VIVANT4話では、山本巧がテントのモニターだと判明し、黒須駿の登場を経て、乃木憂助自身も別班の一員だったという最大級の事実が明かされました。
2023年8月6日に放送された第4話は、誤送金事件を解決へ導くだけでなく、物語を「丸菱商事の内部犯探し」から「別班とテントの戦い」へ切り替えた重要な転換点です。 TBS+1
僕がVIVANT4話を見終えたとき、胸に残ったのは単純な「乃木が別班だった!」という驚きだけではありませんでした。
正体が明らかになった瞬間、これまで見てきた乃木の表情や行動を、すべて最初から見直したくなった。
これが第4話のすごさだと感じます。
山本を疑い、黒須を疑い、最後には主人公である乃木まで疑わされる。
しかも終盤では、山本への尋問によってテントの情報が引き出され、物語は日本そのものを巻き込む大きな局面へ進んでいきました。
この記事では、VIVANT4話の感想として、ジャミーンのアルバムから始まった山本追跡、黒須の登場、尋問と自白、山本の排除、乃木の別班判明までを時系列で整理します。
そのうえで、なぜ第4話でこれほど多くの正体を一気に明かしたのか、僕なりの考察も掘り下げていきます。
※ここからは『VIVANT』第4話の内容に触れます。
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VIVANT4話で何があった?山本発覚から乃木=別班までを時系列で整理
VIVANT4話の終盤は、ジャミーンのアルバムに写っていた戦闘服姿の山本を乃木が発見し、山本を罠にかけ、公安の追跡、黒須による救出劇、乃木の登場、尋問、そして山本の排除へ進むという流れでした。 https://youyoutime.jp+1
まず、第4話の重要ポイントを簡潔に整理します。
- 太田梨歩の高いハッキング能力と、誤送金事件に利用された経緯が見えてくる
- ジャミーンのアルバムから、戦闘服姿の山本巧が写る写真が見つかる
- 乃木と野崎が山本を疑い、行動を追うための作戦を仕掛ける
- 山本が太田のもとへ向かい、公安が追跡する
- 黒須が「同じテントのモニター」を装って山本に接近する
- 黒須の正体が別班だと判明する
- さらに乃木も別班の一員だと明かされる
- 山本は尋問を受け、テントに関する情報を話す
- 乃木と黒須は山本を排除する
この一連の流れで重要なのは、出来事が一本の因果関係でつながっていることです。
すべての入口になったのは、ジャミーンが来日したあとに見つかったアルバムの写真でした。
その写真には、バルカで戦闘服姿の山本が写っていました。
それまで乃木の同期として捜査に協力してきた人物が、なぜバルカの写真にその姿で写っているのか。
乃木と野崎は、山本が太田梨歩を利用した側の人物ではないかと疑います。 https://youyoutime.jp
そこで山本の行動を確かめるため、乃木と公安側は情報を利用して揺さぶりをかけました。
焦った山本は動き出し、公安はその行動を追います。
ここまでなら、普通の刑事ドラマでは「公安が山本を逮捕して事件解決」になっていたかもしれません。
しかし『VIVANT』は、その直前で物語の進路を変えます。
山本の前に現れたのが、松坂桃李さん演じる黒須駿でした。
黒須は山本に対して、自分も同じテント側のモニターであるかのように振る舞い、公安の追跡から逃がしてくれる人物として信用させます。
山本にとって黒須は、追い詰められた状況で現れた救いの手でした。
しかし、その手は味方の手ではありませんでした。
黒須は別班。
