナヒチバン
  • シャマヒ
  • ガバラ
  • シェキ
  • グバ

したがって、「VIVANT続編の海外ロケ地はバクーなのか」という疑問への正確な答えは、「バクーは正式な撮影地域の一つだが、アゼルバイジャンロケ全体は8地域に及ぶ」となります。

ここで理解しておきたいのは、「国」「地域」「個別施設」では、確認に必要な情報の強さが違うことです。

情報の区分 現在の判定 主な根拠 まだ分からないこと
アゼルバイジャンでの撮影 確認済み AZERTAC、TBS関連情報 劇中での国名や設定
バクーを含む8地域 確認済み 2025年11月15日のAZERTAC報道 各地域が登場する話数
個別ロケ地6か所 公式タイアップ情報で確認 阪急交通社の『VIVANT』公式ツアー 撮影場面、出演者、撮影範囲
その他の観光名所 一部未確認 観光記事や都市紹介 実際に撮影したかどうか

AZERTACが示したのは、撮影が実施された「地域」の一覧です。

一方、建物、道路、駅、山などの「個別ロケーション」は、別の資料で確認する必要があります。

以前の段階では、バクー旧市街やシルヴァン・シャー宮殿も、公開映像と景観を照合した二次情報として慎重に扱う必要がありました。

しかし、2026年7月中旬に公開された阪急交通社の公式タイアップツアーでは、複数の場所が明確に「ロケ地」として紹介されています。

つまり、情報の公開が進んだことで、以前は有力候補だった場所の一部が、より確度の高い確認情報へ変わったのです。

ロケ地記事で大切なのは、一度書いた判定に固執しないことです。

新たな公式情報が出れば、「推定」を「確認済み」に更新し、逆に根拠の弱い場所は候補へ戻す。その積み重ねが、記事の信頼性をつくります。

※画像はAIによるイメージ

VIVANT続編のアゼルバイジャン撮影はいつ・どこで行われた?

アゼルバイジャン撮影は2025年8月から10月末まで行われ、首都、古都、山岳地域、飛び地など広い範囲が使用されました。

AZERTACによると、現地ではバクー・メディア・センターが制作パートナーを務めています。

支援内容として挙げられたのは、組織面と技術面の支援、撮影隊の物流、撮影許可、各種調整です。

海外ドラマ撮影は、出演者とカメラを現地へ運ぶだけでは成立しません。

大人数のスタッフや機材を移動させ、道路、歴史的施設、公共交通機関などで撮影するには、行政や施設管理者との細かな調整が必要です。

バクー・メディア・センターの関与は、今回の撮影が単なる短期間の風景撮影ではなく、複数地域を横断する大規模な制作だったことを示しています。

8地域について、2026年7月21日までに確認できる個別ロケ地との関係を整理すると、次のようになります。

撮影地域 地域単位の確認 公表された個別ロケ地 未公表の情報
バクー 確認済み 旧市街、シルヴァン・シャー宮殿、地下鉄 駅名、路線、撮影した通り
スムガイト 確認済み 現時点で特定情報なし 施設名、場面、出演者
ギャンジャ 確認済み 現時点で特定情報なし 施設名、場面、出演者
ナヒチバン 確認済み 現時点で特定情報なし 施設名、場面、出演者
シャマヒ 確認済み ジュマ・モスク 建物内外の使用範囲
ガバラ 確認済み 現時点で特定情報なし 施設名、場面、出演者
シェキ 確認済み シェキの歴史地区 宮殿や隊商宿の使用場面
グバ 確認済み 現時点で特定情報なし 施設名、場面、出演者

