ドラマ『VIVANT』の主要ロケ地は、モンゴルと島根県。続編はアゼルバイジャンで撮影されました。
第1シーズンでは、架空国家バルカの砂漠や都市をモンゴル、日本に残る乃木憂助の原点を島根県で表現。続編の海外ロケは国と撮影期間まで公表されていますが、個別施設が未確認の地域もあります。
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『VIVANT』のロケ地はどこ?確認度付き一覧
『VIVANT』第1シーズンの主要な撮影場所は、モンゴルの南ゴビやウランバートル周辺、島根県の松江市・出雲市・奥出雲町です。
ただし、ロケ地情報には、自治体などが公開しているものから、現地の紹介情報をもとに照合されたものまであります。本記事では、情報の根拠を次の4段階で整理しました。
- A:公式・自治体・施設の公開情報で確認しやすい
- B:報道や複数のロケ地紹介で一致している
- C:現地情報やロケ地紹介をもとにした情報
- D:映像照合による推定、または個別施設が未確認
確認度は「撮影された可能性の高さ」を機械的に断定する評価ではありません。読者が、確定情報と紹介ベースの情報を混同しないための目安です。
地域・撮影地 所在地 主な登場場面 登場話 見学・公開状況 確認度
ホンゴル砂丘 モンゴル・南ゴビ 乃木が砂漠をさまよう場面 第1話 観光可能だが長距離移動が必要 B
バヤンザグ周辺 モンゴル・南ゴビ 洞窟へ逃げ込む場面の外景 第1話 観光地。内部撮影地は別の可能性 C
ノムゴン周辺 モンゴル・南ゴビ セドル、AMAN建設会社周辺 第1話 遠隔地のためガイド利用を推奨 C
イフ・ガズリン・チョロー モンゴル・ドンドゴビ県周辺 砂漠へ入る前の岩石地帯 序盤 観光可能。場面対応は紹介情報ベース C
スフバートル広場 モンゴル・ウランバートル 乃木がサムと連絡する場面 序盤 公共広場から見学可能 B
セントラルタワー モンゴル・ウランバートル GFL社の外観 第1話 外観見学可。館内利用者へ配慮 B
国立ドラマ劇場とされる建物 モンゴル・ウランバートル バルカ国際銀行の外観 序盤 外観見学可。施設名は要再確認 C
チンギス・アベニュー周辺 モンゴル・ウランバートル 乃木たちが馬で市街地を進む場面 序盤 公道。交通を妨げないこと C
Buudai Hotel モンゴル・ダルハン 在バルカ日本大使館の外観 序盤 営業施設。無断で館内見学しない C
Terelj Luxury Hotelとされる施設 モンゴル・テレルジ周辺 日本大使館内部の一部とされる場面 序盤 宿泊施設。場面対応は未確定 D
ボヤント・オハー空港 モンゴル・ウランバートル バルカの空港などとされる場面 序盤 空港施設。見学目的の立入りは不可の場合あり C
ナライハ炭鉱跡地 モンゴル・ナライハ区 別班とテントが対峙する場面 第7話 危険区域を含む。立入禁止を厳守 B
島根県庁周辺 島根県松江市殿町 野崎が乃木の過去を調べる場面 中盤 公共空間から見学可能 A
国宝松江城大手前 島根県松江市 乃木と山本が話す場面 序盤 観光可能 A
本庄小学校 島根県松江市 京都府舞鶴市にある母校の設定 中盤 学校施設。無断立入り禁止 A
旧大谷小学校の木造校舎 島根県松江市玉湯町 児童養護施設「丹後つばさ園」 中盤 公開状況を事前確認 A
出雲大社神楽殿 島根県出雲市 乃木卓と明美の結婚式 回想場面 参拝可能。祭事や参拝者へ配慮 A
櫻井家住宅 島根県仁多郡奥出雲町 乃木家の実家、伯父との面会 中盤以降 公開日・見学条件を確認 A
奥出雲町の棚田 島根県奥出雲町 野崎が乃木の実家へ向かう道 中盤 生活道路や農地へ入らない A
鬼の舌震周辺 島根県奥出雲町 若き日の卓が川辺で勉強する回想 回想場面 散策可能。天候や足元に注意 A
アゼルバイジャン8地域 アゼルバイジャン国内 2026年放送の続編 続編 国単位で撮影確認。個別施設は未確認を含む A/D
この表で最も重要なのは、劇中の設定地と現実の撮影場所は一致しない場合があるという点です。
島根県松江市の学校が劇中では京都府舞鶴市の施設として登場し、モンゴル国内の複数施設が一つの日本大使館として編集されています。
モンゴルの『VIVANT』ロケ地はどこ?
