『名探偵のままでいて』第1〜4話のロケ地は、東京・千葉・神奈川・茨城の学校、河川敷、カフェ、神社などに広がっています。
2026年7月17日に始まったテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『名探偵のままでいて』は、小西マサテルさんの第21回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作を初映像化した作品です。主人公の小学校教諭・楓を吉川愛さん、楓が持ち込む謎を鮮やかにひも解く祖父を奥田瑛二さんが演じています。
ドラマを見ていると、「楓の学校はどこ?」「第3話で走った河川敷へ行ける?」「第4話のお百度参りの神社は?」と、物語の背景まで気になってきます。
そこでこの記事では、2026年8月7日放送の第4話までを対象に、ロケ地を場面別に整理しました。第1話は7月17日、第2話は7月24日、第3話は7月31日、第4話は8月7日に放送されています。
さらに今回は、単に「ここらしい」と並べるのではなく、誰が撮影地だと示しているのかまで確認します。
ロケ地の確度は、次の基準で分けました。
- A:自治体・フィルムコミッションなどが作品名を挙げ、撮影・ロケ地支援を公式発信
- B:ドラマ専門の「ドラマロケ地案内」が場面と場所を特定し、自治体・施設・店舗公式で名称や所在地を照合できる
- C:「ドラマロケ地案内」など第三者のロケ地資料が場面名・場所・座標等を掲載しているが、撮影を裏付ける公式発信は今回確認できていない
ここを分けて読むことが重要です。
「その施設が実在する」ことと、「そこでドラマが撮影された」ことは別の事実だからです。
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『名探偵のままでいて』ロケ地一覧|第1〜4話の撮影場所と根拠は?
第1〜4話では東京、千葉、神奈川、茨城の複数地域が使われ、現実には離れた場所が一つの生活圏・事件現場として編集されています。
第三者の「ドラマロケ地案内」は、第4話までのシーンごとに施設名や住所、地点情報を掲載しています。一方、第3話の野田市と境町については、地域側自身から撮影・ロケ地支援の公式発信が確認できました。
話数 主なシーン ロケ地 都県 確度・根拠
第1話 楓が歩く緑道 立会川緑道・碑文谷周辺 東京 C:ドラマロケ地案内による場面特定
第1話 祖父が暮らす家 古民家いしばし 千葉 C:ドラマロケ地案内が「祖父が住む一軒家」として掲載
第1話 楓の勤務先 流山市立東深井小学校 千葉 B:ドラマロケ地案内+流山市公式の所在地照合
第1・4話 四季らが集まる店 デ サリータ 渋谷 東京 B:ドラマロケ地案内+店舗公式で実在確認
第2話 劇中の小学校 流山市立東小学校 千葉 B:ロケ地情報+流山市公式で所在地確認
第2話 岩田が立ち止まる橋 多摩水道橋 東京・神奈川境 C:ドラマロケ地案内が場面名と橋名を掲載
第2話 楓と美咲のカフェ SiKiTO CAFE 幕張店 千葉 B:ドラマロケ地案内+店舗公式で所在地確認
第2・4話 踏切周辺 参宮橋3号踏切周辺 東京 C:ドラマロケ地案内が地点まで掲載
第3話 ランニング・河川敷 野田市岩名付近の江戸川河川敷 千葉 A:野田市が第3話の撮影を公式発信
第3話 河川敷・橋 利根川河川敷・桜づつみ・境大橋 茨城 A:境町FCが3地点を明示
第3話 相模原東警察署外観 相模原市津久井総合事務所 神奈川 B:ドラマロケ地案内+相模原市公式で施設照合
第3話 相模あゆみクリニック 立野台内科クリニック 神奈川 B:ドラマロケ地案内+医院公式で所在地照合
第4話 刑事への相談 青山壹番館 渋谷店 東京 C:ドラマロケ地案内が場面と店舗を特定
第4話 楓と美咲が歩く街 川島商店街 東京 C:同資料が喫茶店後の場面として掲載
第4話 4人がいた公園 ときの広場公園 東京 C:ドラマロケ地案内が場面名まで掲載
第4話 お百度参り 神明氷川神社 東京 B:ロケ地案内+神社公式で実在・所在地を照合
表を見ると、第3話だけ公式確認できる場所が一気に増えています。
