『VIVANT』野崎守は別班5人を売った“真犯人”と公式に示されましたが、日本への裏切りまでは未確定です。
2026年8月9日放送の第13話で、乃木憂助(堺雅人)が信頼してきた公安・野崎守(阿部寛)が、別班員5人の拉致事件に関わる人物として浮上しました。さらにTBS公式の第14話あらすじは、野崎を「5人の別班を売った」人物として扱い、別班を捕らえた真犯人だと明記しています。
ただし、僕がここで絶対に混同したくないのは、「別班を裏切った」と「日本を裏切った」は同じではないということです。
第13話で確定した事実、第1シーズンから残る伏線、そして8月14日に『THE TIME,』で紹介された「野崎別班説」まで整理すると、野崎は単純な敵ではなく、もっと複雑な忠誠を抱えた人物である可能性が見えてきます。
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VIVANT野崎の裏切りで何が確定した?第13話とTBS公式を整理
最初に、考察をいったん横へ置いて2026年8月14日時点で確定していることを整理します。
ここを曖昧にすると、「野崎は無実だった」「完全な敵だった」という両極端な考察に引っ張られてしまうからです。
論点 8月14日時点
野崎が別班5人を売ったか TBS公式が明記
別班5人を捕らえた真犯人か TBS公式が野崎と明記
新庄が拉致事件の主犯か 関与していないと判明
野崎が日本を裏切ったか 未確定
野崎が別班員か 視聴者考察の段階
エルサレムの相手は敵組織か 第14話で「今作最大の宿敵となる組織」と予告
TBS公式の第14話あらすじは非常に強い表現を使っています。
別班員5人を追う乃木は、ノゴーン・ベキ(役所広司)を脱獄させた新庄浩太郎(竜星涼)を主犯と考えてタイへ渡ります。
そこで乃木の前に現れたのが、丸菱商事専務・長野利彦(小日向文世)。第13話では、長野が東南アジア方面を統括していた別班員だったことも明らかになりました。
乃木、ドラム(富栄ドラム)、長野はバンコクで新庄と、彼をかくまっていたタイのモニター・チョッキーを確保します。
しかし尋問の結果、新庄とチョッキーは別班員5人の拉致事件には直接関与していなかったことが判明しました。
ここが第13話最大の転換点です。
第1シーズンでテントのモニターだった新庄は、視聴者にとって最も疑いやすい人物でした。しかもベキの脱獄にも関わっている。
僕自身も、物語がタイへ向かった段階では「今回も新庄が裏で糸を引いているのでは」と感じていました。
ところが『VIVANT』は、その“分かりやすい容疑者”を外してきた。
太田梨歩(花岡すみれ)の調査からは、別班の情報を売った黒幕が日本国内にいる可能性が浮上します。さらに茨城空港をめぐる工作には、警視庁サイバー犯罪対策課の東条翔太(濱田岳)が関わっていたことも分かりました。
そして櫻井里美司令(キムラ緑子)の許可を受けたAIハヤトが公安内部の映像を確認した結果、別班員拉致に動いていた人物として浮上したのが野崎守です。
乃木は思わず涙を流し、ドラムも大きな衝撃を受けました。
さらに、2026年8月16日放送予定の第14話についてTBS公式は、野崎を「5人の別班を売った」人物と位置づけ、別班を捕らえた真犯人として明示しています。
ここはもう、「全部乃木たちの勘違いだった」と考察で消してしまう段階ではありません。
少なくとも、野崎は別班5人が敵側に捕らえられる過程で重大な役割を果たした。
作品公式がそこまで踏み込んでいる以上、この点は受け止める必要があります。
ただし、まだ一つ大きな穴があります。
なぜ野崎は別班を売ったのか。
誰の指示なのか。
何を得るためだったのか。
別班を犠牲にしてでも守ろうとしているものがあるのか。
ここは第13話終了時点では明かされていません。
「何をしたか」は分かった。
でも「何のためにしたか」は分からない。
僕は、この二つを切り離して考えることこそ、今回の野崎を読み解く第一歩だと思っています。

