『大空港~GATE24~』の相関図は、森万智を中心にGATE24・警察・空港管理側・協力者が交差する構造です。
趣里さん、眞栄田郷敦さん、板垣李光人さんら主要キャストの所属だけでなく、「誰が何を守ろうとして衝突しているのか」を押さえると、登場人物の関係が一気に分かりやすくなります。
この記事では、テレビ朝日の公式相関図・人物紹介と、2026年7月31日時点で放送済みの第1話・第2話を基に、主要キャスト15人の関係を整理します。第2話の事件については犯人や結末の核心を伏せ、人物関係の変化を中心に解説します。
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『大空港~GATE24~』のキャスト相関図を簡単に整理
『大空港~GATE24~』は、2026年7月23日にテレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で始まった空港エンターテインメントです。
舞台は劇中の関東国際空港。入管、税関、動物検疫など異なる組織から職員を集め、内閣官房直属のスペシャルユニット「GATE24」が設置されます。
GATE24は「Global Airport Task Enforcement」の略称です。国際犯罪の巧妙化などに対応するため、従来の縦割りを越えて人とモノを一括審査する、ドラマ独自の試験的組織として描かれています。
相関図の要点は、次の5行でつかめます。
- 中心人物:森万智/趣里
- 同じチームの対立軸:早見圭一郎/眞栄田郷敦と松山篤志/板垣李光人
- 最終判断を担う人物:深澤然/柳葉敏郎
- 組織を設立した人物:杉原美都里/松雪泰子
- 外部から圧力をかける人物:井内崇也/吹越満、池浦隆洋/田辺誠一
人物を所属別に分けると、次の構造です。
人物・キャスト 所属・関係の要点
森万智/趣里 GATE24。モノの違和感を見抜く主人公
早見圭一郎/眞栄田郷敦 GATE24。人・法律・データを重視する入国審査官
松山篤志/板垣李光人 GATE24。税関の現場と手順を守る職員
遠藤のぞみ/齊藤京子 GATE24。調査と情報収集を担う動物検疫職員
玉井淳子/奥貫薫 GATE24。空港内の情報網を持つベテラン税関職員
清家昭彦/加治将樹 GATE24。チームをまとめる統括審査官
名取紗良/椿原愛 GATE24。ノンキャリアの上席入国審査官
深澤然/柳葉敏郎 首席審査官。GATE24の最終判断を担う
杉原美都里/松雪泰子 内閣官房参事官。GATE24の設立者
池浦隆洋/田辺誠一 空港長。実験的な新組織を警戒する
井内崇也/吹越満 警視庁。泳がせ捜査も辞さない刑事
中塚哲三/嘉島陸 警視庁。井内と行動する刑事
熊川千香/秋元才加 グランドスタッフ。万智の親友
陣直人/西村直人 グランドスタッフ。千香の同僚
正岡亜弥子/街田しおん 空港内の蕎麦店で万智たちを迎える店員
この相関図を読み解く鍵は、登場人物を「味方」と「敵」に分けないことです。
GATE24は危険を国境で止めたい。井内は犯罪組織の全体像を追うため、対象者を国内へ入れて追跡したい。池浦は新組織の理想より、空港全体を混乱なく動かす責任を優先します。
全員が安全を守ろうとしているのに、守る範囲と方法が違う。
このズレこそが、『大空港~GATE24~』の相関図に何本もの対立線が引かれている理由です。

趣里・眞栄田郷敦・板垣李光人の関係は?
