『ブラックトリック』第5話のゲスト俳優は、渡辺哲、勝矢、岩橋道子、小倉久寛、五頭岳夫、水元秀二郎ら。セヨンはゲストではなく、物語の鍵を握るレギュラー出演者です。
2026年8月17日放送の第5話では、劇中の千葉県「港南市」で起きたマンション立ち退き問題から、向井不動産による地上げ、さらにシリーズ本筋へつながるドンヒョクの思惑までが一気に描かれました。フジテレビ公式も、第5話の舞台を「千葉県の港南市」と説明しています。
『ブラックトリック』5話のゲスト俳優は誰?配役を一覧で紹介
第5話「恋は、国境を越えてー」で事件パートを支えた主なゲスト俳優は、渡辺哲、勝矢、岩橋道子、小倉久寛、五頭岳夫、水元秀二郎らです。
一方、MYNAMEのセヨンが演じるドンヒョクは第5話で大きく物語を動かすものの、一話限りのゲストではありません。フジテレビはセヨンをレギュラーキャストとして発表し、ドンヒョクを「物語の鍵を握る謎の男」と位置づけています。
俳優 役・立場 第5話での役割
セヨン(MYNAME) ドンヒョク 縁に港南市の立ち退き問題を持ち込む重要人物
渡辺哲 星野博司 星野マンションのオーナー
勝矢 向井陽介 マンションを管理する向井不動産社長
岩橋道子 伊東清美 立ち退きを拒むカラオケスナックのママ
小倉久寛 喫茶店のマスター 港南市で登場する人物
五頭岳夫 司法書士 不動産売買の本人確認を担う人物
水元秀二郎 建設会社社長 地上げ側につながる人物
第5話の出演者情報では、渡辺哲、勝矢、小倉久寛、岩橋道子、五頭岳夫、セヨンらの出演が確認できます。水元秀二郎も自身の公式ブログで第5話への出演と、悪徳建設会社の社長役を演じたことを明かしています。
ここで検索する際に注意したいのが、「港南市」という地名です。
フジテレビ公式の劇中設定では「千葉県の港南市」とされていますが、千葉県が公表する実在の54市町村には「港南市」という自治体はありません。したがってこの記事では、現実の自治体と混同しないよう、ドラマ内に登場する「港南市」として扱います。
これは細かな点に見えて、作品を追ううえでは重要です。
第5話以降、「港南市」は一話限りの地名ではなく、『ブラックトリック』全体を貫く過去の事件や政治家・古瀬義親(北村一輝)との因縁に接続していきます。ゲスト俳優を確認するだけでも、誰がこの街のどの立場を演じたのかを押さえておくと、本筋がかなり理解しやすくなります。

セヨン演じるドンヒョクはなぜ第5話のキーパーソンなのか?
第5話の入口を作るのは、セヨン(MYNAME)演じるドンヒョクです。
麻生縁(志田未来)はバルで土生洸太(神尾楓珠)、鯖山周平(戸塚純貴)に、浦真鷲直人(GACKT)がなぜ弁護士になったのかを尋ねていました。浦真鷲が語った、正しさだけでは救えない人もいるという考えが、縁の心に残っていたからです。
帰り道、雨のなかで縁へ傘を差し出したのがドンヒョクでした。
縁は傘を返すために名刺を渡し、後日カフェで再会。そこでドンヒョクは、韓国にいる友人の父親が劇中の港南市でマンションを所有しているものの、建て替えを進めようとしても一人だけ立ち退かない人がいる、と相談を持ちかけます。
表面上は、雨の日の偶然の出会いから始まる穏やかな展開です。
ところが「港南市」という地名を耳にした瞬間、浦真鷲と、はかり建築設計事務所所長の呉田利静(竹財輝之助)が反応します。浦真鷲は早い段階から、単純な立ち退き問題の背後に“裏の設計図”があると見抜いていました。
さらに重要なのは、ドンヒョクが第5話で初登場した人物ではないことです。
フジテレビは、第1話の時点でドンヒョクが古瀬義親とレストランで食事をする場面に登場していたことを明かし、彼を今後の物語の鍵を握る人物として紹介しています。つまり第5話の縁との出会いは、何も知らない新キャラクターが突然現れた場面ではありません。
そして第5話の終盤、さらに引っかかる行動が出てきます。
地上げ問題が解決したあと、ドンヒョクは星野博司に対し、自分にマンションを買い取らせてほしいと申し出ます。しかも相場より高い価格を提示し、代わりの住居として花火がよく見える物件も用意すると話しました。
友人の父親を助けるために弁護士を探していただけなら、土地そのものを欲しがる理由までは説明できません。
私はこの瞬間、第5話のジャンルが「立ち退きトラブルを解決する一話完結型リーガルドラマ」から、「港南市をめぐる連続サスペンス」へ静かに切り替わったように感じました。
しかもドンヒョクは、威圧的に登場するわけではありません。
傘を差し出す、丁寧に話す、困っている友人を助けようとする。そんな善意に見える行動を積み重ねながら、その奥に別の目的を感じさせるところに、セヨンのキャスティングが効いています。
フジテレビによれば、セヨンにとって本作は日本ドラマ本格出演初であり、月9レギュラー出演でもあります。第5話はそのドンヒョクが「謎の男」という設定を本格的に発揮し始めた回だった、と見ると分かりやすいでしょう。

渡辺哲・勝矢・岩橋道子が演じた地上げ事件の真相とは?
