『リラの花咲くけものみち2』のロケ地は、北海道江別市の酪農学園大学と釧路市丹頂鶴自然公園が重要な撮影場所です。
夜更けに画面越しで見た北海道の空と、聡里たちが歩くキャンパス。その風景を追っていくと、『リラの花咲くけものみち』ではロケ地そのものが主人公たちと一緒に成長しているように、僕には感じられました。
前作『リラの花咲くけものみち』でも北海道・江別市が撮影の中心となり、酪農学園大学やアースドリーム角山農場、大学構内の白樺並木などが使われています。続編でも同じ土地に物語が帰ってくる――そこには「命の学びは、場所とともに続いていく」という本作らしい温かさがあります。
この記事では、「リラの花咲くけものみち2 ロケ地」「リラの花咲くけものみち2 撮影場所」「リラの花咲くけものみち ロケ地」を探している方に向けて、続編と前作の撮影場所、江別市ロケの裏側、釧路ロケ、アクセス、聖地巡礼で注意したいポイントまで詳しく解説します。
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リラの花咲くけものみち2のロケ地はどこ?撮影場所を一覧で確認
結論からいうと、『リラの花咲くけものみち2』の撮影場所として確認できる重要ロケ地は、北海道江別市の酪農学園大学と、北海道釧路市の釧路市丹頂鶴自然公園です。
酪農学園大学は2026年8月18日、同大学で撮影された『リラの花咲くけものみち2』が全5話で放送されると正式に案内しています。放送日は8月22日、29日、9月5日、12日、19日の毎週土曜22時~22時45分です。
つまり『2』でも、主人公・岸本聡里たちの原点となるキャンパスは、実際の酪農学園大学で撮影されています。
主要な撮影場所を整理すると、次の通りです。
撮影場所 シリーズ 確認できる内容
酪農学園大学 前作・2 原作の大学のモデル。続編でも撮影
釧路市丹頂鶴自然公園 2 2026年3月1日~2日に撮影
アースドリーム角山農場 前作 江別市が撮影場所として公表
酪農学園大学・白樺並木 前作 2024年12月13日に冬のシーンを撮影
江別市内各所 前作 2024年10月に約1カ月ロケを実施
「リラの花咲くけものみち2ロケ地」で最初に押さえたいのは江別市の酪農学園大学、釧路ロケでは釧路市丹頂鶴自然公園です。
ただし、ドラマに登場した建物や牧場を、外観が似ているという理由だけで実在施設と結びつけるのは避けたいところです。
僕はロケ地記事を書くとき、画面だけから「たぶんここ」と断定するより、自治体・施設・大学・制作側などが公表した情報を優先しています。
そのほうが、これから実際に現地へ行きたい読者にとっても安心できる情報になるからです。
リラの花咲くけものみち2でも酪農学園大学がロケ地
続編でも特に重要なのが、北海道江別市にある酪農学園大学です。
酪農学園大学は、そもそも藤岡陽子さんの原作小説『リラの花咲くけものみち』の舞台のモデルとなった大学です。
大学によると、藤岡さんは初めて酪農学園大学を訪れた際、その環境に感動して作品の構想を練りました。
すでに卒業した学生らへの取材に加え、藤岡さん自身も大動物の研修を経験し、その知見を小説づくりに生かしたことが大学の公式情報で紹介されています。
つまり、ドラマ化するときに「北海道らしい大学だから」という理由だけで偶然選ばれた場所ではありません。
物語が生まれる段階から酪農学園大学と深いつながりがあり、そのモデルとなった本物の場所でドラマも撮影されている。
これこそ、『リラの花咲くけものみち』のロケ地として酪農学園大学が特別な意味を持つ理由です。
前作では主人公・岸本聡里が獣医学生として学ぶ姿が中心でしたが、『2』では物語の時間が進みます。
聡里たちは6年生となり、国家試験や卒業を経て、それぞれが獣医師としての道へ進んでいきます。
第2回では家畜保健衛生所の犬飼健太郎から口蹄疫について学び、聡里が大動物の新米獣医師として現場へ踏み出していく流れが描かれました。
前作の「大学で命について学ぶ物語」と、続編の「社会で命に向き合う物語」が、酪農学園大学という同じ原点から一本につながっているのです。
『リラの花咲くけものみち2』は2026年8月22日にスタート。
