ドラマ『マイフィクション』第6話の感想と見どころ!緊迫のクライマックスに向けた謎解きレビュー

感想・考察・レビュー
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『マイ・フィクション』第6話は、ペルソナ・シフトの正体と二宮祐介の記憶覚醒が明かされた物語最大級の転換回です。

2026年8月9日放送の第6話「すべてを操った“誰か”」では、香坂睦美、石野奈々美、消えた受刑者8人、室谷隆敏が極秘計画でつながり、ラストでは伊川正樹の中で二宮祐介の記憶が戻っていたことまで判明しました。この記事では第6話で新しく分かった事実、第5話以前からの既知情報、まだ答えが出ていない謎を分けて整理します。

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『マイ・フィクション』第6話で何が判明した?3区分で整理

第6話を見るうえで最も大切なのは、今回初めて明らかになった情報と、以前から分かっていた情報、まだ推測にすぎない部分を混同しないことです。

まずはここを整理しておきます。

区分 第6話終了時点の内容
第6話で新たに判明 香坂が8年前にペルソナ・シフトへの協力を求められていたこと、香坂担当の無期懲役囚8人が消えていること、その中に室谷隆敏がいること、伊川の中で二宮祐介の記憶が覚醒していること
第5話以前から判明済み 伊川正樹と二宮祐介が同一人物であること、真弓の正体が石野奈々美であること、奈々美が記憶を改ざんされていること、二宮由梨が二宮祐介の妻であること
第6話時点では未確定 二宮の記憶がいつ戻ったのか、二宮がなぜ津村や奈々美を欺いたのか、香坂が計画へ参加した理由、「全部よ」が何を意味するのか、室谷と津村の殺人事件の真相

この3区分で見ると、第6話が単なる「設定説明回」ではなかったことが分かります。

ペルソナ・シフトという仕組みが見えた一方で、それまで被害者だと思っていた主人公・伊川正樹の立場までひっくり返ったからです。

ABCテレビ公式サイトの第6話ストーリーでも、7年前の石野奈々美の事件を香坂睦美が担当していたこと、香坂が担当した無期懲役囚8人が獄中から消えていたこと、さらにその中に室谷隆敏が含まれていたことが明示されています。朝日放送テレビ+1

僕は第6話を見ながら、謎のパズルが完成へ近づいているというより、完成しかけた絵を裏返したら、そこに別の絵が描かれていたような感覚になりました。

答えが出るほど安心するのではなく、答えが出るたびに「今まで見ていた人物は誰だったのか」と問い直させられる。

そこが『マイ・フィクション』らしいんです。

ペルソナ・シフト・プログラムとは?香坂と受刑者8人の関係

ペルソナ・シフト・プログラムとは、ニューロヴァイス社が開発した記憶移植技術を用い、無期懲役囚の記憶を書き換えて別人として社会復帰させようとする極秘計画です。

第6話では8年前、刑事だった香坂睦美が警察上層部からこの計画の存在を知らされ、協力を求められていたことが明らかになります。

しかし香坂は、最初から計画を歓迎していたわけではありません。

むしろ「人権侵害」だとして強く反発していました。ABCテレビ公式ストーリーでも、ニューロヴァイス社の記憶移植技術と、無期懲役囚を別人として社会復帰させる計画であることが説明されています。朝日放送テレビ