この表から分かるのは、公式に地域名が公表されていても、すべての撮影場所が建物単位で明かされたわけではないということです。

スムガイト、ギャンジャ、ナヒチバン、ガバラ、グバについては、地域内のどこで撮影したのか、現段階では具体的に公表されていません。

一方、バクー、シャマヒ、シェキについては、公式タイアップツアーによって個別の場所まで見え始めています。

撮影期間は約3か月に及ぶ

撮影開始は2025年8月、終了は同年10月末です。

単純な日数の公表はありませんが、季節をまたぐ約3か月の長期撮影だったことになります。

この長さから考えると、アゼルバイジャンは数場面だけの背景ではなく、第2シーズンの物語を支える主要な舞台になる可能性が高いでしょう。

ただし、撮影期間が長いからといって、劇中でもアゼルバイジャンという実名の国が登場するとは限りません。

第1シーズンではモンゴルの風景が、架空国家バルカ共和国として使用されました。

第2シーズンでも、実在するアゼルバイジャンの都市や建物が、別の国、架空都市、政府機関、秘密拠点として使われる可能性があります。

現実の地図を借りながら、物語のための新しい地図を描く。

ロケーション撮影とは、風景を記録する作業ではなく、風景に別の名前と運命を与える仕事なのだと僕は感じます。

VIVANT第2シーズンは7月26日から2クール連続放送

TBSは、『VIVANT』第2シーズンを2026年7月26日から2クール連続で放送すると案内しています。

初回は第11話として放送され、第1シーズン全10話の続きから物語が始まります。

公式あらすじでは、国際テロ組織テントをめぐる任務から戻った乃木憂助の前に、赤い饅頭が置かれていた場面から再開します。

赤い饅頭は、別班の緊急招集を知らせるサインです。

さらに、乃木がノゴーン・ベキに銃弾を放ち、薫とジャミーンを抱き締めた日、その裏側で何が起きていたのかが描かれます。

つまり、アゼルバイジャンの風景は、前作から時間を大きく飛ばした新章ではなく、前作最終話と直結する新たな任務の舞台として登場する可能性があります。

※画像はAIによるイメージ

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VIVANT続編の個別ロケ地6か所はどこ?

公式タイアップツアーでは、旧市街、歴史地区、モスク、地下鉄、山岳地帯、宮殿の6か所がロケ地として案内されています。

阪急交通社は、日曜劇場『VIVANT』第2シーズンとタイアップした「魅惑のアゼルバイジャン6日間」を発表しています。

同ツアーは「第2シーズンの舞台となったロケ地をめぐる旅」と明記され、旅行日程の中で次の6か所を「ロケ地」として紹介しています。

番号 公式ツアーで案内されるロケ地 所在地域 現時点で確認できる範囲
1 バクー旧市街 バクー 旧市街で撮影されたことを確認
2 シェキの歴史地区 シェキ 歴史地区での撮影を確認
3 シャマヒのジュマ・モスク シャマヒ モスクがロケ地として案内
4 バクー地下鉄 バクー 地下鉄関連の撮影を確認
5 キャンディ・ケーン・マウンテン ヒジ周辺 山岳景観がロケ地として案内
6 シルヴァン・シャー宮殿 バクー 宮殿がロケ地として案内

ここでの「確認」は、撮影場面や出演者まで特定したという意味ではありません。

公式タイアップツアーの案内ページ上で、ロケ地として明記されたという意味です。

バクー旧市街

バクー旧市街は、現地でイチェリ・シェヘルと呼ばれる城壁都市です。

石畳の路地、モスク、隊商宿、宮殿などが密集し、近代的な市街地とは異なる時間が流れているように見えます。

以前から『VIVANT』公式SNSの背景や予告映像を基に、旧市街ではないかと推定されていました。

今回、公式タイアップツアーが「ロケ地1」として旧市街を挙げたことで、少なくとも旧市街一帯で撮影が行われたことの確度は大きく上がりました。

ただし、使用された路地、門、広場、建物の入口までは公表されていません。

旧市街の道は、真っすぐ先まで見通せる砂漠とは正反対です。

一つ角を曲がれば相手を見失い、細い路地へ入れば退路も消える。第1シーズンの「遠くから迫る脅威」に対し、第2シーズンでは「すぐ隣に潜む脅威」が描かれるのかもしれません。

