『リーガルビート』の裁判所ロケ地は三の丸庁舎が有力ですが、法廷内部の撮影場所は公式未確認です。
一方、川崎市の旧昭和電工系施設を挙げる二次情報もあります。そこで今回は、「外観」「庁舎内の共用部」「法廷内部」を混同せず、公式情報を最優先にして撮影場所の確度を整理します。
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『リーガルビート』裁判所ロケ地はどこ?現時点の結論
現時点で公開根拠が最も多いのは、茨城県水戸市にある茨城県三の丸庁舎です。ただし「裁判所関連シーンに使われた可能性が高い」と「法廷内部もそこで撮影された」は分けて考える必要があります。
『リーガルビート -逆転の法廷-』は、テレビ東京系「ドラマ9」で2026年7月24日にスタートしたオリジナル作品です。主演は鈴鹿央士さんで、吃音がある新人弁護士・泰地空を演じています。泰地はラップのリズムに乗ることで言葉を伝えやすくなるという設定です。
泰地の教育係となる星秀幸を稲垣吾郎さん、雪村法律事務所の所長・雪村明日実を小雪さんが演じています。星は勝率100%を誇るエース弁護士、明日実は現役弁護士でありながら、ある裁判をきっかけに法廷へ立たなくなった人物として設定されています。
裁判所や法廷は、そんな3人が依頼人の「言えなかった声」を社会のルールへ運んでいく重要な舞台です。
僕が今回、公式情報と二次情報を分けて確認した結果は次の通りです。
撮影場面 2026年8月18日時点の判断 根拠の強さ
裁判所の外観 茨城県三の丸庁舎が有力 二次情報の映像特定+施設公式写真との照合材料あり
階段・ロビーなど共用部 三の丸庁舎の可能性が高い 施設公式に特徴的な階段・床・時計・扉の写真と説明あり
法廷内部 未確定 テレビ東京は施設名を公表していない
川崎の旧昭和電工系施設 別候補。裏付けは弱い 二次ロケ地情報が施設名を掲載するのみ
制作側によるロケ地公式発表 確認できず テレビ東京公式ページに三の丸・川崎・ロケ地の記載なし
テレビ東京の番組公式ページを確認すると、ストーリー、キャスト、ギャラリーなどは公開されていますが、「三の丸」「川崎」「ロケ地」という施設特定につながる記載は、2026年8月18日時点で確認できません。
つまり、この記事で最も大切なのは証拠の階層を混ぜないことです。
テレビ東京や施設管理者が作品名と撮影場所を結びつけて公表した情報を「公式確認」、施設写真と映像の特徴が一致するものを「有力」、ロケ地サイトだけが名称を挙げているものを「二次情報」として扱います。

この区別をしたうえで見ると、現時点で確認できる公開根拠の強さは「三の丸庁舎説 > 川崎説」と僕は評価します。
ただし、この「>」は撮影場所そのものを断定する記号ではありません。
あくまで「2026年8月18日に一般公開されている情報の中で、どちらの説に多くの照合材料があるか」という筆者判断です。
三の丸庁舎は何が一致する?外観・階段・床・時計を検証
三の丸庁舎説で照合材料になるのは、レンガ張りの外観、大理石の階段、市松模様の石張り床、年代物の時計とシャンデリア、木製扉です。一方、法廷そのものと一致すると確認できる資料はありません。
茨城県三の丸庁舎は、水戸市三の丸にある旧茨城県庁本庁舎です。
いばらきフィルムコミッションの公式ロケーション情報では、昭和5年(1930年)に建設された近世ゴシック建築様式の建物と説明されています。レンガ張りの外観を持ち、現在も三の丸庁舎として利用されています。
ここで、三の丸説を「なんとなく裁判所に見える」という印象論だけで終わらせないため、照合ポイントを分解してみます。
まず外観です。
公式ロケーション写真を見ると、建物は横方向に長く、中央部分を強調した左右対称に近い構成です。赤茶色の壁面と石材を用いた玄関部、その上に立ち上がる中央塔が強い特徴になっています。
次に内部です。
いばらきフィルムコミッションは、昭和初期の姿を残す大理石の階段、年代物のシャンデリアと時計、市松模様の石張りフロアを施設の特徴として明記しています。裏玄関側にもシャンデリアと時計があり、木製ドア、みかげ石張りの床が残っています。