ここは、第6話の香坂を見るうえで非常に重要です。

現在の香坂だけを見れば、かなり疑わしい。

石野奈々美の事件を担当していた。

香坂が担当して無期懲役となった受刑者8人が消えている。

記憶改ざんの極秘計画にも関わっている。

さらに奈々美は香坂へ接触しようとして、逆に拘束されてしまう。

これだけ並べれば、「香坂がすべての黒幕なのではないか」と考えたくなります。

ただし、第6話の情報だけで香坂を計画の首謀者と断定することはできません。

8年前の香坂は計画に反発しています。

ABCテレビ公式サイトも第6話放送後、香坂がペルソナ・シフトに参加するに至るまでには何らかの「きっかけ」があったことを示しています。朝日放送テレビ

つまり、第6話で本当に見るべきなのは、

「香坂が計画を知っていたか」ではなく、「反対していた香坂がなぜ関与する側へ変わったのか」

なのでしょう。

僕がペルソナ・シフトに最も不気味さを感じるのは、単なる「記憶消去」ではない点です。

罪の記憶だけを薄くするのではなく、別人として社会へ戻す。

名前も過去も人間関係も変えられ、「自分はこの人生を歩いてきた」と信じる土台そのものが作り替えられてしまう。

これは刑務所から出すこと以上に重い問題です。

刑期を終えるのではなく、本人を本人の人生から切り離してしまう可能性があるからです。

香坂が「人権侵害」だと反発した意味も、ここにあると僕は感じます。

罪を犯した記憶を消せば、それは更生と言えるのか。

本人の同意を置き去りにして人格や人生を作り替えることを、社会復帰と呼べるのか。

『マイ・フィクション』はSF的な設定を使いながら、その奥でかなり現実的な倫理の問題を突いています。

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消えた受刑者8人と室谷隆敏|津村の「殺人」はどうなる?

第6話でもう一つ大きく物語を動かしたのが、香坂が担当した無期懲役囚8人の失踪と、その中に室谷隆敏がいたことです。

室谷隆敏は、第4話までの情報では津村大輔が7年前に殺害した人物として扱われていました。

ABCテレビ公式の第4話関連情報でも、室谷は津村によって殺害された人物として紹介されています。朝日放送テレビ

ところが第6話では、その「殺されたはずの室谷」が、香坂が担当した受刑者8人の一人として失踪者側に入っている。

ここで、津村の過去に巨大な矛盾が生まれます。

室谷が本当に津村に殺害されたのなら、なぜ無期懲役囚として存在し、さらに獄中から消えたことになっているのか。

逆に、室谷が服役していたのなら、津村は誰を殺したのか。

この段階では答えは出ていません。

考えられる可能性としては、死亡に関する記録そのものが何らかの形で偽装されていた、津村が認識している事件の経緯に操作された部分がある、あるいは記憶改ざん技術が津村の過去にも関係している、といった線があります。

ただし、これらはあくまで第6話時点での考察です。

「津村も記憶改ざんされている」と確定したわけではありません。

ここを断定しないことが大事です。

それでも、この矛盾が意味するものは大きい。

なぜなら第4話まで、津村には「殺人を犯し、服役していた」という強烈な肩書きが付いていたからです。

視聴者はその情報を前提として、津村を警戒してきました。

ところが室谷の存在自体が揺らいだことで、津村を“殺人犯”として見る根拠そのものまで再検証が必要になったわけです。

これは『マイ・フィクション』の脚本構造を象徴しています。

普通のミステリーなら、証拠が増えるほど人物像は固まっていく。

この作品では逆です。

証拠が増えるたびに、人物像が崩れていく。

まるで霧の中で標識を見つけ、「これで道が分かった」と近づいた瞬間、その標識まで誰かが書き換えていたと気づくような怖さがあります。

石野奈々美の冤罪と娘|ペルソナ・シフトが奪ったもの

石野奈々美の存在は、ペルソナ・シフトという巨大な設定を「人間の痛み」へ引き戻してくれます。

奈々美は7年前、夫殺しの罪を着せられた女性です。

第5話までに、伊川正樹の妻「真弓」として暮らしていた女性の正体が石野奈々美であり、本来なら服役中であるはずの彼女が別人として森沼ネクスタウンで生活していたことが分かっていました。

第6話では、奈々美の事件を担当していた刑事が香坂だったことが判明。

さらに記憶を取り戻した奈々美は、冤罪と記憶改ざんによって引き離された娘との人生を取り戻そうとし、伊川とともに香坂への接触を試みます。朝日放送テレビ+1

けれど奈々美は、香坂側に捕らえられてしまう。

ここで忘れたくないのは、奈々美が失ったものは「記憶」だけではないということです。

娘が成長する姿を見る時間。

母親として隣にいる時間。

名前を呼ばれる時間。

何でもない一日を一緒に過ごす時間。

記憶は戻せても、過ぎた年月までは戻りません。

僕はここに、ペルソナ・シフトの残酷さが最も分かりやすく表れていると思います。

「記憶を改ざんする」と言葉だけで聞けば、少し遠いSFの話にも思える。

しかし奈々美の立場に置き換えると、それは誰かの人生から家族との年月を丸ごと切り取る行為です。

たとえ本人が「真弓」として穏やかな日常を送っていたとしても、その裏では奈々美として生きるはずだった人生が失われ続けていた。

ここに、この計画を単純な「犯罪者の社会復帰システム」と呼べない理由があります。

人を救う技術なのか。

それとも人生を奪う技術なのか。

第6話は、その境界線をかなり鋭く問いかけていました。

伊川正樹=二宮祐介の記憶覚醒|ラストで津村に何をした?

