『VIVANT』第18話では、鬼頭明里・小山力也ら6人が「日本語同時通訳機」の音声をサプライズで担当しました。
2026年9月13日に放送された第18話は、第2シーズン第8話にあたり、黒須駿ら別班員の奪還へ向けて乃木憂助、ノコル率いるテント、PMSC Y2K、チョッキーらが集結した前半戦の節目となる回です。TBS公式も「前半戦完結」と位置づけています。
VIVANT第18話のゲスト声優6人は誰?担当キャラと実写キャスト一覧
結論から言えば、第18話で日本語同時通訳機の声を担当したのは、鬼頭明里さん、小山力也さん、高木渉さん、中村悠一さん、甲斐田裕子さん、榎木淳弥さんの6人です。
ここで最初に押さえておきたいのは、『VIVANT』がアニメではなく、堺雅人さん主演のTBS系日曜劇場の実写ドラマだという点です。TBS公式も2026年版を2023年放送作から続く日曜劇場『VIVANT』の続編として案内しています。
6人は外国人キャラクター本人を演じたのではありません。
劇中人物がイヤホン型の「日本語同時通訳機」を使った際に聞こえる、日本語へ変換された音声を担当しています。
担当関係を、実際に画面へ登場する俳優と分けて整理すると次の通りです。
声優 翻訳音声を担当した人物 実写キャスト
鬼頭明里 チョッキー・テーパーニット Tanapak Jongjaiphar
小山力也 ゲルン Pattarapol Kantapoj
高木渉 マタ 内村遥
中村悠一 ボルド/ボルト 野崎亨類
甲斐田裕子 フィルザ Gulnar Yunusova
榎木淳弥 マリク 手老風磨
6人と担当人物の組み合わせは、放送翌日のORICON NEWSなどで、チョッキー=鬼頭明里さん、ゲルン=小山力也さん、マタ=高木渉さん、ボルド=中村悠一さん、フィルザ=甲斐田裕子さん、マリク=榎木淳弥さんと報じられています。
一方、実写側については情報の確認元が少し異なります。TBS公式の登場人物ページではチョッキー、ゲルン、マタ、フィルザと各実写キャストを確認できる一方、ボルトとマリクは同ページの主要人物一覧には掲載されていません。
ボルトについては実際に演じた野崎亨類さん本人が放送後、自身がY2Kのリーダー・ボルト役であり、同時通訳機の声を中村悠一さんが担当したことを明かしています。なお、ORICON NEWSなど一部報道では「ボルド」、本人発信などでは「ボルト」と表記されており、現時点では表記揺れがあります。
マリクを演じたのは手老風磨さんです。放送後には本人が第18話のマリク役として出演したことを発信しており、MANTANWEBもマリクを手老風磨さんと紹介しています。
このように、実写俳優と翻訳音声の声優は別々に存在すると理解すると、第18話の仕掛けがぐっと分かりやすくなります。

そして、この「俳優の芝居」と「声優の声」が二層になっている点こそ、第18話を単なる豪華ゲスト回で終わらせなかった理由だと私は考えています。
なぜVIVANT第18話で豪華声優6人が起用された?
第18話で同時通訳機が必要になった最大の理由は、別班員奪還作戦に参加するメンバーが一気に多国籍化したためです。
櫻井里美司令から救出断念を告げられた乃木憂助は、長野利彦専務の言葉を受け、再び仲間を取り戻す道を探し始めます。
そこで乃木が頼ったのが、弟ノコルでした。
乃木はかつてテントを壊滅寸前に追い込んだ当事者です。そのため協力を求めることにためらいを見せますが、ノコルはテントの全勢力で兄に協力する意思を示します。
TBS公式の第18話紹介でも、この流れを経て乃木とノコル率いるテントのチームが完成し、別班奪還作戦へ向かうことが明記されています。
そこへ民間軍事会社「PMSC Y2K」、タイの実業家チョッキー・テーパーニット、さらに新庄浩太郎らも合流します。
ORICON NEWSによれば、救出対象は黒須駿ら5人の別班員。乃木、テント、PMSC Y2K、チョッキー、新庄という、それまで別々の場所で動いてきた人物たちが同じ目的のために集まりました。
しかし、作戦の規模が国境を越えれば「言葉」が壁になります。
そこで乃木が用意したのが、日本語、モンゴル語、タイ語、アゼルバイジャン語、中国語を同時に扱えるイヤホン型の日本語同時通訳機でした。日刊スポーツなどの放送後報道でも、この5言語を処理する装置として紹介されています。