『VIVANT』の架空国家バルカは、一つの都市だけで作られたわけではありません。
南ゴビの砂丘や岩場、ウランバートルの広場と高層ビル、ダルハンのホテル、ナライハの炭鉱跡地を編集でつなぎ、砂漠と近代都市が共存する国家として描かれました。

ホンゴル砂丘|第1話で乃木がさまよった砂漠
第1話冒頭で、堺雅人さん演じる乃木憂助が一人で歩いていた砂漠は、南ゴビのホンゴル砂丘で撮影されたと広く紹介されています。
ホンゴル砂丘は、モンゴル南部を代表する大規模な砂丘地帯です。高く連なる砂の斜面と、遮るもののない地平線が、乃木の孤立を一目で伝えました。
確認度はBです。撮影地として複数の紹介が一致していますが、この記事では番組公式が公表した場面別住所として扱うのではなく、報道・ロケ地情報で一致している場所として整理します。
観光は可能ですが、ウランバートルから気軽に日帰りできる距離ではありません。道路状況、天候、宿泊場所、通信手段を含めた計画が必要です。
バヤンザグ周辺|洞窟へ逃げ込む場面の外景
乃木、野崎守、柚木薫が追っ手から逃れ、洞窟へ身を隠す場面では、赤褐色の崖が続くバヤンザグ周辺の景観が使われたと紹介されています。
バヤンザグは、夕日を受けた崖が炎のように見えることから「炎の崖」とも呼ばれる場所です。
確認度はCとしました。外景の照合情報はありますが、洞窟の入口、内部、人物が芝居をした場所まで、すべて同一地点だったと確認できる材料は限られます。
したがって、「洞窟の場面はすべてバヤンザグで撮影された」とまでは断定できません。画面に映る外景の撮影地として捉えるのが安全です。
ノムゴン周辺|セドルとAMAN建設会社
乃木がアル=ザイールを訪ねたセドルの場面は、南ゴビのノムゴン周辺で撮影されたとする現地情報があります。
乃木は、丸菱商事からGFL社へ誤送金された1億ドルを取り戻すため、AMAN建設会社へ向かいました。そこで爆発事件が発生し、野崎や薫とともに逃亡することになります。
確認度はCです。具体的な場面との対応はロケ地紹介情報に基づくため、公式が施設単位で示した所在地とは区別します。
ノムゴン周辺は都市型の聖地巡礼とは条件が異なります。単独で撮影地点を探すのではなく、現地事情に詳しい事業者やガイドへ確認する方法が現実的です。
イフ・ガズリン・チョロー|アド砂漠へ向かう岩場
乃木たちが危険な砂漠地帯へ入る前の場面には、奇岩が連なるイフ・ガズリン・チョローが使用されたとする情報があります。
確認度はCです。岩場の形状から場面を照合した紹介は見られますが、番組側による詳細な場面別発表としては扱いません。
ホンゴル砂丘の開けた景色とは異なり、岩が複雑に重なる地形には、視界の外に誰かが潜んでいるような緊張があります。
これは制作側が明言した演出意図ではありません。ただ、場面転換の前後を見ると、開放感のある砂丘と警戒心を生む岩場を使い分けていたことは、映像上の特徴として確認できます。
スフバートル広場|乃木がサムと連絡した場所
乃木がCIAに所属する友人サムから連絡を受ける場面は、ウランバートル中心部のスフバートル広場で撮影されました。
広場の周囲には行政施設や文化施設が並び、南ゴビとはまったく異なる近代都市の景色が広がっています。
確認度はBです。市内の代表的なロケ地として複数の情報が一致しており、建物の配置も画面から確認しやすい場所です。
公共広場のため外から見学できますが、催し物や警備によって立入範囲が変わる可能性があります。

セントラルタワー|GFL社の外観
乃木がアリに誤送金の返還を求めたGFL社の外観には、スフバートル広場近くのCentral Tower Ulaanbaatarが使われたと紹介されています。
ガラスを生かした現代的な建物は、国際企業の拠点として画面に説得力を与えました。
確認度はBです。外観の特徴を照合しやすく、複数のロケ地情報でも一致しています。