これは「ほかの場所が間違い」という意味ではありません。撮影支援をした自治体やフィルムコミッションが作品名まで公表しているかどうかで、検証できる証拠の強さが違うという意味です。
ロケ地記事を書く側として、僕はこの線引きを曖昧にしたくありません。
聖地巡礼は楽しい。でも、その楽しさを支えるのは「たぶん」ではなく、できる限り確かめた情報だと思うからです。
第1話・第2話のロケ地はどこ?学校・古民家・カフェ・多摩水道橋を確認
第1〜2話では、流山市の小学校、富里市の古民家、渋谷・幕張の飲食店、多摩水道橋など、登場人物の日常に近い場所が多く使われています。
テレビ朝日公式によると、第1話は2026年7月17日に放送。第2話は7月24日放送で、小学校のプールから人物が消えたように見える謎が物語の軸になります。
流山市立東深井小学校|楓の勤務先
楓が勤務する学校のロケ地として「ドラマロケ地案内」が掲載しているのが、流山市立東深井小学校です。同資料は学校名だけでなく、流山市東深井の地点まで示しています。
一方、流山市公式の市内小学校一覧でも、東深井小学校の所在地は流山市東深井879-2と確認できます。
つまり根拠を正確に書くなら、
「撮影地の特定元はドラマロケ地案内。学校の名称・所在地は流山市公式でも照合できる」
となります。
自治体公式ページが直接「ここで撮影しました」と発表しているわけではありません。この違いを残しておくことで、B判定の意味がはっきりします。
そして何より、現在も児童が通う学校です。
所在地を知ることと、校門前へ撮影目的で集まることは別。学校ロケ地は、画面の中で楽しむくらいがちょうどいいと僕は思います。
古民家いしばし|祖父の家は“動かない探偵事務所”
楓の祖父が暮らす家として「ドラマロケ地案内」が挙げているのが、千葉県富里市の古民家いしばしです。同資料では「楓の祖父が住む一軒家」という場面説明とセットで掲載されています。
テレビ朝日公式が描く祖父は、71歳でレビー小体型認知症を抱えながらも、ミステリーの話になると驚くほど鮮やかに謎を解いていく人物です。
だから、この古民家はただの「祖父の家」ではありません。
外へ事件を追いかけるのではなく、楓の言葉を聞き、香の煙の向こうに真相を描き出す場所。
言ってみれば、『名探偵のままでいて』版の“動かない探偵事務所”です。

僕の胸に残るのは、この家の“静けさ”です。
ミステリーでは普通、事件が動けば探偵も動く。
でも本作は逆です。
祖父が動かないからこそ、言葉、記憶、違和感の一つ一つが、この家へ集まってくる。
場所そのものが推理の器になっています。
デ サリータ 渋谷|第1話から第4話へつながる場所
四季が楓や岩田と会う店としてロケ地資料に掲載されているのが、デ サリータ 渋谷です。ドラマロケ地案内では第1話の場面と店舗名が対応づけられています。
店舗公式による所在地は東京都渋谷区道玄坂2-3-1 渋谷駅前ビルB1F。2026年8月時点の公式案内ではランチ・カフェとディナーの営業時間も掲載されていますが、貸切や変則営業が設定される日もあるため、訪問時は最新情報の確認が必要です。
第4話でも同じ店が使われる点は、後ほど触れたい重要なポイントです。
一度見た場所に登場人物が戻ってくると、視聴者の中にも「彼らにはここへ戻ってくる生活がある」という感覚が生まれます。
流山市立東小学校|第2話「プールの、人間消失」の学校
第2話で舞台となる学校について、ロケ地情報では流山市立東小学校が挙げられています。流山市公式でも所在地は流山市名都借856と確認できます。
第1話の楓の勤務先に東深井小学校、第2話の別の学校に東小学校。
映像では自然につながって見える学校の世界も、現実には複数の場所から作られています。

テレビ朝日の第2話公式ストーリーでも、楓たちが学校で起きた“人間消失”のような不可解な出来事へ向き合う物語が紹介されています。
学校は普通なら、「毎日同じ時間に人が集まる場所」です。
だからこそ、“いるはずの人がいない”だけで、異常さが際立つ。
本作は派手な密室を用意しなくても、日常空間のルールを一つ崩すだけでミステリーを成立させています。
多摩水道橋|岩田が走って立ち止まった橋
第2話で岩田が走り、立ち止まる橋について、「ドラマロケ地案内」は多摩川に架かる多摩水道橋と明記しています。