シェキの歴史地区

シェキは、シルクロードの交易都市として栄えた歴史を持つ古都です。

公式タイアップツアーでは、シェキの歴史地区が「ロケ地2」とされています。

ただし、シェキ・ハーン宮殿や隊商宿のどこまでが実際の撮影範囲なのかは、ツアーページだけでは判断できません。

「歴史地区で撮影した」という確認と、「歴史地区内のすべての観光施設が画面に映る」という話は別です。

シェキで僕が注目したいのは、交易都市という背景です。

『VIVANT』第1シーズンは130億円の誤送金から始まりましたが、追跡の先にあったのは金だけではありませんでした。

人、情報、土地、家族の記憶が国境を越えて動いていたのです。

古くから物と人が行き交ったシェキが選ばれたことは、第2シーズンでも「何かが運ばれる道」が重要になる可能性を感じさせます。

シャマヒのジュマ・モスク

公式ツアーでは、シャマヒのジュマ・モスクが「ロケ地3」とされています。

シャマヒは、AZERTACが公表した8地域にも含まれているため、地域情報と個別施設情報が一致しています。

現時点で未公表なのは、モスクの外観だけが使用されたのか、内部でも撮影したのかという点です。

また、劇中で宗教施設として登場するのか、別の公的施設として転用されるのかも分かりません。

建築物は、看板や室内装飾、撮影角度を変えるだけで、実際とは異なる役割を持たせられます。

僕たちがモスクだと知っている場所が、物語の中では政府関係者との接触場所や、追跡を逃れる避難先になることも考えられます。

バクー地下鉄

バクー地下鉄は、公式ツアーで「ロケ地4」と紹介されています。

ただし、撮影した駅名、路線、車両、ホームの情報は公表されていません。

地下鉄という閉ざされた空間は、尾行、監視、人物の入れ替わりを描く舞台として相性があります。

乗客の流れに紛れた人物が、一駅の間に別の顔へ変わる。

閉まるドアは、味方と敵を分ける境界線にもなります。

地上の雄大な風景だけでなく、公共交通機関まで撮影対象にした点は、第2シーズンが都市の「表側」だけでなく、人物が移動する経路そのものを描こうとしている証拠かもしれません。

キャンディ・ケーン・マウンテン

赤、白、ピンク色の地層が連なるキャンディ・ケーン・マウンテンも、公式ツアーで「ロケ地5」と案内されています。

2026年1月8日更新のスカイチケット観光ガイドでは、それ以前から公開映像に登場した場所として紹介されていました。

当時は映像照合を基にした二次情報として扱う必要がありましたが、公式タイアップツアーに組み込まれたことで、ロケ地としての根拠が一段強くなっています。

一方で、AZERTACが公表した8地域には、キャンディ・ケーン・マウンテンが位置するとされるヒジの名前がありません。

この違いについては、次の可能性が考えられます。

  • AZERTACの8地域が主要な撮影地域のみを示していた
  • 周辺の広域名称で撮影場所をまとめていた
  • 公式ツアーでは観光上分かりやすい地名を使用した
  • 地域区分とロケーション名の単位が異なる

現時点で、どれが正しいかは断定できません。

ただし、8地域一覧にヒジがないことを理由に、キャンディ・ケーン・マウンテンを直ちに誤情報と判断することもできなくなりました。

情報源によって「地域」と「個別地点」の粒度が違うからです。

赤白の地層は、地面の下に隠されていた年月を、切断面として見せる風景です。

僕にはその層が、乃木憂助とノコル、そしてノゴーン・ベキの間に積み重なった記憶にも見えます。

ただし、象徴として作品に似合うことと、劇中でどの意味を持つかは別です。

景色の印象は考察に使えても、物語の答えとして先回りしてはいけません。

シルヴァン・シャー宮殿

シルヴァン・シャー宮殿は、バクー旧市街内にある歴史的建築です。

公式ツアーでは「ロケ地6」として明記されています。

スカイチケット観光ガイドも、特報映像や公開情報に登場した場所として、2026年1月の段階で紹介していました。

このため、シルヴァン・シャー宮殿は、単に「バクーにある有名な宮殿だから候補になった場所」ではありません。

公開映像による照合情報に加え、公式タイアップツアーでロケ地として扱われている場所です。

ただし、宮殿全体を長時間使用したのか、回廊や中庭など一部だけを撮影したのかは分かりません。

また、劇中で本物の宮殿として登場する保証もありません。

『VIVANT』の世界では、建物の本当の名前よりも、そこで誰が誰を待っているのかの方が重要です。

石壁の重さは歴史を伝えますが、その壁の陰に立つ人物が味方か敵かまでは教えてくれません。

※画像はAIによるイメージ

フレイム・タワーズや乙女の塔もVIVANT続編のロケ地?