そして拘束された山本の前に、もう一人の別班として乃木が姿を現します。
この展開には、本当に息をのみました。
第4話は「誰が犯人なのか」を解決する回でありながら、同時に「主人公は誰なのか」という、もっと大きな疑問を生み出したのです。
そして山本は、乃木と黒須から尋問を受け、テントに関係する情報を話します。
その供述からは、テントの幹部につながる情報や、組織の最終的な標的が日本であるという重大な内容まで浮かび上がりました。 婦人公論.jp+1
最後に、山本は乃木と黒須によって排除されます。
TBS公式の第5話あらすじでも、乃木と黒須がテントのモニターである山本を排除したことが明示されています。 TBS
僕はここで、第4話まで見ていたドラマと、第5話から始まるドラマは、同じ作品でありながら別の景色を見せるのだと感じました。
誤送金事件は、ゴールではなかった。
巨大な物語へ入るための料金所のようなものだったのです。

松坂桃李演じる黒須が初登場|山本を信用させた二重のどんでん返し
VIVANT4話で強烈な印象を残したのが、松坂桃李さん演じる黒須駿の初登場でした。
主要キャストとして知られていながら第3話まで姿を見せなかった黒須は、物語が大きく動く瞬間に現れます。
しかも、その登場のさせ方が巧みでした。
黒須は最初から「僕は別班です」という顔では出てきません。
公安に追われる山本へ近づき、自分もテント側のモニターであるかのように振る舞います。
山本から見れば、黒須は逃亡を助けてくれる同志です。
視聴者にとっても、黒須の正体が分からない時間が続くため、「松坂桃李はテント側なのか?」という疑いが生まれます。
ところが、山本が安心したあとに景色が一変します。
黒須は山本の仲間ではなく、別班側の人間でした。
そして黒須の正体が分かった直後、乃木まで現れる。
黒須の登場は、一人の新キャラクターを紹介する場面でありながら、乃木の正体を明かすための扉にもなっていたのです。 https://youyoutime.jp
僕が特に胸をつかまれたのは、黒須と乃木の間に感じられる「すでに長い時間を共有してきた者同士」の空気でした。
第3話までの乃木は、野崎守(阿部寛)やドラム(富栄ドラム)と行動する場面が中心でした。
バルカでは追われる立場に置かれ、砂漠では命の危機にも直面します。
だから僕たちは、乃木を「危機に巻き込まれながら、なんとか前へ進む主人公」として見てきました。
しかし黒須と並んだ乃木には、それまでとは異なる履歴が見えます。
この人には僕たちの知らない仲間がいる。
僕たちの知らない仕事がある。
僕たちの知らない顔がある。
黒須が画面に現れたことで、乃木の見えない過去まで突然広がったように感じました。
優れた新キャラクターの登場とは、単に登場人物が一人増えることではないと思います。
その人物が現れたことで、既存の人物まで違って見える。
黒須は、まさにその役割を担っていました。
また、第4話では公安と別班の違いも浮かび上がります。
野崎たち公安は、組織として山本を追跡し、太田梨歩の救出と事件解明を目指します。
一方の別班は、黒須が山本の同志を装い、相手の信頼を得たうえで別の場所へ連れていく。
同じ脅威を追っていても、手段も情報共有の範囲も異なる。
僕には、ここから『VIVANT』が「味方対敵」という単純な対立ではなく、目的が重なる複数組織の情報戦へ移ったように見えました。
黒須の登場は、物語に新しい人物を加えたのではありません。
物語そのものに、新しい車線を一本増やした。
僕はそんな感覚を覚えました。
山本巧の正体はテントのモニター|尋問と自白、排除まで何が起きた?