全5話で、2026年9月14日時点では第4回まで放送され、最終第5回は9月19日22時からの予定です。
大学は、青春の「現在地」だった前作から、獣医師となった聡里が振り返る「原点」へと意味を変えていきます。
同じキャンパスが映っていても、そこを歩く人物の立場が変われば風景の意味まで変わる。
僕はそこに、続編で同じロケ地を再び使う面白さがあると感じています。
釧路市丹頂鶴自然公園でもリラの花咲くけものみち2を撮影
『リラの花咲くけものみち2』では、江別だけでなく釧路市丹頂鶴自然公園、通称「鶴公園」でも撮影が行われました。
鶴公園の公式発信では、撮影日は2026年3月1日と2日です。
前作では江別市を中心としたロケ地が印象的でしたが、続編では撮影エリアが道東・釧路まで広がりました。
釧路市丹頂鶴自然公園は、タンチョウの保護・増殖を目的として1958年に開園した施設です。
所在地は北海道釧路市鶴丘112番地。現在もタンチョウを一年を通して観察できる施設として知られています。
ここは、単なる「北海道らしい景色」を撮影するためだけの場所ではないように僕は感じます。
前作では「大学で獣医学を学ぶ青春」と江別の風景が強く結びついていました。
一方、続編では聡里たちが大学という枠の外へ出て、より広い北海道の自然や動物、人の暮らしへ向き合うようになります。
だからこそ、ロケ地そのものもキャンパスの内側から北海道各地へ広がっていく。
登場人物の成長と、ドラマの地理的な広がりが重なっているのです。
舞台が広がることは、そのまま聡里の視野が広がることでもある。
僕には、釧路の風景がそんな成長の象徴にも見えました。
なお、「リラの花咲くけものみち2 撮影場所」で検索すると、SNSや個人ブログではさまざまな候補が紹介されています。
この記事では、外観が似ているという推測だけでは確定扱いせず、施設や自治体、大学、制作側などから確認できる情報を軸に整理しています。
前作リラの花咲くけものみちのロケ地は江別市のどこ?
前作『リラの花咲くけものみち』の主要ロケ地は、北海道江別市の酪農学園大学とアースドリーム角山農場などです。
江別市は公式に、市内の酪農学園大学やアースドリーム角山農場などでドラマ撮影が行われたと紹介しています。
撮影は2024年10月に約1カ月間行われ、さらに2024年12月13日には酪農学園大学の白樺並木で冬のシーンが撮影されました。
前作は2025年2月1日、8日、15日の全3話で放送されています。
酪農学園大学も放送終了後、ドラマ撮影の「ほとんど」が北海道江別市内で行われたと説明しました。
前作の撮影場所を整理すると、次のようになります。
撮影場所 主なシーン・位置づけ 特徴
酪農学園大学 獣医学生たちの講義・実習・大学生活 原作の北農大学のモデルとなった主要ロケ地
大学の食堂・広場 新入生歓迎会など 学生エキストラも参加して大学生活を再現
酪農学園大学・白樺並木 冬のシーン 2024年12月13日に撮影
アースドリーム角山農場 動物・牧場に関わる場面 江別市が撮影地として公表
江別市内の自然豊かなエリア 学生たちの移動や交流 北海道らしい広い風景が物語を支える
「リラの花咲くけもの道 ロケ地」と「みち」を漢字に変えて検索している方もいると思いますが、作品の正式表記は『リラの花咲くけものみち』です。
酪農学園大学での撮影が作品をリアルにした
『リラの花咲くけものみち』は、セットだけで大学生活を作ったドラマではありません。
実際に原作のモデルとなった酪農学園大学を使って撮影されたことで、教室、広場、建物、白樺並木、そしてキャンパスを包む北海道の空気までが物語の一部になりました。
酪農学園大学には獣医学群があり、獣医学類と獣医保健看護学類があります。
獣医学群では、犬や猫などの伴侶動物だけでなく、乳牛・肉牛・馬をはじめとする多様な動物を対象に、実践的な教育が行われています。
大学は野幌森林公園に隣接する自然豊かな環境にあり、広大なキャンパスそのものが本作の世界観と自然に重なります。
原作の「北農大学」で獣医師を目指す聡里の物語と、現実の大学が重なるのです。
僕がロケ地もののドラマで大切だと思うのは、「有名な場所が映っているか」だけではありません。