第6話最大のネタバレは、伊川正樹の中ですでに二宮祐介としての記憶が覚醒していたことです。

しかも、それは本人の説明ではなく、津村大輔に対する行動によって明かされました。

奈々美が囚われたニューロヴァイスの施設へたどり着いた伊川と津村。

津村は香坂に、犯罪歴のない二宮祐介がなぜ記憶操作の対象になったのかを問いただします。

そして「二宮は何をしたんですか?」と迫った津村に対し、香坂が返した言葉が、

「全部よ」

でした。

その直後、津村の背後にいた伊川が首へ薬物を注入。

津村は倒れ込みます。

ABCテレビが運営する「ABCマガジン」の振り返りでも、この場面について、伊川が津村の背後から首へ薬物を注入したこと、そして伊川が二宮祐介としての記憶を取り戻していたことが整理されています。アサヒコムマガジン

さらにABCテレビ公式サイトは第6話放送後、伊川が二宮としての記憶を取り戻し、津村や奈々美を欺いたようなラストだったと説明しています。朝日放送テレビ

ここで重要なのは、二宮祐介の経歴です。

二宮は由梨に対して警察官だと名乗っていましたが、番組公式人物相関図では、実際にはニューロヴァイス・コーポレーションの研究員だったことが明示されています。朝日放送テレビ

