VIVANT新庄の裏切りとモニター説|続編で動く目的を考察

夜の公安庁舎前で背を向ける若い捜査員と赤い光が差す緊迫した考察ビジュアル 感想・考察・レビュー
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VIVANT新庄の裏切り理由は作中未確定ですが、ベキへの忠誠・公安内部の監視・救済思想への共鳴の3説が有力です。

最終話で警視庁公安部・外事第4課の新庄浩太郎が、テント側の「日本のモニター」だったと判明しました。

しかも2026年7月26日から『VIVANT』第2シーズンが始まるため、新庄の未回収の動機は続編の核心になる可能性があります。オリコンニュース(ORICON NEWS)

夜更けに最終話を見届けたあと、僕の胸に残ったのは「まさか新庄だったのか」という驚きだけではありませんでした。

本当に怖かったのは、敵が遠くの砂漠ではなく、野崎守のすぐ隣にいたことです。

新庄浩太郎は、単なる裏切り者ではありません。

『VIVANT』という物語がずっと描いてきた「表の顔」と「裏の任務」の反転構造を、最後に公安側へ突きつけた人物です。

この記事では、VIVANT新庄の裏切り、日本モニターの正体、第4話・第6話の尾行失敗、第10話での逃走関与、そして続編で新庄がどんな目的を持つのかを、事実と考察を分けながら整理します。

なお、この記事は『VIVANT』第1シーズン最終話までのネタバレを含みます。

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VIVANT新庄の裏切りとは?最終話で日本モニターと判明した

要点から言うと、新庄浩太郎は警視庁公安部に所属しながら、テント側に協力する日本国内の「モニター」でした。

最終話のラスト20分で、ベキたちの逃走に関与していた人物が新庄だったと明かされます。シネマトゥデイ

TBS日曜劇場『VIVANT』第1シーズンは、2023年7月16日に始まり、2023年9月17日に最終話を迎えました。

主人公は、堺雅人さん演じる乃木憂助。

表の顔は丸菱商事の社員ですが、裏の顔は自衛隊の非公認部隊「別班」の諜報員でした。

その乃木を追う公安側の中心人物が、阿部寛さん演じる野崎守です。

そして新庄浩太郎は、竜星涼さんが演じた警視庁公安部・外事第4課の捜査員。

野崎の部下として行動し、視聴者からは「公安側の若手」「野崎を支える右腕」と見られていました。

しかし最終話で、その見え方は一気にひっくり返ります。

テントが解体に向かったあとも、日本国内に潜むモニターの存在が問題になり、ブルーウォーカーこと太田梨歩の解析によって、日本のモニターがあぶり出されます。

その同じタイミングで、公安に身柄を押さえられていたはずのノゴーン・ベキ、バトラカ、ピヨが脱走。

逃走に関与していたのが、野崎の部下である新庄だったのです。

新庄はベキたちに潜伏先や車を用意したとされ、自分は国外へ逃亡することを告げます。

さらに、ベキに対して敬意を示す言葉を口にしたことで、単なる脅迫や金銭目的ではなく、ベキへの忠誠や思想的な共鳴があったのではないかと考察されるようになりました。

ここで大切なのは、新庄の裏切りは「突然のどんでん返し」ではなく、前半から散らされていた違和感の回収だったという点です。

僕はこの構造に、ドラマとしての怖さを感じました。

組織の外にいる敵なら、まだ身構えられる。

でも、隣で同じ資料を見て、同じ現場に立っていた人物が敵の目だったとしたら、信頼そのものが崩れてしまう。

新庄の裏切りは、公安という堅い扉の内側に、テントの視線が入り込んでいたことを意味していました。

新庄はなぜ裏切った?理由は未確定だが3つの説が考えられる

新庄がなぜテント側についたのかは、第1シーズン本編では明確に説明されていません。

ただし、最終話までの描写から見ると、理由候補は大きく3つに整理できます。

考察説 内容 根拠になる描写
ベキへの忠誠説 新庄がノゴーン・ベキ個人に敬意を抱いていた 最終話でベキに敬意を示す態度を見せた
公安内部監視説 野崎のそばで公安の捜査状況をテントへ流していた 野崎の部下として捜査情報に近い位置にいた
救済思想への共鳴説 国家から切り捨てられたベキの過去や孤児救済に共鳴した ベキが単なる悪役ではなく、孤児を救う人物として描かれた

