『大空港~GATE24~』は、趣里演じる税関職員・森万智らが水際の難題に挑む空港ドラマです。
2026年7月23日にテレビ朝日系「木曜ドラマ」で始まり、税関、入国審査、動物検疫など異なる専門家を集めた架空の特設ユニット「GATE24」の成長を描いています。
「GATE24は本当にある組織なのか」「趣里や眞栄田郷敦はどんな役なのか」「第1話から何が起きたのか」「ロケ地は本当に成田空港なのか」。
この記事では、2026年8月31日時点のテレビ朝日、税関、出入国在留管理庁などの公開情報を軸に、第6話までのあらすじ、第7話予告、キャスト、配信、制作現場の話、現実の水際業務との違いまで整理します。
先に重要な点を言えば、GATE24そのものはドラマ独自の架空組織です。
一方、物語を支える税関・入国審査・動物検疫は実在する仕事で、税関と出入国在留管理庁は本作との公式タイアップも実施しています。
夜の空港には、旅行者からは見えない仕事が無数にあります。
僕の胸に残るのは、その「見えない仕事」を派手なヒーローではなく、荷物を開き、旅券を確認し、小さな違和感に立ち止まる人たちのドラマとして見せているところです。
観たいものが見つからない…
そんな悩みを今日で解決!『VIVANT』や『鬼滅の刃』などの話題作、
「観たいけど登録が面倒…」と諦めていませんか?
U-NEXTなら27万本以上が見放題!
さらに今なら、最新作に使える
600円分のポイントも無料でもらえます。\ リスクゼロでお試し /
✅ 31日間は追加料金一切なし
✅ スマホから3分で簡単登録・解約
⏰ 今すぐ無料体験を始める※無料キャンペーンはいつ終了するか分かりません。
『大空港~GATE24~』とは?放送日・主題歌・配信とGATE24の意味
『大空港~GATE24~』は、2026年7月23日スタートのテレビ朝日系連続ドラマです。
通常は毎週木曜21時から21時54分まで放送され、第1話は初回拡大スペシャルとして放送されました。主演の趣里にとってテレビ朝日系連続ドラマ初主演作です。
作品の基本情報は次の通りです。
項目 内容
作品名 『大空港~GATE24~』
放送開始 2026年7月23日
放送枠 テレビ朝日系「木曜ドラマ」
通常放送時間 木曜21:00~21:54
主演 趣里
主人公 森万智
脚本 丑尾健太郎
音楽 林ゆうき
主題歌 離婚伝説「大空港」
ゼネラルプロデューサー 服部宣之
制作協力 スタジオブルー
制作著作 テレビ朝日
番組公式スタッフページではシリーズの脚本に丑尾健太郎、演出に常廣丈太を掲載。各話では担当者が変わる場合があり、第6話では吉高寿男が脚本、丑尾健太郎が脚本監修、竹園元が演出を担当しています。
主題歌は離婚伝説が本作のために書き下ろした同名曲「大空港」です。
配信は放送後にTVerで無料見逃し配信、TELASAで見放題配信が行われ、テレビ朝日はNetflixについて国内では放送翌日から、海外でも順次配信すると発表しています。
空港を描いた日本のドラマが、そのまま国境を越えて届けられる。
この構造は少し面白いですよね。
「日本へ入れるか」を扱う物語自体が、日本から世界へ飛んでいく。作品の外側まで空港らしいと僕は感じます。
GATE24は実在する?正式名称は「Global Airport Task Enforcement」
劇中のGATE24は「Global Airport Task Enforcement」の略称です。
国際犯罪の巧妙化や訪日外国人の増加を背景に、空港にある組織間の縦割りを越えて迅速に対応するため設置された「内閣官房直属のスペシャルユニット」という設定です。
しかし、現実に「GATE24」という内閣官房直属組織が存在するわけではありません。
ここはドラマを見るうえで非常に重要です。
現実の空港では、税関は財務省、出入国在留管理行政は法務省の出入国在留管理庁、動物検疫は農林水産省の動物検疫所というように、それぞれ異なる法令と専門性に基づいて業務を行います。