フレイム・タワーズなどが映像の背景に入る可能性はありますが、公式ツアーでロケ地と明記された6か所とは分けて考える必要があります。

バクーを紹介する観光記事では、次の有名スポットが『VIVANT』と一緒に紹介されることがあります。

  • フレイム・タワーズ
  • 乙女の塔
  • ヘイダル・アリエフ・センター
  • アゼルバイジャン国立カーペット博物館
  • ゴブスタン国立保護区
  • ヤナル・ダー
  • アテシュギャーフ

いずれもアゼルバイジャンやバクーを象徴する場所ですが、観光記事に掲載されていることだけでは、撮影地だった証拠にはなりません。

2026年7月に公開された公式タイアップツアーのページにも、フレイム・タワーズや乙女の塔などの写真や観光情報は掲載されています。

しかし、「ロケ地1」から「ロケ地6」として明示された場所と、周辺観光地として掲載された場所は区別する必要があります。

フレイム・タワーズ

フレイム・タワーズは、炎を思わせる形をした高層建築で、バクーの景観を代表する存在です。

旧市街からも見えるため、旧市街で撮影した映像の背景に入り込む可能性はあります。

ただし、建物の内部や敷地で撮影したのか、遠景として映っただけなのか、単にツアーの観光対象なのかは分かりません。

そのため、現時点では次の表現が適切です。

「バクーの景観として映る可能性はあるが、独立した撮影場所としての使用範囲は未確認」

バクー旧市街の背後にフレイム・タワーズが見える構図は、過去と現在が一枚の画面で重なる象徴的な風景です。

それは、穏やかな商社マンと別班員という二つの顔を持つ乃木憂助にも重なります。

しかし、象徴性が高いから撮影地に違いないと結論づけるのは危険です。

作品に似合う場所と、実際にカメラを置いた場所は、同じとは限りません。

乙女の塔

乙女の塔はバクー旧市街内にあります。

旧市街での撮影が確認された以上、塔が遠景に入った可能性はあります。

一方、塔の内部や入口で撮影したことを示す個別情報は、公式ツアーの「ロケ地6か所」には含まれていません。

旧市街という大きな範囲の中にある建物だからといって、すべてが個別ロケ地になるわけではないのです。

ゴブスタンやカーペット博物館

ゴブスタン国立保護区やアゼルバイジャン国立カーペット博物館も、アゼルバイジャン旅行の記事で頻繁に紹介されます。

しかし、AZERTACが公表した8地域や、公式タイアップツアーが明記した6ロケ地と照合すると、独立した撮影場所としての確認はできません。

観光地として訪問価値があることと、『VIVANT』の撮影地であることは別の情報です。

ロケ地巡りを計画する場合は、記事タイトルに『VIVANT』と書かれているかではなく、本文で「撮影した」「ロケ地として案内する」と明記されているかを確認する必要があります。

なぜVIVANT続編はバクーとアゼルバイジャン8地域を選んだ?

僕は、制作陣が求めたのは一つの絶景ではなく、都市、歴史、信仰、交通、山岳を一国内で切り替えられる景観の幅だったと考えています。

ここからは、確認されたロケ地と作品構造を基にした僕の考察です。

第1シーズンのモンゴルロケで強く印象に残ったのは、砂漠の広さでした。

乃木、野崎、薫、ドラムたちが広大な土地を移動する姿は、国家規模の事件に巻き込まれた人間の小ささを映していました。

第2シーズンのアゼルバイジャンロケは、同じ映像体験を繰り返すのではなく、景色が次々に変わる構成になりそうです。

  • 城壁に囲まれたバクー旧市街
  • 近代都市の地下を走るバクー地下鉄
  • 信仰と歴史を感じさせるジュマ・モスク
  • 交易の記憶が残るシェキ
  • 赤白の地層が広がる山岳地帯
  • 王朝の権力を思わせるシルヴァン・シャー宮殿