野崎が裏切り者と分かった理由は?電話と公安内部の記録が鍵
「野崎はなぜ突然、裏切り者だと分かったのか?」
第13話は情報量が多かったので、ここが分かりにくかった人もいると思います。
結論から言えば、野崎を疑う根拠は一本の電話だけではありません。
第13話では、ベキが脱獄した時間帯に公安部外事第4課・和久井俊介(田中俊介)の携帯電話から発信があったことが判明します。
そして、その携帯を使っていた人物として野崎が浮かび上がりました。
劇中では、新庄の航空機操縦に関係するクーダン国立飛行訓練所への連絡記録が焦点となります。
ただし、ここで注意したいのは、野崎が電話で具体的に何を尋ねたのかまでは明かされていないことです。
つまり、
- 野崎が電話で新庄の免許を確認した
- 野崎がその電話で別班の情報を売った
- 野崎が新庄の逃亡計画をすべて作った
といった内容までを、現段階で確定事実として結びつけることはできません。
分かっているのは、野崎が乃木たちに共有していないところで独自に動いていたこと。
そして太田やAIハヤトによる複数の調査を重ねた結果、別班員拉致に動いていた人物として野崎へ到達したことです。
僕が気になるのは、「何を電話したのか」と同じくらい、なぜ自分の端末ではなかったのかという点です。
野崎ほど経験を積んだ公安捜査官なら、通信記録が後から調査対象になることは十分理解しているはずです。
自分の行動を隠したかった。
そう考えるのが自然でしょう。
けれど、ここには逆方向の違和感もあります。
本気で自分の存在を完全に消そうとした人間が、後から追跡可能な公安関係者の携帯を使うのか。
もちろん単純な偽装だった可能性はあります。
ただ僕は、野崎が「痕跡を消し切れなかった」のか、「あえて完全には消さなかった」のかを第14話で見たいと思っています。
この違いは大きいんです。
前者なら、野崎は追い詰められた裏切り者。
後者なら、乃木が真相へ到達することまで想定した人物になります。
第1シーズンで乃木が野崎に伝えた言葉に「眼光紙背に徹す」がありました。
表面に書かれた文字だけではなく、その背後にある意味まで読み取れ――という趣旨の言葉です。第7話では乃木が野崎にこの言葉を伝える場面が実際に描かれました。
もし続編がこの言葉をもう一度生かすなら、電話の存在だけを見て「敵」と判断するのではなく、なぜその痕跡が乃木たちに届く形で残ったのかまで読む必要があります。
それは僕の考察です。
ただ、『VIVANT』という作品が何度も「見えている事実」と「その裏にある意図」をひっくり返してきたことを考えると、無視できない違和感だと思っています。
野崎はなぜエルサレムにいた?第14話で最大の宿敵と接触へ
野崎への疑惑を決定的に深めたのが、第13話のラストです。
乃木たちが真相へ近づいたころ、野崎はすでに日本を離れ、イスラエル・エルサレムにいました。
そこで正体不明の人物と接触し、ヘブライ語で相手に協力したことを示す趣旨の言葉を返します。
バルカで乃木を救った男。
ドラムとともに幾度も危険を乗り越えた男。
乃木の能力と孤独を理解してきた男。
その野崎が、乃木に何も告げないまま異国で誰かと会っている。
あの場面を見た瞬間、僕も胸の奥が少し冷たくなりました。
「野崎さんまでなのか」と。
実際、第13話は世帯視聴率15.1%、個人視聴率9.7%を記録。放送中には「#VIVANT」がXの世界トレンド1位となり、8月9日午後11時時点で「野崎さん」が2位、「チョッキー」が7位、「長野専務」が10位に入ったとORICON NEWSは報じています。
それだけ野崎の反転は、大きな衝撃だったということでしょう。
しかし、エルサレムの場面にも重要な線引きがあります。
敵組織と会っていることと、敵組織へ忠誠を誓っていることは同義ではありません。
潜入任務なら、敵に信用される必要があります。
二重スパイなら、味方から疑われるほど深く敵側へ入らなければならない場合もある。
