『税金で買った本』の原作者は誰?原作担当と作画担当のプロフィール

1200×800px想定、横長6:4。明るく親しみやすい現代の公共図書館を背景に、左側には図書館資料、取材ノート、付箋、ストーリー構成メモ、大まかな人物ラフを広げて物語を考える「原作」の仕事を象徴する手元、右側には漫画原稿、ペン、人物デザイン、衣装やバッグの参考スケッチを広げた「 漫画
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『税金で買った本』の原作者は元図書館員のずいの、漫画担当は系山冏です。二人の分業が作品のリアルを支えています。

2026年8月24日にはNHK総合で実写ドラマがスタートし、「原作者は誰?」「ずいのと系山冏は何を担当している?」と気になった人も多いはず。この記事では、講談社・ヤングマガジンの公式情報と、2026年に公開されたずいの本人インタビューを軸に、二人の経歴と制作分担を整理します。ドラマは毎週月~木曜22時45分から放送される全32話で、アニメ化も決定しています。西野七瀬オフィシャルサイト+1

この記事で分かることは、主に次の3点です。

  • 原作者ずいのと漫画担当・系山冏のプロフィールと新人賞歴
  • 元図書館員だったずいのが、なぜ図書館漫画を描いたのか
  • ずいのが人物の核を作り、系山冏が服装などの視覚表現を具体化する実際の制作分担

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『税金で買った本』の原作者は誰?ずいのと系山冏の役割

結論から言えば、『税金で買った本』は、ずいのが原作、系山冏(けいやま・けい)が漫画を担当する作品です。

ヤングマガジン公式サイトでは「ずいの(原作)」「系山冏(漫画)」と紹介され、2021年の「本誌連載争奪杯」では「原作:ずいの/作画:系山冏」「原作:ずいの/漫画:系山冏」と表記されています。講談社のコミックスでは「原作:ずいの/著:系山冏」です。呼び方には媒体ごとの差がありますが、基本的な役割は一貫しています。ヤンマガMagazine+2ヤンマガ+2

項目 ずいの 系山冏
読み方 ずいの けいやま・けい
生年 1990年 1998年
出身地 静岡県 新潟県
『税金で買った本』の担当 原作 漫画・作画
主な新人賞歴 『蜜吸系男子』月間新人漫画賞 月間新人漫画賞、ちばてつや賞
連載参加 2021年~ 2021年~

ずいのは1990年、静岡県出身。PHPオンラインの2026年6月22日公開プロフィールでは、図書館勤務を経て、2021年に『税金で買った本』で漫画原作者としてデビューした人物と紹介されています。PHPオンライン

系山冏は1998年、新潟県出身です。ヤンマガWebの公式紹介では、2020年に『しきじさんスイッチ』で第83回ちばてつや賞ヤング部門準優秀新人賞を受賞した漫画家であることが確認できます。ヤンマガ+1

ここで押さえたいのは、二人を単純に「図書館に詳しい人」と「絵を描く人」に分けると、本作の特徴を見落としてしまうことです。

ずいのも連載以前から漫画を描き、新人賞を受賞しています。一方の系山冏も、キャラクターや物語を作る漫画家として新人賞を通ってきました。

二人とも「漫画としてどう読ませるか」という経験を持ちながら、原作と漫画の役割を分担している。

僕はまず、ここが『税金で買った本』の作者を理解するうえで大事なポイントだと感じます。

※画像はAIによるイメージ

原作者ずいのとは?元図書館員から漫画原作者になった経歴

『税金で買った本』の原作者・ずいのは、1990年静岡県生まれで、実際に図書館で働いた経験を持つ漫画原作者です。

2019年には『蜜吸系男子』で月間新人漫画賞を受賞。ヤンマガWebの連載開始時の紹介では、第473回・2019年9月期月間新人漫画賞の「奨励賞+TOP賞」と確認できます。ヤンマガ

つまり、「元図書館員が専門知識を買われて突然原作者になった」という経歴ではありません。

ずいのは子どものころから漫画家への思いを持っており、図書館で働きながら漫画を描いていました。

PHPオンラインが2026年6月18日に公開した本人インタビューによると、大学時代、本や図書館が好きだったことから図書館司書の資格を取るための勉強を開始。卒業間際に近くで非正規図書館員の募集を見つけて応募し、採用されたことが図書館勤務の始まりでした。PHPオンライン

