『tokyo middle 30』の脚本家は北川亜矢子さんです。『東京ラブストーリー』(2020年版)や『マイ・セカンド・アオハル』、実写版『【推しの子】』などを手がけてきた脚本家で、現代を生きる人の迷いや選択を描く力に定評があります。
35歳は、もう若さだけでは走れない。でも、人生を決め切るにはまだ早い――。『Tokyo middle 30』を見ていると、その微妙な季節を言葉にする脚本家として北川亜矢子さんが選ばれた意味が、少しずつ見えてきます。
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『Tokyo middle 30』の脚本家は誰?北川亜矢子のプロフィール
結論から言えば、『Tokyo middle 30』の脚本を担当しているのは北川亜矢子さんです。
フジテレビ公式サイトでも、原作は中国ドラマ『Nothing But Thirty』、脚本は北川亜矢子さんと明記されています。音楽は小山絵里奈さん、演出は筧昌也さん、宮木正悟さん、高杉考宏さんです。
『Tokyo middle 30』は2026年7月22日にフジテレビ系の水曜22時枠でスタートした恋愛ヒューマンドラマです。
主人公は、高校時代の同級生だった佐倉麻紀、山地遥、永野薫子の3人。演じているのは仲里依紗さん、のんさん、深川麻衣さんで、約20年の時間を経て35歳になった3人が東京で再会します。
一見すると「35歳女性3人の友情ドラマ」ですが、物語が扱っているテーマはかなり現実的です。
専業主婦として暮らしながら仕事への未練を抱える麻紀、夢と現実の間で揺れるアパレル店長の遥、結婚や妊娠という人生の節目に直面する小学校教師の薫子。
3人は同じ35歳でも、立っている場所がまったく違います。
だからこそ、このドラマの脚本には「35歳女性ならこう考える」とひとまとめにせず、同じ年齢でも人生の正解は一つではないという視点が必要になります。
そこに北川亜矢子さんのキャリアが効いていると、僕は感じます。

北川亜矢子はどんな脚本家?
北川亜矢子さんは1980年生まれ、兵庫県姫路市出身です。
映画『真白の恋』公式サイトに掲載されたプロフィールによると、宝塚造形芸術大学で映像を学び、卒業後は大阪のデザイン会社でWebやグラフィック、映像デザインの仕事に携わりました。
2005年には映像作家・岩井俊二さんが主宰するシナリオ企画に長編シナリオを応募。その作品が岩井さんの目に留まり、2006年からアシスタントや助監督として経験を積んでいます。
2009年にショートフィルムで脚本家デビューし、その後はテレビドラマ、映画、舞台、小説など幅広い分野で活動してきました。
ここが僕にはとても興味深いところです。
北川さんは最初から「テレビドラマだけを書く人」だったわけではありません。
デザイン、映像制作、助監督、小説など複数の表現方法を通ってきた人だからこそ、セリフだけではなく、人物がいる空間や沈黙、日常の動きまで含めて物語を組み立てる感覚が磨かれてきたのではないでしょうか。
脚本は文字で書く仕事ですが、その先にあるのは映像です。
北川さんの作品を見ていると、文字の向こう側にある「画」が見えている脚本家なのだと感じる瞬間があります。
北川亜矢子の過去の担当ドラマは?代表作を時系列で整理
『tokyo middle 30』の脚本について調べている人が次に気になるのは、「北川亜矢子さんは今まで何を書いてきたの?」という点でしょう。
代表的な作品を整理すると、その振り幅の広さがよく分かります。
年 主な作品 脚本から見える特徴
2015~2016年 『女くどき飯』シリーズ 会話を軸に人物の本音を浮かび上がらせる
2017年 『ホクサイと飯さえあれば』 日常の小さな幸福を丁寧に描く
2020年 『ゆるキャン△』 原作の空気感を映像へ落とし込む
2020年 『東京ラブストーリー』 名作を現代の恋愛観へアップデート
2021年 『ゆるキャン△2』 キャラクターの日常と関係性を積み重ねる
2022年 『自転車屋さんの高橋くん』 不器用な大人の恋愛と心の距離を描く