ただし、建物の外観が使われたことと、室内のすべてが同じ施設で撮影されたことは別問題です。館内は利用者のための空間なので、見学目的での無断撮影は避けてください。
国立ドラマ劇場とされる建物|バルカ国際銀行
バルカ国際銀行の外観には、ウランバートルの国立ドラマ劇場とされる建物が使われたというロケ地情報があります。
確認度はCです。過去の紹介では異なる日本語名や施設名が使われた例もあるため、本記事では断定を一段弱めています。
訪問時は、日本語の記事名だけで場所を探すのではなく、現地語や現在の施設名称、建物の外観を照合する必要があります。
ロケ地記事では、同じ建物が翻訳の違いによって別施設のように紹介されることがあります。施設名の揺れをそのまま転載しない姿勢も、正確性を守るうえで大切です。
チンギス・アベニュー周辺|馬で市街地を進んだ道路
野崎、乃木、薫が馬に乗り、渋滞する市街地を進む場面は、スフバートル広場横のチンギス・アベニュー周辺で撮影されたと紹介されています。
確認度はCです。周囲の建物や道路から照合された情報ですが、走行区間の始点と終点まで公式に示されたものではありません。
劇中では、自動車が並ぶ現代都市の中を馬が進みました。モンゴルの伝統的な移動手段と近代的な交通を一つの画面に収めた、序盤を象徴する場面です。
現在の公道で同じ行動を再現することはできません。歩道や公開された場所から街並みを見学し、撮影のために車道へ出ないでください。
Buudai Hotel|在バルカ日本大使館の外観
乃木たちが逃げ込んだ在バルカ日本大使館の外観には、ダルハンにあるBuudai Hotelが使われたと紹介されています。
確認度はCです。建物の外観を照合した情報はありますが、撮影区画や使用日まで示された公式資料としては扱いません。
営業中のホテルは観光名所ではなく、宿泊者や利用者のための施設です。ロケ地であっても、許可なく館内へ入り、廊下や客室を撮影することは避ける必要があります。
Terelj Luxury Hotelとされる施設|大使館内部
在バルカ日本大使館の内部や別館に見える一部の場面には、テレルジ周辺のTerelj Luxury Hotelが使われたとする紹介があります。
この情報の確認度はDです。施設名と場面の対応を断定できる材料が十分ではないため、「使用されたとされる施設」にとどめます。
外観がダルハン、内部がテレルジという構成が事実なら、劇中で一続きに見える大使館は、離れた複数施設を編集でつないだことになります。
ただし、この撮影手法自体は一般的でも、個別施設の使用を根拠なく確定させることはできません。
ボヤント・オハー空港|バルカの空港場面
乃木たちが日本へ向かう場面には、ウランバートルの旧国際空港として知られるボヤント・オハー空港が使われたとする情報があります。
確認度はCです。空港場面との対応は紹介されていますが、どのカットが同空港で、どの場面が別施設やセットなのかは区別が必要です。
また、「日本国内の空港という設定の映像にもモンゴルの施設が使われた」という説については、場面別の裏付けが十分でないため、本記事では確定情報として扱いません。
空港は保安上の制限がある施設です。ロケ地見学を目的に、制限区域や業務区画へ近づくことはできません。
ナライハ炭鉱跡地|別班とテントが対峙した場所
第7話で、乃木たち別班とノコル率いるテント側が対峙した場面は、ナライハの炭鉱跡地で撮影されたと紹介されています。
確認度はBです。荒廃した建物や周辺地形が特徴的で、主要ロケ地の一つとして情報が一致しています。
ただし、一般的な観光施設ではありません。炭鉱跡地や廃墟には、崩落、転落、地面の陥没、鋭利な資材など、画面からは判断できない危険があります。
立入禁止区域へ入る行為は、聖地巡礼ではありません。撮影地点と同じ場所に立つことより、安全と現地の規則を優先してください。
島根県の『VIVANT』ロケ地はどこ?