VIVANT4話で誤送金事件を大きく動かした人物が、乃木の同期である山本巧(迫田孝也)でした。
山本の正体は、テントとつながるモニターです。
TBS公式の人物紹介でも、山本は「テント・モニター」とされています。 TBS
第3話までの山本は、乃木の調査を手伝う協力者として見えていました。
同期という近い立場でもあり、僕自身も「多少怪しいところはあっても、最終的には乃木側の人物なのだろう」と受け止めていました。
しかし、その安心感が第4話で崩れます。
決定的な手掛かりになったのは、ジャミーンのアルバムでした。
バルカで撮影された写真の中に、戦闘服を着た山本の姿があったのです。 https://youyoutime.jp
この「写真」という小道具の使い方が、僕はとても好きです。
写真は本来、過去を静かに保存するものです。
しかし第4話では、止まっていた過去が突然動き出し、現在の人間関係を破壊しました。
それまで隣にいた同期。
相談できる相手。
協力してくれる人物。
そのイメージが、たった一枚の写真によって崩れていく。
派手な爆発とは違う、静かな恐ろしさがありました。
山本は、太田梨歩がまだ生きている可能性を悟られ、追い詰められていきます。
そして黒須の言葉を信じます。
黒須を自分と同じ側の人間だと思い、逃亡を助けてくれる相手として受け入れてしまう。
しかし黒須は別班でした。
さらに、拘束された山本の前に乃木が現れます。
僕は、この瞬間の山本の恐怖こそ、第4話における乃木の正体判明を最も強く見せていたと思います。
視聴者が驚いている。
山本も驚いている。
つまり山本も、僕たちと同じように「乃木は頼りなさもある普通の同期」だと思っていたのでしょう。
だからこそ、裏切られた山本と驚く視聴者の視線が重なります。
その後、山本は尋問を受け、テントに関する情報を供述します。
そこで語られたのは、単に「自分がモニターだった」という告白だけではありません。
テントで訓練を受けた経緯、組織の幹部につながる情報、そしてテントの最終的な標的が日本だという重大な内容まで明らかになります。 婦人公論.jp+1
ここで誤送金事件の意味も変わりました。
それまでは、丸菱商事から流出した巨額の資金を取り戻し、誰がシステムを操作したのかを突き止める企業犯罪の物語として進んでいました。
しかし山本の供述によって、誤送金はもっと大きな組織へ続く入口だったことが見えてきます。
会社の中で起きた事件の先に、国家規模の脅威があった。
このスケールの拡張が、第4話終盤のもう一つの重要なポイントです。
そして山本は、最終的に別班によって排除されます。 TBS
この結末を見たとき、僕の中に残ったのは爽快感ではありませんでした。
むしろ、「乃木はどこまで行く人物なのか」という怖さです。
山本はテントのモニターでした。
日本に脅威を及ぼす組織へ協力していた人物です。
しかし、だからといって視聴者が乃木の行動を何の迷いもなく受け入れられるようには描かれていません。
ここに『VIVANT』の面白さがあります。
テントが危険な存在だから、別班は正しい。
そんな単純な方程式にはしない。
乃木の正体が分かった瞬間、僕たちは主人公に安心するのではなく、主人公の行動を注意深く見なければならなくなったのです。

乃木が別班と判明|堺雅人の演技で「普通の商社マン」の意味が変わった
VIVANT4話最大の衝撃は、やはり乃木憂助が別班の一員だったと判明したことです。
第5話のTBS公式あらすじでも、乃木と黒須が別班であることが示されています。 TBS
ただ、ここでは脚本構造の話よりも、まず乃木という人物と堺雅人さんの演技について書きたいと思います。
僕が驚いたのは、別班という所属そのものより、乃木の空気の変化でした。
第1話からの乃木には、困ったような表情がありました。
会社で誤送金の責任を問われ、バルカでは危険に巻き込まれ、野崎に振り回される。
もちろん時折、異常な計算能力や機転の速さを見せることはありました。
しかし全体としては、不器用さや優しさのある主人公に見えていました。