まず最も分かりやすいのは、ベキへの忠誠説です。

最終話の新庄は、逃走を手助けしたあと、取り乱すことなくベキと向き合っています。

そこには「バレたから逃げる」という焦りよりも、「役目を果たした」という静かな達成感がありました。

次に、公安内部監視説。

これは新庄の立場を考えると、かなり現実味があります。

新庄は野崎の部下です。

野崎は、乃木の正体やテントの動きに鋭く迫る公安のキーパーソンでした。

その野崎のそばにモニターがいれば、テント側は公安がどこまで掴んでいるかを知ることができます。

尾行、捜査会議、突入判断、令状の動き。

情報は、銃よりも静かに人を動かします。

新庄はその情報の流れのすぐ脇に立っていました。

そして三つ目が、救済思想への共鳴説です。

ノゴーン・ベキこと乃木卓は、かつて公安に所属していた人物です。

バルカで任務に就いた後、日本に戻れず、国家に見捨てられたような過去を背負いました。

その後、彼はテントを率いる存在になりますが、同時に孤児たちを救ってきた人物としても描かれています。

もちろん、テントの危険な活動を肯定することはできません。

けれど『VIVANT』は、ベキをただの悪として描きませんでした。

国家のために動いた男が、国家に切り捨てられた。

その痛みを抱えたまま、別の場所で子どもたちを救った。

もし新庄がその過去を知り、「本当に守るべき正義はどこにあるのか」と揺れたのだとしたら、彼の裏切りは単純な寝返りではなくなります。

僕は、新庄のハンドルが切られた先に「悪への憧れ」ではなく「国家の正義への失望」があった可能性を見ています。

ステアリングを切る角度は、人生の選択に似ています。

ほんの数度の迷いが、気づけば帰れない道へ車を進めてしまう。

新庄の裏切りにも、そんな静かな分岐点があったのではないでしょうか。

※画像はAIによるイメージ

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第9話の日本モニター伏線とは?情報流出が新庄へつながった