島根県では、乃木憂助の幼少期、家族、故郷に関係する場面が撮影されました。
主な地域は松江市、出雲市、奥出雲町です。国内ロケは自治体や施設側の公開情報で確認しやすい場所が多く、モンゴルの現地紹介情報より確認度を高く整理できます。

島根県庁周辺|野崎が乃木の経歴を調べた場所
野崎が乃木の過去を調べるため島根県を訪れる場面は、松江市殿町の島根県庁周辺で撮影されました。
確認度はAです。自治体によるロケ情報と結び付けやすく、一般の道路や公共空間から周辺を確認できます。
この場面を境に、物語の焦点は1億ドルの誤送金だけでなく、「乃木憂助とは何者なのか」へ移っていきます。
海外の逃亡劇から静かな地方都市の調査へ切り替わる構成が、事件と乃木の過去を接続しました。
国宝松江城大手前|乃木と山本の会話
乃木が同期の山本巧へ協力を求める場面は、国宝松江城大手前で撮影されました。
二人が缶コーヒーを手に会話する、一見すると穏やかな場面です。しかし、山本の正体を知った後に見返すと、言葉の受け取り方が変わります。
確認度はAです。観光地として公開されていますが、撮影位置を探す際は通行や他の観光客を妨げない配慮が必要です。
松江城そのものを「裏切りの伏線」と断定することはできません。僕が注目したいのは、後の激しい展開と対照的な静かな画面構成です。
本庄小学校|劇中では京都府舞鶴市の母校
野崎が乃木の学童期を調べる場面には、松江市の本庄小学校が使われました。
劇中の学校は京都府舞鶴市にある設定ですが、実際の撮影地は島根県です。
確認度はAです。ただし、ロケ地として確認できることと、自由に訪問できることは同じではありません。
学校では児童の安全とプライバシーが最優先です。敷地内へ入る、校内を撮影する、登下校時間に長く滞在するといった行為は避けてください。
旧大谷小学校の木造校舎|丹後つばさ園
乃木が幼少期を過ごした児童養護施設「丹後つばさ園」の場面には、松江市玉湯町大谷の旧大谷小学校の木造校舎が使われました。
野崎が園長から乃木の過去を聞き、彼の記憶や経歴に欠けていた部分へ近づく重要な場面です。
確認度はAですが、建物の公開状況や利用方法は時期によって変わる可能性があります。訪問前に最新の案内を確認してください。
古い木造校舎が、長い間語られなかった乃木の幼少期を映す場所になった点は印象的です。これは画面の質感と物語の配置から読み取れる効果であり、制作側の公式説明として断定するものではありません。
出雲大社神楽殿|卓と明美の結婚式
乃木の父・卓と母・明美が結婚式を挙げる回想場面は、出雲大社神楽殿で撮影されました。
若き日の乃木卓を林遣都さん、明美を高梨臨さんが演じています。
確認度はAです。一般の参拝者も訪れられる場所ですが、神社は撮影セットではありません。祭事、祈祷、結婚式などが行われている場合は、参拝者と当事者への配慮が欠かせません。
国家や諜報組織をめぐる大きな物語の出発点に、父と母が結ばれた家族の記憶が置かれています。
櫻井家住宅|乃木家の実家
奥出雲町の櫻井家住宅では、野崎が乃木の伯父・寛道を訪ねる場面が撮影されました。
