『キスは捜査のあとで』の続編はある?今後の展開や新シリーズ制作の可能性を検証

夜の警察署で背中合わせに立つ年上刑事と年下刑事 BLドラマ
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『キスは捜査のあとで』は原作続編『アゲイン』が刊行済みですが、ドラマのシーズン2は2026年8月1日現在、未発表です。

ただ、次の物語を映像化できる原作ストックと、放送開始直後の配信反響は確認できています。期待の火は灯っているものの、制作決定と呼べる段階ではありません。

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『キスは捜査のあとで』シーズン2はある?8月1日の結論

結論は、原作漫画には正式な続編があるものの、ドラマのシーズン2、スペシャルドラマ、映画化は発表されていないです。

ABCテレビの番組公式サイトで案内されているのは、2026年7月26日に放送が始まった現在の連続ドラマまでです。

第2話は8月2日の日曜深夜0時10分から放送予定。ABCテレビでの放送後にTVerとABEMAで見逃し配信され、FODでは独占見放題配信が行われます。FODの7月15日付公式発表では、全10話と明記されています。

現状を、確認できた事実と未確認事項に分けると次の通りです。

確認項目 2026年8月1日時点の状況
原作漫画の続編 『キスは捜査のあとで アゲイン』が刊行済み
ドラマのシーズン2 公式発表なし
スペシャル・映画 公式発表なし
現在のドラマ 全10話の第1シリーズを放送・配信中
TVerの表示 8月1日午前10時台、夏ドラマ特集でお気に入り登録7.3万
公式SNSの報告 7月28日時点でTVerお気に入り6.5万、FODドラマランキング1位
未公表の指標 総再生数、完走率、地上波視聴率、原作売上の増加幅

TVerの「放送中の夏ドラマ特集」では、僕が2026年8月1日午前10時台に確認した時点で、作品名の横に7.3万と表示されていました。これは再生回数ではなく、TVer上のお気に入り登録数を示す数字です。

この数字は、7月28日に番組公式Instagramなどが報告したTVerお気に入り登録6.5万人から、約8000件増えたことになります。

同じ7月28日には、番組公式Xが「FODドラマランキング1位」と告知しました。ただし、公式投稿にはランキングの集計期間、対象となった利用者数、実視聴回数までは記載されていません。

したがって、この初動から言えるのは、放送開始直後に一定の関心を集めているということまでです。

「FODで1位だから続編が確実」「7.3万人が全話を見る」とまでは判断できません。お気に入り登録は視聴への入口であり、最後まで物語を見届けた人数とは異なるからです。

僕は、この線引きを大切にしたいと思っています。

期待を語ることはできます。しかし、期待を制作決定という事実に塗り替えてしまえば、ドラマを愛する気持ちまで曇らせてしまいます。

※画像はAIによるイメージ

原作続編『キスは捜査のあとで アゲイン』はどんな物語?