2023年 『マイ・セカンド・アオハル』 30歳からの学び直しと恋、再出発
2024年 実写版『【推しの子】』 大型原作の複雑な物語を実写へ再構築
2025年 『ふたりソロキャンプ』 趣味と人間関係を自然な会話でつなぐ
2026年 『Tokyo middle 30』 35歳女性の仕事・恋愛・家庭・友情を描く
テレビ東京公式では『ゆるキャン△』第1シリーズと『ゆるキャン△2』の脚本担当として北川さんが掲載されています。『自転車屋さんの高橋くん』も同じく北川さんが脚本を担当しました。
TBS『マイ・セカンド・アオハル』でも北川さんが脚本を担当。TBSは紹介時に『東京ラブストーリー』(2020)、ドラマ版『ゆるキャン△』シリーズ、『自転車屋さんの高橋くん』などの実績を挙げています。

『東京ラブストーリー』2020年版
北川亜矢子さんを語るうえで重要なのが、2020年版『東京ラブストーリー』です。
柴門ふみさんの原作をもとに、伊藤健太郎さんが永尾完治、石橋静河さんが赤名リカを演じた作品で、フジテレビ公式にも脚本・北川亜矢子と記載されています。
伝説的なイメージを持つ作品を、時代の違う2020年にもう一度ドラマ化する。
これは脚本家にとって、かなり難しい仕事だったはずです。
昔の物語をそのまま再現すれば古く見える。一方で、現代風に変えすぎれば原作の持つ魅力が消えてしまう。
この「残すものと変えるものを選ぶ力」は、後の『Tokyo middle 30』にもつながっています。
こちらも海外でヒットした既存作品を、日本の2026年という時間軸に置き直す仕事だからです。
『ゆるキャン△』シリーズ
一方、『ゆるキャン△』では恋愛ドラマとは違う顔を見せています。
福原遥さん、大原優乃さんらが出演したドラマ版では、キャンプそのものの楽しさだけでなく、登場人物同士の距離感や何げない会話が大切にされました。
事件を次々に起こさなくても、人は見続けることができる。
火を起こす。食べる。景色を見る。少し話す。
そんな小さな時間をドラマとして成立させるには、派手な展開とは別の脚本技術が必要です。
僕はこの経験が、『Tokyo middle 30』で3人が食事をしながら本音をこぼす場面や、何でもない会話の中に人生の焦りがにじむ場面に生きているように感じます。
『自転車屋さんの高橋くん』
2022年のテレビ東京系『自転車屋さんの高橋くん』では、鈴木伸之さんと内田理央さんを中心に、不器用な大人同士の恋愛が描かれました。
原作者の松虫あられさんもドラマ化にあたり、北川さんが要望や提案を聞きながら脚本を仕上げたことに触れています。
ここから見えるのは、北川さんが「自分の色を強引に塗るタイプ」ではなく、原作の核を理解しながら映像作品として再設計する脚本家だということです。
リメイク作品である『Tokyo middle 30』にとって、これはかなり重要な能力でしょう。
『マイ・セカンド・アオハル』
2023年のTBS火曜ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』は、北川さんの作風を理解するうえで特に分かりやすい作品です。
広瀬アリスさん演じる白玉佐弥子は30歳。人生が思うようにいかない中、大学で学び直す決断をします。そこに道枝駿佑さん演じる小笠原拓との関係が重なっていきます。
30歳だからもう遅いのか。
それとも30歳だからこそ、やり直せるのか。
この問いは、『Tokyo middle 30』の35歳にもそのままつながっています。
北川さんの脚本では、「年齢」が単なるプロフィールの数字ではありません。
その年齢まで生きてきた時間、諦めたもの、選ばなかった道、そしてこれから選び直せる可能性まで含めて人物が作られています。
実写版『【推しの子】』
2024年にはドラマと映画で展開された実写版『【推しの子】』の脚本も担当しました。公式サイトでも北川さんが脚本としてクレジットされています。
『【推しの子】』は芸能界、アイドル、俳優、復讐、家族など複数の要素が絡む物語です。