反対に、本当に日本側を裏切り、海外組織のために働いている可能性も当然残っています。
だから僕は、エルサレムという場所だけで野崎の忠誠を決めるのは早いと思っています。
そしてTBS公式の第14話予告が、ここをさらに面白くしました。
野崎がたどり着いた異国の地で待っているのは、「今作最大の宿敵となる組織」。さらに第14話では「野崎の暗躍の全貌」が明らかになると予告されています。
つまり、8月16日に最も注目すべきなのは、
「野崎は敵組織と会っていた」
という事実だけではありません。
野崎とその組織は、いつから、どのような利害関係でつながっていたのか。
こちらです。
敵と握手している人間が、必ずしも同じ方向を向いているとは限らない。
諜報戦の世界では、手を差し出している方向と、心の奥で守ろうとしている場所が違うことがあります。
だからこそ、野崎のエルサレム行きは「敵確定」の場面というより、忠誠の向きを隠すための場面に僕には見えるんです。

VIVANT野崎は味方なのか?スネイプ説と「2年間の空白」を検証
では、なぜここまで「野崎は本当は味方ではないか」という考察が広がっているのでしょうか。
大きな根拠は二つあります。
第1シーズンのスネイプ構造と、野崎の経歴に見える約2年間の空白です。
まずスネイプ。
第1シーズンでは、乃木がテント側へ寝返ったように見えた場面で、野崎が乃木の残した「スネイプ社」という言葉に反応しました。
『ハリー・ポッター』シリーズのセブルス・スネイプを連想させ、乃木が表面上の裏切りとは別の意図を持っている可能性を読み取る材料になります。
第13話放送後には、この構造を今度は野崎自身へ重ね、「野崎が二重スパイなのではないか」という声が広がったとORICON NEWSも伝えています。
僕が面白いと感じるのは、単なるスネイプ再利用ではありません。
第1シーズンは、
**乃木が裏切ったように見える
↓
野崎が真意を読む**
という構造でした。
続編では、
**野崎が裏切ったように見える
↓
乃木が真意を読む**
という反転が起こる可能性があります。
同じ伏線をそのまま二度使えば、確かに弱い。
でも立場を逆にすれば、過去のシーンまで違った意味で光り始めます。
そして2026年8月14日、新しい材料が加わりました。
TBS系『THE TIME,』が視聴者の間で広がっている「野崎別班説」を取り上げたのです。
番組で注目されたのは、第11話でAIハヤトの画面に表示された野崎の経歴でした。
野崎は1972年11月10日生まれ。
大学を一般的な時期に卒業したと仮定すると1995年3月ですが、警察庁への入庁は1997年4月と表示されており、その間に約2年間の空白があるというものです。
さらに乃木や長野は、別班へ配置された後に2年間の別班訓練を受けていました。
そのため、「野崎もこの2年間に別班訓練を受けたのではないか」という視聴者考察が浮上しています。
もちろん、ここは断定できません。
野崎が別班員だったという公式発表は、8月14日時点ではありません。
「2年間が同じだから野崎も別班」と決めてしまえば、それは考察ではなく飛躍です。
ただ、この説が面白いのは「野崎が別班だったかどうか」だけではありません。
もし過去に別班と接点があるなら、野崎がなぜ乃木の思考や別班の行動原理をこれほど理解できるのかという疑問にも、一つの説明がつくからです。
同じ『THE TIME,』では、野崎が櫻井司令の正体を以前から知っているように見える場面についても視聴者の声が紹介されました。
性別すら伏せられている段階で、野崎が女性のフィギュアを使って櫻井へ呼びかけるような場面があり、「もっと上の存在なのではないか」という考察につながっています。
僕はここで、「野崎=元別班」より一段広く考えたいと思っています。
野崎は公安と別班のどちらか一方だけで説明できない指揮系統にいるのではないか。
これです。