『キスは捜査のあとで アゲイン』は、すうさんによる正式な漫画続編です。

第1作の単行本『キスは捜査のあとで』は、2024年9月25日に発売されました。Jパブリッシングの商品ページでは、178ページのコミックスとして案内されています。

『アゲイン』は、電子版の連載が2025年3月25日にスタート。紙のコミックスは2026年5月25日に発売され、全210ページ、定価902円と案内されています。

物語の中心にいるのは、山ノ道警察署で働く多古井平助と塩野秀です。

多古井は、地域住民から慕われる38歳の人情派刑事。塩野は28歳の優秀な警察官で、誰に対しても隙がない一方、多古井への好意をうまく表現できません。

ドラマでは、渡部秀さんが多古井、齋藤璃佑さんが塩野を演じています。

第1作では、多古井にだけ刺々しい態度を見せる塩野の本心と、多古井に舞い込んだお見合い話をきっかけに動き出す二人の関係が描かれます。

一方、『アゲイン』の二人はすでに恋人同士です。

塩野の異動によって遠距離恋愛となり、塩野を「秀」と呼ぶハイスペックな男性・伊達が登場。今度は多古井の側に、嫉妬や不安が芽生えていきます。

この変化こそ、シーズン2の原作として『アゲイン』が有力に見える理由です。

第1作は、塩野の隠した好意を多古井が見抜けるかという物語でした。

『アゲイン』は、愛されていると知った多古井が、自分の愛情をどう伝えるかという物語です。

感情を隠す人物が、塩野から多古井へ入れ替わる。物語のステアリングを握る人物が反転するため、同じ二人を描いても単なる繰り返しにはなりません。

さらに、第1作では二人が職場でも警察寮でも顔を合わせる「近すぎる距離」が緊張を生みます。

『アゲイン』では、異動による「遠すぎる距離」が不安を生む。二人の間にある距離の意味が正反対になるため、映像作品としてもシーズンの違いを打ち出しやすい構造です。

僕の胸に残ったのは、刑事である多古井が、恋愛になると真実を確かめられなくなる点です。

捜査では、証言や記録を集めれば事実へ近づけます。しかし恋には、相手の気持ちを完全に証明する物証などありません。

伊達が塩野を名前で呼ぶ。それだけで、多古井の知らない時間や人間関係が浮かび上がる。

事実を見抜く刑事が、証拠のない不安に揺れる。この逆説が、『アゲイン』を単なる交際後の後日談ではなく、もう一度描く価値のある物語にしています。

※画像はAIによるイメージ

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ドラマ続編の可能性は?4つの判断材料を検証

『キスは捜査のあとで』のシーズン2を考える際は、原作の有無だけでなく、次の4項目を分けて見る必要があります。

  • 原作ストック
  • 視聴者の初動
  • 制作側の公式発表
  • 放送終了後まで続く需要

原作ストックは十分にある

原作面は、続編に向けた最も強い材料です。

FODの公式発表によると、『キスは捜査のあとで』シリーズは2026年7月時点で発行部数15万部を突破しています。続編『アゲイン』もすでに単行本化されているため、次のシリーズの土台を一から作る必要はありません。

遠距離恋愛、塩野の異動、伊達の登場、多古井の嫉妬という新しい軸もそろっています。

「恋人になるまで」を描いた第1作に対し、「恋人であり続ける難しさ」を描ける点は、続編原作として大きな強みです。

初動反響には前向きな材料がある

TVerのお気に入り登録数は、7月28日の6.5万から8月1日午前の7.3万へ増えています。

FODでも、7月28日に番組公式Xがドラマランキング1位を報告しました。少なくとも、放送前後に作品を気に留めた視聴者が増え、FOD内でも初動の注目を集めたことは確認できます。

ただし、お気に入り登録数と実際の視聴数は同じではありません。

FODランキングについても、対象期間や視聴人数が公表されていない以上、他作品と比較してどの程度のヒットなのかまでは分かりません。

現段階では「好調な兆し」と表現するのが適切で、「続編を決定づける大ヒット」と断定するのは早いでしょう。

制作側から続編への言及はない

ABCテレビ番組公式サイト、FODの作品発表、Jパブリッシングのドラマ化特設ページで確認できるのは、現在放送中の第1シリーズに関する情報です。

2026年8月1日現在、シーズン2の企画、脚本開発、撮影予定、放送時期に関する告知は確認できません。

原作者のすうさんは、漫画をそのまま再現することよりも、映像作品として魅力的なドラマになることを望む趣旨のコメントを寄せています。

これはドラマ独自の事件や人物配置を取り入れる余地を感じさせますが、『アゲイン』の映像化を示した発言ではありません。

本当の判断材料は最終話までの推移

現在は、全10話のうち第1話が放送された段階です。

続編を考えるうえで重要なのは、放送開始時の期待だけでなく、最終話まで視聴が続くか、放送後にも口コミや見逃し視聴が広がるかという持続力です。

お気に入り登録は、駅のホームに集まった人数に似ています。

そこから実際に列車へ乗り、終点まで物語を旅する視聴者がどれだけいるのか。その人数と熱量が見えなければ、次の列車を走らせる判断には届きません。

※画像はAIによるイメージ

BLドラマの続編事例と比べて何が足りない?

国内BLドラマには、視聴者の支持を受けて次のシリーズへ進んだ前例があります。

ただし、「BLドラマには続編が多い」という大まかな括りだけでは、本作の可能性を正確に測れません。

発表時期、放送形式、原作ストック、公式が示した制作理由を同じ基準で比べる必要があります。

作品 初作から続編発表まで 続編の形式 公式が示した後押し 原作・物語
『25時、赤坂で』 初作最終回から約1年 地上波連続ドラマ 国内外の反響、続編を望む声 累計165万部超、交際後の原作エピソードあり
『BLドラマの主演になりました』 初作から約11か月 TELASA全6話 視聴者からの熱い要望 漫画原作、交際後の新展開あり
『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』 シーズン1の翌年 CS放送から複数媒体へ展開 放送後の反響と視聴者要望 継続可能な原作設定あり
『キスは捜査のあとで』 第1話放送から6日 未定 初動数値のみ確認 『アゲイン』刊行済み

『25時、赤坂で』の第1シリーズは2024年6月20日に放送を終了し、Season2は2025年6月22日に発表されました。

テレビ東京は、原作が累計165万部を超えていたことに加え、海外配信サービスでのグローバルランキング1位や、国内外から続編を望む声が相次いだことを説明しています。Season2は同年10月1日から地上波で放送されました。

『BLドラマの主演になりました』は、2024年1月に地上波版とTELASA全3話の配信版が展開されました。

続編制作は2024年12月5日に発表され、テレビ朝日は視聴者からの熱い要望に応えた決定だと明記しています。続編は地上波ではなく、2025年6月13日からTELASA独占の全6話として配信されました。

『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』も、2021年のシーズン1放送後に寄せられた反響と要望を受け、2022年3月にシーズン2が制作されました。

その後は配信シリーズやABCテレビの『ファイナル』へつながり、媒体を変えながら4作品へ発展しています。

三つの事例に共通するのは、原作が残っていたことだけではありません。

第1作を見終えた視聴者から、続きを求める声が継続的に届いたことが、公式発表の中で制作理由として示されています。

一方、『キスは捜査のあとで』は、まだ第1話の放送から1週間も経っていません。

原作ストックという条件は満たしていますが、最終話後まで続く反響、海外展開、イベント、円盤や関連商品の需要などは、これから見えてくる要素です。

過去作と比べれば、可能性が低いのではなく、比較できる地点までまだ物語が進んでいないというのが正確でしょう。

シーズン2が作られるなら『アゲイン』をどう描く?