北川さんは公式インタビューで、実写化に際して原作が持つテンポ感やポップさを失わないことを重視した趣旨を語っています。
ここでもキーワードになるのは、やはり「翻訳」です。
漫画を映像へ。
過去の名作を現代へ。
中国ドラマを日本の35歳へ。
北川亜矢子さんは、単に物語を書くというより、異なる時代や媒体の感情を、今の視聴者へ翻訳する脚本家なのだと思います。
北川亜矢子の作風の魅力は?『Tokyo middle 30』にも通じる3つの特徴
北川亜矢子さんの作品はジャンルだけを見るとかなり幅があります。
恋愛ドラマ、青春もの、キャンプドラマ、漫画実写化、映画。
それでも作品を続けて見ていくと、共通する「北川亜矢子らしさ」が浮かびます。
1.人生の「予定外」を物語にする
北川作品の登場人物は、最初から計画通りの人生を歩いている人ばかりではありません。
むしろ「こんなはずじゃなかった」という場所から物語が始まることが多い。
『マイ・セカンド・アオハル』では30歳になった佐弥子が、諦めていた大学進学へもう一度向き合います。
『Tokyo middle 30』でも同じです。
麻紀はキャリアを築く未来を思い描いていたものの、現在は5歳の息子を育てる専業主婦。遥はミュージシャンになる夢とは違う場所でアパレル店長として働き、薫子も思い描いていた結婚生活とは違う現実に立っています。
人生とは、予定表に書いた通りには進みません。
けれど、予定から外れた瞬間こそ、その人が本当に何を望んでいるのかが見える。
北川さんは、その「ズレ」をドラマに変えるのがうまい脚本家だと僕は思います。
ステアリングを切る角度は、人生の選択に似ています。
真っすぐ走れなくなった時、人は初めて「自分はどこへ行きたかったのか」を考えるのかもしれません。

2.深刻なテーマだけに飲み込ませない
『Tokyo middle 30』では、かなり重いテーマも扱われています。
麻紀の息子・宗太は物語の中で、知的な遅れのないADHDと軽度のASDと診断されます。麻紀自身も育児とキャリアの間で葛藤していきます。
薫子は妊娠を経験し、その後の第5話では流産という出来事にも直面しました。
遥は恋愛や経済面、将来への不安を抱えながら「自分だけ人生が進んでいないのではないか」という焦りを背負っています。
文字だけで並べれば、かなり重いドラマです。
ところが作品全体が息苦しくなりすぎない。
3人が集まった時には冗談が飛び、少しくだらないことで笑い、一方の問題を別の2人が遠慮なく突っ込む。
この「笑える日常を残す」感覚が北川脚本の重要な魅力です。
現実の人生だってそうですよね。
つらいことが起きた日でも、お腹は空く。
友達から変なメッセージが届けば、少し笑う。
悲しみだけで24時間が埋まるわけではありません。
深刻なテーマの周囲にある普通の時間まで書くから、登場人物が「問題を説明するためのキャラクター」ではなく、生身の人間に見えてくるのです。
3.原作を壊さず、今の視聴者へ届け直す
そして北川亜矢子さんを語るうえで外せないのが、原作ものやリメイク作品への強さです。
『ゆるキャン△』『自転車屋さんの高橋くん』『【推しの子】』『東京ラブストーリー』と、北川さんはすでにタイプの異なる原作作品を何度も映像脚本へ落とし込んでいます。
『Tokyo middle 30』も、中国でヒットした『Nothing But Thirty』を原作とする日本版オリジナルリメイクです。
海外作品を日本へ移す時に難しいのは、設定の置き換えだけではありません。
結婚観、仕事観、親子関係、住居、経済事情、女性に向けられる社会の視線。
同じ30代女性を主人公にしても、中国と日本では「リアル」と感じるポイントが完全には一致しません。
だから日本版脚本には、原作のテーマを残しながら、2026年の日本で35歳を生きる人の肌感覚へ置き換える作業が必要です。
僕は、北川さんの本当の強みはここにあると思っています。
原作を守ることと、原作をそのまま再現することは違う。
大切なのは、原作が視聴者に与えた感情を、別の時代や場所でもう一度生み出すこと。
その意味で、『Tokyo middle 30』は北川亜矢子さんのキャリアと非常に相性のいい企画なのです。
