2023年版『VIVANT』に歌手が歌う主題歌はなく、千住明作曲の「VIVANT<Main theme>」が作品を象徴する代表曲です。
公式サウンドトラックには全29曲を収録。本記事では「主題歌」「挿入歌」「劇伴」の違いから、全曲一覧、代表的な使用場面、音楽が乃木憂助の物語に与えた意味まで整理します。
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VIVANTの主題歌は誰?歌手はいるの?
結論として、2023年に放送された『VIVANT』では、歌手による歌唱主題歌は発表されていません。
作品を代表する音楽は、千住明が作曲した歌詞のない「VIVANT<Main theme>」です。
検索で知りたい要点を先にまとめると、次のようになります。
- 歌手による歌唱主題歌:発表なし
- 作品の代表曲:VIVANT<Main theme>
- 代表曲の作曲者:千住明
- 公式サウンドトラック:2枚組・全29曲
- Additional BGM:斎木達彦、兼松衆
- サウンドトラック発売日:2023年9月6日
ここで注意したいのは、「主題歌は必ず歌手が歌う曲」とは限らないことです。
ドラマや映画では、歌詞のない器楽曲が主題曲やテーマ曲として作品を象徴する場合もあります。そのため、『VIVANT』については「主題歌がない」と言い切るより、一般的な歌唱主題歌は発表されていないと説明する方が正確です。
TBSは2023年7月28日、オリジナル・サウンドトラックの発売決定を告知しました。その公式発表では、音楽を千住明、Additional BGMを斎木達彦と兼松衆が担当すると記載されていますが、歌手名や歌唱主題歌の案内はありません。
主題歌・メインテーマ・劇伴・挿入歌の違い
『VIVANT』の音楽を調べる際は、次の言葉を分けて考えると分かりやすくなります。
- 歌唱主題歌:歌手の歌唱を中心にした作品のテーマソング
- 主題曲・メインテーマ:作品全体や主人公を象徴する中心的な楽曲
- 劇伴:せりふや映像の後ろで流れ、緊張や悲しみなどを支える音楽
- 挿入歌:物語の途中で使われる歌唱曲を指すことが多い
- ヴォカリーズ:具体的な歌詞を使わず、人の声を楽器のように響かせる表現
『VIVANT』では器楽曲が中心ですが、「Family Love<Vocalise>」にはソプラノの声が使われています。
ただし、これは歌詞を伝える一般的なドラマ主題歌ではありません。
声は聞こえるのに、言葉によって感情の意味が決められていない。その響きは、幼少期の記憶を失い、父への思いを胸の奥へ閉じ込めてきた乃木憂助によく似ています。
VIVANTサウンドトラックの基本情報
『VIVANT』のオリジナル・サウンドトラックは、2023年9月6日にAnchor Recordsから発売されました。
TBS公式サイトでは、2023年8月16日から「VIVANT<Main theme>」をiTunesとApple Musicで先行配信することも案内されています。
主な商品情報は次の通りです。
- タイトル:TBS系 日曜劇場「VIVANT」ORIGINAL SOUNDTRACK
- 音楽:千住明
- Additional BGM:斎木達彦、兼松衆
- 発売日:2023年9月6日
- 発売元:Anchor Records
- 品番:UZCL-2271/72
- 仕様:2枚組CD
- 収録曲数:全29曲
- 総収録時間:約1時間52分
- メインテーマ先行配信日:2023年8月16日
公式収録曲の作曲者を数えると、千住明が14曲、斎木達彦が15曲です。
CDブックレットのクレジットでは、DISC 2の前半に収録された千住明作曲の6曲を兼松衆が編曲しています。
つまり、『VIVANT』の音楽は千住明一人だけで作られたのではありません。
物語の根底にある家族や運命を千住明の曲が包み、事件の進行や追跡の緊張を斎木達彦の曲が支え、兼松衆の編曲が別の表情を与える。三者の役割が重なり、あの巨大な音楽世界が形づくられました。

VIVANTのサントラ全29曲一覧は?