シーズン2が実現する場合、最も自然なのは『キスは捜査のあとで アゲイン』を軸にした物語です。

塩野の異動から始めれば、第1シリーズとの違いを冒頭から明確にできます。

毎日顔を合わせていた二人が、簡単には会えなくなる。恋人としての距離が広がる一方、刑事としては相手の判断を信じなければならない場面が生まれます。

伊達の登場も、大きな転換点になります。

塩野を「秀」と呼ぶ伊達を前にして、多古井は自分の知らない塩野の時間を意識するでしょう。

ここで物語の焦点になるのは、塩野が心変わりするかどうかではありません。

多古井が、自分の嫉妬や寂しさを塩野へ言葉で伝えられるかどうかです。

第1シリーズでは、塩野が好意を隠すことで関係がこじれます。

シーズン2では、多古井が不安を隠すことで関係が揺れる。感情の隠し場所が交代するため、第1シリーズの空気を残しながら新しい物語を作れます。

僕は、ドラマ独自の事件を組み合わせる方法にも可能性を感じます。

例えば、別々の警察署に勤務する多古井と塩野が、それぞれ別の角度から同じ事件を追う構成です。

直接会えなくても、相手が残した報告や判断を信じて捜査を進めなければならない。

恋人として抱える不安と、刑事として相手へ預ける信頼を一つの事件に重ねれば、本作の「恋と捜査」という二本のレールが美しく交差します。

ただし、これは公式情報ではなく、原作設定から考えた僕の構成予想です。

実際に『アゲイン』が次作として残るかどうかは、第1シリーズが原作のどこまで描くかによって変わります。

今後は、次の三点に注目です。

  • 最終回が多古井と塩野の交際開始で終わるか
  • 塩野の異動や伊達が第1シリーズ中に登場するか
  • 最終回前後にABCテレビ、FOD、Jパブリッシングから新作情報が出るか

もし第1シリーズが二人の関係成立で幕を閉じれば、『アゲイン』は次の物語としてきれいに残ります。

反対に、異動や伊達まで第1シリーズで描かれれば、次作ではドラマオリジナル事件や、原作のさらに先を補う構成が必要になるでしょう。

※画像はAIによるイメージ

考察・まとめ|原作面は有力、続編判断は最終話の先

結論は、ドラマのシーズン2は未発表です。

根拠となる前向きな材料は、原作続編『アゲイン』、シリーズ発行部数15万部、TVerお気に入り7.3万、FODドラマランキング1位です。

未確認なのは、総再生数、完走率、放送後の原作売上、制作検討、キャストの日程です。

現在の反響は、続編への可能性を消すものではありません。

一方で、第1話直後の数字だけを使い、シーズン2が有力だと断定することもできません。

過去のBLドラマ続編では、第1作終了後も続いた視聴者の声や、国内外の反響が公式に制作理由として語られていました。

『キスは捜査のあとで』にも原作ストックはありますが、継続需要を測る時間はまだ始まったばかりです。

それでも僕が『アゲイン』の映像化を見たいと思うのは、二人が恋人になったからではありません。

第1作は、多古井が「愛されている事実」に気づく物語です。

『アゲイン』は、多古井が「自分も愛している」という気持ちを、行動と言葉で示す物語になります。

事件が解決すれば、捜査には終わりが訪れます。

しかし恋は、気持ちが通じた瞬間から新しい謎が始まるものです。

距離、嫉妬、沈黙、信頼。どれも逮捕状を出せず、取調室で自白させることもできません。

だからこそ、多古井と塩野には、もう一度向き合うべき事件が残っています。

今はシーズン2の発表を急ぐより、第1シリーズがどんな答えへたどり着くのかを見届ける時期です。

二人の恋が最終回で一つの事件を解決し、その先に新しい謎を残したとき、『アゲイン』へ続く扉は静かに開くのでしょう。

よくある質問

『キスは捜査のあとで』の原作漫画に続編はありますか?

あります。正式な続編は、すうさんの『キスは捜査のあとで アゲイン』です。

電子版は2025年3月25日に配信が始まり、紙のコミックスは2026年5月25日に発売されました。

ドラマ『キスは捜査のあとで』のシーズン2は決定していますか?

2026年8月1日時点では決定していません。

ABCテレビ、FOD、Jパブリッシングの公式情報で確認できるのは、現在放送・配信中の全10話の第1シリーズまでです。

『アゲイン』がシーズン2として映像化される可能性はありますか?

続編原作の候補としては有力です。

塩野の異動による遠距離恋愛、伊達の登場、多古井の嫉妬という新しい展開があります。ただし、映像化や制作について公式発表はありません。

執筆:岸本 湊人

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