実際の公式掲載写真でも、幅の広い階段、その下の格子状に色が切り替わる床、壁の丸時計などを確認できます。
僕がロケ地を照合するときに見るのは、「建物全体が似ているか」だけではありません。
- 正面中央が強調されたファサード
- レンガ調の外壁と白系石材の組み合わせ
- 階段の幅と踊り場の形
- 床の市松状パターン
- 階段周辺に置かれた丸時計
- シャンデリアなど照明器具
- 木製扉と石張り床の組み合わせ
こうした複数の固定物が同時に合うかを見る方が、建物の雰囲気だけで判断するより再現性があります。
二次ロケ地情報の一つは、『リーガルビート』の予告映像から三の丸庁舎を特定し、泰地と雪村が歩く場面や外観・ロビーの撮影場所として紹介しています。
一方で、ここには慎重さも必要です。
テレビ東京が「予告の○秒の映像は三の丸庁舎で撮影した」と公式説明しているわけではありません。そのため僕は、確認できない秒数や撮影日を補って断定することはしません。
映像側では外観・庁舎内らしい共用空間が三の丸とする二次特定がある。施設側では、それと比較できる外観・階段・床・時計・扉の公式資料がある。
現時点で「有力」と判断できるのは、ここまでです。

三の丸庁舎は以前から司法・行政系作品に使われている
三の丸庁舎を有力候補として見るもう一つの材料が、過去の撮影実績です。
いばらきフィルムコミッションは、日本テレビ『最後の弁護人』やテレビ朝日『富豪刑事』で旧県庁外観が使われたと明記しています。支援実績には、テレビ東京『能面検事』、TBS『イグナイト -法の無法者-』なども掲載されています。
もちろん、過去に法曹・捜査ものへ使われたからといって、『リーガルビート』の使用証明にはなりません。
ただ、「裁判所や警察署、行政機関など権威ある公共空間を表現できるロケーションとして、実際に映像制作側から繰り返し選ばれてきた」という背景は確認できます。
ここで興味深いのが、いばらきフィルムコミッションの三の丸庁舎ページに掲載されている支援実績一覧には、2026年8月18日時点で『リーガルビート』の作品名が見当たらないことです。
だからこそ、「三の丸庁舎で公式確定」とまでは書けません。
僕なら証拠を次の3段階に分けます。
施設公式が作品名を掲載する > 映像と施設公式写真の固定物が一致する > 二次サイトだけが施設名を挙げる。
今回の三の丸説は、真ん中の段階までかなり材料がそろっている。
しかし、一番上の「作品名付き公式撮影実績」がまだない――これが現在地です。
川崎の旧昭和電工説と法廷内部はどこまで確認できる?
川崎の旧昭和電工系施設を裁判所ロケ地とする情報は存在しますが、確認できる根拠は二次情報が中心です。法廷内部についても、三の丸・川崎のどちらかに公式確定できる材料はありません。
一部のロケ地情報サイトでは、『リーガルビート』で毎回登場する裁判所の「外観・内観」として、川崎市川崎区の「昭和電工川崎事務所本事務所」という名称を掲載しています。
同サイトでは住所を「神奈川県川崎市川崎区扇町5-5」としています。
ただし、この情報をそのまま現在の正式施設名称として使うことはできません。
レゾナック公式によると、昭和電工と昭和電工マテリアルズは2023年1月1日に統合し、現在はレゾナックの名称で事業が行われています。
さらに、レゾナックが現在公式に案内している川崎事業所・扇町地区の所在地は神奈川県川崎市川崎区扇町5-1です。
ここで「5-5という二次情報は間違い」と即断するのも避けます。
広い事業所内の特定建物を旧住所表記で示している可能性なども考えられるためです。しかし、少なくとも現在のレゾナック公式が川崎事業所として案内する所在地と、二次ロケ地情報の表記は一致していないことは明示しておくべきでしょう。

さらに重要なのは、川崎説を掲載する二次サイトの記事だけでは、どの固定物を比較して施設を特定したのかという検証過程が十分に示されていない点です。
三の丸説では、少なくとも施設公式側に外観、階段、時計、床、木製扉といった比較対象があります。
川崎説については、「この施設名が挙げられている」という情報以上の裏付けを、僕が2026年8月18日時点で確認できる公開資料からは取れませんでした。
