『人事の人見』って漫画が原作なの?
そんな疑問を持つ方も多いはず。
2025年4月からフジテレビで放送中のこのドラマは、実は完全オリジナル脚本で制作された作品です。
しかし、物語には漫画やVTuberなど現代のカルチャーが巧みに取り入れられており、「漫画のような展開が魅力」と話題を集めています。
主演はTravis Japanの松田元太さん。
彼にとって初の地上波単独主演作としても注目されており、そのピュアで型破りなキャラクターが、ドラマの世界観と見事にマッチしています。
この記事では、『人事の人見』の原作の有無や漫画要素、見どころ、キャスト、ドラマの背景まで、ファンなら気になる最新情報をわかりやすく解説します。
- 『人事の人見』が漫画原作かどうか
- ドラマで描かれる漫画的な要素やエピソード
- 松田元太主演ドラマの見どころや注目ポイント
『人事の人見』は漫画が原作?原作の有無とその魅力
『人事の人見』というタイトルから、「このドラマは漫画が原作なのかな?」と感じた方も多いでしょう。
実際に最近の人気ドラマの多くは漫画や小説を原作としているため、そのように思うのも自然なことです。
しかし、本作『人事の人見』は、完全なオリジナル脚本によって制作された作品であり、原作漫画や小説は存在しません。
脚本を担当するのは、演劇界で注目されている冨坂友氏。
彼が主人公・人見廉のキャラクターを俳優・松田元太の個性に合わせて書き下ろしたことで、リアリティとユーモアが融合した魅力的なストーリーが実現しました。
漫画原作がある作品 | 『人事の人見』 |
ストーリーは原作に忠実 | 完全オリジナル脚本 |
キャラクターは漫画に基づく | 俳優の個性に合わせて当て書き |
展開はある程度予測可能 | 展開が毎回予測不能 |
原作はないけれど、漫画的な世界観が魅力!
たとえ原作が存在しなくても、『人事の人見』の世界観はどこか「漫画的」だと感じさせます。
その理由は、主人公の型破りでピュアな性格や、予測不能な展開にあります。
視聴者が思わず「これは漫画の中の人物?」と錯覚するようなキャラクター造形や展開が満載で、まさに“漫画を映像化したような作品”といえるでしょう。
“当て書き”ならではのキャラクターが魅力
脚本家・冨坂友氏は、松田元太のバラエティでの姿や雰囲気を活かして、主人公・人見廉を「当て書き」しています。
そのため、彼の演技が自然でありながらもコミカルな要素を含み、より一層魅力的な主人公像が成立しています。
このような「キャラありきのストーリー構成」は、漫画と共通する部分でもあり、まさに原作がなくても原作級に楽しめるポイントと言えるでしょう。
ドラマ『人事の人見』に登場する“漫画的”なエピソードとは?
『人事の人見』はオリジナル脚本でありながら、その世界観には随所に漫画的な要素が織り込まれています。
特に印象的なのが、登場人物たちがVTuber活動や漫画創作に関わるエピソードです。
こうした描写は、ただの会社ドラマではなく、現代カルチャーとリンクした“等身大のストーリー”を演出しています。
ここでは、実際に作中で展開される漫画的エピソードを紹介しながら、視聴者が「漫画が原作では?」と感じる理由を掘り下げていきます。
登場キャラが漫画を描く?創作活動の描写に注目
作中では、ヒロインのひとり・森谷(演:桜井日奈子)が日常的に漫画を描いているという設定があります。
彼女はこれまでコンクールに応募できずにいたものの、研究開発部の同僚・土橋と出会い、創作に対する気持ちを再確認していきます。
このような「漫画を描くキャラ」が登場すること自体が、ユーザーに“原作漫画があるのでは?”と思わせる要因にもなっています。
VTuber活動がテーマに!?現代的な副業問題も描写
同じく土橋は「月乃マタタキ」というVTuber名義で活動しており、実際に収益化やグッズ販売も行っています。
この設定も漫画やアニメとの親和性が高く、SNS世代の視聴者にとっては共感度が非常に高い内容です。
物語では「VTuber活動は副業にあたるのか?」という職場内の議論が展開され、創作と仕事の両立という現代的なテーマにも切り込んでいます。
主人公・人見の“漫画的”なキャラ設定も魅力!