所属と忠誠は同じではありません。
名刺に「公安」と書いてあっても、実際に受けている任務が公安内部だけで完結するとは限らない。
『VIVANT』はもともと、表の肩書と裏の役割が一致しない人物を描いてきました。
乃木自身がそうでした。
丸菱商事の会社員でありながら、別班だった。
長野もまた、丸菱商事専務という表の顔の裏に別班員としての顔を持っていました。第13話ではその事実が明かされています。
ならば野崎にも、公安という肩書だけでは説明できない「二枚目の名刺」が残されていても不思議ではありません。

野崎守は敵か味方か?僕は「裏切った味方」説を本命に見る
ここからは、事実ではなく僕自身の考察です。
8月14日時点で最も筋が通ると感じているのは、野崎は別班に対して実際に裏切り行為をした。しかし最終的な忠誠まで日本の敵側へ移ったとは限らないという展開です。
僕はこれを「野崎は裏切っていなかった説」とは呼びません。
むしろ、
“裏切った味方”説
と呼びたい。
この違いはかなり重要です。
第14話の公式あらすじは、野崎が「5人の別班を売った」と明言しています。
それなのに後から、
「全部演技でした」
「別班には何の実害もありませんでした」
「野崎は一度も裏切っていませんでした」
となれば、第13話で乃木が受けた衝撃そのものが軽くなってしまいます。
僕は、そうではない気がしています。
野崎は本当に何かを差し出した。
別班5人の安全かもしれない。
国家機密に近い情報かもしれない。
乃木からの信頼かもしれない。
自分自身の公安としての立場かもしれない。
何をどこまで犠牲にしたのかは、まだ分かりません。
しかし、それだけ大きな代償を払わなければ近づけない相手が、TBS公式のいう「今作最大の宿敵となる組織」なのだとすれば、野崎の行動には別の意味が生まれます。
僕は今回の「裏切り」を、三段階に分けると分かりやすいと思っています。
第1段階:別班を裏切ったのか。
これは現時点では「YES」と受け止めるのが自然です。
TBS公式が、別班5人を売った人物、別班を捕らえた真犯人として野崎を提示しているからです。
第2段階:公安を裏切ったのか。
これはまだ分かりません。
公安内部の正式な任務なのか。
ごく一部の上層部だけが知る極秘作戦なのか。
それとも本当に公安にも秘密で行動しているのか。
第13話だけでは判断できません。
第3段階:日本を裏切ったのか。
ここも未確定です。
この三段階を全部まとめて、
「野崎=日本の敵」
としてしまうと、今ある事実から一段飛び越えてしまいます。
ここに、僕がこの記事で一番伝えたいポイントがあります。
今回の謎は「野崎が裏切ったか」ではなく、「野崎の忠誠が最終的にどこを向いているか」です。
公安と別班は、ともに日本側に存在する組織として描かれていますが、同じ組織ではありません。
国家を守るという大きな目的が重なったとしても、任務、情報共有、指揮系統、許される手段が完全に一致するとは限らない。
同じ山頂を目指していても、東側の登山道を進む者と西側の登山道を進む者がいます。
遠くから見れば、互いに逆方向へ歩いているように見える。
いまの乃木と野崎は、その状態なのかもしれません。
ジャミーンが野崎に懐かなかったのは伏線?
第1シーズンから再び注目されているのが、ジャミーンと野崎の距離感です。
8月14日の『THE TIME,』では、ジャミーンが善悪を見分けられる子だと語られていたことと、野崎にあまり懐いていなかった点を結びつけ、「以前から野崎の本質を感じ取っていたのでは」という視聴者の声が紹介されました。
ただし、僕はこれを野崎悪人説の決定打にはしません。
結末を想像して過去を見返すと、何でも伏線に見えてしまうからです。
公安捜査官としての野崎の圧力を警戒していただけかもしれない。
逆に、野崎が隠している何かを感じ取っていた可能性もある。
ここは、まだ余白として残しておくべきでしょう。
リュウ・ミンシュエンの死は野崎の行動原理につながる?