だから、現時点では同列に並べません。
三の丸庁舎=映像照合に使える公式施設資料が豊富。
川崎の旧昭和電工系施設=二次情報として施設名が挙がるが、制作側・現在の施設側による確認は見つからない。
この差は大きいです。
法廷内部を三の丸庁舎と断定できない理由
ここが、今回の記事で最も検索者に伝えたい部分です。
「裁判所ロケ地」と検索すると、一つの建物ですべて撮影したように感じます。
でも映像制作では、劇中で同じ「○○地方裁判所」に見える場所でも、外観、玄関、階段、廊下、法廷を別々の場所で撮影し、編集で一つにつなげることができます。
だから、外観が三の丸庁舎だと判断できても、法廷内部まで三の丸庁舎だとは限りません。
テレビ東京公式サイトには第1話から第4話までのエピソードギャラリーが公開されていますが、撮影施設名は記載されていません。
番組公式トップページにも「三の丸」「川崎」「ロケ地」の記載は確認できません。
一方、いばらきフィルムコミッションの三の丸庁舎ページが紹介している主な内部特徴は、階段、玄関ホール、時計、シャンデリア、床、木製扉です。法廷として使われる専用室を『リーガルビート』の撮影場所として示す説明はありません。
したがって2026年8月18日時点では、「法廷内部の撮影場所は未確定」とするのが最も安全です。
分からない場所を、検索順位のためだけに埋めない。
僕はロケ地記事の信頼性は、当てた数よりも「どこから先は確認できないか」を書けるかどうかで決まると思っています。
三の丸庁舎へ聖地巡礼するなら?住所・アクセスと見るポイント
三の丸庁舎は茨城県水戸市三の丸1丁目5-38にあり、JR水戸駅北口から徒歩約10分です。現在も行政機能を持つ施設なので、見学では一般利用者への配慮が必要です。
茨城県公式情報では、三の丸庁舎に入る福祉相談センターの所在地は〒310-0011 茨城県水戸市三の丸1-5-38。水戸駅北口から徒歩10分と案内されています。
茨城県旅券室も同じ三の丸庁舎1階にあり、所在地を水戸市三の丸1丁目5-38、JR水戸駅北口から徒歩約10分と案内しています。
つまり、三の丸庁舎はドラマのためだけに保存された「撮影セット」ではありません。
現在も県民が利用する現役の公共施設です。
訪れるなら、僕がまず確認したいのは正面外観です。
画面の中では俳優の芝居を追ってしまいますが、現地では少し離れて建物全体を見ることで、中央塔、横へ伸びる翼部、レンガ調の壁、石材を強調した玄関という構成が分かりやすくなります。
次に、利用可能な範囲で内部を見る機会があるなら、大理石の階段、市松模様の床、丸時計、シャンデリア、木製扉に注目です。これらは、いばらきフィルムコミッションが施設の特徴として公式に挙げている部分です。

ただし、現地で似た場所を見つけても、そこから「このカットはここで撮影した」と断定するのは別問題です。
僕なら写真を撮る前に、まず施設の利用案内を確認します。
通路を長時間ふさいだり、行政手続きに来ている人を撮り込んだり、立入制限のある場所へ入ったりしないこと。
聖地巡礼は作品への愛を確かめる旅ですが、その場所で毎日を過ごしている人への敬意まで含めてこそ、気持ちのいい「好き」の残し方になると思います。
なぜ外観と法廷を分けて考える?『リーガルビート』ロケ地の考察とまとめ
今回の調査で僕が一番重要だと感じたのは、「どの建物か」より先に「どの場面の撮影場所なのか」を問うことでした。
ロケ地記事では、「裁判所=○○庁舎」と一行で書いた方が簡単です。
でもその一行には、裁判所の正面、玄関、階段、廊下、待合スペース、法廷という複数の空間が隠れています。
今回なら、確認手順はシンプルです。
テレビ東京公式情報で作品と場面を確認する。
次に、施設公式資料で固定物を確認する。
そのうえで、二次ロケ地情報がどの場面をどの施設と特定しているのかを見る。
最後に、一致する点だけでなく、確認できない点も残す。
この順序にすると、三の丸説と川崎説の差も見えやすくなります。