2026年8月27日に朝日新聞GLOBE+が配信した本人インタビューでも、大学で司書資格についての授業を取り、卒業時に非正規図書館員の求人へ応募した経緯が語られています。ライブドアニュース

ここでは表現を慎重にしておきたい点があります。

公開インタビューから確認できるのは、司書資格を取るための勉強をしたこと、司書資格についての授業を履修したことです。

今回確認した講談社、ヤングマガジン、PHPオンライン、朝日新聞GLOBE+の公開情報の範囲では、「司書資格を取得した」と明記された一次情報までは確認できませんでした。

したがって、この記事では「司書資格について学んだ」「図書館員として勤務した」と分けて記載します。

図書館を舞台に「調べること」の意味を描く作品だけに、作者紹介でも、分からない部分をそれらしい推測で埋めない。この線引きは僕も大切にしたいと思います。

なぜずいのは図書館を漫画にしたのか?

ずいのが図書館を題材にした理由には、フィクションで見る図書館と、自分が働いて知った図書館との違いがありました。

朝日新聞GLOBE+の2026年8月27日配信インタビューでは、漫画やドラマに登場する図書館の描かれ方が現実と違うことに納得できない部分があり、既存作品とは違う観点で図書館を描こうと考えたと説明しています。ライブドアニュース

そこで取り上げたいと考えたテーマの一つが、借りた本の弁償でした。

この着眼点は『税金で買った本』第1話の設定に直結しています。

主人公・石平紀一は、小学生以来久しぶりに図書館を訪れます。ところが、10年前に借りた本を返していなかったことを指摘され、その出来事をきっかけに図書館へ通い、やがてアルバイトとして働くことになります。

講談社とヤンマガWebの公式作品紹介でも確認できる、本作の出発点です。講談社+1

僕が面白いと思うのは、図書館制度の説明から物語を始めていないことです。

「10年前に借りた本を失くしていたら、どうなる?」

まずキャラクターが困る出来事を置き、読者にも疑問を持たせる。そのあとから図書館のルールが必要になる。

ずいの本人はPHPオンラインの2026年6月18日公開インタビューで、『魔人探偵脳噛ネウロ』から、ページ内の大きなコマの置き方など「どうすれば面白い漫画になるか」というネーム構成やテクニックの影響を受けたと話しています。PHPオンライン

この事実と第1話の構造を重ねると、僕は、ずいのが図書館の知識だけでなく、知識をどのタイミングで物語へ入れれば読者が読み進めたくなるかまで考えている原作者だと評価しています。

非正規雇用を描く背景にも勤務経験がある

ずいのの図書館勤務経験は、返却や弁償のルールだけに使われているわけではありません。

本作では、図書館で働く正規職員と非正規職員の立場や待遇の違いも扱われます。

PHPオンラインが2026年6月15日に公開した本人インタビューで、ずいのは非正規雇用の問題について、変わってほしいという強い思いがあり、漫画の中で描く必要を感じていたことを説明しています。PHPオンライン

さらに朝日新聞GLOBE+の8月27日配信インタビューでは、図書館員に非正規雇用が多いことへの問題意識から、作品をきっかけに図書館利用者が増え、労働環境も良くなってほしいと考え、主要人物の設定にも非正規雇用を盛り込んだと語っています。ライブドアニュース

ここは『税金で買った本』のリアリティーを考えるうえで欠かせません。

図書館が好きだから、きれいな場所としてだけ描くのではない。

好きな場所だからこそ、そこで働く人が抱える課題にも目を向ける。

僕には、ずいのの図書館経験は「エピソードのネタ帳」というより、何を漫画の問題として拾い上げるかを決める視点になっているように見えます。

※画像はAIによるイメージ

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系山冏とは?1998年新潟県生まれの漫画担当

『税金で買った本』で漫画・作画を担当する系山冏は、1998年新潟県生まれの漫画家です。

ヤングマガジン側の公式プロフィールでは、2020年に『しきじさんスイッチ』で第83回ちばてつや賞ヤング部門準優秀新人賞を受賞した経歴が紹介されています。ヤンマガ

さらに連載開始時のヤンマガWeb公式記事では、2020年5月期の月間新人漫画賞で『わたしの神聖アイドルさん』が佳作+TOP賞、同年後期の第83回ちばてつや賞で『しきじさんスイッチ』が準優秀新人賞だったことも確認できます。ヤンマガ