登場人物が、その場所にいることに説得力があるか。
『リラの花咲くけものみち』の場合、その説得力がとても強い。
獣医学を学ぶ聡里が歩く道の向こう側に、現実にも獣医師を目指して学ぶ学生たちの日常があるからです。
主演の山田杏奈さんも、北海道パートの大半を江別市の大学で撮影し、多くの学生がエキストラとして参加したことを振り返っています。
実際の学生と生活について話しながら動物とのシーンを作ったというエピソードもあり、ロケ地そのものが俳優の役づくりを支えていたことが分かります。
景色を借りたのではなく、その場所が持つ時間や空気まで借りている。
そこが、このドラマの映像に独特の温度がある理由ではないでしょうか。
白樺並木は前作を象徴するロケ地
ロケ地巡りで特に覚えておきたいのが、酪農学園大学の白樺並木です。
江別市によると、2024年12月13日に冬のシーンがここで撮影されました。
酪農学園大学も、構内にある白樺並木でドラマ最後のロケが行われたことを紹介しています。
北海道の白い雪と白樺。
そこを人物が歩くだけで、「長い時間を越えてきた」という感覚が画面に生まれます。
春の若さ、夏の生命力、そして冬の厳しさ。
季節の移り変わりそのものが、聡里の成長曲線のように見えるのも本作のロケーションの魅力です。
そして2026年、この白樺並木には現実世界でも新しい物語が加わりました。
酪農学園大学では、キャンパスの象徴である白樺並木を次代へつなぐ「白樺並木更新プロジェクト」を進めています。
2026年5月16日には、白樺15本とライラック10本を植樹しました。
大学は、ライラックを植えた背景の一つとして、NHKドラマ『リラの花咲くけものみち』の舞台となったことにちなんだ景観づくりであると紹介しています。
これは、ロケ地を調べている人にぜひ知ってほしいポイントです。
ドラマが場所を借りて撮影して終わったのではありません。
作品の記憶が、現実のキャンパスの景観づくりにも重なり始めている。
ドラマから現実へ、現実からまた次の風景へ。
白樺の横にライラックが育っていく景色は、数年後には作品ファンにとって新しい「聖地の記憶」になっているかもしれません。
アースドリーム角山農場も前作の撮影場所
前作では、アースドリーム角山農場も江別市が公式に撮影場所として挙げています。
『リラの花咲くけものみち』は、単なるキャンパス青春ドラマではありません。
聡里は動物と向き合う中で、かわいいペットだけではなく、牛や馬などの大動物や経済動物を診る獣医師の仕事、生き物の命と人間の暮らしが結びつく現実を知っていきます。
だからこそ、牧場という場所には物語上の意味があります。
大学で知識を学ぶ。
そして、実際に命が生きている現場へ出る。
教室と牧場の距離こそ、聡里が獣医師へ近づいていく心の走行距離だったのではないか。
僕はそう感じました。
大学の講義室だけなら、「獣医学を学ぶ学生」の物語です。
しかし牧場まで映すことで、「この知識は誰の命と暮らしにつながっているのか」という問いが見えてくる。
ロケ地選びそのものが、作品のテーマを語っているように思えます。
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撮影現場の裏側は?学生エキストラとガヤ録音
『リラの花咲くけものみち』の江別ロケでは、地元の学生たちもエキストラとして参加しました。
2024年10月には、10月5日から31日にかけて江別市内で撮影するためのボランティアエキストラ募集も行われています。
募集対象には大学生や大学生に見える人だけでなく、教員、獣医師、看護師、食堂店員などの役柄も含まれていました。
制作プロダクションのテレパックが募集窓口となっていたことも確認できます。
撮影予定を見ると、10月9日に大学生役20人、10月10日には大学生役20人と教員役3人、さらに別ロケで大学生役30人など、複数日にわたって多くの人が必要とされていました。
単にメインキャストだけを大学に立たせるのではなく、キャンパスの日常そのものを再現しようとしていたことが分かります。
ここは、本作のロケ地を語るうえで見逃せないポイントです。
ドラマのリアリティは、主演俳優だけで作られるわけではありません。