この組み合わせから見えてくるのは、単なる「海外らしい美しい景色」ではありません。

人物がどこからどこへ移動し、どの領域へ入ったのかを、背景の変化によって伝える設計です。

8地域ロケの鍵は「移動」にある

僕が今回、最も注目しているのは物流と移動です。

AZERTACは、バクー・メディア・センターが撮影隊の物流や撮影許可、現地調整を支援したと伝えています。

これは制作上の情報ですが、物語を考えるヒントにもなります。

8地域に撮影隊を動かしたということは、完成した映像でも、人物や物資が一つの街にとどまらない可能性があります。

第1シーズンの始まりは、丸菱商事で起きた130億円の誤送金でした。

最初に見えたのは金の流れでしたが、その奥にはテント、別班、公安、土地買収、家族の過去がつながっていました。

第2シーズンでも、表面上は資金や荷物の追跡から始まり、その移動経路の奥に国家間の秘密が隠されているのかもしれません。

もちろん、これは公表済みのあらすじではなく、僕の仮説です。

根拠は次の3点に絞れます。

  • 撮影が8地域に及んでいること
  • 地下鉄や旧市街など移動に適した場所が個別ロケ地に含まれること
  • 公式あらすじが「世界中を巻き込む大きな渦」を示していること

一つの場所で敵を倒す物語ではなく、動く人物を追い、その人物が運ぶ何かを突き止める物語。

アゼルバイジャン8地域という点は、やがて一本の線としてつながるのではないでしょうか。

歴史と近代の境界が乃木憂助の二面性と重なる

バクーでは、石造りの旧市街と近代的な高層建築が近い距離で共存しています。

歴史を守る街でありながら、新しい国家像を外へ発信する街でもあります。

その二面性は、乃木憂助に似ています。

穏やかな丸菱商事の社員であり、国家を守る任務を遂行する別班員。

薫とジャミーンを抱き締める人間でありながら、父ノゴーン・ベキに銃口を向けた人物でもあります。

どちらか一方が偽物なのではありません。

矛盾する二つの顔を抱えたまま生きていることこそ、乃木という人物の本質です。

歴史と近代、静かな祈りと高速で動く地下鉄、王宮と荒涼とした山。

対照的なロケーションを行き来することで、乃木自身の中にある複数の顔も、より鮮明に映し出されると僕は考えています。

個別ロケ地の順番にも意味があるかもしれない

公式ツアーのロケ地番号は、あくまで旅行商品の案内順であり、ドラマの登場順とは限りません。

それでも、選ばれた6か所を物語の流れとして並べてみると興味深い構造になります。

旧市街で誰かを追い、交易都市シェキへ移動し、モスクで情報を得る。

地下鉄で追跡をかわし、山岳地帯へ向かい、最後に宮殿のような権力の中心へたどり着く。

これは僕の想像にすぎません。

しかし、ロケ地とは背景ではなく、人物の選択を導く道でもあります。

車のステアリングを切る角度が人生の分岐に似ているように、どの道へ入り、どの駅で降り、どの門をくぐるかが、『VIVANT』では人物の正体を変えてしまうのです。

※画像はAIによるイメージ

放送後はVIVANTロケ地の何を確認すればいい?