物語の中心にいるのは、森万智、早見圭一郎、松山篤志の3人です。
同じGATE24に所属していますが、万智はモノ、早見は人と制度、松山は税関の手順と現場責任を見ています。
森万智/趣里
森万智は、GATE24への配属が税関職員として最初の現場となる主人公です。
人の気持ちを読み取ることは得意ではありませんが、スーツケースや衣服、食品などに残った傷、配置、形の違和感を見つける観察力に秀でています。税関職員になる以前の経歴には、まだ明かされていない部分があります。
第1話では、外国人夫婦の荷物に入っていた2体の人形に注目。人形の腕の形が「緊急事態」を意味する信号だと突き止め、事件の見え方を大きく変えました。
趣里さんは、万智が答えを発見した瞬間を大げさな表情で知らせません。
まず目が止まり、周囲の会話から意識が離れ、頭の中で形になった答えが少し遅れて言葉になる。僕は、この「目が先に真実へ到着する演技」が万智の最大の魅力だと感じています。
万智は何でも理解できる万能型ではありません。
人を簡単に善悪へ分類できないからこそ、モノが残した事実を疑わず追い続ける。その不器用さが、結果として先入観に縛られない強さになっています。
早見圭一郎/眞栄田郷敦
早見圭一郎は、法務省出身のキャリア官僚で、将来の幹部候補とされる入国審査官です。
現場を知るため自らGATE24への参加を志願しており、法令、渡航歴、受け答え、表情、データから人を審査します。責任の所在を重視し、自分の職務領域を簡単には踏み越えません。
第1話では、外国人夫婦に関する情報を税関職員の松山へ明かさず、早くも入管と税関の縄張り意識が表面化しました。
一方で早見は、夫婦が持っていた家族写真から、写っている人物の表情に疑問を持ちます。
万智が人形というモノに残された異変を見つけ、早見が写真の中にある人間の感情を拾う。2人の能力は正反対ですが、組み合わさることで初めて真相へ近づけます。
眞栄田郷敦さんの早見は、相手の顔から視線をほとんど外しません。
質問をした後も表情を動かさず、相手が沈黙に耐えられなくなるまで待つ。万智の視線がモノへ吸い寄せられるのに対し、早見の視線は人の内側へ入っていくように見えます。
松山篤志/板垣李光人
松山篤志は、高校卒業後に税関職員となった現場たたき上げの若手ホープです。
税関の仕事に強い誇りを持つ一方、仕事への理念が高すぎるため融通が利かない部分もあります。歩んできた道も性格も正反対の早見とは、チーム発足直後から衝突しています。
松山が怒っているのは、早見が気に入らないからだけではありません。
危険なモノを国内へ入れない責任を負っているのに、審査に必要な情報を入管側から渡されない。松山の反発には、税関職員として判断材料を求める切実さがあります。
板垣李光人さんは、松山が感情を爆発させる直前、わずかに目を細めます。
早見の理屈を理解できないのではなく、理解したうえで納得できない。あの表情からは、エリートへの対抗心より「現場を知らない理屈で安全を語るな」という職人の意地が伝わってきます。
万智は、早見と松山の間を器用に取り持つ調整役ではありません。
空気を読まず、所属や序列より目の前の違和感を優先する人物です。だからこそ、入管と税関が当然だと思い込んできた境界線を、外側から揺さぶることができます。

『大空港~GATE24~』キャスト15人を所属別に解説
ここからは、主要キャスト15人について、公式設定、第2話までの関係、今後注目したい役割を整理します。
遠藤のぞみ/齊藤京子
遠藤のぞみは、農林水産省の動物検疫所に所属する動物検疫職員です。
やる気があるのか分かりにくい今どきの雰囲気を持ちながら、仕事は早く、情報収集と緻密なリサーチに優れています。公式には、GATE24を支える「縁の下の力持ち」と位置づけられています。
第1話・第2話では、万智が見つけた違和感をチームで扱える情報へ変える役割が見えました。
万智の発見が直感で終わらないためには、資料やデータによる裏付けが必要です。遠藤は、主人公のひらめきを組織の判断材料へ翻訳する人物なのでしょう。
玉井淳子/奥貫薫
玉井淳子は、空港内に独自の情報網を持つベテラン税関職員です。
明るい笑顔でチームを和ませる一方、大の噂好きという一面もあります。公式記録やシステムには残らない、職員同士の関係や現場の変化を拾える存在です。
第2話まででは事件解決の中心に立つ場面は多くありませんが、対立しがちなGATE24の空気を柔らかくしています。
若い専門家が制度とデータを持ち寄るなか、玉井が担うのは「空港の記憶」です。長年その場所で働いた人にしか見えない異変が、今後の事件を動かす可能性があります。