後ろを横切る学生。
遠くで話している人。
食堂に集まる若者たち。
そうした名前のない人物の存在が、主人公たちの世界を「本当に続いている日常」に変えてくれます。
新入生歓迎会では約30人の学生が参加
撮影レポートでは、新入生歓迎会のシーンに江別市内の大学生を中心に約30人が参加したことが紹介されています。
学生たちがキャンパス内を動き、会話を楽しむことで、作られた「背景」ではなく、本当に大学生活がそこに続いているような雰囲気が生まれました。
新入生歓迎会の場面では、食堂にポップコーンやドリンクなども用意され、学生たちが自然に集まっている空気を細かく作り込んでいたとされています。
撮影の工夫を整理すると、次のようになります。
撮影のポイント 撮影上の工夫 印象的なポイント
大学キャンパス 実際の大学環境を活用 本物の学生生活に近い空気感
新入生歓迎会 地元学生を中心に約30人が参加 にぎやかな新歓の雰囲気を再現
食堂・広場 飲食物や小道具も配置 大学イベントらしい生活感
ガヤ録音 背景となる会話を別途収録 映像だけでなく「音」でも大学を表現
ただ歩いている学生がいるだけでは、キャンパスは生きません。
誰かが笑っている。
向こうの席では別の会話が続いている。
主人公とは直接関係のない日常が存在して初めて、ドラマの世界は画面の外まで広がって見えます。
ガヤ録音とは?
撮影現場で行われた「ガヤ録音」とは、背景にいる人たちの自然な会話やざわめきを収録する作業です。
撮影時には映像に合わせて動き、その後に学生同士の日常的な会話を録音することで、大学らしい空気を音として加えていきます。
ドラマを見ている僕たちは、どうしても主演俳優のセリフに意識を向けます。
でも実は、その後ろにある小さな声、足音、ざわめきまでが「ここは本当に大学なんだ」と無意識に伝えている。
映像のリアリティは、目だけではなく耳でも作られているわけです。
ロケ地記事というと、つい「この建物はどこ?」という視覚情報ばかり追いがちです。
けれど本作の場合、本物の大学という場所が持つ“音”まで作品に取り込んでいることが面白い。
僕にとって、そこはロケ地を調べて初めて気づけた魅力でした。
俳優陣と地元が一緒に作った北海道ロケ
撮影現場では俳優陣が役に集中する一方、地元の学生たちが作品の背景を支えました。
山田杏奈さんは、北海道パートの大半を江別市の大学で撮影し、たくさんの学生がエキストラとして参加したことを明かしています。
実際に獣医師を目指す学生と同じ空間で撮影できたことは、動物との接し方や、獣医学を学ぶ人たちの空気感を知るうえでも意味があったはずです。
前作の北海道パートの大部分が江別市の大学などで撮影されたという事実を考えると、江別は単に撮影場所を貸した地域ではありません。
作品そのものを一緒に作った地域といってもいいのではないでしょうか。
キャストとエキストラが同じ空間を共有し、本物のキャンパスで撮影する。
その積み重ねが、画面越しにも伝わってくる温かな雰囲気につながったと僕は感じています。
リラの花咲くけものみちのロケ地巡りはどう回る?アクセスと注意点
『リラの花咲くけものみち』のロケ地巡りなら、まず酪農学園大学周辺を中心に江別市を楽しむプランが分かりやすいでしょう。
ただし、酪農学園大学は教育・研究施設です。
イベント時に学内散策が案内されることはありますが、聖地巡礼目的でいつでもすべての建物や施設へ自由に入れるとは限りません。
大学側は2025年・2026年の入学式企画などで、作品の舞台となった場所を紹介するマップを掲示しています。
2026年度入学式では中央館1階や黒澤記念講堂前などにフォトスポットを設け、藤岡陽子さんのメッセージとともに作品の舞台を紹介する企画も実施されました。
つまり大学側も作品とのつながりを大切にしていますが、それは「どこへでも自由に入ってよい」という意味ではありません。
訪問時は大学の最新案内を確認し、授業・研究・学生生活を妨げないことが大前提です。
江別で立ち寄りたい場所
前作で紹介してきたスポットに、公式に確認できるロケ地を加えると次のように整理できます。
スポット 位置づけ 楽しみ方
酪農学園大学 前作・2のロケ地 キャンパスや白樺並木に注目