たとえば入国審査官は、外国人が有効な旅券などを持っているか、日本で行う活動が申請内容と合っているか、上陸拒否事由に該当しないかなどを審査します。
税関には不正薬物などの密輸を水際で防ぐだけでなく、関税等の徴収や貿易の円滑化という役割もあります。
そして動物検疫所は、海外から家畜の伝染性疾病などが侵入するのを防ぐため、対象となる動物や畜産物の輸出入検査を担当します。
つまりドラマは、現実に存在する複数の専門機関を一つの小さなチームへ集約することで物語を作っているのです。
僕はここが『大空港~GATE24~』の最も巧みな設定だと思います。
現実を丸ごとコピーするのではない。
現実にある「専門ごとの視点の違い」を残し、その専門家たちを同じ机に座らせる。
その瞬間、制度の説明が人間ドラマに変わります。

『大空港~GATE24~』キャストは?趣里・眞栄田郷敦・板垣李光人らの役割
キャストを理解すると、本作の仕組みはかなり分かりやすくなります。
重要なのは「誰が有名か」だけではありません。
登場人物ごとに、国境で見るものが違う。
その違いが事件を解く鍵になっています。主要キャラクターの設定はテレビ朝日の公式キャスト情報で確認できます。
森万智/趣里|モノから真実を読む税関職員
主人公・森万智は新任の税関職員です。
GATE24が初めての現場ながら、世界の文化、習慣、物品などに詳しく、圧倒的な観察眼で荷物に残された違和感から真実へ迫ります。
ところが、人の表情や気持ちを読むのは苦手。
この極端な能力配分が万智の面白さです。
一般的な捜査ドラマなら、目線や口調から嘘を見抜く人物が中心になりやすい。
万智は逆です。
話している人間より、バッグを見る。
説明より、傷を見る。
言葉より、重さを見る。
人が嘘をついても、持ってきたモノには痕跡が残る。
趣里も作品発表時、税関職員には小さな違和感を見逃さない集中力や観察力が求められるという印象を語り、脚本についても「人を見る入管」と「モノを見る税関」という視点の違いに魅力を感じたと明かしています。
万智が荷物へ静かに顔を寄せる時間は、この作品における派手な銃撃戦の代わりなのだと思います。
観察そのものがアクションなのです。
早見圭一郎/眞栄田郷敦|人と制度を見る入国審査官
早見圭一郎は入国審査官。
法務省出身のキャリア官僚で幹部候補という設定で、法とデータを基準に「人の真実」へ迫ります。
森万智がモノを見て、早見が人を見る。
この対比は単なるキャラ付けではありません。
現実の入国審査官も、旅券や査証、入国目的、在留資格などを確認し、外国人が上陸条件に適合しているか判断します。出入国在留管理庁の職員紹介でも、審査中は旅客の挙動などを注意深く見ることが紹介されています。
つまり、ドラマは現実の職務差をキャラクターの性格にまで落とし込んでいるのです。
早見が規則にこだわるからこそ、万智の越境的な行動とぶつかる。
けれど二人の視点を重ねなければ見えない真実もある。
この「衝突する専門性」が、本作のエンジンです。
松山篤志/板垣李光人|仕事への誇りを背負う若手税関職員
松山篤志は、現場で経験を積んできた若手税関職員です。
規則にも検査にも真面目で、自分の仕事へ強い誇りを持っています。
その松山が大きく揺さぶられるのが第5話。
来日した女子大学生アミタが翌日に事件に巻き込まれ、スマートフォンから松山の写真が見つかったことで、今度は松山自身が疑われる側へ回りました。
板垣李光人はこの回について、事件に関わった人物へのやるせなさなど複雑な感情がありながらも、「仕事への誇り」を忘れないよう演じたと振り返っています。
「審査する人」が「審査される人」になる。
第5話が効いているのは、この反転です。
日々誰かを判断している職業だからこそ、自分が疑われたときの痛みも大きい。