『VIVANT』の公式サウンドトラックには、DISC 1に8曲、DISC 2に21曲の合計29曲が収録されています。
以下はAnchor Recordsの公式収録順に、音楽配信サービスで表示されている演奏時間を加えた一覧です。配信先によって、端数処理により表示時間が1秒ほど異なる場合があります。
| DISC | 曲順 | 曲名 | 作曲 | 時間 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | VIVANT<Main theme> | 千住明 | 4:35 |
| 1 | 2 | Father’s Land | 千住明 | 5:22 |
| 1 | 3 | Family Love | 千住明 | 6:09 |
| 1 | 4 | Fate and Bond | 千住明 | 5:56 |
| 1 | 5 | VIVANT<Sadness> | 千住明 | 3:17 |
| 1 | 6 | VIVANT<Aggressive> | 千住明 | 2:59 |
| 1 | 7 | Family Love<Vocalise> | 千住明 | 4:13 |
| 1 | 8 | Patriot Mission | 千住明 | 4:53 |
| 2 | 1 | VIVANT<Piano solo> | 千住明 | 5:51 |
| 2 | 2 | VIVANT<Energico> | 千住明 | 3:01 |
| 2 | 3 | VIVANT<Beginnings> | 千住明 | 3:13 |
| 2 | 4 | VIVANT<Elegy> | 千住明 | 2:33 |
| 2 | 5 | VIVANT<Adagio> | 千住明 | 4:06 |
| 2 | 6 | Fate and Bond<Piano solo> | 千住明 | 4:22 |
| 2 | 7 | Suit on the Sands | 斎木達彦 | 3:04 |
| 2 | 8 | Marubishi Corporation | 斎木達彦 | 2:53 |
| 2 | 9 | Wire Transfer | 斎木達彦 | 2:53 |
| 2 | 10 | Strategizing | 斎木達彦 | 3:52 |
| 2 | 11 | Buried Memories | 斎木達彦 | 3:32 |
| 2 | 12 | Desert Chase | 斎木達彦 | 4:12 |
| 2 | 13 | Cloak and Dagger | 斎木達彦 | 3:10 |
| 2 | 14 | Small Talk | 斎木達彦 | 2:40 |
| 2 | 15 | Kindred Spirits | 斎木達彦 | 3:31 |
| 2 | 16 | Retaliation | 斎木達彦 | 3:34 |
| 2 | 17 | Clock’s Ticking | 斎木達彦 | 2:27 |
| 2 | 18 | That Nagging Feeling | 斎木達彦 | 3:26 |
| 2 | 19 | Chinggis | 斎木達彦 | 4:05 |
| 2 | 20 | Inconsolable | 斎木達彦 | 3:40 |
| 2 | 21 | A Fleeting Peace | 斎木達彦 | 4:27 |
全29曲の曲名と作曲者はAnchor Recordsが公表しており、Apple Musicでも29曲・約1時間52分の作品として配信されています。
曲名だけで使用場面を断定してはいけない
サウンドトラックの曲名を見ると、「Wire Transfer」は送金、「Desert Chase」は砂漠の追跡、「Chinggis」はバルカ警察のチンギスを指すと考えたくなります。
ただし、公式の話数別キューシートや、全場面の使用曲一覧は一般公開されていません。
曲名と場面が自然に結びつく場合でも、「第何話の何分に必ずこの曲が使われた」と断定するには、実際の放送音源や公式資料による確認が必要です。
この記事でも、公式に公表された収録情報と、第三者媒体による放送分析、僕自身の考察を分けて扱います。
千住明の14曲は家族と運命を描く
千住明が作曲した楽曲には、「Father’s Land」「Family Love」「Fate and Bond」「Patriot Mission」など、故郷、家族、運命、国家を連想させる題名が並びます。
これらは誤送金や追跡といった一つの事件よりも、乃木憂助が生きてきた長い時間を包む言葉です。
「VIVANT」の旋律も、Main theme、Sadness、Aggressive、Piano solo、Energico、Elegy、Adagioなど、複数の姿に変えられています。
同じ旋律を速度や編成、強弱によって変化させる手法は、一般に変奏と呼ばれます。
作品内で繰り返される旋律が、人物や概念を思い出させる印として機能する場合は、ライトモチーフ的な使い方と捉えることもできます。
乃木には、丸菱商事の社員、別班員、父を捜す息子、別人格Fと対話する人間という複数の顔がありました。
同じ旋律が勇壮にも悲しくも聞こえる構成は、同じ人物の中に異なる顔が存在する物語と重なります。
斎木達彦の15曲は事件の現在地を示す
斎木達彦の曲には、「Marubishi Corporation」「Wire Transfer」「Strategizing」「Desert Chase」「Clock’s Ticking」など、場所や行動、状況を示す題名が目立ちます。
千住明の曲が乃木の人生を遠くから見渡す音楽だとすれば、斎木達彦の曲は「いま何が起きているのか」を伝える音楽です。
会社、送金、作戦、追跡、迫る時間。
物語の現在地を短い言葉で示す曲名が、視聴者を次の展開へ連れていきます。
僕には、千住明の音楽が物語を照らす空なら、斎木達彦の音楽は足元に置かれた標識のように感じられました。

VIVANTはなぜ歌唱主題歌を置かなかったの?