第5話の一話完結パートを本格的に動かすのが、渡辺哲演じる星野博司、勝矢演じる向井陽介、岩橋道子演じる伊東清美です。
ドンヒョクに紹介されて縁が会った星野は、劇中の港南市にあるマンションのオーナー。マンションを建て替えたいものの、1階で営業するカラオケスナックだけが立ち退きを拒んでいました。
星野によると、半年前に退去を求めたものの交渉は進まず、約3カ月前からカラオケの音や周辺の環境が問題になるようになったといいます。
スナックのママ・伊東清美は縁との交渉で、高額な立ち退き料を要求。こうして前半だけを見ると、視聴者の疑いは自然に清美へ向くよう設計されています。
しかし、本当に注目すべき人物はマンションを管理する向井不動産の社長・向井陽介でした。
向井は星野に対し、マンションそのものを売却してはどうかと持ちかけます。それでも星野が拒んだのは、単に土地を手放したくなかったからではありません。
亡くなった妻が、マンションの屋上から眺める花火を好きだったのです。
星野はマンションを建て替えて再び屋上を作り、家族と花火を見たいと願っていました。土地や建物が金額だけでは測れない「家族の記憶」であることが、ここで初めて見えてきます。
渡辺哲の配役が効いているのは、まさにこの部分でしょう。
売却を拒否するだけなら、星野は再開発を妨げる頑固な所有者にも見えます。けれど、亡き妻との時間を守りたい人物として描かれることで、「この人を救う理由」が物語の中心に生まれます。
一方、浦真鷲たちの調査からは、向井が星野へ売却を勧める理由が明らかになっていきます。
劇中の港南市では「スーパーテックエキスポ」の開催と周辺再開発が発表される予定で、その情報を先につかんだ向井は、地元の反社会勢力と組んで周辺の土地を集めていました。清美とも手を組み、星野にマンションを手放させ、安く取得しようとしていたのです。
つまり、第5話で起きていたのは単純な「大家対テナント」の対立ではありません。
騒音や立ち退き問題そのものが、星野に土地を売らせるための圧力として組み込まれていたというのが事件の核心でした。
浦真鷲はそれを正面から法廷で争うのではなく、向井が自分から動く状況を作ります。
星野が倒れて入院したという話を流し、呉田が医師に、鯖山が星野の息子・太一になりすまして向井へ接触。父から委任状を預かっているとして、マンションをすぐ売却したいと持ちかけました。向井はその話に乗ります。
向井は売買契約が済んだと思い込むと、清美へ退去届を渡して捺印させました。
ところが星野の入院自体が浦真鷲の仕掛けた“嘘”。清美の供述によって地上げの構図が明らかになり、向井は逮捕されます。
ここで第5話冒頭のテーマが戻ってきます。
正攻法で騒音を測り、一つずつ証拠を積み重ねようとする縁。それに対し浦真鷲は、相手が仕掛けた構造そのものを利用して崩す。
筆者としては、第5話は「嘘を使う弁護士」という本作の設定を、単なる奇抜なキャラクター性ではなく、縁と浦真鷲の正義観の違いとして見せた回だったと感じました。

小倉久寛・五頭岳夫・水元秀二郎は何役?脇役にも仕掛けがある
第5話では、事件の中心人物だけでなく、短い登場時間のゲスト俳優にもはっきりとした役割があります。
小倉久寛は、劇中の港南市にある喫茶店のマスターとして登場します。第5話への出演は番組情報でも確認されており、キャスト記録でも喫茶店のマスター役とされています。
ドラマファンの間で反応があったのは、戸塚純貴との顔合わせです。
小倉久寛と戸塚純貴は『仮面ライダーウィザード』を知る視聴者には馴染みのある組み合わせで、放送時にも二人の共演に反応する声が見られました。第5話は地上げをめぐる緊迫した回ですが、こうした過去作を知る人だけが拾える小さな楽しみも置かれています。
さらに印象的なのが、五頭岳夫です。
五頭岳夫は、不動産の売買契約で鯖山が本当に星野太一本人なのかを確認する司法書士役で出演しています。五頭の第5話出演は所属事務所や番組出演情報でも確認できます。
この配役がドラマ好きの目を引いたのは、五頭がNetflix『地面師たち』にも出演していたからでしょう。