僕には、松山の回がGATE24を“部署”から“チーム”へ変えた大きな節目に見えました。
遠藤のぞみ・深澤然・杉原美都里らが専門性をつなぐ
齊藤京子演じる遠藤のぞみは動物検疫職員として、情報収集力を生かしてGATE24を支えます。
奥貫薫演じる玉井淳子はベテラン税関職員。
秋元才加演じる熊川千香はグランドスタッフで、万智の親友という位置から空港の表側とGATE24をつなぎます。
加治将樹演じる清家昭彦は統括審査官、椿原愛演じる名取紗良は上席入国審査官です。
そして柳葉敏郎演じる深澤然は、関東出入国在留管理局の首席審査官。
松雪泰子演じる杉原美都里は、GATE24を立ち上げた内閣官房国境管理改革室参事官として、現場とは違う場所から改革を進める人物です。
ここで僕が注目したいのは、GATE24に「万能な天才」がいないことです。
万智には人を見る弱点がある。
早見には制度の外へ出にくい弱点がある。
松山には仕事への誇りが強いからこその危うさがある。
誰か一人が欠点を克服して最強になるのではなく、欠けた部分を別の専門家が埋めることで強くなる。
『大空港~GATE24~』は、個人の天才性よりチームの接続性を描く職業ドラマなのです。
『大空港~GATE24~』あらすじは?第1話~第6話と第7話予告
舞台は架空の「関東国際空港」。
GATE24は内閣官房直属という大きな肩書を持ちながら、発足時に用意されたのは空港の端にある小さな審査ブースです。
テレビ朝日の公式ストーリーでも、“空港審査の補欠”のような扱いから始まることが示されています。
壮大な改革案なのに、現場では期待されていない。
この落差が第1話から効いています。
第1話|寄せ集め集団GATE24が初めて一つになる
第1話は2026年7月23日に放送。
早見が審査していた外国人男女が、日本へ来る前に別の国で入国を拒否されていたことが判明したところから事件が動きます。
税関と入管の縄張り意識から早見と松山は早々に衝突。
万智も組織の常識よりモノの違和感を優先します。
しかし、一つの専門知識だけでは真相へ届かない。
第1話は事件解決編であると同時に、このドラマでは「別々の視点をつなぐこと」が推理になると宣言した回でした。
第2話|爆破予告がチームの「譲れないもの」を試す
7月30日放送の第2話では、空港に航空機への爆破予告が入ります。
該当便が欠航となり、乗り継ぎ予定の旅客へGATE24が対応することになりました。脚本の丑尾健太郎は、第2話について緊急事態の中でメンバーそれぞれの「譲れないもの」が試される回だと説明しています。
ここでは一人の旅客の問題ではなく、空港という巨大なシステムが一気に揺さぶられます。
空港では、一つの異常が一便へ、一便が数百人の予定へ、さらに乗り継ぎや宿泊先へと波紋のように広がる。
個人と社会の距離が極端に近い。
その空港特有の怖さが出た回でした。
第3話|動物検疫と国際的な親子問題が同時進行
8月6日の第3話では、乗客が隠していたメルシアウサギが逃げ出し、感染症の可能性からGATE24の審査ブースが封鎖されます。
さらに篠宮文佳と幼いルイスをめぐり、国際離婚から発展した親子問題が浮上しました。
この回は、遠藤のぞみが担う動物検疫の意味を理解するうえでも重要です。
現実の動物検疫も、対象となる動物や畜産物を通じて海外の伝染性疾病が日本へ侵入することを防ぐ水際防疫です。うさぎについても輸入には所定の検査などが必要とされています。
「小さな動物」と「一人の子ども」。
一見まったく別の問題が、一つの国境で交差する。
空港を舞台にする意味がよく出たエピソードでした。

第4話|Hi-Fi Un!corn登場と森万智の過去
8月13日の第4話では、5人組ボーイズバンドHi-Fi Un!cornが本人役で登場します。
来日したメンバーのパスポート紛失をきっかけに、GATE24が同じ便の旅客を調べる展開へ。