歌手による主題歌を採用しなかった理由について、制作側から明確な公式説明が発表されたわけではありません。
そのため、「作品がミステリーだから主題歌を置かなかった」と断定することはできません。
一方、音楽制作の背景については、千住明本人が具体的に語っています。
千住明は2023年10月5日公開のニッポン放送 NEWS ONLINEの記事で、『ナイツ ザ・ラジオショー』出演時の作曲秘話を明かしました。
音楽を書き始めた時点で受け取っていたのは、進行表のような資料の約70%と、台本の半分ほどだったといいます。
さらに、最終話となる第10話の台本を受け取ったのは、音楽の録音が終わり、ドラマの放送が始まった後でした。
千住明は、歌詞のないドラマ音楽について、異なる場面に対応できる「歌に勝つ曲」を目指し、試行錯誤した趣旨を語っています。
これは、『VIVANT』の音楽を理解するうえで重要な証言です。
作曲段階では、乃木がどのような選択をするのか、父ベキとの関係がどこへ向かうのか、最終的な答えまで共有されていませんでした。
それでも、勇気、悲しみ、疑念、家族愛のすべてに対応できる曲が必要だったのです。
歌詞には、感情を具体的な言葉へ変える力があります。
しかし、正体や目的が何度も反転する『VIVANT』では、言葉によって意味を早く固定しない音楽が、結果として作品の構造によく合いました。
これは公式に語られた採用理由ではなく、制作証言を踏まえた僕の考察です。
音楽まで真相を説明しなかったからこそ、視聴者は最後まで自分の耳と心で物語を判断できたのではないでしょうか。
オーケストラと人の声が巨大な映像を支えた
『VIVANT』の録音では、千住明が指揮を担当し、SENJU LAB Grand PhilharmonicとSENJU LAB Choirが参加しました。
クレジットには、ソプラノソロの小川栞奈、チェロソロの田辺純一、ピアノの高倉圭吾らの名前も記載されています。
砂漠、国境、国家組織、テロ組織、家族の歴史。
『VIVANT』が扱う題材は、通常の企業ドラマや刑事ドラマの枠を大きく越えていました。
広い砂丘を映す映像に対し、音楽が小さくまとまってしまえば、視聴者の感情は画面の規模へ追いつきません。
弦楽器の厚み、金管楽器の力、打楽器の推進力、そして人間の声。
それらが重なることで、映像の広さだけではなく、登場人物が背負う過去の重さまで音として立ち上がりました。
VIVANTの劇伴はどの場面で流れた?