第2シーズン放送後は、建物の外観だけでなく、道路標識、床の模様、窓、山の地層、エンドクレジットを照合すると、撮影場所を特定しやすくなります。

『VIVANT』第2シーズンは、2026年7月26日の第11話から始まります。

放送後にロケ地を確認する際は、次のポイントが役立ちます。

  • バクー旧市街:城壁の門、路地の幅、石積み、坂の方向
  • シルヴァン・シャー宮殿:回廊、アーチ、中庭、階段の配置
  • ジュマ・モスク:ドーム、入口、窓、内部装飾
  • バクー地下鉄:駅の壁面、照明、ホーム、車両デザイン
  • キャンディ・ケーン・マウンテン:赤白の地層、道路との位置関係
  • シェキの歴史地区:石畳、木造部分、隊商宿や宮殿の外観
  • エンドクレジット:撮影協力、施設名、地域名
  • TBS公式メイキング:撮影隊、出演者、現地スタッフの背景

ロケ地を特定するときは、一つの特徴だけで決めないことも重要です。

例えば、石造りのアーチが映ったからといって、すぐシルヴァン・シャー宮殿だとは限りません。

旧市街には似た色や様式の建物が複数あります。

外観、床、窓、周囲の建物など、少なくとも二つ以上の特徴が一致してから判断する方が安全です。

放送後に新しい撮影場所が判明した場合は、次の3段階で整理すると混乱しません。

1. 公式サイトやエンドクレジットで施設名が確認できた場所
2. 公式メイキングや出演者投稿で背景が確認できた場所
3. 映像と現地写真の照合によって推定される場所

公式ツアーの6か所以外にも、スムガイト、ギャンジャ、ナヒチバン、ガバラ、グバで撮影した事実はすでに公表されています。

つまり、放送開始後には、現在名前が分かっていない施設や道路が新たに特定される可能性があります。

8地域は物語の答えではありません。

けれど、画面に残された足跡をたどるための、大切な地図です。

まとめ

VIVANT続編の海外ロケ地は、首都バクーを含むアゼルバイジャン8地域です。

AZERTACの2025年11月15日付記事によると、撮影は2025年8月から10月末まで行われました。

確認されている8地域は、次の通りです。

  • バクー
  • スムガイト
  • ギャンジャ
  • ナヒチバン
  • シャマヒ
  • ガバラ
  • シェキ
  • グバ

さらに、2026年7月に公開された『VIVANT』公式タイアップツアーでは、次の6か所がロケ地として案内されています。

  • バクー旧市街
  • シェキの歴史地区
  • シャマヒのジュマ・モスク
  • バクー地下鉄
  • キャンディ・ケーン・マウンテン
  • シルヴァン・シャー宮殿

一方、フレイム・タワーズ、乙女の塔、ヘイダル・アリエフ・センター、カーペット博物館、ゴブスタンなどは、周辺観光地や映像背景として紹介されることがあります。

しかし、公式ツアーで個別にロケ地と明記された6か所とは分けて扱うのが正確です。

また、8地域のうち、スムガイト、ギャンジャ、ナヒチバン、ガバラ、グバについては、施設名や使用場面がまだ明かされていません。

第2シーズンは2026年7月26日の第11話から始まり、前作最終話の赤い饅頭が置かれた直後へ物語が戻ります。

放送が始まれば、8地域という大きな地図の上に、人物、建物、道路、駅、山が一本ずつ結び付けられていくでしょう。

第1シーズンの広い砂漠は、人間の小ささを描きました。

第2シーズンの変化に富んだ道は、人間がどの方向へ進むのかを描くのかもしれません。

僕の心に残っているのは、バクーの石壁そのものではありません。

古い壁の向こうに新しい街の灯が見えるように、終わったと思っていた物語の向こう側で、乃木憂助の新しい任務がすでに始まっていた。その静かな予感です。

よくある質問

VIVANT続編は本当にバクーで撮影された?

はい。AZERTACが公表した撮影地域8か所の中に、首都バクーが明記されています。バクーは候補ではなく、確認済みの撮影地域です。

バクー旧市街やシルヴァン・シャー宮殿もロケ地?

日曜劇場『VIVANT』とタイアップした阪急交通社の公式ツアーで、いずれもロケ地として案内されています。ただし、どの出演者が、どの場面を撮影したかは未公表です。

フレイム・タワーズはVIVANTの撮影場所?

バクー旧市街などから見えるため映像背景に入る可能性はありますが、独立した撮影場所として使用した範囲は確認できていません。ロケ地と断定せず、放送映像や公式メイキングを待つのが適切です。

岸本 湊人

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