第9話では、テント側の重要情報が日本へ流れていることから、「日本のモニター」の存在が強く示されます。

この伏線が、最終話で新庄の正体判明につながりました。

物語後半で重要になったのが、バルカの地下資源フローライトです。

フローライトは、ノコルたちが関わる利権や国家レベルの思惑とも絡む重要な情報でした。

テントにとっても、バルカにとっても、そして乃木たちにとっても、ただの鉱物ではありません。

組織の未来や国家間の駆け引きに関わる火種でした。

第9話では、テント内部の情報が外へ漏れている可能性が浮かびます。

さらに、日本にいるモニターを通じて、乃木が撃ったはずの別班員4名が日本で生存していることも把握されていました。

つまり、日本国内にはテント側に情報を渡せる人物がいる。

それも、かなり深い情報に触れられる人物でなければならない。

この時点で、候補は複数ありました。

丸菱商事の関係者なのか。

政府周辺なのか。

公安内部なのか。

あるいは別班に近い人物なのか。

『VIVANT』は、最初から「表の所属」と「裏の正体」を重ねてきた作品です。

乃木憂助は丸菱商事の社員に見えて、別班でした。

山本巧は丸菱商事の社員に見えて、テントのモニターでした。

ノゴーン・ベキはテントのリーダーに見えて、かつて公安だった乃木卓でした。

この流れで考えると、日本のモニターもまた、視聴者が「味方」と思い込んでいる場所にいる可能性が高かったのです。

その答えが、新庄でした。

野崎の部下。

公安の中の人物。

そして、捜査の流れをすぐそばで見られる立場。

ここが脚本上の大きなポイントです。

新庄は、物語の中心に立って大声で主張する人物ではありませんでした。

むしろ、野崎の横で動く補助線のような存在です。

でも補助線がずれていれば、図形全体の見え方が変わる。

新庄の正体判明は、まさにその瞬間でした。

第9話の日本モニター伏線は、「誰かがいる」という謎を置くだけではなく、「公安の内側にも裏の顔がある」という最終話の反転へ続く導火線だったのです。

新庄の尾行失敗は伏線?第4話と第6話の違和感を整理

新庄が疑われていた最大の理由は、公安捜査員としては不自然に見える尾行失敗です。

作中で「わざと失敗した」と明言されたわけではありませんが、第4話と第6話の描写は、視聴者考察で何度も伏線として語られてきました。

特に重要なのが、第4話の山本巧の尾行です。

山本は、丸菱商事の社員でありながら、テントのモニターだった人物です。

新庄はその山本を尾行しますが、山本が電車を降りたあと、すぐに見失ってしまいます。

結果的に山本は、松坂桃李さん演じる別班の黒須駿と合流します。

この場面は、放送当時「新庄は本当に尾行が下手なのか」「別班に山本を引き渡すために見失ったのではないか」と話題になりました。Mantanweb

ただし、ここで注意したいのは、当時は「新庄=別班説」も強かったということです。

つまり視聴者は、新庄をテント側ではなく、乃木たち別班の協力者として疑っていた人も多かった。

このミスリードがうまい。

最終話を知ったあとに振り返ると、山本を逃がしたように見えた行動は、別班への協力ではなく、モニターとして状況を調整していた可能性も見えてきます。

次に、第6話の乃木尾行です。

乃木がバルカから帰国した後、新庄は乃木を追います。

しかし、ここでも乃木にまかれてしまいます。

その後、乃木は黒須からの連絡を受け、ブルーウォーカーこと太田梨歩がいる新居へ向かいます。

新庄は太田の家へ向かい、野崎が到着する前に突入を急ぐような動きを見せます。

野崎は待つように指示しますが、新庄は「乃木が入ってから時間が経っている」として突入を促す流れになります。

結果として、公安はダミー部屋を確認することになり、本命の機材にはたどり着けません。

この一連の流れは、放送当時から「野崎が来る前に突入したかったのではないか」と考察されました。

もちろん、作中で新庄が意図的に失敗したと断定はされていません。

飯田和孝プロデューサーも最終話前に、新庄の尾行失敗について、乃木が別班だから簡単に追えないという趣旨で触れています。シネマトゥデイ

つまり、表向きには「相手が優秀すぎたから失敗した」とも読める。

でも最終話後には、「失敗に見せた調整だったのでは」とも読める。

この二重の読み方が、新庄というキャラクターの面白さです。

伏線とは、初見で正体が分かる看板ではありません。

結末を知ったあと、何気ないミスに別の意味が宿ることです。

新庄の尾行失敗は、まさにそのタイプの伏線でした。

※画像はAIによるイメージ

新庄の裏切りと乃木・山本の違いは?VIVANTの反転構造で見る

新庄の裏切りは、乃木憂助や山本巧の裏切りと似ています。

しかし決定的な違いは、新庄だけが公安側の内部から物語を反転させたことです。

『VIVANT』では、登場人物の多くが二重の顔を持っています。

乃木は、丸菱商事の社員でありながら別班。

山本は、丸菱商事の社員でありながらテントのモニター。

ベキは、テントのリーダーでありながら元公安の乃木卓。

この作品の根っこには、「所属は本心を保証しない」というテーマがあります。

名刺に書かれた肩書きは、その人の魂の住所ではない。

そう言われているような気がするのです。

新庄は、この構造を公安側へ持ち込んだ人物でした。

公安は、視聴者にとって「追う側」「守る側」に見えます。

野崎があまりに頼もしいため、なおさら公安側は安全地帯のように感じられました。

でもその安全地帯に、新庄という裏の顔が潜んでいた。

ここに、新庄の裏切りの意味があります。

人物 表の顔 裏の顔 裏切りの見え方 動機の描かれ方
乃木憂助 丸菱商事の社員 別班の諜報員 仲間を撃ってテント側へ行ったように見えた 任務、父への思い、過去の喪失が描かれた
山本巧 丸菱商事の社員 テントのモニター 誤送金事件に関わる内通者として判明 工作員としての役割が中心
新庄浩太郎 警視庁公安部の捜査員 テントの日本モニター ベキたちの逃走を助けた人物として判明 ベキへの忠誠や背景は未回収