ここから分かるのは、系山冏が「原作者の指示を絵に変換するだけの人」ではないということです。

連載開始前から、一人の漫画家として作品を作り、新人賞で評価されてきました。

『税金で買った本』のように制度や図書館業務を扱う作品では、どうしても説明する情報が増えます。

それでも読者が漫画として楽しめるのは、表情、姿勢、服装、コマの間、視線の動きといった、文字だけでは伝えられない情報があるからです。

図書館制度の仕組みだけなら資料でも学べます。

けれど漫画を読む僕たちが記憶するのは、「その話を聞いた石平がどんな顔をしたか」「白井がどんな圧で立っていたか」といった人間の姿でもある。

情報に感情の温度を与える。

それが系山冏の仕事の大きさだと僕は感じます。

系山冏の年齢は27歳?28歳?

系山冏の年齢を検索すると、数字が一つに定まらない場合があります。

公式プロフィールで確認できるのは、1998年生まれという情報です。ヤンマガ

一方、今回確認したヤングマガジン、講談社の公開プロフィールでは、生まれた月日までは確認できませんでした。

そのため2026年8月27日時点では、すでに誕生日を迎えていれば28歳、まだなら27歳となります。

「2026年現在28歳」と断定するより、1998年生まれと記載するのが現時点では最も正確です。

作者プロフィールの記事では、一見小さな数字ほど検索結果からコピーされ続けます。

だからこそ、分からないことを「分からないまま残す」ことも、情報の正確さの一部だと思います。

ずいのと系山冏はどう分担?公開インタビューで分かる制作工程

ずいのと系山冏の具体的な制作分担については、2026年6月22日公開のずいの本人インタビューから、一つの分かりやすい例を確認できます。

キャラクターのファッションについて、ずいのは自分から「こういうイメージのキャラクター」という大まかなラフを系山冏へ渡し、そこから系山冏が人物像を読み取って服装を細かく考えていると説明しています。PHPオンライン

つまり公開情報から見える流れは、ずいのが人物の核となるイメージを提示し、系山冏が服装などの視覚的ディテールを具体化して漫画上の人物として完成度を高めるというものです。

これは、「原作」と「作画」の二文字だけを見ていても分からない部分でしょう。

原作者が外見のすべてを細部まで決めて、漫画担当が指定通り描いているわけではない。

逆に、漫画担当が人物像をゼロから自由に作っているわけでもありません。

物語上の人物像をずいのが渡し、系山冏が視覚表現として解釈を重ねる。

その受け渡しが確認できます。

服は単なる飾りではありません。

選ぶ服、眼鏡、鞄、靴、髪形には、その人の性格や生活感がにじみます。

だから「系山冏が服装を細かく考えている」という制作エピソードは、系山冏が線を引くだけではなく、キャラクター造形にも深く参加していることを示す情報だと僕は考えています。

※画像はAIによるイメージ

ずいのも「漫画としての見せ方」を考えている

一方、ずいのも「図書館情報だけを渡す原作者」ではありません。

前述したPHPオンラインの2026年6月18日公開インタビューでは、『魔人探偵脳噛ネウロ』からネーム構成やコマの使い方など、漫画を面白く見せる技術の影響を受けたことを本人が明かしています。PHPオンライン

さらに、毎巻の参考文献を使いながら、公務員と民間企業の考え方の違いや図書館業務を調べ、作品へ反映していることも同じインタビューで語られています。

ずいのは、図書館勤務時代の記憶だけを頼りに描いているわけではないのです。

6月22日のインタビューでは、作中に登場する本の背ラベルの分類番号も、分かる範囲でその本に対応する番号を調べて描いていると説明しています。PHPオンライン

ここから見える二人の境界線は、「文章を書く人」と「絵を描く人」という単純な線ではありません。

ずいのは情報を調べ、漫画としての構成を考える。

系山冏は人物像を受け取り、服装や表情など視覚面から解釈を広げる。

僕はこの役割の重なりこそ、『税金で買った本』が「ためになる漫画」で終わらず、登場人物を好きになれる作品になっている理由の一つだと考えています。

『税金で買った本』はどう始まり、なぜ今注目されている?