『地面師たち』では不動産をめぐる「なりすまし」に関係する人物を演じた俳優が、『ブラックトリック』では逆に、なりすました鯖山を見極める司法書士側に立っています。
本人確認の質問に答えられず、鯖山が窮地に陥る場面はそれだけでもサスペンスとして成立します。
そこに五頭岳夫という俳優の過去作イメージが重なることで、「なりすましが見破られるのではないか」という緊張がもう一段強くなるのです。
ただし、ここは線引きも必要です。
制作側が公式に「『地面師たち』へのオマージュとして五頭岳夫をキャスティングした」と説明した事実は、現時点で確認できません。そのため、意図的なパロディだと断定するのではなく、過去作を知る視聴者には連想を誘う配役だったと捉えるのが適切でしょう。
そして地上げ側の空気を現実味あるものにしていたのが、水元秀二郎です。
水元は放送後、自身の公式ブログで第5話にゲスト出演したことを報告し、自らの役について悪徳建設会社の社長だったと説明しています。また、本人にとって初めての月9出演だったことも明かしました。
向井一人だけを悪役にすると、地上げ計画は「一人の不動産屋の悪巧み」に見えかねません。
そこへ清美、建設会社側の人物、さらに周辺の協力者を配置することで、星野の日常を包囲するような構造として見せることができます。
私は、ここに第5話のゲストキャスティングの巧さがあると思います。
主役級のゲストを一人だけ置くのではなく、街の生活者、土地を守る所有者、交渉する不動産業者、地上げに関わる人間、契約を確認する専門家まで俳優を配置したことで、「港南市」という架空の街そのものに厚みが生まれました。

『ブラックトリック』5話を考察|ゲスト回が「港南市」の本筋につながる理由
ここからは、第5話以降に放送された内容も踏まえた私見です。
第5話の最大のポイントは、地上げ事件そのものよりも、一話完結の事件とシリーズ全体の謎が「港南市」という場所で接続したことだと考えています。
第5話では、ドンヒョクが港南市のマンション問題を縁へ持ち込みました。
浦真鷲と呉田は「港南市」という地名だけで反応し、事件が解決したあとにはドンヒョク自身が星野のマンションを買い取ろうとします。ここまで揃うと、港南市が偶然選ばれた舞台ではないことはかなり明確です。
そして後の第8話で、その意味が具体的になります。
フジテレビ公式あらすじによると、10年前の港南市の都市開発は、当時国土交通大臣だった古瀬義親の肝いりで進められ、その強引な開発に反対する住民を白元美志(映美くらら)が弁護していました。
さらに第9話では、10年前の港南市で海の埋め立てによって魚が捕れなくなったと住民たちが訴え、美志が相談を受けていたことも描かれています。
古瀬の選挙事務所、秘書の仁藤武史(田口浩正)、そして港南市の都市開発が結びつき、シリーズ序盤から散らされてきた過去の出来事が一本の線になっていきました。
この後の展開まで踏まえると、第5話で星野の土地が狙われていたことには二つの意味があったと考えられます。
一つは、その回の事件として描かれた「スーパーテックエキスポ」と再開発を見越した地上げ。
もう一つは、シリーズ全体の背景にある「10年前から続く港南市の開発と古瀬をめぐる因縁」へ、視聴者を再び連れていく役割です。
ここで私は、渡辺哲演じる星野の存在が非常に重要だったと感じます。
都市開発や政治家の過去、不動産取引といった話だけでは、物語はどうしても制度や利権の説明へ傾きます。
けれど星野には、亡き妻と屋上から花火を見た記憶があります。
彼にとって土地は「何平方メートルでいくら」という資産だけではなく、人生の時間をしまっておく器です。
再開発する側から見れば価値が上がる土地でも、そこで暮らしてきた人から見れば「失えば二度と戻らない場所」でもある。
同じ土地を、一方は価格で見て、もう一方は記憶で見る。
私は、この視点のずれこそ第5話に加わった人間ドラマの核だと思っています。
そしてドンヒョクは、最も判断しにくい位置にいます。