そして、僕が今回の野崎を考えるうえで忘れたくないのが、第1シーズン第7話で語られた後輩リュウ・ミンシュエンです。
野崎が北京大使館にいたころの後輩で、頼りなく見えても芯が強く、乃木とどこか似ている人物だったと野崎は語りました。
リュウは野崎のために懸命に働き、調査へ深入りした結果、任務中に命を落とします。
野崎は、自分がもっと注意して見ていれば救えたのではないかという悔いを抱え、それを自身にとって大きな失敗として語っていました。
もちろん、リュウの死と今回のエルサレム行きを直接つなぐ事実はありません。
ここからは完全に僕の推測です。
ただ、人間の選択は過去から突然切り離されるものではありません。
一度、部下を自分の判断で危険へ向かわせ、失った経験がある。
その野崎が今回、乃木やドラムに何も告げず、自分一人で敵組織の奥へ入っているのだとしたら、
「もう誰も巻き込みたくない」
という感情が隠れていても、人物造形としては筋が通ります。
僕も年齢を重ねてから、昔より強く感じることがあります。
人は一度した大きな失敗を、忘れて前へ進むのではありません。
その失敗を助手席に乗せたまま、次の交差点でステアリングを切る。
野崎にとってリュウの死が消えない傷なら、今回の孤独な動きにも、その傷跡が残っているのかもしれません。
そして第1シーズンで乃木は野崎へ、
「鶏群の一鶴、眼光紙背に徹す」
という言葉を伝えています。表面だけではなく、背後の真意まで見抜ける人物だという意味を持つやり取りでした。
あの言葉が今度は、乃木へ返されているように僕には感じます。
野崎の行動を表面だけで読むな。
その向こう側を読め。
第1シーズンでは、野崎が「裏切ったように見える乃木」の真意を読みました。
続編では、乃木が「裏切ったように見える野崎」の真意を読み取れるのか。
もしここまでが一つの大きな対称構造なら、野崎の裏切りは単なるサプライズではありません。
乃木と野崎が築いてきた信頼を完成させるための、最大の試験になります。

僕の2026年8月14日時点での結論は明確です。
野崎守は、別班5人を売り、拉致事件に関わった人物として公式に示されている。だが、日本そのものを敵に売った人物だとはまだ確定していない。
さらに8月14日には、警察庁入庁前に見える約2年間の空白から「野崎別班説」もテレビ番組で取り上げられました。
ただし、それも現段階では視聴者考察です。
だから第14話で見るべきなのは、
「野崎は悪人だったのか」
という単純な答えではありません。
誰の命令で動いたのか。
なぜ5人の別班を売る必要があったのか。
なぜ新庄を追う流れの裏で秘密行動を取ったのか。
なぜ乃木へ何も伝えなかったのか。
エルサレムの組織といつからつながっていたのか。
そして何より、野崎が最後に守ろうとしているものは何なのか。
ここでしょう。
TBS公式が掲げる『VIVANT』の言葉は、今も「敵か味方か、味方か敵か」です。
続編は2023年版のラストシーン直後から続く物語であり、福澤克雄監督も、前作には今作につながる場面が数多くあるという趣旨を明かしています。
ならば、「裏切り者が分かった」と思った瞬間こそ、その答えを疑うべきなのでしょう。
野崎守は裏切った。
そこは、いったん受け入れる。
でも、誰を裏切り、誰を守るための裏切りだったのかは、まだ決着していない。
僕が本命に見るのは、「実は何も裏切っていなかった野崎」ではありません。
仲間を傷つけることも、乃木からの信用を失うことも、自分が敵として記憶されることさえ覚悟して敵の奥へ進んだ――“裏切った味方・野崎守”です。
夜更けに第13話を思い返すと、僕の胸に残るのはエルサレムの夜景より、乃木の涙です。
裏切りは、敵から向けられる刃より痛い。
信じていた人の手から伸びてくるからこそ、深く刺さる。
だから、その刃が本当は誰に向けられていたのかが分かった瞬間、『VIVANT』はまた僕たちの見ていた景色を丸ごと反転させるのだと思います。
よくある質問
VIVANTの野崎守は本当に裏切り者ですか?
2026年8月14日時点で、TBS公式は野崎を「5人の別班を売った」人物として扱い、別班を捕らえた真犯人と明記しています。別班員5人をめぐる事件への関与は、かなり強く示されています。
ただし、野崎が日本そのものを裏切ったのか、敵組織への潜入や別の極秘任務なのかは、第14話放送前の時点では明らかになっていません。
野崎が電話していたことは何を意味しますか?
第13話では、ベキ脱獄時刻に公安・和久井俊介の携帯から発信があり、その携帯を使っていた野崎が浮上しました。
ただし、電話で具体的に何を確認したのかまですべて判明したわけではありません。通話の存在と、そこから推測される目的は分けて考える必要があります。
野崎別班説は公式に確定していますか?
確定していません。
2026年8月14日の『THE TIME,』では、1972年11月10日生まれというプロフィールと1997年4月の警察庁入庁時期から見える約2年間の空白を、乃木や長野の「2年間の別班訓練」と結びつける視聴者考察が紹介されました。
現時点では、「野崎=別班」はあくまで有力な考察の一つとして見るのが正確です。
— 岸本 湊人
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