同時に、万智は海外で暮らしていた時代の日本人学校の恩師・結城理子と再会し、それまで伏せられていた主人公の過去にも光が当たりました。
ここまで万智は「人の荷物を見る側」でした。
第4話では初めて、視線が万智自身の過去へ向きます。
荷物に履歴が残るように、人にも履歴がある。
主人公の謎を後半へ残すためのゲートが開いた回と言えるでしょう。
第5話|松山が疑われ、チームの信頼が試される
8月20日の第5話では、チャトワン共和国から来日した女子大学生アミタ・バラッドが入国翌日に事件に巻き込まれます。
アミタのスマートフォンから松山の写真が見つかり、さらに空港付近で二人が話す映像や松山の不正を疑わせる材料まで現れ、彼自身が追及される立場になります。
面白いのは、この事件からチームメンバーが松山をただ庇うのではなく、自分たちで真実を確かめに動く点です。
信頼とは、無条件に「仲間だから正しい」と思うことではない。
疑いがあるからこそ、確かめに行くこと。
この成熟が、寄せ集め集団だったGATE24の変化を示していました。
第6話|数億円規模の違法薬物情報と骨壺
8月27日の第6話では、GATE24が協力した違法カジノ摘発をきっかけに、関東国際空港を経由して数億円規模の違法薬物が持ち込まれる可能性が浮上します。
そんな中、海外で亡くなった妻の骨壺を抱え帰国した高瀬佑磨が審査ブースを訪れます。
万智は荷物に小さな違和感を覚え、確認の対象はやがて骨壺へ。
ここでドラマは、単純な「怪しい荷物を見つけろ」というゲームから一歩踏み込みました。
水際で安全を守るには調べなければならない。
しかし、検査される人にも悲しみや尊厳がある。
正しい職務であっても、人の心を傷つける可能性は消えない。
この苦さを残したことが第6話の重要なポイントです。
第7話は9月3日放送予定|豪雨・停電・立てこもりへ
2026年8月31日時点で、次の第7話は9月3日21時から放送予定です。
公式予告では、関東国際空港周辺が記録的豪雨に見舞われ、ほとんどの便が欠航。
ユナイティア連邦から到着した最終便の審査をGATE24が担当する中、実業家・都築燈子と同国出身の研修医ルカが現れます。
その最中、雷による停電が発生。
さらに郡司亮介が燈子を拘束し、万智、早見、ルカも巻き込まれる緊迫した状況が予告されています。
ここからは僕の考察です。
これまでGATE24は、パスポート、映像、データ、荷物など「確認できる情報」に強みを持ってきました。
停電は、その前提を崩します。
もしシステムや通常の審査環境を失ったとき、最後に頼れるのは、万智の観察、早見の対人判断、そして積み重ねてきたチームワークでしょう。
第7話は、これまで分離されていた「モノを見る万智」と「人を見る早見」の能力が最も近づく回になるのではないかと僕は見ています。
『大空港~GATE24~』ロケ地と撮影裏話は?税関とのタイアップも解説
ロケ地について先に結論です。
劇中の「関東国際空港」は架空の空港です。成田国際空港には本作の「撮影スポット」として民間企画で紹介されている場所がありますが、空港シーンすべてが成田撮影だと確認されたわけではありません。
ここは断定しすぎないことが大切です。
成田空港は撮影スポットとして紹介されているが、公式ロケ地発表とは分けて考える
2026年9月に成田国際空港で開催予定の民間ガイド企画では、『大空港~GATE24~』を中心に第1・第2ターミナルの「撮影スポット」を巡る内容が案内されています。
この情報から、成田空港内に本作の撮影で使われたと紹介されている場所があることは分かります。
ただし注意書きでは、そのツアー自体は番組、放送局、制作会社が主催・公認する公式ツアーではないと明示されています。
したがって、
「関東国際空港=成田国際空港」
と決めつけるのは避けるべきでしょう。
少なくとも今回確認したテレビ朝日の公開情報では、「関東国際空港の全景や審査ブースを成田空港だけで撮影している」といった制作上の詳細までは明示されていません。