アースドリーム角山農場 前作ロケ地 動物と北海道らしい牧場風景を感じる
江別市セラミックアートセンター 周辺スポット 江別の文化にも触れる
江別蔦屋書店 周辺スポット ロケ地巡りの休憩候補
酪農学園大学周辺 作品世界のモデル 広い空や緑、北海道らしい景観を楽しむ
ここで明確に区別しておきたいことがあります。
江別市セラミックアートセンターや江別蔦屋書店は、ここでは周辺観光スポットとして挙げているのであって、ドラマの確定ロケ地として紹介しているわけではありません。
「実際に撮影された場所」と「ロケ地巡りと組み合わせやすい場所」を分けて考えると、情報が混乱しません。
また、施設の営業時間、公開範囲、休館日などは変更される可能性があります。
訪問前には必ず各施設の最新情報を確認してください。
酪農学園大学へのアクセス
酪農学園大学は北海道江別市文京台緑町582番地にあります。
大学公式のアクセス案内では、JR札幌駅から函館本線の江別・岩見沢方面行き普通列車で約15分、JR大麻駅で下車し、南口から大学まで徒歩約15分です。
以前の記事では「札幌から江別市までJR函館本線で約30分」と紹介していました。
大まかな旅行時間としては近い感覚ですが、酪農学園大学そのものを目指すなら、「江別駅」ではなく「JR大麻駅」を基点にするのが分かりやすいでしょう。
札幌駅から大麻駅までの乗車が約15分、大麻駅から徒歩約15分。
列車の待ち時間などを除けば、札幌駅からおよそ30分を一つの目安にできます。
札幌観光と組み合わせるなら、たとえば次のような流れです。
- 午前中は札幌市内を観光する
- 午後にJRで大麻駅へ移動する
- 酪農学園大学周辺など作品に関係する場所を見る
- 江別市内で休憩して札幌方面へ戻る
ただし大学内の見学可否や各施設の営業状況は日によって異なります。
無理に「ドラマと同じ場所」に入り込もうとせず、公開されている範囲で作品の空気を楽しむことが、長く愛される聖地巡礼につながります。
江別市の自然そのものがロケ地の魅力
江別市の魅力は、建物だけではありません。
札幌都市圏にありながら、酪農学園大学周辺には北海道らしい空の広さと豊かな緑があります。
酪農学園大学も、キャンパスが野幌森林公園に隣接する自然豊かな環境であることを紹介しています。
前作はそうした環境を生かし、学生たちが学び、歩き、動物と出会う世界を作りました。
特に白樺並木は、季節によってまったく表情が変わります。
雪に覆われた冬。
新緑が伸びていく春。
光が深くなる夏。
そして、これから少しずつ育っていくライラック。
同じ一本の道なのに、季節が変われば人生の別の場面のように見える。
僕は『リラの花咲くけものみち』というタイトルそのものが、この北海道の季節感と強く結びついているように感じます。
リラはライラックの別名でもあります。
その名を持つ物語が実際の大学の景観にも記憶を残していく。
フィクションと現実が、白樺並木の上で静かに重なっているようです。
リラの花咲くけものみち2の釧路ロケ地は江別とは別日に回る
続編で撮影された釧路市丹頂鶴自然公園は、江別市とはかなり離れています。
そのため、酪農学園大学と釧路市丹頂鶴自然公園を同じ日の聖地巡礼コースとして考えるのは現実的ではありません。
江別・札幌エリアと釧路エリアは、それぞれ別の日程、あるいは別の北海道旅行として考えるほうが余裕を持って楽しめます。
釧路市丹頂鶴自然公園の所在地は北海道釧路市鶴丘112番地です。
同公園では一年を通してタンチョウを見ることができますが、開園時間や休園日、料金などは変更される場合があるため、訪問前に最新の公式情報を確認してください。
『リラの花咲くけものみち2』では2026年3月1日~2日に撮影が行われました。
ドラマ本編を見返してから訪れると、単なる「北海道らしい自然」ではなく、作品が描く人間と動物の関係を象徴する場所として違った見え方をしてくるでしょう。
江別は「学ぶ場所」。
釧路は、その学びの先に広がる「命の世界」。
そんな対比でロケ地を見ると、『2』が前作からどのように世界を広げたのかも理解しやすくなります。
ロケ地から見えるリラの花咲くけものみち2の変化とは?