これは今回の修正で、一覧だけで終わらせず本文にも残しておきたい場所です。
橋は「向こう側へ渡る」ための場所ですが、ドラマでは人物をあえて途中で止めることもできる。
走っていた人間が止まる。
流れていた時間が止まる。
その一拍だけで、視聴者は「何かある」と感じます。
ロケーションは背景ではなく、芝居の速度を変える装置にもなるのです。
SiKiTO CAFE 幕張店|楓と美咲が話すカフェ
楓と美咲が話すカフェとしてドラマロケ地案内が掲載しているのが、SiKiTO CAFE 幕張店です。
店舗公式では所在地を千葉県千葉市美浜区若葉3-1-37 幕張ベイパークウェルネスセンターと案内しています。なお公式ページ掲載の海浜幕張駅からの徒歩時間は約24分となっており、以前の記事で使われていた「徒歩14分」とは差があるため、ここでは店舗公式の最新表記を優先します。
こういう小さな数字こそ、ロケ地記事では更新が必要です。
「ロケ地は合っている」だけで満足せず、アクセス情報まで同じ精度で整える。
地味ですが、それが検索記事の信頼感を支えます。
第3話のロケ地はどこ?野田市・境町の河川敷は公式確認できる
第3話では千葉県野田市の江戸川河川敷と、茨城県境町の利根川河川敷・桜づつみ・境大橋について、地域側から撮影・ロケ地支援の公式発信を確認できます。
第3話は2026年7月31日放送。テレビ朝日公式では、小学校のマラソン大会を控え、楓と岩田が舗装された河川敷の遊歩道をランニングするところから事件が動き出します。
野田市岩名付近の江戸川河川敷|野田市自身が第3話の撮影を発信
野田市は公式Facebookで、テレビ朝日『名探偵のままでいて』第3話の撮影が市内で行われ、野田市岩名付近の江戸川河川敷野球場などがロケ地として使用されたと発信しています。
これはA判定です。
単に映像を見て「似ている」と判断したものではなく、自治体側が作品名と第3話を挙げています。
また野田市公式サイトには、江戸川河川敷運動広場が「野田市岩名地先江戸川河川敷」にあること、野球場4面・サッカー場1面などを備えることが掲載されています。東武野田線・川間駅から徒歩12分という交通案内もあります。

僕が第3話で面白いと思ったのは、河川敷の見通しの良さでした。
狭い路地なら、人が見えなくなっても不思議ではありません。
ところが視界の開けた河川敷で、「確かにいたはずの人」がつかめない。
何でも見える場所だからこそ、見えなくなることが謎になる。
ロケ地の広さそのものが、ミステリーの仕掛けに参加しています。
利根川河川敷・桜づつみ・境大橋|境町FCが3地点を明示
さらに根拠が明快なのが、茨城県境町です。
境町フィルムコミッション公式は、『名探偵のままでいて』のロケ地として「利根川河川敷」「桜づつみ(サイクリングロード)」「境大橋」の3地点を具体的に発信しています。
「境町で撮った」だけではなく、どの場所なのかまで示されている。
ロケ地を調べる読者にとって、これ以上ないほど分かりやすい一次情報です。
僕は、こうしたフィルムコミッションの発信こそ積極的に拾うべきだと思っています。
撮影場所を知るだけなら第三者データベースでも可能です。
しかし「地域が作品を受け入れ、撮影を支えた」という事実まで見えてくると、ロケ地は単なる地図上の点ではなくなります。
一本のドラマを、街も一緒につくっている。
その背景まで知れるからです。
相模原市津久井総合事務所|劇中では警察署に変身
第3話の「相模原東警察署」の外観として、ドラマロケ地案内が特定しているのは相模原市津久井総合事務所です。
相模原市公式による実際の所在地は、相模原市緑区中野633。市の行政施設として現在も使われています。
ここは、ロケ地を知ってからドラマを見返すと面白い場所です。
現実では行政施設。
しかしカメラのフレーム内では警察署になる。
建物そのものを変えなくても、看板、画角、人物の出入り方によって「別の施設」として視聴者に信じさせる。
ドラマの地理は、現実の地図よりずっと柔軟です。
立野台内科クリニック|劇中の相模あゆみクリニック
劇中の「相模あゆみクリニック」について、ドラマロケ地案内は神奈川県座間市の立野台内科クリニックを撮影場所として掲載しています。
立野台内科クリニック公式でも、所在地は神奈川県座間市立野台3-14-5と確認できます。