清家昭彦/加治将樹
清家昭彦は、GATE24のまとめ役を任された統括審査官です。
強いリーダーシップで全員を従わせる人物ではなく、「長い物に巻かれろ」という姿勢で難しい局面をやり過ごす、少し頼りないリーダーとして紹介されています。
第1話・第2話では、万智、早見、松山の個性が強すぎるため、清家が前へ出て統率するというより、衝突を深刻化させない受け皿になっています。
責任を避けているだけなのか。それとも、誰かの専門性を潰さないよう意図的に一歩引いているのか。今後の事件で清家自身が決断を迫られたとき、人物評価が大きく変わりそうです。
名取紗良/椿原愛
名取紗良は、GATE24に配属されたノンキャリアの上席入国審査官です。
早見と同じ入管側の人物ですが、キャリア官僚として制度と責任を強く意識する早見とは異なる現場感覚を持つと考えられます。公式発表では、GATE24を構成する主要メンバーの一人として紹介されています。
第2話まででは、万智と個別に深く関わる場面や、大きな対立線はまだ限定的です。
ただし、早見だけが入管側の意見を代表すると対立が単純になりすぎます。名取は今後、同じ入管内部にも異なる考えがあることを見せる人物になりそうです。
深澤然/柳葉敏郎
深澤然は、関東出入国在留管理局の首席審査官で、GATE24の最終判断を担います。
長年にわたり国際案件を経験してきたベテランで、定年を前に杉原が立ち上げたGATE24へ参加しました。若いメンバーへ経験と覚悟を託す、チームの支柱とされています。
第1話では、早見が示した疑問を切り捨てず、調査を続ける時間をチームへ与えました。
部下の提案を聞くだけでなく、その提案を組織の行動へ変え、結果への責任を負う。柳葉敏郎さんの静かな声には、判断を急がない優しさと、最後は自分が引き受ける覚悟が同時に宿っています。
杉原美都里/松雪泰子
杉原美都里は、内閣官房国境管理改革室の参事官で、縦割りの打破を掲げてGATE24を提案した人物です。
周囲から理解を得られず、他部署から圧力を受けながらも、選んだメンバーを信じて上層部から現場を支えます。
第1話では、調査を続けようとする現場に対し、自分が責任を負う姿勢を示しました。
松雪泰子さんは声を荒らげず、短い言葉だけで場の主導権を取り戻します。杉原と深澤は命令する官僚と従う現場ではなく、改革の理想と現場経験をつなぐ信頼関係です。
池浦隆洋/田辺誠一
池浦隆洋は、関東国際空港の空港長です。
GATE24の実験的な試みが空港全体のトラブルへ発展することを懸念し、新組織を快く思っていません。公式紹介では、GATE24の反対勢力となり得る人物として示されています。
第2話まででは、万智と直接ぶつかる場面より、組織そのものへ圧力をかける立場が目立ちます。
池浦を単なる改革の邪魔者と見るのは早いでしょう。空港長は、新しい制度を成功させることではなく、空港全体を止めずに動かす責任を負っています。
杉原が「変える責任」の人なら、池浦は「止めない責任」の人です。
井内崇也/吹越満
井内崇也は、警視庁国際犯罪対策課の刑事です。
犯罪組織の壊滅を優先し、必要であれば犯罪に関係する可能性がある人物の入国も容認する立場です。危険を水際で止めたいGATE24とは対立しますが、必要に応じて連携する関係でもあります。
第1話では、外国人夫婦を入国させるようGATE24へ要求しました。
GATE24が「今この場の危険」を止めるのに対し、井内は対象者を追跡して「将来のより大きな危険」を取り除こうとします。吹越満さんの井内が完全な悪役に見えないのは、その強引さにも捜査上の論理があるからです。
中塚哲三/嘉島陸
中塚哲三は、井内と行動する警視庁国際犯罪対策課の刑事です。
第1話では井内とともにGATE24の審査へ介入し、警察側の捜査方針を現場へ持ち込みます。公式設定でも、GATE24と何かと関わる刑事として紹介されています。
第2話まででは、井内ほど自身の考えを強く示す場面は多くありません。
今後、井内の命令を実行するだけなのか。それとも、GATE24と接するなかで警察側とは異なる判断を見せるのか。警察とGATE24をつなぐ実務上の窓口になる可能性があります。
熊川千香/秋元才加
熊川千香は、空港で働くグランドスタッフで、万智の親友です。
人とのコミュニケーションが得意ではない万智にとって、仕事の外で心を許せる貴重な存在。公式には、公私ともに万智を全力で支える人物とされています。
第1話・第2話では、GATE24の専門職同士とは違う距離から万智の日常を支えています。
万智が事件解決装置のような主人公にならず、一人の生活者として見えるのは千香がいるからです。今後はグランドスタッフとして、審査エリアの外で起きる異変を万智へ届ける役割も期待できます。