さらに注目したいのは、主人公・人見廉(松田元太)の突拍子もない行動と感情に真っすぐな性格。
たとえば、人事部に配属されたばかりの人見が、「月乃マタタキ」の配信に感動し、社内でプロジェクターを使って大音量で再生してしまうという場面があります。
こうした行動はまさに“漫画の中の主人公”のような展開であり、現実離れしているのにどこか親しみを感じさせる絶妙なバランスがあります。
原作がなくても楽しめる!『人事の人見』の見どころ3選
『人事の人見』には漫画や小説といった原作は存在しないものの、だからこそ先が読めないストーリー展開が大きな魅力です。
完全オリジナルの脚本だからこそ、従来のドラマにはない自由な表現や、予測不能なキャラクターの行動が次々と描かれています。
さらに、主演の松田元太をはじめとしたキャストの個性や演技も相まって、多くの視聴者が「毎週楽しみ」と話題にする作品へと成長しています。
ここでは、そんな『人事の人見』を原作がなくても楽しめる3つの理由としてまとめて紹介します。
① 型破りな人見廉のキャラクターが魅力的
主人公・人見廉(松田元太)は、社会常識ゼロのおバカでピュアな人事部員。
しかし、彼の突飛な行動や言葉が、結果的に社内の空気を変えていくという構成が魅力的です。
例えば、面接でいきなりカラオケを始めたり、会議でお菓子を配りながらプレゼンしたりと、常識を覆す奇想天外な行動が描かれています。
② 豪華な制作陣によるテンポの良い演出
脚本を手掛けるのは冨坂友。
舞台やコント作品を多く手掛けてきた彼の得意技である、テンポの良い会話劇とユーモアが本作にも詰まっています。
また、演出は『マルモのおきて』などを手掛けた河野圭太氏、プロデュースは『SUITS』の後藤博幸氏と、実力派がそろっています。
③ 共感を呼ぶ“働き方”の描写
本作は“人事部”という職場を舞台にしながらも、実際に副業やクリエイティブな活動を行う若手社員の姿をリアルに描いています。
現代の働き方において、「会社員でありながら個人でも発信をする」というライフスタイルは多くの人が共感できるはず。
だからこそ、「自分もこういう人事部に相談してみたい」と思わせるような、温かさと応援ムードに満ちたドラマとなっています。
『人事の人見』人事部メンバーの関係性を図で解説!
『人事の人見』では、老舗文房具メーカー「日の出鉛筆」の人事部を舞台に、さまざまな個性豊かなキャラクターたちが登場します。
特に物語の中核を担うのは、主人公・人見廉と、彼を取り巻く真野直己、森谷、小坂、そして副業問題を抱える研究開発部の土橋由依たちです。
ここでは、人事部の主な登場人物の関係性を視覚的にわかりやすく整理し、それぞれがどんな役割を担っているのかを解説していきます。
人事部の相関図イメージ(テキスト版)
人見廉(松田元太)
→ 新任の人事部員。社会常識ゼロだがピュアで前向き。
→ 真野・森谷に迷惑をかけながらも、型破りな方法で問題を解決していく。真野直己(前田敦子)
→ エリート人事部員。人見の上司的存在。
→ 理詰めで動くタイプで、当初は人見を煙たがっているが、次第に影響を受け始める。森谷美優(桜井日奈子)
→ 中堅の人事部員。漫画好きで、内に秘めた創作願望を持つ。
→ 土橋と出会い、彼女のVTuber活動に共感し、支えようとする。土橋由依(山口まゆ)
→ 研究開発部所属。VTuber「月乃マタタキ」として活動中。
→ 副業禁止規定で悩む中、森谷と人見に支えられる。
→ 人事部との関係が物語の鍵になる。
- 『人事の人見』は漫画原作ではなくオリジナル脚本
- 作中には漫画やVTuber活動を扱った“漫画的”な描写あり
- 型破りなキャラ設定と共感性あるストーリー展開が魅力
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