星野へ提示した条件だけを見れば、相場より高く買い、花火が見える住居まで紹介するという好条件です。星野の人生を踏みにじろうとした向井とは、明らかにやり方が違います。
それでも、なぜ彼が港南市の土地を欲しがるのかは、第5話の時点では説明されません。
だからこそ、最初に縁へ差し出した一本の傘まで意味深に見えてきます。
偶然出会った。
名刺を受け取った。
弁護士だと知った。
港南市の案件を持ち込んだ。
事件が終わると、自分が土地を買おうとした。
一つずつなら自然なのに、並べると別の“設計図”に見える。
浦真鷲が事件の背後に隠れた設計図を読む作品だからこそ、視聴者自身もドンヒョクの行動を「点ではなく線」で見なければならないのでしょう。
また、第5話のゲスト俳優が多い理由も、この観点から見ると腑に落ちます。
渡辺哲が「土地に人生を残した人」を担い、勝矢が「土地を利益に変えようとする人」を担う。
岩橋道子が立ち退き問題の表面的な対立を作り、小倉久寛ら街の人物が港南市に生活感を与える。
五頭岳夫は浦真鷲の“嘘の設計図”が破綻するかもしれない契約場面の緊張を担い、水元秀二郎らは向井の地上げが個人レベルではなく周囲を巻き込んだ動きであることを補強する。
そして、その全員の外側にセヨン演じるドンヒョクが立っています。
だから第5話は「豪華なゲスト俳優が登場する回」だけではありません。
ゲストたちによる一話完結の事件を使って、レギュラーのドンヒョクと港南市の謎を前進させる回なのです。
映像制作の構造として見ると、この作り方はとても効率がいい。
視聴者は目の前の地上げ事件を追っているだけなのに、知らないうちに連続ドラマの核心に必要な「港南市」「再開発」「土地」「古瀬」「ドンヒョク」というキーワードを記憶させられています。
第8話、第9話まで進んでから第5話を見返すと、当時は背景だった港南市という名前の重さが変わる。
私は、後から見たときに同じ場面の意味が変わることこそ、連続ドラマの伏線として気持ちいい瞬間だと思います。

まとめ
『ブラックトリック』第5話のゲスト俳優は、渡辺哲、勝矢、岩橋道子、小倉久寛、五頭岳夫、水元秀二郎ら。それぞれが劇中の港南市で起きた立ち退き・地上げ事件を構成する重要人物を演じています。
渡辺哲演じる星野博司は、亡き妻との思い出が残るマンションを守ろうとするオーナー。勝矢演じる向井陽介は、その土地を狙う向井不動産の社長で、岩橋道子演じる伊東清美らを巻き込んだ地上げの構図が明らかになりました。
そして、検索上もっとも混同しやすいのがセヨンです。
セヨン演じるドンヒョクは第5話だけのゲストではなく、フジテレビがレギュラーとして発表している「物語の鍵を握る謎の男」です。第5話では縁との出会い、港南市の相談、そして星野の土地を買おうとする行動によって、その謎が本格的に動き始めました。
一話完結の地上げ事件を解決しながら、シリーズ全体の核心である港南市へ視聴者を導く。
ゲスト俳優の配役まで含めて見ると、第5話は『ブラックトリック』の物語が大きく折り返すための、静かな接続点だったのではないでしょうか。
よくある質問
『ブラックトリック』5話のゲスト俳優は誰ですか?
主なゲスト俳優は、渡辺哲、勝矢、岩橋道子、小倉久寛、五頭岳夫、水元秀二郎らです。セヨンも第5話で重要な役割を果たしますが、一話限りのゲストではなくレギュラー出演者です。
渡辺哲は『ブラックトリック』5話で何役ですか?
渡辺哲は、劇中の千葉県「港南市」にあるマンションのオーナー・星野博司役です。マンションの建て替えを望みながら立ち退き問題に悩み、亡き妻との思い出から土地を簡単には手放せない人物として描かれます。
勝矢は『ブラックトリック』5話で何役ですか?
勝矢は、マンションを管理する向井不動産社長・向井陽介役です。星野へ土地の売却を勧めますが、浦真鷲たちの調査によって、再開発を見越した地上げ計画との関係が明らかになります。
岸本湊人



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