ところが山本の前に現れた乃木は違います。
大声で威圧する必要もない。
派手な動きを見せる必要もない。
ただ立っているだけで、今までの乃木とは空気が違う。
僕の胸に残ったのは、その静かな冷たさでした。
ここで興味深いのは、「では第1話からの乃木は全部演技だったのか」と簡単には片づけられないことです。
僕は、そうではないと感じています。
少なくとも第4話までを見る限り、乃木には複数の面があります。
任務を遂行する乃木。
ジャミーンを心配する乃木。
薫(二階堂ふみ)を気にかける乃木。
野崎と行動する乃木。
そしてFと対話する乃木。
別班という肩書が判明しても、乃木という人間のすべてが説明されたわけではありません。
むしろ逆です。
「何者なのか」という肩書の謎が一つ解けたことで、今度はなぜこの人物はこれほど違う顔を抱えているのかという内面の謎が大きくなりました。
僕はここが、第4話の正体バレを強くしている部分だと思います。
普通のドラマなら、主人公の秘密を明かした時点で一つの疑問が終了します。
しかし『VIVANT』は、答えを出すことで別の問いを生みました。
乃木はなぜ別班になったのか。
何を守ろうとしているのか。
任務と個人的な感情が衝突したとき、どちらを選ぶのか。
黒須との関係は、どこから始まったのか。
第4話は乃木の秘密を終わらせた回ではありません。
乃木という人物を、本当の意味で読み始める回だったのだと思います。
また、堺雅人さんの演技によって、第1話からの場面を見返す価値も生まれました。
戸惑っていた表情。
野崎に向けた視線。
異常なほど正確な計算。
危機的状況での判断。
初見では「少し変わった主人公」の特徴に見えたものが、別班判明後には別の意味を帯びて見えます。
僕は、連続ドラマの伏線で最も面白いのは、未来を予想させるものだけではないと思っています。
新しい事実によって、過去のシーンの意味まで書き換わる。
第4話の乃木=別班という展開には、その力がありました。
野崎、長野専務、ジャミーンの写真|第4話後に残った謎は?
VIVANT4話は多くの答えを出しました。
一方で、野崎の真意、長野専務の過去、ジャミーンのアルバム写真の背景など、第4話時点では答えが出ていない謎も残っています。
ここは事実と考察を分けて見ていきます。
野崎は乃木をどこまで疑っている?
第4話で僕が気になったのは、野崎と乃木の距離です。
バルカで共に危機を乗り越え、日本へ帰国してからは誤送金事件を追ってきた二人。
しかし野崎は公安。
乃木は別班です。
同じ日本の安全に関わる側に見えても、所属も任務も情報の扱い方も同じではありません。
第5話の公式あらすじでは、山本の死に違和感を抱いた野崎が、山本の正体を知っていた乃木へ疑惑の目を向ける流れが示されています。 TBS
僕がこの二人の関係で面白いと思うのは、単純な敵味方に分けられないことです。
野崎は乃木の能力を知っています。
乃木も野崎の捜査能力を理解しているでしょう。
共に危機を越えた経験がある一方、すべての情報を共有できる相手ではない。
信頼と警戒が同じテーブルに置かれている。
この関係こそ、今後の『VIVANT』を動かす緊張になるのではないかと感じます。
長野専務の疑いは本当に晴れたのか?
長野専務(小日向文世)についても、第4話時点で完全に謎が解消されたとは言い切れません。
長野は太田梨歩との関係を疑われ、野崎から聴取を受けます。
しかし、聴取で語られた内容と、人物のすべてが明らかになることは同じではありません。
僕は小日向文世さんの表情を見ていると、それだけで何かを疑いたくなってしまいます。
もちろん、これは俳優の過去作品から受ける印象も混じった僕の感想です。
意味ありげに見える演出があるからといって、特定の組織に属していると断定することはできません。
ただ、第4話で山本という大きな答えが出たあとにも長野への違和感を残したことには、物語上の意味があるように思えました。
なぜジャミーンのアルバムに山本が写っていた?