『VIVANT』では、公式サウンドトラックに収録されたオリジナル劇伴に加え、クラシック音楽を思わせる旋律やアレンジも使われています。
したがって、劇中で聞こえた音楽がすべて、公式サウンドトラック全29曲のどれかとは限りません。
ここでは、根拠の種類が分かるように、公式情報、第三者媒体の放送分析、視聴データを区別して紹介します。

第1話の大使館突入と「ワルキューレの騎行」
【第三者媒体による放送分析】
音楽之友社のWebマガジン「ONTOMO」は、音楽ライターの桒田萌による2023年8月20日公開の記事で、第1話の日本大使館突入場面にワーグナーの「ワルキューレの騎行」が使われたと紹介しています。
乃木憂助、野崎守、柚木薫たちがバルカ警察から逃れ、大型車両で日本大使館へ突進する場面です。
ここで流れる曲は、「VIVANT<Main theme>」ではありません。
大型車両の重量感と、突破するしかない切迫感に勇壮なクラシック音楽が重なり、逃走場面が英雄の進軍にも見える演出になっていました。
ただ危険なだけではなく、思わず前のめりになる高揚感が生まれたのは、音楽が恐怖の向きを反転させたからだと僕は感じます。
第7話の砂丘走行とメインテーマ
【視聴データによる確認】
REVISIOが2023年9月4日に公開した第1話から第7話までの分析では、第7話の午後9時41分ごろ、「VIVANT」のメインテーマが流れる場面の注目度が77.0%を記録しました。
場面は、乃木率いる別班がテント側との待ち合わせ場所へ向かい、車両で砂丘を走るくだりです。
REVISIOの「注目度」は、テレビの前にいる人のうち、画面へ視線を向けていた人の割合を示す独自指標です。
調査は人体認識技術を搭載した機器による関東2,000世帯のパネルデータを基にしています。一般的な世帯視聴率や個人視聴率とは異なるため、数字を同じものとして比較することはできません。
もちろん、77.0%という結果を音楽だけの効果と断定することもできません。
集合時間へ遅れられない緊迫感、砂丘を走る映像、別班の任務、乃木の決意が重なった結果です。
それでも、作品を象徴する旋律が鳴った瞬間に視線が集まったことは興味深いでしょう。
メインテーマが流れたとき、視聴者は説明を受けなくても「ここから物語が大きく動く」と感じ取ります。
旋律が、ドラマの中に設置された見えない信号機になっていたのです。
最終話の神田明神では音楽の役割が切り替わる
【第三者媒体による放送分析】
音楽・エンタメ情報サイト「こみみに」は、2023年9月20日の記事で、最終話の神田明神における音楽の切り替えを分析しています。
記事では、乃木が正門をくぐるまではメインテーマが流れ、薫とジャミーンが乃木に気づいた場面で「威風堂々」を思わせる音楽へ変わったと整理しています。
ただし、公式の話数別キューシートは公開されていないため、ここでは曲名の断定を避けるべきでしょう。
重要なのは、音楽の性格が切り替わったことです。
メインテーマが流れる間の乃木は、任務を終えて歩く別班員として見えます。
薫の「おかえりなさい」に乃木が「ただいま」と答える場面では、国家や組織ではなく、帰る場所を持った一人の人間へ戻っていきます。
ところが、その直後に赤い別班饅頭が置かれていることが分かります。
安らぎへ到着したと思った瞬間、次の任務が始まる。
『VIVANT』の音楽は感情を盛り上げるだけではなく、乃木が「任務の世界」と「家族の世界」のどちらに立っているかを示す役割も果たしていました。
VIVANTの音楽が物語を盛り上げた理由は?
『VIVANT』の音楽が強く記憶に残る理由は、単にオーケストラの音が壮大だからではありません。
同じ人物の中にある国家への使命、家族への愛、孤独、疑念を、旋律の変化によって描き分けたからです。
メインテーマの変奏が乃木の多面性を表す
「VIVANT<Main theme>」と同じ核を持つ曲には、Sadness、Aggressive、Piano solo、Energico、Elegy、Adagioなどがあります。
タイトルが示す通り、同じ旋律でも感情の向きは異なります。
勇壮な編成で鳴れば、国家を守る別班員の乃木に聞こえる。
ピアノだけになれば、幼い日に家族と引き離された息子の乃木に聞こえる。
悲しみを強めた変奏では、敵か味方かという区別より、彼が背負ってきた喪失が前へ出ます。
同じ旋律なのに、浮かび上がる人物像が変わる。
その仕組みは、穏やかな商社員と冷静な別班員、そして別人格Fが同じ身体に存在する『VIVANT』の物語そのものです。
Family LoveとPatriot Missionが乃木の葛藤を示す