高校生の乃木が実家を訪れる場面や、若き日の卓と明美に関係する回想にも使われています。
確認度はAです。歴史ある住宅として公開される場合がありますが、公開日、入場条件、撮影可能な範囲は事前に確認する必要があります。
土壁、庭、木造建築のある家を示したことで、乃木の「故郷」は抽象的な設定ではなく、手触りのある場所になりました。
奥出雲町の棚田|乃木の実家へ続く道
野崎が乃木の実家へ向かう場面では、奥出雲町の棚田沿いの道が使われました。
確認度はAですが、棚田は地域の生活と農業を支える場所です。撮影地点を探すために農地へ入ったり、車を路上に長時間止めたりしてはいけません。
モンゴルの砂漠には、人の生活を示す境界がほとんど見えません。一方、奥出雲の棚田には、長い時間をかけて土地を耕してきた人々の営みがあります。
僕は、この景色の違いが、現在の乃木の孤独と、彼が失った故郷の記憶を視覚的に分けていたと考えています。
鬼の舌震周辺|若き日の卓が学んだ川辺
乃木卓が学生時代に川辺で勉強する回想場面は、奥出雲町の鬼の舌震周辺で撮影されました。
卓はその後、警察官となり、農業使節団の一員としてバルカへ渡ります。故郷で本を開いていた青年の選択が、乃木家の運命を大きく動かしました。
確認度はAです。散策できる場所ですが、雨天時や増水時には足元の状況が変わります。現地の案内や立入規制に従ってください。
続編のロケ地はアゼルバイジャンのどこ?
2026年放送の『VIVANT』続編では、アゼルバイジャン国内で海外ロケが行われたことが公表されています。
撮影は2025年8月から10月末まで行われ、国内8地域にわたる大規模なロケになりました。

ここで区別したいのは、次の二点です。
- アゼルバイジャンで撮影した事実と撮影期間、8地域という規模は確認情報
- どの都市や建物が、何話のどの場面に使われたかは未確認を含む
首都バクーは、石造りの旧市街と近代的な高層建築が共存する都市として知られています。しかし、アゼルバイジャンで撮影したという発表だけを根拠に、続編の全場面がバクーで撮られたとは言えません。
また、バクーを代表する観光施設や歴史的建造物についても、映像が似ているという理由だけで『VIVANT』のロケ地と断定するのは危険です。
本記事では、国単位の撮影情報をA、個別施設や場面との対応をDとして扱います。放送後に制作側、自治体、施設、現地報道などから具体的な発表が出た場合に、初めて場所と場面を結び付けるのが正確です。
僕が注目しているのは、アゼルバイジャンが東西を結ぶ位置にあり、歴史的な景観と資源国としての現代性を併せ持つ点です。
丸菱商事、別班、テントという異なる組織が、国家、資源、金融、家族の問題を横断する『VIVANT』にとって、複数の時代が重なる景観は相性がよいと考えられます。
ただし、これは公表された撮影国の特徴から導いた僕の見通しです。制作側が同じ意図でアゼルバイジャンを選んだと断定するものではありません。
『VIVANT』の聖地巡礼とロケ地演出をどう見る?