陣直人/西村直人
陣直人は、千香と同じ空港のグランドスタッフです。
利用客と直接接する立場にあり、GATE24が担当する審査より前後の導線を知る人物です。公式発表では、千香とともに働く空港側の協力者として紹介されています。
第2話まででは、万智との個人的な関係や事件の核心へ踏み込む場面はまだ多くありません。
しかし、空港では審査を通過した後にも利用客の移動が続きます。乗客の行動、置き忘れ、不自然な移動を最初に察知できる立場として、今後の事件で存在感を増しそうです。
正岡亜弥子/街田しおん
正岡亜弥子は、万智と千香がよく訪れる空港内の蕎麦店で働く気さくな店員です。
職場の緊張から離れ、万智たちが日常へ戻れる場所を作っています。
第2話では、この蕎麦店で不審物が発見され、GATE24と警察が駆けつける事態になります。店が単なる休憩場所ではなく、空港内で起きる事件と日常が交差する場所になりました。
亜弥子は専門職ではありませんが、同じ場所で多くの利用客を見続けています。
何げない会話や注文の違いを覚えている人物が、専門家には見えなかった異変を拾う。そんな展開が似合うキャラクターです。

第1話・第2話で人物関係はどう変わった?
第1話では、入管と税関が初めて協力し、第2話では緊急事態のなかで情報共有と信頼の不足が再び表面化しました。
事件が一つ解決しただけでは、長年続いてきた組織の壁は消えません。
第1話は「人」と「モノ」がつながった
第1話では、早見が審査した外国人夫婦が、別の国で入国を拒否されていたことが判明します。
深澤と杉原の指示を受け、万智、早見、松山は、人とモノの両面から夫婦を調べることになりました。一方、井内たち警察は国際犯罪組織を追う目的から、夫婦を入国させるよう要求します。
役割を整理すると、次のようになります。
- 万智は人形の形から「緊急事態」を示すサインを発見
- 早見は渡航情報と家族写真から疑問を深める
- 松山は税関職員として荷物を検査
- 遠藤は調査に必要な情報を収集
- 深澤は調査を続ける判断を下す
- 杉原は現場の判断を組織面から支える
- 井内は警察の捜査を優先し、入国を要求
重要なのは、万智一人で事件を解決したのではないことです。
発見する人、疑問を持つ人、検査する人、裏付ける人、決断する人がつながったことで、GATE24は初めて一つの組織として動きました。
第2話は「同じチーム」の難しさを描いた
第2話では、ローマ行きの飛行機に爆弾を仕掛けたという予告が入り、犯人は深夜0時までに300万ドルを用意するよう要求します。
対象の便は欠航となり、乗り継ぎ予定だった乗客を一時入国させるため、GATE24が迅速かつ慎重な審査を担当しました。
審査後、相馬悟、中江サクラ、ルイーザ、ヨゼフの4人が予定のホテルへ到着していないことが判明します。
同じ頃、空港内の蕎麦店では不審物が発見され、爆発物処理班が出動。万智は警察官の間を抜け、不審物へ近づいていきます。
第2話で問われたのは、誰が優秀かではありません。
時間がない状況で、入管、税関、警察、空港スタッフが、それぞれ持っている情報をどこまで共有できるのか。さらに、共有した情報を基に誰が決断し、失敗した場合に誰が責任を負うのかです。
緊急事態になれば、組織の壁は一時的に消えるように見えます。
しかし実際には、切迫しているときほど「この情報を渡してよいのか」「相手の判断を信じてよいのか」という迷いが強くなる。本作はそこをごまかさず描いています。
井内とGATE24はなぜ対立する?
井内とGATE24の対立は、目的ではなく時間軸の違いから生まれます。
- GATE24:危険な人やモノを今ここで止める
- 井内たち警察:対象者を追い、犯罪組織全体を摘発する
GATE24が守ろうとするのは、入国時点での安全です。
井内が見ているのは、対象者の背後にある組織や国内拠点を含む、より長期的な捜査です。どちらか一方を完全な正義にしないことで、職業ドラマとしての厚みが生まれています。
池浦と杉原の対立は「改革派対悪役」ではない
杉原は、省庁の壁を越える新しい仕組みを作ろうとしています。
池浦は、その実験によって既存の空港運営が混乱しないかを警戒しています。
杉原の改革が正しくても、空港利用者や他部署へ大きな影響が出れば、空港長である池浦が責任を問われます。
杉原は新しい安全を作ろうとし、池浦は現在機能している安全を守ろうとしている。
この2人の対立を単純な善悪にしない点が、本作の相関図を面白くしています。

現実の税関・入管とGATE24は何が違う?