なぜ『Tokyo middle 30』の脚本に北川亜矢子が合うのか?僕の考察
僕が『Tokyo middle 30』を見ていて最も興味深く感じるのは、「35歳の悩み」を一つに決めていないところです。
30代女性を描くドラマというと、ひと昔前なら「結婚するか、しないか」が中心テーマになりがちでした。
しかし2026年の『Tokyo middle 30』は違います。
結婚していても迷う。
子どもがいても迷う。
仕事を持っていても迷う。
恋人がいても迷う。
独身でも、既婚でも、それだけではその人の幸福を説明できない。
北川さん自身も公式コメントで、30代女性にはキャリア、結婚、妊娠、出産など、その後の人生を左右する選択が重なりやすく、すべてを完璧に手に入れることは容易ではないという趣旨を語っています。
これは『Tokyo middle 30』の脚本を読むうえで、かなり重要な言葉だと思います。
「何を選べば幸せか」を教えるドラマではない。
「何を選んでも、別の可能性は手放すことになる」という現実を描くドラマなのです。

『東京ラブストーリー』から続く「東京」の描き方
さらに興味深いのが、北川さんが2020年版『東京ラブストーリー』を手がけた後、2026年に『Tokyo middle 30』を書いていることです。
どちらのタイトルにも「東京」があります。
もちろん別作品なので単純につなげるべきではありません。
ただ、僕には一つの共通点が見えます。
北川脚本における東京は、夢を叶えるゴールではなく、自分が何者なのかを突きつけられる場所として描かれているのではないでしょうか。
『Tokyo middle 30』の3人も、高校時代に夢や希望を抱いて地方都市から東京へ出てきました。
しかし約20年後、35歳で再会した彼女たちは「あの頃に想像した未来」と現在の自分との距離を見ることになります。
東京に来れば人生が変わる。
好きな仕事に就けば幸せになる。
結婚すれば安心できる。
子どもが生まれれば家庭が完成する。
そうした若い頃の分かりやすいゴールが、一つずつ崩れていく。
でも、それは失敗ではありません。
「幸せの定義を、自分で作り直す年齢になった」ということなのでしょう。
『マイ・セカンド・アオハル』の30歳から『Tokyo middle 30』の35歳へ
『マイ・セカンド・アオハル』では30歳の佐弥子が人生をやり直すために大学へ進みました。
そこには、「まだ間に合う」という明るい推進力があります。
一方、『Tokyo middle 30』の35歳はもう少し複雑です。
5年しか違わない。
けれど、その5年間で結婚、出産、仕事、親、住居、お金など人生に固定されるものは増えていきます。
何かを始める時、自分一人だけの問題では済まなくなる。
麻紀が仕事へ戻りたいと思っても、夫や息子との生活がある。
薫子が人生を考える時にも、パートナーとの関係がある。
遥が恋愛で環境を変えようとすれば、経済状況や仕事にも影響する。
35歳という年齢を面白くするのは、選択肢がなくなることではありません。
選択肢の一つ一つに、守りたいものがくっついてくることなのです。
ここが『マイ・セカンド・アオハル』と『Tokyo middle 30』を続けて見ることで浮かび上がる、北川脚本の面白さだと僕は思います。
実写版『【推しの子】』で磨かれた「複数人物を走らせる力」
もう一つ注目したいのが、『【推しの子】』とのつながりです。
『Tokyo middle 30』には主人公が3人います。
麻紀だけを丁寧に描けば、遥の話が薄くなる。
遥に尺を使えば、薫子の物語が止まる。
3人それぞれに家庭、職場、恋愛相手、友人関係があり、それらを一つの連続ドラマとして走らせなくてはいけません。
複数の人物と物語を同時進行させながら、視聴者が置いていかれないよう整理する必要があります。
多くの登場人物と複数のテーマが絡む『【推しの子】』を長尺の実写プロジェクトへ構成した経験は、その意味でも生きているのではないでしょうか。