僕が第4話後に最も気になったのは、山本が写っていた写真そのものです。
山本の正体を暴いた決定的な手掛かりは、ジャミーンのアルバムにありました。
ここで一つ、別の疑問が生まれます。
なぜ、その写真がジャミーンの手元にあったのでしょうか。
第4話の時点で、そこから特定人物の正体を断定することはできません。
しかし、少なくとも山本の正体を暴く写真が、偶然にもジャミーンを経由して乃木の目に入ったという事実は印象的です。
僕は、ジャミーンという少女が、組織同士の線とは違う形で登場人物たちを結んでいるように感じています。
乃木。
薫。
野崎。
ドラム。
そして父アディエル。
公安、別班、テント、丸菱商事という「所属」で人物関係を見ると、物語は巨大な組織図になります。
しかしジャミーンを中心に見ると、そこには別の線が浮かびます。
恩義。
家族。
守りたい気持ち。
過去への責任。
国家レベルの情報戦の中に、一人の少女をめぐる個人的な感情の線が走っている。
僕の私見では、この二つの線が交差する場所に、『VIVANT』という作品の本当の感情があるのではないでしょうか。

VIVANT4話を考察|なぜ誤送金編と別班・テント編を同じ回で接続したのか
ここからは、VIVANT4話を見た僕自身の考察です。
僕は第4話の最大のポイントを、単なる「乃木の正体発表回」ではなく、誤送金事件を一度収束させながら、その事件をテントとの戦いへ接続した回だと考えています。
第1話から物語を動かしてきたのは、丸菱商事の巨額誤送金でした。
誰が送金額を変更したのか。
誰が会社のシステムを操作したのか。
なぜ巨額の資金が流れたのか。
視聴者は企業内部の犯人探しを追いかけていました。
第4話では、太田梨歩だけを捕まえて終わる道を選びません。
太田を利用した山本。
山本がつながるテント。
山本を追う別班。
別班として現れた乃木と黒須。
一つの事件を解決するたび、その背後からさらに大きな構造が現れます。
僕はこの構成を見て、誤送金事件そのものが「第1章」だったのだと感じました。
しかも、その章を単純に終わらせず、山本の供述によって次の物語へ橋を架けています。
ここがうまい。
誤送金事件とテント編が別々に置かれていたら、物語が一度切れたように感じたかもしれません。
しかし第4話では、誤送金事件の黒幕を追った結果、その人物がテントのモニターだった。
そして、その人物を追った先で乃木の所属が明らかになった。
つまり、過去の事件を解くことが、そのまま未来の物語を始める行為になっているのです。
山本の裏切りと乃木の正体判明を同じ回に置いた意味
もう一つ僕が重要だと感じるのは、山本の裏切りと乃木の正体判明を同じ回に置いたことです。
山本は味方だと思っていた人物でした。
乃木は主人公として信じていた人物でした。
二人に対して、視聴者は違う種類の信頼を持っていたはずです。
第4話は、その二つを同時に揺らします。
山本については、「信頼していたのに敵側だった」という反転。
乃木については、「信頼していたが、知らない一面があった」という反転です。
この違いが重要だと思います。
山本への信頼は崩れます。
しかし乃木への信頼は、完全には崩れません。
代わりに、「この人をどこまで理解していたのだろう」という不安が生まれます。
僕は、主人公を裏切り者にするより、主人公との距離を少し遠ざける方が、長い物語では効果的な場合があると思っています。
第1話から第3話まで、視聴者は乃木と同じ高さで世界を見ていました。
何が起きているのか分からない。
誰が味方か分からない。
VIVANTという言葉の意味も分からない。
ところが第4話で、乃木は視聴者より多くを知っていたことが分かります。
それ以降、僕たちは乃木の隣にいるだけではいられません。
乃木を観察する立場にもなる。
この視聴者との距離の変化が、後半の緊張感を作るのではないでしょうか。
公安と別班の違いが今後の面白さになる
第4話では、山本を追う過程で公安と別班の動き方の違いも見えました。
公安は尾行し、証拠を積み重ね、組織として対象を追います。
一方、別班の黒須は山本の心理へ入り込み、仲間だと思わせて信用させました。
もちろん一つのエピソードだけで両組織の性格をすべて決めることはできません。