実在空港の景観、別施設、セットなどをどのように組み合わせて架空の空港を構築しているのかは、制作側から詳細が明かされない限り断定できません。
ここは「分からないものを分かったふりをしない」。
ドラマ解説でも、その線引きは大事にしたいところです。

撮影は2026年6月から進行|キャストが語った現場の変化
制作発表で趣里は、2026年6月からキャスト・スタッフと撮影していることを明かしています。
また、眞栄田郷敦と板垣李光人は本作で4度目の共演。板垣は、最初は「寄せ集め」の0の状態から、事件を経て関係性が変わっていく過程を丁寧に作っていると撮影現場について話しています。
これは作品を見るうえで興味深い制作裏話です。
GATE24は初回から完成された仲良しチームではありません。
演じる側も、最初から強い絆を見せるのではなく、衝突から少しずつ距離を縮めている。
だから第5話や第6話になってチームが自然に動く姿に説得力が出ます。
第6話を前に柳葉敏郎も、キャスト同士が互いを支え合い、細かな打ち合わせをしなくても自然にいい形の芝居が生まれるようになってきたという趣旨を語っています。
ドラマ内でGATE24がチームになる時間と、撮影現場でキャストが呼吸を合わせていく時間が重なっている。
こういう裏側を知ると、第1話と第6話で同じブースの空気が違って見えてきます。
趣里が一日羽田税関支署長に|本物の旅具検査も体験
2026年8月、趣里は「一日羽田税関支署長」に就任しました。
これは単なる制服姿のPRイベントではなく、麻薬探知犬のデモンストレーションや、実際の税関検査台を使った旅具検査も体験しています。
旅具検査では、スーツケースに仕込まれた金の延べ棒や二重底などの怪しい箇所を探す企画に挑戦。
趣里は体験後、税関業務について細やかさだけでなく集中力や体力が求められる仕事だと改めて感じたと話しています。
ただし、このイベントは放送開始後に実施されたものです。
そのため、これをそのまま「撮影前の役作り研修」と説明するのは正確ではありません。
分かっているのは、森万智を演じている最中の趣里が、現実の旅具検査を実際に体験し、税関職員の仕事への理解を深めたというところまでです。
この違いは小さいようで、記事の信頼性には大切だと思います。
税関と出入国在留管理庁が公式タイアップ
2026年7月30日、税関は出入国在留管理庁とともに『大空港~GATE24~』とタイアップすると正式発表しました。
目的は、水際で人とモノを見極め、日本の安全・安心を守る仕事への理解を深めてもらうことです。
このタイアップを知ると、万智と早見の役割分担がより明快になります。
税関側は、不正薬物など違法なモノの水際取締りを説明。
出入国在留管理庁側は、問題のない外国人の円滑な入国と、安全確保のための厳格な審査を両立させる役割を説明しています。
万智は「モノ」を見る。早見は「人」を見る。
この構造には、現実の行政機関が担う役割差がはっきり反映されています。
ただし、タイアップしていることと、劇中のすべての手続きや判断が行政機関によって公式監修されていることは同じ意味ではありません。
公表されている範囲を越えて「税関完全監修」「すべて実務通り」と断定するのは避けるべきでしょう。
僕はむしろ、その距離感を理解したほうが作品を楽しめると思います。
実務をそのまま映像化したドキュメンタリーではない。
実在の専門職を土台に、フィクションだからこそ部署の壁を一気に越えられる物語へ変換した作品。
そこに『大空港~GATE24~』独自の面白さがあります。
『大空港~GATE24~』は何が面白い?現実の税関・入管との違いから今後を考察
ここからは、第6話までの内容と公表情報を踏まえた僕の考察です。
このドラマを「縦割り行政をなくせば全部うまくいく話」と捉えると、本質を少し取り逃す気がします。
現実の空港で役割が分かれているのには理由があります。