『税金で買った本』は、2021年8月16日にヤンマガWebでスタートしました。

ヤンマガWebでは同日から第1話・第2話が公開されており、当初は5作品の中から『週刊ヤングマガジン』本誌へ進む作品を決める「本誌連載争奪杯」の参加作でした。ヤンマガ+1

第一次中間発表では5作品中5位。

しかし、ヤンマガWebによると、ずいのがSNSで第1話を紹介した投稿が大きく拡散し、その後アクセスを伸ばしました。2021年9月27日の最終結果では1位となり、本誌への移籍が決定しています。ヤンマガ+1

2021年12月13日発売の『週刊ヤングマガジン』2022年2・3合併号から、本誌連載がスタートしました。ヤンマガ

この経緯は、作者二人を紹介する記事でも重要です。

ずいのは『蜜吸系男子』、系山冏は『わたしの神聖アイドルさん』『しきじさんスイッチ』と、それぞれ新人賞を経験したうえでタッグを組みました。

その新人二人の作品が、最初は争奪杯最下位だったにもかかわらず、読者のアクセスによって本誌連載を勝ち取ったのです。

2026年8月6日にはコミックス第20巻が発売され、講談社では第21巻を2026年10月6日発売予定と案内しています。講談社+1

さらに、朝日新聞GLOBE+が2026年8月27日に配信したずいのプロフィールでは、単行本累計180万部突破と紹介されました。アニメ化も決定しています。ライブドアニュース+1

そして2026年8月24日にはNHK総合の夜ドラとして実写ドラマがスタート。

奥平大兼が石平紀一、西野七瀬が早瀬丸小夜香を演じ、月曜から木曜まで22時45分から放送される全32話です。西野七瀬オフィシャルサイト+1

※画像はAIによるイメージ

ドラマ化によって2026年夏に「税金で買った本 原作者」「ずいの 誰」「系山冏 読み方」と検索する人が増えるのは自然でしょう。

けれど作者を調べていくと、単に「ドラマの原作を書いた人」という答えでは終わりません。

図書館で働いた経験を持つ原作者と、漫画新人賞を重ねた作画家。

その二人が、読者にどう見せるかという漫画の共通言語を持ちながら一冊を作っている。

映像化をきっかけに作者へ目を向けると、原作漫画のリアリティーがどこから来ているのかまで見えてくる。

ここが今、作者を調べる面白さだと思います。

考察|ずいの×系山冏だから『税金で買った本』はリアルなのか

ここからは、公開情報を踏まえた僕自身の考察です。

僕は『税金で買った本』を、「元図書館員が原作だからリアルな漫画」だけで説明するのは足りないと感じています。

ずいのの経験が重要なのは間違いありません。

返却や弁償。

レファレンス。

図書館職員の雇用。

公共サービスとしての図書館。

現場を経験した人だからこそ拾える題材があります。

しかし、実体験を正確に並べるだけでは、読者は180話以上も漫画を追い続けません。

2026年8月27日配信の朝日新聞GLOBE+インタビューで、ずいの自身も、作品を作る際に登場人物を魅力的にすることと、題材をテンポよく扱うことを意識したと話しています。ライブドアニュース

僕はここに本作の第一の強さがあると思います。

図書館の答えを先に教えるのではなく、石平にまず疑問を持たせる。

人物が「なんで?」と思うから調べる。

読者も一緒になって、その疑問の先を見たくなる。

つまり、ずいのが作品へ持ち込んでいるのは図書館知識だけではありません。

「問い」を物語に変換する力です。

そして、その問いを抱える人物に視覚的な体温を与えるのが系山冏です。

ずいのから受け取った人物像をもとに服装を考え、漫画のページ上で立たせる。

僕は二人の関係を、「ずいのが問いと人物の核を設計し、系山冏がページの上でその人物を生きさせる」分業だと捉えています。

もちろん、これは公開された制作工程をもとにした僕の解釈です。

ただ、二人とも漫画新人賞を経験しているという事実を考えると、原作側と漫画側の双方に「読者へどう見せるか」という感覚があることは、本作の強みを考える重要な材料でしょう。ヤンマガ

「調べること」を描く漫画だから2026年にもう一度響く

もう一つ、僕が今の『税金で買った本』に感じるのは、答えそのものより、答えへたどり着く過程を楽しむ漫画だということです。

ずいのは2026年6月22日のインタビューで、もともと知らない単語や気になることがあると、とことん調べる性格で、大学時代にも図書館で資料を引っ張り出して調べていたと話しています。PHPオンライン