乃木の裏切りは、最終的には任務と父への接近のための行動でした。

黒須を含む別班メンバーを撃った場面は衝撃でしたが、その裏にはテントへ入り込む計算と、父を求める乃木の心の傷がありました。

山本の裏切りは、機能として分かりやすい。

彼は丸菱商事内に潜むテント側のモニターとして、誤送金事件の裏で動いていました。

一方で新庄は、まだ動機が大きく残っています。

なぜ公安に入り、なぜ野崎のそばにいたのか。

いつからテントとつながっていたのか。

ベキと直接会ったのは最終話が初めてだったのか。

それとも、もっと前から忠誠を抱いていたのか。

ここが未回収だからこそ、新庄は続編で大きな意味を持ちます。

僕は、新庄を「答え」ではなく「問い」として見ています。

彼が日本のモニターだったことは答えです。

でも、なぜその道を選んだのかは、まだ問いのまま残っています。

その問いが、2026年の第2シーズンへ持ち越されたのだと思います。

続編で新庄はどうなる?2026年7月開始の第2シーズンで注目される理由

『VIVANT』第2シーズンは、2026年7月26日からTBS系日曜劇場で放送開始予定です。オリコンニュース(ORICON NEWS)

公式発表では、前作ラストシーンで乃木憂助の前に再び赤い饅頭が置かれた直後から物語が始まるとされています。TBS

そして、2025年10月に発表された続編キャストの中には、新庄浩太郎役の竜星涼さんも含まれています。

TBS公式のキャスト発表でも、新庄は「野崎の部下だがテントのモニターであることが判明した」人物として紹介されています。TBS

これはかなり大きな意味を持ちます。

新庄は、第1シーズンで正体が判明しただけの人物ではありません。

第2シーズンにも戻ってくる可能性が高い、未回収のキーパーソンです。

続編で考えられる新庄の役割は、主に3つあります。

  • ベキの意思を継ぐ存在
  • 日本国内に残るモニター網の案内役
  • 乃木と野崎を再び交差させる導火線

まず、ベキの意思を継ぐ存在としての新庄です。

第1シーズンの終盤で、テントという組織は大きく揺らぎました。

しかし、組織が壊れても思想や人脈はすぐには消えません。

ベキが守ろうとした孤児たち、バルカの未来、国家に見捨てられた人々への思い。

新庄がそこに共鳴していたなら、続編では「テント再建」ではなく「ベキの残した宿題」を背負う人物になるかもしれません。

次に、日本国内に残るモニター網です。

最終話で明確に判明したのは、新庄が日本のモニターだったことです。

ただ、公安内部の情報、別班員の生存情報、ベキたちの逃走準備を考えると、新庄ひとりですべてを担っていたのかは疑問が残ります。

もちろん、現時点で他の日本モニターが確定しているわけではありません。

ただし、続編で「新庄の背後にもう一段深いネットワークがあった」と描かれても不自然ではないでしょう。

そして三つ目が、乃木と野崎を再びつなぐ役割です。

第2シーズンは、前作ラストの赤い饅頭から直結する物語です。

赤い饅頭は、乃木に別班としての新たな任務を告げるサインでした。

もしその任務が日本国内のモニター網やテントの残党に関わるものなら、新庄は避けて通れません。

野崎にとっても、新庄は放置できない人物です。

自分の部下だった男が、実はテントのモニターだった。

これは公安としての問題であると同時に、野崎個人の信頼を刺す傷でもあります。

野崎が新庄を追う。

乃木が別班として新庄の動きを追う。

そして二人の線が、再び同じ交差点でぶつかる。

その瞬間こそ、第2シーズンの大きな熱になるのではないかと僕は感じています。

※画像はAIによるイメージ

新庄が野崎の近くにいた意味とは?公安ドラマとしての怖さ

新庄の裏切りが強烈だったのは、彼が野崎のすぐ近くにいたからです。

公安ドラマにおいて、最も怖い敵は外から攻めてくる敵ではなく、内部の情報を静かに抜いていく人物です。

公安の仕事では、情報そのものが武器になります。

誰を追っているのか。

どこまで証拠を掴んでいるのか。

いつ突入するのか。

どの人物を泳がせているのか。

この情報が敵に渡れば、捜査は一手先を読まれます。

新庄は、その情報に触れやすい場所にいました。