これは僕の考察ですが、『Tokyo middle 30』で北川亜矢子さんが起用された理由は、単に「女性の気持ちを書ける脚本家だから」ではないと思っています。
原作ものを現代化できる。
複数主人公を整理できる。
恋愛と仕事を同じ人物の中で描ける。
重い問題と日常の笑いを共存させられる。
そのいくつもの条件を満たしてきたキャリアの先に、『Tokyo middle 30』があるのでしょう。

『おちょやん』『大豆田とわ子と三人の元夫』は北川亜矢子作品ではない
検索していると、脚本家に関する別作品の情報が混ざりやすいので、ここは整理しておきたいところです。
NHK連続テレビ小説『おちょやん』の脚本は八津弘幸さんで、北川亜矢子さんではありません。
また、『大豆田とわ子と三人の元夫』の脚本家は坂元裕二さんです。
北川さんの代表作を調べる際には、『東京ラブストーリー』(2020)、『ゆるキャン△』シリーズ、『自転車屋さんの高橋くん』『マイ・セカンド・アオハル』『【推しの子】』などを軸にすると、作風の流れが分かりやすくなります。
似た時代の人気ドラマや女性を中心とした作品が検索結果で並ぶと混同しやすいですが、脚本家を正確に押さえることは作品理解の第一歩です。
まとめ|『Tokyo middle 30』は北川亜矢子の経験がつながった一本
『tokyo middle 30』の脚本家は、北川亜矢子さんです。
1980年生まれの北川さんは、映像やデザインを学んだ後、岩井俊二さんのもとで経験を積み、2009年に脚本家としてデビューしました。
その後は『女くどき飯』『ゆるキャン△』『東京ラブストーリー』(2020)、『自転車屋さんの高橋くん』『マイ・セカンド・アオハル』、実写版『【推しの子】』『ふたりソロキャンプ』など、多彩な作品を担当しています。
北川脚本の魅力を僕なりにまとめるなら、「予定通りに生きられなかった人を、敗者として描かないこと」です。
30歳から大学へ行ってもいい。
夢を諦めたあとに別の幸せを探してもいい。
結婚してから自分の仕事を取り戻そうとしてもいい。
恋愛をしても、しなくてもいい。
人生の正解を提示するのではなく、「あなたはどうしたい?」という問いを登場人物の人生を通して返してくる。
それが北川亜矢子さんの脚本にある温度だと、僕は感じています。
そして『Tokyo middle 30』では、その問いが35歳の麻紀、遥、薫子という3つの人生に分かれています。
若い頃に想像していた未来へたどり着けなかったとしても、人生そのものを間違えたわけではない。
道が変わったのなら、そこで新しい地図を描けばいい。
『Tokyo middle 30』は女性3人のドラマでありながら、実は年齢や性別を越えて、「思い描いた未来と違う場所に立っている人」の物語なのではないでしょうか。
僕の胸に残るのは、35歳という数字そのものではありません。
人生には、到着したと思った場所からもう一度ステアリングを握り直す瞬間がある――。
北川亜矢子さんの脚本は、その静かな再出発に光を当てているように思います。
よくある質問
『Tokyo middle 30』の脚本家は誰ですか?
脚本家は北川亜矢子さんです。フジテレビ公式のキャスト&スタッフページでも、原作『Nothing But Thirty』、脚本・北川亜矢子と発表されています。
北川亜矢子の代表的なドラマは何ですか?
『東京ラブストーリー』(2020)、ドラマ版『ゆるキャン△』シリーズ、『自転車屋さんの高橋くん』『マイ・セカンド・アオハル』、実写版『【推しの子】』『ふたりソロキャンプ』などがあります。
『Tokyo middle 30』はオリジナルドラマですか?
完全オリジナルではなく、中国ドラマ『Nothing But Thirty』(『30女の思うこと~上海女子物語~』)を原作にした日本版オリジナルリメイクです。35歳になった麻紀、遥、薫子の恋、仕事、家庭、友情を2026年の日本を舞台に描いています。
文:岸本 湊人
観たいものが見つからない…
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