ここは実際に患者さんが受診する医療機関です。
場所の確認はできても、聖地巡礼目的で立ち寄る対象とは考えない方がいいでしょう。
「ロケ地を全部回る」のではなく、知るだけで終える場所を選べることも、成熟した聖地巡礼だと僕は感じます。
第4話のロケ地はどこ?青山壹番館・川島商店街・公園・踏切・神社
第4話では青山壹番館、川島商店街、ときの広場公園、参宮橋3号踏切周辺、神明氷川神社など、日常的な東京の風景が不穏な物語に使われています。
2026年8月7日放送の第4話では、楓への無言電話やつきまといが深刻化し、黒いバラのブーケや脅迫電話をきっかけに、それまでの日常ミステリーとは違う緊張が強まります。テレビ朝日公式ストーリーでも、楓が美咲へ相談し、刑事の我妻と城之内を訪ねる流れが描かれています。
青山壹番館 渋谷店|楓と美咲が刑事へ相談
ドラマロケ地案内が第4話の喫茶店として掲載しているのが、青山壹番館 渋谷店です。さらにその店を出た後の場面として、川島商店街も続けて記録されています。
青山壹番館は、東京都渋谷区東1-4-27にある喫茶店として現在も店舗情報が確認できます。営業時間等は変更される可能性があるため、利用時は最新情報を確認してください。
この場面で僕が惹かれたのは、相談場所が無機質な部屋ではなく、落ち着いた喫茶店であることでした。
普通なら安心できる場所へ、不安を持ち込む。
それだけで、日常の色が少し変わります。
川島商店街|生活の温度が残るから不穏さが増す
喫茶店を出た楓と美咲が歩く場所として、ドラマロケ地案内は川島商店街を掲載しています。
第4話で重要なのは、「怖そうな場所」ばかりを選んでいないことです。
人が買い物をする。
家へ帰る。
店の灯りがつく。
そんな普通の街並みに、「誰かに見られているかもしれない」という感覚を重ねる。

怖さとは、暗闇の量ではないのかもしれません。
安心していた風景を、安心して見られなくなること。
第4話のロケーションは、そこを突いてきます。
ときの広場公園|一覧だけで終わらせない第4話のロケ地
第4話で楓、美咲、四季、岩田がいた公園として「ドラマロケ地案内」が掲載しているのが、ときの広場公園です。
以前の記事では一覧表に名前だけ載せ、本文ではほぼ触れられていませんでした。
しかし第4話をロケーションで読むなら、公園も無視できません。
公園は本来、人が立ち止まっても不自然ではない場所です。
待つ人。
話す人。
遠くから眺める人。
同じ画面の中に複数の人物を自然に置けるからこそ、サスペンスでは「誰が誰を見ているのか」という視線の演出にも使いやすい。
僕には、第4話が“人のいる日常空間”を少しずつ不穏な舞台へ変換しているように見えます。
参宮橋3号踏切周辺|人物を一度「止める」ロケーション
楓と四季が立ち止まった踏切として、ドラマロケ地案内は小田急小田原線・参宮橋3号踏切の前、渋谷区代々木5丁目59番付近を掲載しています。
踏切は、僕がドラマを見るときについ注目してしまう場所です。
遮断機が下りれば、どれほど急いでいる人物も止まる。
会話を続けるしかない。
相手を見るしかない。
あるいは、言えなかった一言を飲み込む。
踏切は人物関係に強制的な“間”を作れる。
ステアリングを切る角度が人生の選択に似ているなら、遮断機の前で止まる数十秒は、心が進む方向を決める時間にも似ています。
神明氷川神社|お百度参りの場面
第4話のお百度参りの場面について、ドラマロケ地案内は神明氷川神社を撮影場所として掲載しています。
神明氷川神社は東京都中野区弥生町に鎮座する神社で、公式サイトも確認できます。観光案内では所在地が東京都中野区弥生町4-27-30とされています。
ここはロケーション以前に、信仰の場所です。
訪れるなら“ドラマと同じ写真を撮ること”より、参拝者の静かな時間を優先したい。

神社のシーンに漂うのは、謎を解く知性とは別の感情です。
論理ではどうにもできない時、人は祈る。
祖父の推理が「理由」を探す物語だとすれば、祈りは「理由がなくても願う」行為です。
その二つが同じドラマにあることが、『名探偵のままでいて』を単なる謎解き作品では終わらせていない気がします。
『名探偵のままでいて』聖地巡礼しやすい場所は?注意点をまとめて確認