野崎の部下として、現場に同行し、指示を受け、捜査の流れを共有していた。

つまり彼は、ただの情報提供者ではありません。

公安の温度、野崎の癖、組織の判断速度まで見ていた可能性があります。

これは、テント側から見れば非常に価値のある「目」です。

僕は、新庄を「公安に仕込まれたテントの目」と考えています。

耳ではなく、目。

なぜなら彼は、ただ聞くだけでなく、野崎が何を見て、どこへ向かおうとしているのかを観察していたからです。

ここに『VIVANT』の怖さがあります。

この作品は、派手な爆破や海外ロケだけで人を引っ張ったドラマではありません。

本当に心を揺らしたのは、「信じていたものの足元が崩れる瞬間」でした。

乃木が別班だった瞬間。

山本がモニターだった瞬間。

ベキが乃木の父だった瞬間。

そして、新庄が日本のモニターだった瞬間。

そのたびに、視聴者は地図を書き換えさせられました。

新庄は、公安側の地図を書き換えた人物です。

野崎という信頼の中心のすぐそばに、裏の線を一本引いた。

だからこそ、彼の裏切りは重いのです。

竜星涼の投稿と視聴者反応|「尾行が下手な公安」から一転した衝撃

最終話後、新庄を演じた竜星涼さんのSNS投稿も話題になりました。

「ぼくでした」という趣旨の投稿によって、視聴者の間では新庄モニター説の答え合わせが一気に広がりました。

本編の外側の投稿なので、物語上の事実そのものとは分けて見る必要があります。

ただし、放送後の反応を語るうえでは重要な材料です。

最終話直後、SNSでは驚きと納得が混ざった声が多く見られました。

「お前だったのか」

「尾行が下手な公安じゃなかった」

「野崎の近くにいたのが一番怖い」

そうした反応が出た理由は、新庄の正体が完全な後出しではなかったからです。

第4話の山本尾行失敗。

第6話の乃木尾行失敗。

太田の部屋への突入を急ぐような動き。

第2話で「VIVANT=別班」という言葉が出たとき、乃木と意味深に視線を交わすような描写。

これらを振り返ると、たしかに新庄には小さな違和感がありました。

ただ、その違和感は「別班では?」という方向にも読めるように設計されていました。

そこが巧妙です。

視聴者に疑わせる。

でも、正解の方向までは簡単に見せない。

ドラマの伏線は、明るすぎるライトではなく、暗い廊下に落ちた小さな影のようなものです。

見えているのに、気づかない。

気づいたつもりでも、別の意味を見てしまう。

新庄は、その影の中に立っていた人物でした。

僕自身、最終話後に第4話と第6話を思い返したとき、「あの失敗は本当に失敗だったのか」と胸の奥がざわつきました。

答え合わせの快感と、まだ答えきれていない不気味さ。

その両方があるから、新庄は今も考察されるのだと思います。

※画像はAIによるイメージ

考察:新庄はVIVANTの「表と裏」を公安側で反転させた人物だった

ここからは、僕の考察です。

新庄浩太郎の役割は、単なるサプライズ犯人ではなく、『VIVANT』の中心構造である「表と裏」を公安側で反転させることだったと考えています。

『VIVANT』は、ずっと肩書きと本質のズレを描いてきました。

商社マンに見える乃木が、別班だった。

テロリストに見えるベキが、孤児を救う父でもあった。

善悪を単純に分けるのではなく、人間の内側にある複数の顔を重ねていく。

その積み重ねの最後に、新庄がいました。

公安は、本来なら「隠された敵を暴く側」です。

しかし、その公安の中に隠された敵がいた。

これは、物語構造として非常に美しい反転です。

新庄がいたことで、『VIVANT』は「別班だけが裏の顔を持つ世界」ではなくなりました。

公安にも裏がある。

テントにも救済の顔がある。

別班にも冷酷な手段がある。

どの組織にも光と影があり、どの人物にも名刺では測れない奥行きがある。

この視点で見ると、新庄は続編に必要な人物です。

なぜなら第2シーズンは、前作の謎をさらに深める新章だと公式に示されています。

もし続編が「敵は誰か」だけで進むなら、新庄は逃亡した裏切り者として追われるだけかもしれません。

でも『VIVANT』らしさを考えるなら、新庄は「なぜ裏切ったのか」を通じて、公安、別班、国家、テントの正義をもう一度揺さぶる存在になるはずです。