GATE24はドラマ独自の組織であり、現実の空港に同名の内閣官房直属ユニットが存在すると確認されたわけではありません。
現実では、出入国在留管理庁が外国人の出入国について円滑かつ厳格な審査を行い、税関は薬物、銃器、テロ関連物品など社会の安全を脅かすモノの密輸出入を水際で取り締まっています。
つまり、ドラマで示される「人を見る入管」「モノを見る税関」という基本的な役割分担には、現実の制度を踏まえた部分があります。
一方で、現実の空港でも両者が完全に無関係なわけではありません。
成田国際空港の第3ターミナル、羽田空港、関西国際空港、福岡空港では、旅券情報や顔写真、申告情報などを入管・税関手続で同時に提供できる共同キオスクが導入されています。目的は重複する手続を減らし、時間を短縮することです。
この現実と比べると、GATE24が描く改革の本質がよく分かります。
単に職員を同じ部屋へ集めるだけでは、組織は一つになりません。システムを共通化しても、判断基準、情報の権限、責任の所在まで自動的に統一されるわけではないからです。
僕は、この作品を「縦割り行政を批判するだけのドラマ」だとは見ていません。
専門ごとに組織が分かれているからこそ、知識と責任を深く持てる利点もあります。問題は壁が存在すること自体ではなく、複数の領域にまたがる危機が起きたとき、壁を越える手順が準備されているかどうかです。
GATE24は、壁を壊す組織というより、必要なときに壁へ扉を作れるかを試される組織なのです。
キャスト配置から今後の関係を考察
ここからは、公式設定と第2話までの描写に基づく筆者の考察です。
今後の展開として公式発表されていない内容を断定するものではありません。
本当の主人公は未完成の組織そのもの
『大空港~GATE24~』には、すべてを見抜き、正しい指示を出す万能な上司がいません。
深澤には最終判断を下す経験がありますが、万智のようにモノの違和感を発見できるわけではありません。杉原には制度を動かす力がありますが、審査台で一つ一つの荷物を見ることはできません。
清家も強烈なリーダーではなく、早見と松山は専門性が高いからこそ衝突します。
だからこそ、遠藤の調査、玉井の情報網、名取の現場感覚、千香や陣の利用客に近い視点まで必要になります。
僕は職業ドラマを見るとき、「誰が格好よく解決したか」より、「誰の情報が欠けたら解決できなかったか」を重視します。
その視点で見ると、本作の主人公は森万智でありながら、もう一人の主人公はGATE24という未完成の組織です。
万智と早見は恋愛より「判断の相棒」になる?