入国審査官は、人が上陸条件を満たしているかを判断する。
税関は、持ち込まれる物品や申告を確認し、安全・安心、徴税、円滑な貿易という複数の使命を担う。
動物検疫所は、動物や畜産物を通じた疾病侵入を防ぐ。
専門分野を分けること自体が悪いわけではありません。
むしろ、それぞれの権限と責任を明確にするためには必要です。
ではGATE24は何を変えているのか。
僕は、壁をなくしたというより「情報が壁を越える速度」を物語上で速くしたチームだと考えています。
万智だけでは人の事情を読み切れない。
早見だけでは荷物に隠れた違和感へ届かない。
遠藤だけでは入国を許可できない。
それぞれの専門性を捨てるのではなく、別の専門家の視点へ接続する。
この設計が面白いのです。
「モノを見る万智/人を見る早見」はキャラ設定以上の意味を持つ
現実の税関と入国審査の違いまで調べると、「モノを見る万智」と「人を見る早見」が単純なコピーではないことが分かります。
たとえば税関の実際の使命は、密輸摘発だけではありません。
関税等の適正な徴収や、貿易を円滑にする役割もあります。
入国審査官も「怪しい外国人を止める人」だけではありません。
問題のない外国人が円滑に入国できるよう審査することも重要です。羽田空港で働く入国審査官の紹介でも、迅速さと正確さ、コミュニケーション能力が求められると説明されています。
つまり実際の水際業務は、
止める仕事であると同時に、正しく通す仕事でもある。
僕は、この視点こそ『大空港~GATE24~』を見るうえで覚えておきたいポイントだと思います。
事件ドラマでは「怪しい人間を止める」場面のほうが映像的に盛り上がります。
でも空港が正常に動くためには、大多数の問題のない旅客を安全かつ円滑に通すことも同じくらい重要です。
ゲートは閉めるためだけにあるのではない。
安全に開くためにもある。
この一点に、本作のタイトル「GATE」の意味を僕は感じています。
第7話以降は「チームの成功」が新たな問題になる可能性も
第1話のGATE24は、空港の隅に追いやられた補欠のようなチームでした。
それが第6話までに警察とも協力し、複数の事件へ対応し、仲間同士の信頼も強くなっています。
ここまで成功が積み上がれば、次に生まれるのは別の問題です。
成果を出し始めた特別組織を、既存の組織がどう扱うのか。
これは現時点で発表されている公式展開ではなく、僕の予想です。
ただ、GATE24を生み出した杉原美都里が現場ではなく内閣官房側の人物として置かれていることを考えると、後半で「事件解決」だけではない組織上の問題が浮上しても不思議ではありません。
改革は失敗したときだけ揉めるわけではない。
成功しても、
「では、なぜ今までできなかったのか」
という問いが生まれます。
そこまで描けば、『大空港~GATE24~』は単なる空港事件ドラマから、組織改革のドラマへもう一段深く進めるはずです。

本作の核は「境界線を消す」ことではない
第3話の親子問題。
第5話で疑われた松山。
第6話の骨壺。
ここまでを並べると、作品が毎回扱っているのは「国境」そのものより、どこまで踏み込んでいいのかという判断だと分かります。
ただし、ここで人生論を広げすぎる必要はないと思っています。
この作品の面白さは、あくまで空港という具体的な職場にあるからです。
検査しなければ安全は守れない。
検査しすぎれば相手の尊厳を傷つけるかもしれない。
早く通さなければ空港は回らない。
急ぎすぎれば違和感を見落とすかもしれない。
この矛盾した要求の間に立つのが、水際の専門職です。
だから僕にとってGATE24の小さなブースは、「壁を壊す場所」ではありません。
それぞれの専門家が、自分の壁を持ったまま必要な情報だけをつなぐ場所。
そのほうが、このドラマの職業性にも組織性にも合っていると思います。
まとめ|『大空港~GATE24~』は専門職の違いをチームドラマに変えた作品