その「知りたがり」は石平のキャラクターにもつながっています。

知らない。

だから聞く。

気になる。

だから調べる。

そして、最初に思っていた答えと違う現実に出会う。

検索エンジンや生成AIによって、もっともらしい答えを数秒で得られる2026年だからこそ、僕にはこの姿勢が以前より大切に見えます。

今回の記事を書くうえでも同じでした。

「系山冏は1998年生まれ」までは公式プロフィールで確認できる。

でも誕生日が分からないなら、年齢を一つに決めない。

「ずいのは司書資格について学んだ」は本人が語っている。

でも資格取得まで公開情報で確認できないなら、「司書資格を持っている」と言い換えない。

検索結果には、ときどき事実と推測が同じ顔をして並んでいます。

だから大切なのは、答えを早く見つけることだけではない。

その答えが、どこまで確認できた事実なのかを見極めること。

図書館という場所を描く『税金で買った本』は、そんな「調べ方」そのものまで僕たちに思い出させてくれる作品なのかもしれません。

まとめ|『税金で買った本』原作者ずいのと系山冏の違い

『税金で買った本』の原作者はずいの、漫画担当は系山冏(けいやま・けい)です。

ずいのは1990年静岡県生まれ。大学で司書資格について学び、非正規図書館員として働きながら漫画を描き、2019年に『蜜吸系男子』で月間新人漫画賞を受賞。2021年から『税金で買った本』の原作を担当しています。PHPオンライン+1

系山冏は1998年新潟県生まれ。『わたしの神聖アイドルさん』で月間新人漫画賞佳作+TOP賞、『しきじさんスイッチ』でちばてつや賞ヤング部門準優秀新人賞を受賞し、本作の漫画を担当しています。ヤンマガ+1

制作分担を象徴するのがキャラクターのファッションです。

ずいのが大まかな人物像やラフを渡し、系山冏がそこから服装などを具体化することが、ずいの本人の2026年6月22日公開インタビューで明かされています。PHPオンライン

つまり二人の仕事は、「知識を出す人」と「絵を描く人」にきれいに分かれているわけではありません。

ずいのは漫画としての構成まで考える。

系山冏は人物を視覚的に解釈する。

その視点が重なるから、公共図書館という静かな場所が、漫画の中では人間の疑問と感情が行き交う場所になるのでしょう。

2021年にWeb連載から始まった作品は、2026年8月時点でコミックス20巻、累計180万部を突破。NHK実写ドラマが8月24日に始まり、アニメ化も決定しました。講談社+2ライブドアニュース+2

僕の胸に残るのは、その数字よりも二人の仕事のつながりです。

一人が現場で見つけた「なぜ?」を物語へ変え、もう一人がページの上で人間の表情へ変える。

本棚は、ただ並んでいるだけなら動きません。

けれど一冊を開き、「なぜだろう」と思った瞬間、人の心は動き始めます。

『税金で買った本』もまた、ずいのと系山冏という二人の手で、その小さな疑問を今日も物語として走らせているのだと思います。

よくある質問

『税金で買った本』の原作者は誰ですか?

原作者はずいのです。

1990年静岡県生まれで、図書館勤務を経て2021年に『税金で買った本』で漫画原作者としてデビューしました。講談社では「原作:ずいの」、ヤングマガジン公式では「ずいの(原作)」と表記されています。PHPオンライン+1

系山冏は何を担当していますか?

系山冏(けいやま・けい)は『税金で買った本』の漫画・作画担当です。

1998年新潟県生まれで、連載前に月間新人漫画賞とちばてつや賞で受賞しています。キャラクターの服装では、ずいのが渡す大まかな人物イメージをもとに、系山冏が細かなスタイリングを考えていることが、ずいの本人のインタビューで明かされています。ヤンマガ+1

『税金で買った本』は実話ですか?

ずいのの図書館勤務経験を土台にしていますが、石平紀一たちの物語を作者自身の体験として再現した実話漫画ではありません。

ずいのが図書館で感じた現実とのギャップ、非正規雇用への問題意識、資料調査などをもとに、漫画として人物やエピソードを構成した作品と捉えるのが適切です。ライブドアニュース+1

確認した主な公開情報:講談社公式、ヤングマガジン公式・ヤンマガWeb、PHPオンライン(2026年6月15日・18日・22日公開のずいの本人インタビュー)、朝日新聞GLOBE+(2026年8月27日配信のずいの本人インタビュー)、NHK夜ドラ出演者公式発表。

執筆:岸本 湊人

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