僕が『リラの花咲くけものみち』のロケ地を調べていて特に面白いと感じたのは、前作と続編で、場所の役割まで成長していることです。
前作の聡里は学生でした。
北海道にやって来て、大学という比較的守られた場所の中から、少しずつ人間や動物の世界へ足を踏み出していく。
だから撮影の中心が、原作のモデルでもある酪農学園大学だったことには強い必然性があります。
続編では、聡里は6年生を経て獣医師になります。
『リラの花咲くけものみち2』では、聡里たちが国家試験を突破し、それぞれが動物の命と向き合う仕事へ進んでいきます。
聡里は能見のもとで大動物の獣医師として働き始め、折原の牧場で口蹄疫の発生に遭遇します。
さらに家畜保健衛生所の犬飼健太郎らと、感染拡大を食い止める厳しい現場へ向き合っていきます。
そこでロケ地も、江別の大学だけではなく釧路へ広がった。
これは単に「続編だから撮影規模を大きくした」という話だけではないと僕は考えています。
学生だった聡里の世界が北海道全体へ広がっていくことを、ロケーションそのものが表現している。
前作のキャンパスは、聡里にとって「命について学ぶ場所」でした。
続編で向き合うのは、教科書の中ではなく、現実に生きている動物と人間の暮らしです。
ステアリングを切る角度は、人生の選択に似ています。
学生から獣医師へ。
教室から現場へ。
江別から、さらに広い北海道へ。
ロケ地の変化を追っていくと、聡里の人生が少しずつ外の世界へ開いていくのが見えるようです。
前作と2をつなぐ最大のロケ地は酪農学園大学
その一方で、続編でも酪農学園大学で撮影が行われたことは見逃せません。
酪農学園大学は2026年8月、同大学で『リラの花咲くけものみち2』が撮影されたことを正式に案内しました。
人は成長すると、かつていた場所から離れていきます。
でも、離れたからこそ「あの場所が自分を作った」と分かることもある。
前作では入学したばかりの聡里が歩いていたキャンパスが、『2』では6年生、国家試験、卒業、獣医師という時間につながっていきます。
新入生として歩いた道を、獣医師になる聡里がどう見つめるのか。
同じ白樺並木でも、前作とは違う風景に見えてくるはずです。
そして現実の白樺並木にも2026年、ライラックが植えられました。
ドラマの登場人物だけではなく、ロケ地そのものにも時間が流れている。
ここに僕は、ほかのロケ地作品とは少し違う『リラの花咲くけものみち』独特の魅力を感じます。
普通のロケ地は、作品が終わったあとに「あのドラマで使われた場所」として記憶されます。
けれど酪農学園大学の場合、作品のモデルであり、撮影場所であり、さらに作品をきっかけとした景観づくりまで続いている。
物語と場所が一方向ではなく、互いに影響し合っているのです。
聖地巡礼では生活の場所であることを忘れない
ロケ地巡りで最も大切なのは、ドラマへの愛情と同じくらい、その場所を日常的に使っている人への配慮だと僕は考えています。
大学には学生や教職員がいます。
牧場には動物と仕事があります。
自然公園にはタンチョウをはじめとした生き物の生活があります。
撮影されたからといって、すべてが観光施設になるわけではありません。
聖地巡礼では、最低限次の点を意識しておきたいところです。
- 立入禁止区域へ入らない
- 授業や研究、施設の業務を妨げない
- 学生や教職員など人物を無断で撮影しない
- 動物に大声や無理な接近でストレスを与えない
- 施設ごとの撮影ルールを確認する
- 営業時間や一般公開の有無を訪問前に確認する
そんな小さな配慮が、「ドラマファンならまた来てほしい」と地域に思ってもらえる未来につながります。
ロケ地巡りは、作品の風景を「自分のものにする旅」ではありません。