三の丸庁舎は、施設公式ページに外観と内部写真があり、1930年建設、近世ゴシック建築様式、大理石階段、時計、シャンデリア、市松模様の床、木製扉など具体的な特徴が公開されています。過去の撮影実績も豊富です。
一方の川崎説は、二次ロケ地サイトで旧称の施設名が挙がっているものの、現在のレゾナック公式情報やテレビ東京公式情報から『リーガルビート』との接点を確認できません。しかも、現在の川崎事業所公式所在地と二次情報の住所表記にも違いがあります。
だから僕は、2026年8月18日時点では次のように結論づけます。
『リーガルビート』の裁判所外観・庁舎共用部のロケ地としては、茨城県三の丸庁舎が最有力候補。
法廷内部の撮影場所は未確定。
川崎の旧昭和電工系施設説は存在するが、現段階では二次情報として保留。
これが、公開根拠の強さをそろえて見たときの答えです。
そして僕には、三の丸庁舎という候補そのものが『リーガルビート』の物語と妙に響き合って見えます。
テレビ東京公式設定では、泰地空は司法試験に一発合格しながらも、吃音のため就職活動の面接でうまく話せず、就職先が決まらないところから物語が始まります。
そんな泰地が出会うのが、勝率100%の星秀幸と、法廷に立たなくなった雪村明日実です。
泰地はラップという自分なりのリズムを武器に、依頼人が飲み込んできた言葉を拾っていきます。
もし三の丸庁舎が裁判所関連シーンを支えているのなら、1930年から残る重厚な公共建築の中を、「既存の話し方」ではなく自分のリズムで前へ進む新人弁護士が歩いていることになります。
古い壁は、制度の重さ。
泰地のビートは、その中で呼吸を失わないためのリズム。
これはロケ地を確認する事実とは分けた、僕自身の作品解釈です。
でも住所を知ったあとで建物の歴史や質感まで知ると、ドラマの背景はただの背景ではなくなります。
カメラが一度切り替わるだけで、現実では何十キロも離れた別の建物につながっているかもしれない。
その編集の境目を想像しながら見ることも、ロケ地を追う楽しさの一つです。

まとめると、『リーガルビート』の裁判所ロケ地を調べる際には、「三の丸庁舎か、川崎か」という二択だけで考えないことがポイントです。
裁判所の外観と共用部については三の丸庁舎を支持する材料が多くありますが、法廷内部はまだ公式確認がありません。
そして、いばらきフィルムコミッションの支援実績に今後『リーガルビート』が追加されるのか、制作側から撮影場所が紹介されるのかによって、結論は更新される可能性があります。
ロケ地を探すことは、住所を当てて終わる作業ではありません。
外観、階段、時計、扉、そして法廷。
画面の奥に残された小さな手掛かりを一つずつ拾っていくと、制作スタッフが作り上げた「架空の裁判所」の輪郭が見えてきます。
ステアリングをほんの少し切るだけで景色が変わるように、カメラが切り替わる一瞬にも、別の現実が隠れている。
『リーガルビート』をもう一度見るとき、僕は俳優の言葉だけでなく、その背後にある階段や時計にも、きっと目を奪われると思います。
よくある質問
『リーガルビート』の裁判所ロケ地は三の丸庁舎で確定ですか?
公式確定とは言えませんが、裁判所の外観・庁舎共用部については茨城県三の丸庁舎が有力です。
いばらきフィルムコミッション公式には外観、大理石階段、時計、市松模様の床、木製扉などの詳しい資料があります。一方、同施設の支援実績に2026年8月18日時点で『リーガルビート』の作品名は掲載されていません。
『リーガルビート』の法廷内部はどこで撮影されていますか?
2026年8月18日時点では撮影施設を特定できる公式情報は確認できません。
テレビ東京公式サイトには番組ギャラリーがありますが、三の丸庁舎や川崎の施設を法廷内部の撮影場所として示す説明はありません。
茨城県三の丸庁舎はどこ?水戸駅から歩けますか?
所在地は茨城県水戸市三の丸1丁目5-38です。
茨城県公式案内ではJR水戸駅北口から徒歩約10分です。現在も福祉相談センターや旅券室などが利用する公共施設なので、訪問時には最新の施設案内を確認し、一般利用者の妨げにならないよう見学しましょう。
筆者:岸本 湊人
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