実際に巡りやすいのは飲食店や一般利用できる公共空間で、学校・医療機関・行政施設はロケ地目的の訪問を控えるのが安心です。
注意事項は各ロケ地で何度も繰り返すより、ここでまとめます。
- 通常利用しやすい:デ サリータ 渋谷、SiKiTO CAFE 幕張店、青山壹番館などの営業店舗
- 周囲へ配慮して楽しめる:河川敷、緑道、商店街、公園などの公共空間
- 参拝を目的に訪れる:神明氷川神社
- ロケ地目的の訪問は避けたい:東深井小学校、東小学校などの教育施設、立野台内科クリニックなどの医療機関
- 通常業務を最優先する:津久井総合事務所などの行政施設
- 踏切では絶対に安全優先:線路側や車道へ出て劇中と同じ構図を再現しない
店舗の営業日や営業時間は今後変わる可能性があります。
たとえばデ サリータ 渋谷の公式ページには貸切や変則営業の案内が掲載されることがあり、SiKiTO CAFE 幕張店も公式ページで所在地・営業情報を案内しています。実際に訪れる日は、記事に残った過去情報ではなく店舗の最新案内を見るのが確実です。
そして、今回もっとも分かりやすく聖地巡礼の空気を感じられそうなのは、第3話の河川敷でしょう。
野田市側は自治体自身が第3話の撮影を発信し、境町側もフィルムコミッションが具体的な3地点を公開しています。
「本当にここだったのかな」と迷いながら歩くのではなく、地域側の発信を確認して風景を味わえる。
これもまた、公式確認できるロケ地の大きな魅力です。
ロケ地から考察|第1〜4話で「場所の役割」はどう変わった?
ここからは僕の私見です。
第1〜4話までのロケ地を順番に見ると、『名探偵のままでいて』は毎回ただ違う場所を使っているのではなく、ロケーションの意味そのものを少しずつ変化させているように感じます。
第1話の中心にあるのは、「帰る場所」です。
小学校から帰り、祖父の家へ行く。
店で人と会い、また日常へ戻る。
まだ世界は、楓にとって比較的安全です。
だから古民家や学校、緑道といった場所には、物語へ入っていく入口でありながら、どこか温度があります。
第2話になると、日常のルールが少し崩れる。
学校にいるはずの人がいない。
橋を走っていた人物が止まる。
踏切で足を止める。
「普通ならこうなる」という生活空間の常識が、ミステリーによって一つずつ揺さぶられていきます。
第3話では、空間が一気に広がります。
河川敷。
橋。
別の自治体。
警察署として使われる行政施設。
クリニック。
テレビ朝日の公式あらすじでも、河川敷のランニングから事件が発生し、目撃したはずの女性の存在が謎として残ります。
ここで面白いのは、現実の撮影地までバラバラなことです。
野田市。
境町。
相模原市。
座間市。
現実の地図では、それぞれ別の街です。
でも編集された画面では、一つの事件を追うための空間としてつながって見える。
僕はそこに、このドラマのミステリーそのものと似た構造を感じます。
離れている手掛かりを、正しい順序でつなぐと、一つの真相が見える。
ロケーションも同じです。
離れた土地で撮ったカットが、編集によって一つの街、一つの事件、一つの感情へ変わる。

そして第4話になると、「安全だった場所」が反転します。
テレビ朝日公式では、楓への無言電話やつきまといが続き、自宅前の黒いバラ、脅迫、さらには祖父の家にまで危険が及ぶ展開が描かれています。
喫茶店。
商店街。
公園。
踏切。
神社。
どれも本来は、街の中で普通に使う場所です。
ところが第4話では、その普通さが怖い。
誰かがいる。
誰かが見ているかもしれない。
昨日まで何でもなかった道が、今日は少し違って見える。
第1話で「謎は日常の中にある」と示したドラマが、第4話では「恐怖も日常の中へ入り込む」と一段深く踏み込んだ。
僕は、第1〜4話のロケーション設計をそんなふうに見ています。
もう一つ注目したいのが、同じ場所の再登場です。
デ サリータ 渋谷や踏切周辺のように、一度視聴者が覚えた場所へ人物を戻すと、背景そのものが“過去の記憶”になります。
第1話では穏やかだった。
でも今は違う。
場所が同じだからこそ、人間関係や感情の変化が際立つ。
連続ドラマで同じ場所を使う意味は、撮影効率だけではありません。
変わらない背景は、変わってしまった人間を映す鏡になる。