その場所に流れている日常へ、少しだけお邪魔させてもらう旅なのだと思います。
リラの花咲くけものみちロケ地まとめ
『リラの花咲くけものみち』の前作は、北海道江別市、特に酪農学園大学を中心に撮影された作品です。
江別市の公式情報では、酪農学園大学とアースドリーム角山農場などが撮影地として確認でき、2024年12月13日には大学の白樺並木で冬のシーンも撮影されました。
そして2026年の『リラの花咲くけものみち2』でも、酪農学園大学で再び撮影が行われています。
さらに釧路市丹頂鶴自然公園でも2026年3月に撮影され、続編ではロケ地が北海道のさらに広い地域へ展開しました。
要点をまとめると次の通りです。
- 前作『リラの花咲くけものみち』は2025年2月1日から全3話で放送
- 主なロケ地は北海道江別市
- 酪農学園大学は原作の大学のモデルであり、ドラマの主要撮影場所
- 前作ではアースドリーム角山農場でも撮影
- 酪農学園大学の白樺並木では2024年12月13日に冬シーンを撮影
- 江別ロケには地元学生らがエキストラとして参加
- 新入生歓迎会では約30人の学生が参加した撮影もあった
- ガヤ録音などを使い、大学生活の細かな空気まで再現
- 『リラの花咲くけものみち2』でも酪農学園大学で撮影
- 『2』は釧路市丹頂鶴自然公園でも2026年3月1日~2日に撮影
- 『2』は2026年8月22日スタート、全5回
- 最終第5回は2026年9月19日22時から放送予定
- 酪農学園大学では2026年5月、白樺15本とライラック10本を植樹
- 大学や牧場、公園を訪問する際は公開範囲や施設のルールを確認する
前作で聡里が歩いた江別のキャンパス。
続編でさらに広がっていく北海道の風景。
ロケ地を知ってからドラマを見ると、背景だったはずの一本の道や一面の雪まで、登場人物の心を語っているように見えてきます。
僕の胸に残ったのは、この作品にとってロケ地は「背景」ではなく、聡里たちと一緒に成長するもう一人の登場人物なのではないかということです。
ドラマが終わったあとも、その風景はそこに残る。
白樺は季節を重ね、ライラックは少しずつ根を張り、聡里たちが歩いた場所では別の学生たちの日常が続いていく。
ドラマのカメラが去ったあとにも、場所の物語は終わりません。
そして僕の胸には、白樺の向こうへ歩いていく聡里の背中とともに、「人は何度でも、自分のけものみちを選び直せる」という静かな余韻が残っています。
よくある質問
リラの花咲くけものみち2のロケ地はどこですか?
重要な撮影場所として確認できるのは、北海道江別市の酪農学園大学と釧路市丹頂鶴自然公園です。
酪農学園大学は『2』が同大学で撮影されたことを公式に案内しています。釧路市丹頂鶴自然公園では2026年3月1日~2日に撮影が行われました。
前作リラの花咲くけものみちのロケ地・撮影場所はどこですか?
前作は北海道江別市での撮影が中心で、酪農学園大学、アースドリーム角山農場、酪農学園大学の白樺並木などが確認されています。
江別市によると2024年10月に約1カ月間撮影され、12月13日には白樺並木で冬のシーンが撮影されました。
酪農学園大学も、ドラマ撮影のほとんどが江別市内で行われたとしています。
酪農学園大学はリラの花咲くけものみちのモデルですか?
はい。藤岡陽子さんの原作小説で舞台となる大学は、北海道江別市の酪農学園大学がモデルです。
藤岡さんは実際に酪農学園大学を訪れ、卒業生への取材や大動物の研修経験を作品づくりに生かしています。
ドラマでも、前作と『リラの花咲くけものみち2』の両方で酪農学園大学が撮影に使われています。
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