これで問いが変わります。

それまでは、

「なぜ二宮祐介は記憶を消されたのか」

でした。

しかし第6話を終えると、

「二宮祐介は記憶改ざん技術の中枢で、何をしていたのか」

が次の核心になります。

ただし、ここでも確定事項と推測を分けなければいけません。

二宮の記憶が第6話終盤までに戻っていることは確定しています。

津村を行動不能にしたことも描かれています。

二宮がニューロヴァイスの研究員だったことも公式人物相関図で確認できます。

一方で、第6話終了時点ではいつ記憶が戻ったのかは分かっていません。

津村と行動していた途中なのか。

奈々美と会っていた時点なのか。

もっと前から戻っていたのか。

ABCテレビ公式サイト自身が、第6話放送後の注目点として「二宮の記憶はいつから戻っていたのか」を挙げています。朝日放送テレビ

そして、香坂の「全部よ」も同じです。

強烈な言葉ですが、この一言だけで、

「二宮がすべての計画を一人で考えた」

と断定することはできません。

記憶改ざん技術そのものを意味するのか。

ペルソナ・シフトの運用を意味するのか。

伊川や奈々美の人生を書き換えたことまで含むのか。

その範囲は第6話では説明されていません。

だからこそ、このラストは強い。

答えを一つ出した瞬間に、もっと大きな疑問を立ち上げたからです。

第6話の考察|記憶喪失ドラマなのに「記憶回復」がゴールではない

ここからは僕の考察です。

『マイ・フィクション』第6話が面白かった最大の理由は、一般的な記憶喪失ものとは、記憶回復の使い方が逆転していることだと思います。

多くの記憶喪失サスペンスでは、失われた記憶は「真実へ近づくための鍵」として機能します。

主人公が少しずつ過去を思い出す。

過去の事件の断片がつながる。

最後にすべてを思い出し、「自分はこういう人間だった」と判明する。

つまり記憶回復は、霧の中から出口へ向かう行為です。

ところが『マイ・フィクション』では違います。

伊川正樹が二宮祐介だったと判明しても、人物像は固まりません。

むしろ研究員だったことが分かり、さらに分からなくなる。

そして二宮の記憶が戻れば、伊川自身も安心できると思っていたのに、実際には記憶が戻った直後に津村を倒してしまう。

このドラマでは、記憶回復が出口ではなく、新しい迷路の入口になっているんです。

だから第6話までのサスペンスは、

「思い出せないから怖い」

というものだったのに、ラストを境に、

「思い出したから怖い」

へ変わりました。

これはかなり巧い構造だと僕は思います。

身体は同じなのに、どの記憶を持っているかで人物への信頼が変わる。

僕には、同じ車に乗っていたはずなのに、いつの間にかステアリングを握る人間が変わっていたように感じられました。

助手席にいる僕たち視聴者は、車体が同じだから安心している。

景色もさっきまでと同じ。

けれど運転している人は、すでに別の目的地を見ている。

その不安が、第6話ラストにはありました。

さらに面白いのが、劇中人物だけでなく視聴者の人物評価まで毎週書き換えられていることです。

伊川正樹は、最初は平凡な介護士でした。

その後、二宮祐介と同一人物だと分かる。

真弓は伊川の妻だったのに、石野奈々美だと判明する。

津村は危険な殺人犯のように登場したのに、真相を追う側へ立場が変化する。

そして第6話では、最大の被害者だと思われていた伊川まで、一気に「秘密を隠す人物」へ変わりました。

作品内では人間の記憶が書き換えられる。

作品の外では、視聴者の人物評価が書き換えられる。

ペルソナ・シフトは劇中の設定であると同時に、視聴体験そのものにも仕掛けられている。

僕はここに、このドラマならではの面白さを感じます。

二宮祐介は黒幕なのか?第6話では断定できない理由

第6話のラストだけを見ると、「二宮祐介こそ黒幕だった」と考えたくなります。

けれど僕は、第6話の段階で二宮=すべてを操る黒幕と決めつけるのは早いと考えています。

理由の一つは、ペルソナ・シフトが個人だけで動かせる規模の計画ではないからです。

8年前、香坂に計画を持ちかけたのは警察上層部でした。

技術にはニューロヴァイス社が関与している。

香坂も途中から深く関わったとみられる。

二宮は同社の研究員だった。

少なくとも第6話で見えている範囲では、複数の人物と組織が関係する構図です。

「二宮が重要人物であること」と「二宮一人がすべてを始めたこと」は同じではありません。

もう一つ気になるのが、二宮の行動目的です。

ABCテレビ公式サイトは、第6話後も「二宮はなぜ津村や奈々美を裏切るような行動をとったのか」を謎として残しています。朝日放送テレビ

つまり、少なくとも第6話だけでは動機が確定していません。

僕が注目しているのは、二宮が単に「何を隠したいか」だけではなく、誰を守ろうとしているのかという視点です。

これは現時点では仮説です。

ただ、第1話から第6話までの二宮=伊川には、記憶の状態が違っていても、人とのつながりを完全に無価値として扱っているようには見えない場面がありました。

由梨から「あなたは私の夫」と告げられた際、記憶がない伊川は恐怖を覚えて拒絶しました。

一方で奈々美に対しては、「真弓」として2年間夫婦だった時間が存在している。

そして二宮祐介には、本来の妻・由梨と息子・賢人がいる。

つまり彼の中には、過去の家族と、作られた人生の中で生まれた関係という二種類の現実が同時に存在しています。

だから津村への行動も、悪意だけで説明できるのかは慎重に見たい。

秘密を守るためなのか。

家族を守るためなのか。

計画そのものを守るためなのか。

あるいは、それらが重なっているのか。

第6話は答えを出していません。

この「目的を断定できない状態」こそが、二宮を単なる悪役よりずっと面白い存在にしています。

『マイ・フィクション』第6話が描いた「本物の人生」とは?

脚本を担当した山岡潤平さんは、ABCテレビ公式サイトのコメントで、人は記憶を頼りに生きているものの、記憶は主観的であり、それすら偽造されたとしたら何を信じればいいのか、という発想から物語を作ったと説明しています。

そして、生きていくために信じるものとして「誰を想い、想われる感情」という方向を示しています。朝日放送テレビ

ここまで聞くと、『マイ・フィクション』というタイトルが急に重くなります。

フィクションとは、作られた物語です。

もし伊川正樹としての人生が誰かによって作られたものだったとしても、その中で誰かを心配したことまで偽物なのでしょうか。

石野奈々美が「真弓」として過ごした時間も同じです。

記憶の出発点は人為的に作られたものだったかもしれない。

けれど、その後に笑ったこと。

誰かを大切に思ったこと。

夫婦として積み上げた日常。

それらまで機械によって完全に作られたものだとは限りません。

ここに、この作品のラブストーリーとしての芯があるのだと思います。

作られた記憶から始まった感情は、本物になれるのか。

これは「誰が記憶を消したのか」というサスペンスの謎より、もっと厄介です。

記憶にはデータのような正誤をつけられても、感情には簡単な正解がありません。

山岡さんは主要人物について、「知っていること」「知らないこと」「思い出したこと」「思い出せないこと」に感情まで複雑に重なる構造だったと振り返り、最後まで見ると第1話から見返したくなる作品だとも語っています。朝日放送テレビ