僕が特に見たいのは、新庄と野崎の再対峙です。

野崎は、人を見る目に優れた公安です。

乃木もその眼力を認めていました。

それでも、新庄の正体は見抜けなかった。

この事実は、野崎にとってかなり重いはずです。

ただし、それは野崎が無能だったという意味ではありません。

むしろ、新庄が「見えない位置」にいたということです。

人は、信頼している相手ほど疑いにくい。

車を運転するとき、真正面の危険には身構えられます。

でも、死角に入った一台には気づくのが遅れる。

新庄は、野崎の死角にいた人物でした。

だから続編で新庄が再登場するなら、見たいのは派手な逃走劇だけではありません。

野崎が新庄に何を問うのか。

新庄が野崎に何を返すのか。

そして新庄の中に、野崎への尊敬や迷いが少しでも残っていたのか。

そこが描かれたとき、新庄浩太郎は「裏切り者」というラベルを超えて、物語の中心に立つ人物になると思います。

個人的には、新庄の目的は「日本を壊すこと」ではない気がしています。

むしろ彼は、国家の正義では救えないものを見てしまった。

その結果、ベキ側へ傾いた。

しかし、その選択の手段は危うく、公安から見れば許されない。

この矛盾こそが『VIVANT』です。

正義と悪が一本道で分かれていない。

交差点の真ん中で、誰もが少しずつ間違えながら、自分の守りたいものへ進んでいく。

新庄の裏切りは、その交差点に置かれた赤い信号のように見えます。

止まるべきだったのか。

進むしかなかったのか。

続編でその答えが見えたとき、僕たちはもう一度、新庄という人物を見直すことになるはずです。

まとめ:VIVANT新庄の裏切りは続編の核心になる

VIVANT新庄の裏切りは、最終話だけのサプライズではありません。

警視庁公安部・外事第4課の新庄浩太郎は、野崎守の部下でありながら、テント側の日本モニターでした。

第9話で示された日本モニターの存在、第4話の山本尾行失敗、第6話の乃木尾行失敗、太田の部屋への突入をめぐる違和感。

それらが最終話で、新庄の正体へつながっていきます。

ただし、新庄がなぜ裏切ったのかは、まだ作中で明確に説明されていません。

考えられるのは、ベキへの忠誠、公安内部の監視、そして国家からこぼれ落ちた人々を救おうとするベキの思想への共鳴です。

2026年7月26日から始まる『VIVANT』第2シーズンには、新庄浩太郎役の竜星涼さんもキャストとして名を連ねています。

だからこそ、新庄の動機は続編で掘り下げられる可能性があります。

新庄は逃げた裏切り者なのか。

ベキの意思を継ぐ者なのか。

それとも、乃木と野崎を再び同じ交差点に立たせる導火線なのか。

ドラマが終わったあとも、僕の耳にはまだ、新庄の足音が聞こえています。

公安の廊下の奥から、静かに遠ざかっていく足音。

その先に続編の扉があるのなら、僕はもう一度、その影を見届けたいと思います。

よくある質問

VIVANT新庄は本当に裏切り者だったのですか?

はい。

新庄浩太郎は、最終話でテント側の日本モニターだったことが判明しました。

警視庁公安部・外事第4課に所属し、野崎守の部下として行動していた人物が、ベキたちの逃走に関与していたため、公安側から見れば明確な裏切りです。

新庄はなぜベキに協力したのですか?

作中では、新庄がベキに協力した理由は明確に語られていません。

ただし、最終話でベキに敬意を示す態度を見せたため、ベキ個人への忠誠、公安内部を監視する任務、ベキの救済思想への共鳴などが理由として考察されています。

新庄の尾行失敗は伏線だったのですか?

作中で「わざと失敗した」と明言されたわけではありません。

ただし、第4話で山本巧を見失い、第6話で乃木憂助の尾行にも失敗したため、最終話後には日本モニターの伏線だった可能性があると考察されています。

VIVANT続編に新庄は登場しますか?

2026年の『VIVANT』第2シーズンのキャスト発表には、新庄浩太郎役の竜星涼さんが含まれています。

そのため、新庄の逃亡後の行方や、なぜテントのモニターになったのかが続編で描かれる可能性があります。

WRITER: 岸本 湊人

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