『VIVANT』のロケ地を巡る際は、撮影と同じ構図を再現することより、施設の規則、地域住民の生活、安全を優先してください。
特に、学校、ホテル、空港、住宅、農地、炭鉱跡地は、一般的な観光地と同じ感覚では訪問できません。
聖地巡礼で守りたい4つの注意点
- 学校や住宅へ無断で入らない
- ホテルの宿泊者用区画を見学目的で歩かない
- 農地や生活道路で長時間撮影しない
- 廃墟や炭鉱跡地の立入禁止区域へ入らない
南ゴビのロケ地を訪れる場合は、地図上の距離だけで予定を決めないことも重要です。
未舗装路、天候、燃料、通信、宿泊場所によって、移動時間が大きく変わる可能性があります。最新の営業情報や交通状況は、出発前に現地の案内で確認してください。
ロケ地は乃木の心の移動を映している
僕は、『VIVANT』のロケ地が印象に残る理由は、海外撮影の規模だけではないと考えています。
場所の特徴が、物語の段階や乃木の心理と重なっているからです。
- ホンゴル砂丘:社会的な肩書から切り離された乃木の孤独
- ウランバートル:誤送金事件が国際的な資金と組織へ広がる地点
- 島根県:乃木の家族、幼少期、人格の原点
- ナライハ炭鉱跡地:別班の信頼関係が崩れる転換点
- アゼルバイジャン:続編で新たな国家や組織が交差する可能性
これは公式に発表された象徴の一覧ではなく、映像と物語の流れを見た僕自身の解釈です。
ただし、単なる文学的な連想だけではありません。第1話の砂漠では、乃木の周囲から人や建物が消えています。島根の回想では、学校、家、神社、田畑といった生活の痕跡が画面に増えていきます。
つまり、物語が乃木の過去へ近づくほど、背景にも「人が生きた記憶」が戻ってくるのです。
世界規模の諜報劇でありながら、『VIVANT』の中心にあるのは、幼い頃に家族と故郷を失った一人の人間の物語でした。
モンゴルの景色が作品のスケールを広げ、島根の景色が乃木の心を深くする。僕の胸に残ったのは、その二つがどちらも欠けていないことです。
まとめ
ドラマ『VIVANT』第1シーズンの主要ロケ地は、モンゴルと島根県です。
モンゴルでは、ホンゴル砂丘、バヤンザグ周辺、ノムゴン、スフバートル広場、セントラルタワー、ダルハンのホテル、ボヤント・オハー空港、ナライハ炭鉱跡地などが撮影地として紹介されています。
ただし、モンゴルの個別地点には、報道で一致している場所、現地紹介情報をもとにした場所、映像照合による推定が混在します。「撮影された」と断定できる範囲を場所ごとに分けて考える必要があります。
島根県では、松江市の島根県庁周辺、国宝松江城大手前、本庄小学校、旧大谷小学校の木造校舎、出雲大社神楽殿、奥出雲町の櫻井家住宅、棚田、鬼の舌震周辺が登場しました。
続編は、2025年8月から10月末までアゼルバイジャンの8地域で撮影されました。一方、バクーを含む個別都市や建物と、劇中場面との対応は未確認情報を含みます。
ロケ地を知ると、『VIVANT』の風景が豪華な背景ではなく、乃木の孤独、家族の記憶、仲間との信頼を映す物語の一部だったことが見えてきます。
砂漠に残った足跡と、奥出雲に続く細い道。その距離の長さこそが、乃木憂助が家族の記憶へ戻るまでに走った、心の旅路だったのだと僕は感じています。
よくある質問
『VIVANT』第1話の砂漠はどこで撮影された?
乃木憂助が第1話冒頭でさまよう砂漠は、モンゴル南部のホンゴル砂丘で撮影されたと複数のロケ地情報で紹介されています。確認度は報道・紹介情報が一致するBです。
『VIVANT』の島根ロケ地は自由に見学できる?
松江城や出雲大社などは一般に訪問できますが、本庄小学校、農地、住宅周辺は自由な見学場所ではありません。公開範囲を守り、無断立入りや長時間の撮影は避けてください。
『VIVANT』続編はバクーで撮影された?
アゼルバイジャン国内8地域で撮影されたことは確認されています。ただし、バクーのどの施設が何話に使われたかは、個別の公表がない限り確定できません。
執筆:岸本 湊人
観たいものが見つからない…
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