僕が全29曲の中で、物語の心臓に最も近いと感じるのは「Family Love」と「Patriot Mission」です。
一方は家族への愛で、もう一方は国家への使命。
乃木憂助は、この二つの間を走り続けました。
別班員として日本を守る一方で、彼は幼少期に失った父と母の記憶を追っています。
父ベキと再会しても、ただ息子として抱き合うことはできません。
父を信じれば任務が揺らぎ、任務を遂行すれば父との時間が失われる。
二つの曲名は別々の場面を表すだけでなく、乃木の胸の中で衝突する二つの正義を示しているように僕には見えます。
Suit on the SandsがVIVANTの出発点を象徴する
斎木達彦の「Suit on the Sands」は、日本語にすれば「砂の上のスーツ」です。
丸菱商事の社員が着るスーツと、国境や社会的肩書きが意味を失う砂漠。本来なら交わらない二つの風景が、一つの曲名に置かれています。
物語の序盤、乃木は商社の誤送金を追ってバルカ共和国へ渡りました。
しかし、砂漠では会社名も役職も彼を守ってくれません。
最後に残るのは、自分が誰を信じ、何を守るかという意志だけです。
スーツは社会から与えられた顔であり、砂漠はその顔を剥がす場所でした。
「Suit on the Sands」は序盤の情景を示すと同時に、乃木憂助という人物の本質を短い言葉で表した題名だと僕は考えます。
静かな曲があるから危機が大きく見える
サウンドトラックには、追跡や対立を示す曲だけでなく、「Small Talk」「Kindred Spirits」「A Fleeting Peace」といった静かな時間を連想させる曲もあります。
緊迫した音楽を鳴らし続ければ、視聴者はやがて刺激に慣れてしまいます。
食事をする。
短い会話を交わす。
仲間の表情がわずかに緩む。
そんな静かな時間を挟むからこそ、次の危機が訪れたときの落差が大きくなります。
「A Fleeting Peace」は「束の間の平和」を意味します。
平穏が長く続かないと知りながら、それでも登場人物は帰る場所や誰かとのつながりを求める。
『VIVANT』における安らぎは、手にした瞬間から指の間をこぼれ始める砂のようでした。

VIVANTの主題歌と全29曲まとめ
2023年放送の『VIVANT』では、歌手による歌唱主題歌は発表されていません。
作品を象徴する代表曲は、千住明が作曲した歌詞のない「VIVANT<Main theme>」です。
公式オリジナル・サウンドトラックは2023年9月6日に発売され、2枚組で全29曲、総収録時間は約1時間52分となっています。
作曲の内訳は、千住明が14曲、斎木達彦が15曲です。兼松衆はAdditional BGMとして参加し、CDブックレットではDISC 2前半の千住明作曲曲6曲の編曲を担当しています。
また、劇中では公式サウンドトラックの楽曲だけでなく、「ワルキューレの騎行」など、クラシック音楽を生かした演出も確認されています。
そのため、「VIVANTの挿入歌」を調べる場合は、オリジナル劇伴全29曲と、劇中で使われたクラシック系の音楽を分けて考える必要があります。
僕が『VIVANT』の音楽に感じる最大の魅力は、登場人物の感情を歌詞で決めつけなかったことです。
メインテーマは、ある場面では別班の進軍に聞こえ、別の場面では家族を失った男の孤独に聞こえます。
音楽は、誰が正義で誰が悪なのかを教えてくれません。
けれども、登場人物が言葉にできなかった痛みだけは、確かに僕たちの胸へ残していきます。
画面が暗くなった後も、あの旋律は消えません。
砂丘を越えた車の轍のように、「VIVANT<Main theme>」は物語の記憶を、今も静かに刻み続けています。
よくある質問
VIVANTの主題歌を歌っている歌手は誰ですか?
2023年放送の『VIVANT』では、歌手による歌唱主題歌は発表されていません。
千住明作曲の「VIVANT<Main theme>」が、作品を象徴する代表的なメインテーマです。
VIVANTのサウンドトラックは何曲ありますか?
公式オリジナル・サウンドトラックには全29曲が収録されています。
DISC 1が8曲、DISC 2が21曲の2枚組で、総収録時間は約1時間52分です。
VIVANTの音楽は千住明が全曲作曲したのですか?
全曲ではありません。
公式サウンドトラックでは千住明が14曲、斎木達彦が15曲を作曲しています。兼松衆はAdditional BGMとして参加し、DISC 2前半の千住明作曲曲6曲を編曲しています。
執筆:岸本 湊人
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