第6話を見ると、その意味がよく分かります。

見返したくなるのは、事件の伏線だけではありません。

伊川の表情です。

どこまでが伊川だったのか。

いつ二宮が戻ったのか。

二宮の記憶が戻ったあとも、伊川として過ごした2年間の感情は残っているのか。

身体は一つでも、その中には複数の時間が流れている。

『マイ・フィクション』は、「本当の自分」という言葉を簡単に使わせてくれないドラマです。

まとめ|第6話は二宮祐介への信頼が反転した回

『マイ・フィクション』第6話「すべてを操った“誰か”」では、ペルソナ・シフト・プログラム、香坂睦美、消えた無期懲役囚8人、室谷隆敏、石野奈々美、二宮祐介が一つの線上につながりました。

ペルソナ・シフトは、ニューロヴァイス社の記憶移植技術を使い、無期懲役囚の記憶を書き換えて別人として社会復帰させようとした極秘計画です。

香坂は8年前に警察上層部から協力を求められ、当初は人権侵害だとして反発していました。

さらに、香坂が担当した無期懲役囚8人が消えており、その中には津村が殺害したはずの室谷隆敏もいた。

この矛盾によって、津村の過去まで再検証が必要になりました。

そして最大の反転が、伊川正樹=二宮祐介の記憶覚醒です。

奈々美が囚われた施設で津村が二宮について問いただした直後、伊川は津村へ薬物を注入。

その時点ですでに二宮祐介としての記憶が戻っていました。

ただし、第6話終了時点では、二宮の記憶がいつ戻ったのか、なぜ津村や奈々美を欺いたのか、香坂の「全部よ」がどこまでを指しているのかは未確定です。

僕にとって第6話は、「謎が解けた回」ではありません。

謎が解けたことで、主人公そのものが新しい謎になった回でした。

記憶が戻れば、本当の自分へ帰れる。

そんな分かりやすい道を、このドラマは選ばない。

過去を取り戻した二宮が何を選ぶのか。

作られた人生の中で生まれた感情を、彼はどう扱うのか。

夜更けに画面が暗転したあと、僕の胸に残ったのは津村が倒れた衝撃以上に、ひとつの問いでした。

自分を自分にしているのは、覚えている過去なのか。それとも今、誰かを大切に思っている心なのか。

第6話で本当に目を覚ましたのは、二宮祐介の記憶だけではなかったのかもしれません。

僕たち視聴者もまた、「記憶さえ戻れば真実にたどり着ける」という思い込みから目を覚まされたのだと思います。

よくある質問

『マイ・フィクション』第6話はいつ放送された?

第6話「すべてを操った“誰か”」は、2026年8月9日の日曜日、午後10時15分からABCテレビ・テレビ朝日系で放送されました。作品自体は2026年7月5日にスタートし、日曜午後10時15分枠で放送されています。番組表.Gガイド+1

ペルソナ・シフト・プログラムとは何?

ニューロヴァイス社の記憶移植技術を用いて、無期懲役囚の記憶を書き換え、別人として社会復帰させようとする極秘プロジェクトです。

第6話では8年前、香坂睦美が警察上層部から協力を求められたものの、当初は人権侵害だとして反発していたことが判明しました。朝日放送テレビ

第6話ラストで伊川は津村に何をした?

奈々美が囚われていたニューロヴァイスの施設で、津村が香坂へ二宮祐介について問いただした直後、伊川は津村の背後から首へ薬物を注入し、行動不能にしました。

この場面で、伊川の中ではすでに二宮祐介としての記憶が覚醒していたことが判明します。ただし、第6話終了時点では「いつ記憶が戻ったのか」「なぜ津村や奈々美を欺いたのか」は明かされていません。アサヒコムマガジン+1

— 岸本 湊人

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