しかし少なくとも第4話では、同じ対象を追いながら異なる方法で動く二つの組織が描かれています。
僕は今後、ここが大きな面白さになると考えています。
目的が完全に反対なら、物語は分かりやすい。
しかし目的の一部が重なるからこそ難しい。
野崎と乃木は協力できるのか。
情報をどこまで共有するのか。
同じ脅威を追っていても、判断が衝突したときはどうなるのか。
完全な友情でも、完全な敵対でもない。
互いの能力を認めながら、互いを警戒する関係。
僕は、この距離感が『VIVANT』らしい緊張を生むのではないかと思っています。
今後の焦点は「乃木の所属」ではなく「乃木の選択」
第4話までの疑問は、「乃木は別班なのか?」でした。
しかし、その答えは出ました。
だから第5話以降に重要になるのは、別班という肩書そのものではないと僕は考えます。
僕が見たいのは、別班の乃木が何を選ぶのかです。
任務。
国家。
家族。
薫。
ジャミーン。
そして自分自身の過去。
これらがすべて同じ方向を向いているとは限りません。
むしろ物語が深くなるほど、守りたいもの同士が衝突する可能性があります。
人は、一本道では迷いません。
分岐点があるから迷います。
乃木にとっての本当のドラマは、正体が分かったあとから始まるのかもしれません。
僕は第4話を見て、そんな予感を抱きました。
まとめ|VIVANT4話は誤送金事件から別班とテントの戦いへ進んだ転換点
VIVANT4話では、ジャミーンのアルバムにあった戦闘服姿の山本の写真を手掛かりに、乃木と野崎が山本巧を疑います。
山本は動きを追われる中、松坂桃李さん演じる黒須駿を同じテント側のモニターだと信じますが、それは黒須が仕掛けた罠でした。
黒須の正体は別班。
さらに山本の前に現れた乃木憂助もまた、別班の一員だったことが明らかになります。
山本は尋問を受け、テントに関する重要な情報を供述。
その後、乃木と黒須によって排除されました。 婦人公論.jp+1
僕がVIVANT4話で最も高く評価したいのは、これだけ多くの事実を明かしながら、物語を小さくしなかったことです。
山本の正体が分かった。
黒須の所属が分かった。
乃木の所属も分かった。
それなのに、見終わったあとには第3話までより多くの疑問が残っています。
野崎は乃木をどう見るのか。
公安と別班はどのような距離で動くのか。
ジャミーンのアルバムに山本の写真があった背景には何があるのか。
そして乃木は、任務と個人的な感情が交差したとき、何を選ぶのか。
第4話まで僕たちが追っていたのは、巨額誤送金事件でした。
しかし、その扉を開けた先にあったのは、もっと巨大な物語です。
僕にとってVIVANT4話は、主人公の秘密を暴いた回ではありません。
乃木憂助という主人公を、初めて疑い、初めて深く知りたくなった回でした。
夜更けに見た、あの静かな眼差し。
その顔を思い出すたび、第1話で困ったように笑っていた乃木の表情まで違って見えてきます。
ドラマは前へ進んでいるのに、視聴者の心を過去の場面へ引き戻す。
そんな不思議な余韻の炎が、僕の胸にはまだ静かに灯り続けています。
よくある質問
VIVANT4話で山本巧の正体が分かったきっかけは何ですか?
きっかけは、ジャミーンのアルバムにあった写真です。
バルカで撮影された写真の中に、戦闘服姿の山本が写っていたことで疑いが強まり、乃木と野崎は山本の行動を追う作戦へ進みました。 https://youyoutime.jp
VIVANT4話で黒須は山本の仲間だったのですか?
いいえ。
黒須は山本に対して同じテント側のモニターであるかのように振る舞いましたが、実際は別班の一員でした。
山本の信用を得て公安の追跡から逃がしたように見せ、その後、正体を明かします。 https://youyoutime.jp
VIVANT4話で乃木と黒須は山本をどうしましたか?
乃木と黒須は、山本からテントに関する情報を聞き出したあと、山本を排除しました。
TBS公式の第5話あらすじでも、別班の乃木と黒須が、テントのモニターである山本を排除したことが明記されています。 TBS
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