『大空港~GATE24~』は、2026年7月23日にテレビ朝日系「木曜ドラマ」枠でスタートした趣里主演の空港エンターテインメントです。
主人公・森万智は、モノの小さな違和感から真実を読み取る税関職員。
眞栄田郷敦演じる早見圭一郎は、人と制度を見る入国審査官。
板垣李光人演じる松山篤志、齊藤京子演じる動物検疫職員・遠藤のぞみ、柳葉敏郎演じる深澤然、松雪泰子演じる杉原美都里ら、異なる立場の人物がGATE24を構成しています。
GATE24自体は架空ですが、税関、出入国在留管理庁、動物検疫所の仕事は現実に存在します。
さらに税関と出入国在留管理庁は本作との公式タイアップも実施しています。
ロケ地については、劇中の関東国際空港は架空。
成田国際空港では民間企画によって『大空港~GATE24~』の撮影スポットが紹介されていますが、番組公式ツアーではなく、全空港シーンの撮影場所が成田だと断定できる情報でもありません。
制作面では2026年6月から撮影が進み、キャスト自身も「寄せ集め」だった登場人物同士の距離が少しずつ縮まる過程を意識して演じてきました。
趣里は放送開始後、一日羽田税関支署長として麻薬探知犬のデモンストレーションや旅具検査も体験しています。
事実を一つずつ確かめるほど、僕が感じる本作の特徴ははっきりします。
これは「変わった税関職員が全部解決するドラマ」ではありません。
同じ空港にいながら違うものを見ている人たちが、専門性を持ち寄って一つの答えへたどり着くドラマです。
万智が見ている荷物。
早見が確認する旅券。
遠藤が守る水際防疫。
松山が抱える職業人としての誇り。
その視線が一瞬だけ同じ方向へそろったとき、GATE24は初めて機能する。
飛行機が飛ぶために、一人の力では足りないように。
空港の安全もまた、見えない専門職の連携で支えられています。
夜の滑走路から一機の飛行機が離れれば、窓の向こうにはまた静けさが戻る。
それでも僕の胸には、空港の隅に置かれた小さな審査ブースで、わずかな違和感を見逃すまいと目を凝らす人たちの姿が残ります。
その視線の先に何が待っているのか。
第7話以降も、GATE24が「最強の門番」へ変わっていく過程を見届けたいと思います。
よくある質問
『大空港~GATE24~』はいつから放送されていますか?
2026年7月23日からテレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で放送されています。
通常は毎週木曜21時~21時54分で、第1話は初回拡大スペシャルでした。
GATE24は実在する組織ですか?
いいえ。
「GATE24(Global Airport Task Enforcement)」は、内閣官房直属のスペシャルユニットとして設定されたドラマ独自の架空組織です。
ただし、構成メンバーの税関職員、入国審査官、動物検疫職員などの仕事自体は現実に存在します。
『大空港~GATE24~』は成田空港で撮影されていますか?
成田国際空港を巡る民間のロケ地企画で、『大空港~GATE24~』の撮影スポットが紹介されています。
ただし、劇中の「関東国際空港」は架空の空港で、全ての空港シーンが成田国際空港で撮影されたと断定できる公開情報ではありません。また、そのロケ地企画は番組・放送局・制作会社が主催または公認する公式ツアーではないと案内されています。
執筆:岸本 湊人
観たいものが見つからない…
そんな悩みを今日で解決!『VIVANT』や『鬼滅の刃』などの話題作、
「観たいけど登録が面倒…」と諦めていませんか?
U-NEXTなら27万本以上が見放題!
さらに今なら、最新作に使える
600円分のポイントも無料でもらえます。\ リスクゼロでお試し /
✅ 31日間は追加料金一切なし
✅ スマホから3分で簡単登録・解約
⏰ 今すぐ無料体験を始める※無料キャンペーンはいつ終了するか分かりません。



コメント