そこまで考えると、ロケ地巡りの楽しみ方も変わります。
「吉川愛さんがここに立った」
もちろん、それだけでも楽しい。
でももう一歩進んで、
なぜこの道なのか。
なぜこの橋なのか。
なぜ一度使った店へ戻ってきたのか。
なぜ見晴らしのいい河川敷で“消える謎”を描いたのか。
そんな問いを持って見返すと、ロケ地は単なる背景から、脚本と演出を読む手掛かりへ変わります。
僕にとって聖地巡礼は、出演者の足跡を追うだけの旅ではありません。
カメラが現実をどう切り取り、物語へ変えたのかを確かめる旅です。
街角に立った時、テレビ画面では見えなかった道が横へ続いている。
橋の向こうには別の景色がある。
映像では同じ街だと思っていた場所が、実は何十キロも離れている。
その瞬間、ドラマという“嘘”を作るために、どれだけ丁寧に現実が組み合わされているのかが分かります。
嘘という言葉は悪い意味ではありません。
むしろ僕は、そこに映像作品の美しさがあると思う。
現実の断片を集めて、現実には存在しない街を作る。
それは、バラバラの事実から真相を組み立てる名探偵の仕事と、どこか似ています。
まとめ|『名探偵のままでいて』第1〜4話のロケ地は4都県に広がる
『名探偵のままでいて』第1〜4話では、東京・千葉・神奈川・茨城にまたがる多数の場所が撮影地として特定・確認されています。
第1話では、流山市立東深井小学校、古民家いしばし、デ サリータ 渋谷など。
第2話では、流山市立東小学校、多摩水道橋、SiKiTO CAFE 幕張店、参宮橋3号踏切周辺などが挙げられています。
第3話は特に根拠が強く、野田市が岩名付近の江戸川河川敷での第3話撮影を発信し、境町フィルムコミッションは利根川河川敷・桜づつみ・境大橋をロケ地として明示しています。
第4話では、青山壹番館、川島商店街、ときの広場公園、参宮橋3号踏切周辺、神明氷川神社などがロケ地資料に掲載されています。
そして、ロケ地情報を見るときに覚えておきたいのは一つです。
「施設がそこにある証拠」と「そのドラマをそこで撮った証拠」は違う。
自治体・フィルムコミッションによる撮影告知なのか。
ロケ地専門資料による場面特定なのか。
そこに施設公式の所在地確認を重ねられるのか。
この順番で確認すると、「○○らしい」というロケ地情報を一段深く読むことができます。
よくある質問
『名探偵のままでいて』で楓が勤務する小学校のロケ地はどこ?
楓の勤務先としてロケ地資料に掲載されているのは、千葉県流山市の流山市立東深井小学校です。「ドラマロケ地案内」が学校名と場所を掲載し、所在地は流山市公式でも流山市東深井879-2と確認できます。
ただし現役の教育施設なので、聖地巡礼目的での敷地内への立ち入りや校門前での長時間撮影は避けましょう。
第3話の河川敷ロケ地はどこ?
第3話では、千葉県野田市岩名付近の江戸川河川敷で撮影が行われたことを野田市が公式発信しています。
また境町フィルムコミッションは、茨城県境町の利根川河川敷、桜づつみ(サイクリングロード)、境大橋を『名探偵のままでいて』のロケ地として具体的に紹介しています。
第4話のお百度参りの神社はどこ?
ロケ地資料では、東京都中野区弥生町の神明氷川神社と特定されています。神明氷川神社には公式サイトがあり、中野区弥生町に鎮座する神社であることも確認できます。
訪れる場合はロケ地撮影を優先するのではなく、信仰の場として参拝者や神社のルールを尊重してください。
ロケ地を知ると、不思議なことが起こります。
ただの河川敷だった場所が、「あの女はどこへ消えたのか」と問いかけてくる。
ただの踏切だった場所に、人物が言葉を飲み込んだ時間が残っているように感じる。
そして静かな神社には、画面の中で誰かが抱えた願いまで重なって見える。
ドラマが終わっても、道は道のままです。
橋も、店も、河川敷も、そこにあり続けます。
それでも一度物語を知った僕たちには、もう以前と同じ景色には見えない。
普通の風景の中から、見えなかった物語を見つける。
それこそが『名探偵のままでいて』のロケ地を巡る、もう一つの謎解きなのだと僕は思います。
――岸本 湊人
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