万智と早見は正反対です。
万智は、器用に嘘をつけないモノを見ます。早見は、モノだけでは説明できない事情や意図を、人の反応から読み取ります。
第1話では、万智が人形に残されたサインを見抜き、早見が家族写真の表情へ疑問を持ちました。
どちらかが正しいのではありません。モノの痕跡と人の感情が重なったとき、初めて見える真実があるという組み合わせです。
今後、2人の距離が恋愛方向へ動く可能性はあります。
ただ、個人的には恋愛だけに回収するより、互いの判断を最も信頼できる仕事上の相棒になってほしい。視線を合わせなくても、相手が次に何を調べるか分かる関係になれば、これほど強いコンビはありません。
チームの成長を体現するのは松山
相関図の中心は万智ですが、GATE24の成長を最も分かりやすく表すのは松山だと考えています。
万智は最初から突出した観察力を持ち、早見も法律とデータに関する高い能力を備えています。
松山は、これまで信じてきた税関の手順へ、入管、検疫、警察など別組織の視点を加えていく人物です。
早見が情報を渡さないと批判するだけで終わるのか。
それとも、早見が情報を共有できる条件や仕組みまで考えるようになるのか。
松山が「優秀な税関職員」から「組織の境界を越えて判断できる職員」へ変わったとき、GATE24も寄せ集めから本物のチームへ変わるはずです。
万智と早見の過去が判断基準を変える可能性
公式人物紹介では、万智が税関職員になる以前の経歴だけでなく、早見にも過去の秘密があるとされています。
現時点では、その過去が特定の事件やGATE24の設立と関係しているかは確認できません。
ただし両者の過去は、驚きだけを狙った秘密ではなく、「なぜ万智は人よりモノを信じるのか」「なぜ早見は責任の境界線にこだわるのか」という職業上の判断基準につながると考えられます。
人を信じたことで判断を誤った経験が万智にあるのか。
早見は、責任の所在が曖昧だったために誰かを守れなかったのか。
まだ推測の段階ですが、2人が現在の仕事を選んだ理由まで明かされたとき、第1話からの視線や沈黙の意味が変わって見えるでしょう。
誰が何を見るかで人物像を伝えている
本作の脚本は丑尾健太郎さん、演出は常廣丈太さん、音楽は林ゆうきさんが担当しています。主題歌は離婚伝説が書き下ろした「大空港」です。
人物の能力を長い説明だけで伝えず、「誰がどこを見ているか」で違いを示している点が面白いところです。
万智は荷物へ視線を落とす。
早見は相手の顔を見る。
松山は検査手順と早見の動きを気にする。
深澤は、若い職員たちが出した材料を受け止め、判断する。
視聴者へ突きつけられているのは、怪しい人を見抜けるかという問いだけではありません。
直感、法律、データ、経験が食い違ったとき、あなたなら誰の判断を信じますか。
この問いを毎話異なる事件に重ねられることが、『大空港~GATE24~』の強みです。
まとめ|相関図の中心は「違う正義を持つ15人」
『大空港~GATE24~』のキャスト相関図は、森万智を中心に、GATE24、警察、空港管理側、空港内の協力者が交差しています。
万智はモノの違和感を拾い、早見は人と制度を見つめ、松山は税関の現場責任を守ります。
遠藤、玉井、清家、名取がチームを支え、深澤が判断を引き受け、杉原が改革を前へ進めます。
井内と池浦も、GATE24を妨害するためだけの人物ではありません。
自分が守るべき範囲と責任を背負っているからこそ、GATE24の判断と衝突します。
第2話までの段階では、相関図に引かれている線の多くが対立や警戒です。
その線が今後、情報共有、信頼、連携の線へ変わっていくのか。僕が最も見届けたいのは、事件の犯人以上に、寄せ集めの15人が互いの判断を信じられるようになる瞬間です。
参考にした公式情報(2026年7月31日確認)
- テレビ朝日「相関図・キャスト」
- テレビ朝日「共演者解禁・第1弾」2026年6月6日公開
- テレビ朝日「共演者解禁・第2弾」2026年6月11日公開
- テレビ朝日「新たなレギュラーキャストを解禁」2026年6月23日公開
- テレビ朝日「豪華レギュラーキャスト一挙解禁」2026年6月25日公開
- テレビ朝日「第1話<初回拡大スペシャル>」2026年7月23日放送
- テレビ朝日「第2話」2026年7月30日放送
- テレビ朝日「主題歌・スタッフ」2026年7月31日確認
- 財務省税関「税関の役割」、出入国在留管理庁「出入国手続」2026年7月31日確認
よくある質問
『大空港~GATE24~』の主人公は誰ですか?
主人公は、趣里さんが演じる新人税関職員・森万智です。
人の気持ちを読むことは得意ではありませんが、荷物や所持品に残された小さな違和感から真実へ近づく観察力を持っています。
この記事で紹介しているキャストは何人ですか?
テレビ朝日の公式相関図やレギュラーキャスト発表に基づき、森万智、早見圭一郎、松山篤志ら主要人物15人を紹介しています。
GATE24だけでなく、警察、空港管理側、グランドスタッフ、蕎麦店の人物も含みます。
井内とGATE24が対立する理由は何ですか?
GATE24は危険な人やモノを入国時点で止めようとしますが、井内は犯罪組織全体を摘発するため、対象者を入国させて追跡する場合があるからです。
目的はどちらも安全の確保ですが、優先する時間軸と捜査方法が異なります。
執筆:岸本 湊人(ドラマ見届け人・湊の部屋)
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