物語上は、これで全員が日本語を理解できるようになります。
しかし映像演出の視点では、もう一つ大きなメリットがあります。それは字幕を読み続けなくても作戦会議を追えることです。
映像制作では、字幕が入ると視聴者の視線はどうしても画面の下側へ移ります。
人物が多く、誰が誰を見ているのか、表情がどう変化したのかが重要な会議シーンで字幕を連続させれば、視聴者は俳優の表情と字幕の往復を強いられます。
翻訳された日本語を音声として聞かせれば、視線は人物の芝居に残したままにできる。
さらに6人の声優に異なる声質を与えることで、「今、誰が話しているのか」を耳でも識別しやすくなります。
私はここに、豪華声優を使った話題性だけではない、かなり実務的な演出意図を感じます。
多言語のリアリティを残しながら、日本の視聴者には会話を直感的に追わせる。
同時通訳機は物語の小道具であると同時に、複雑な国際作戦を見やすくする映像上の装置でもあったわけです。
鬼頭明里・小山力也ら6人はどんな役を担当した?
6人の中でも、とりわけ分かりやすいのが鬼頭明里さんです。
鬼頭さんが担当したのは、タイの実業家チョッキー・テーパーニットの日本語翻訳音声。
チョッキー本人を演じているのはTanapak Jongjaipharさんで、TBS公式の登場人物ページや第18話出演者欄でも確認できます。
鬼頭さんは第2シーズンですでにニュースキャスターとして実写出演していました。そのうえで第18話では、今度は「声」で『VIVANT』へ戻ってきた形になります。
放送後、鬼頭さん自身もチョッキーの翻訳音声を担当したことに言及し、視聴者としてチョッキーを好んで見ていたことを明かしました。
ゲルンの日本語音声は小山力也さんです。
ゲルン本人はPattarapol Kantapojさんが演じており、こちらもTBS公式の登場人物ページで実写キャストを確認できます。
小山さんは『名探偵コナン』の毛利小五郎役などで知られるため、声の段階で気づいた視聴者も多かったと考えられます。
マタの日本語音声は高木渉さん。
マタ本人を演じているのは内村遥さんです。マタは第1シーズンからテント側の人物として登場しているため、俳優本人の印象がすでに定着したキャラクターへ別の「日本語音声」が重なる面白さがありました。
ボルド、またはボルトの日本語音声は中村悠一さんです。
放送後報道では「ボルド」と表記される一方、演じている野崎亨類さん本人は「Y2Kリーダーのボルト役」と明記しています。
役名表記そのものに揺れがあるため、本記事では検索時に情報を取りこぼさないよう「ボルド/ボルト」と併記します。声が中村悠一さんである点は両情報で一致しています。
フィルザの日本語音声は甲斐田裕子さん。
実写のフィルザはGulnar Yunusovaさんが演じており、TBS公式の登場人物ページにも掲載されています。
そして、マリクの日本語音声が榎木淳弥さんです。
実写でマリクを演じたのは手老風磨さん。第18話では赤外線センサーを避ける訓練にも参加し、身体の柔らかさを生かして突破役を託される人物として描かれました。

この6人を並べると、単に「有名な声優を6人呼んだ」だけではないことも見えてきます。
低く落ち着いた声、輪郭の強い声、軽快さを感じる声など、それぞれの音の個性が分かれているため、複数人が短い間隔で発言する作戦会議でも話者を聞き分けやすい。
映像制作の観点から見ると、これは意外に大切です。
字幕を減らすだけではなく、声そのものを人物識別の記号にしている。豪華キャスティングと分かりやすさが同時に成立しています。
なぜ「コナン」「呪術」声優までいると話題になった?
第18話が声優ファンの間で大きく注目された理由の一つが、別作品を思い出させる顔ぶれです。
第2シーズンの『VIVANT』にはすでに、AIハヤト役として高山みなみさん、ドラムの音声として林原めぐみさんが参加しています。
TBS公式のキャスト欄にも、高山みなみさんと林原めぐみさんは「声の出演」として明記されています。AIハヤトについては人物紹介にも高山さんの名前があります。
高山さんは『名探偵コナン』の江戸川コナン、林原さんは灰原哀で知られる存在です。
そこへ第18話で、毛利小五郎役で知られる小山力也さん、高木刑事や小嶋元太を担当する高木渉さんが加わりました。
そのため放送後には、『名探偵コナン』につながる声優が多いことに気づいた視聴者の反応も広がりました。
ただし、第18話のつながりは『コナン』だけではありません。
榎木淳弥さんは『呪術廻戦』の虎杖悠仁、中村悠一さんは五条悟を担当しています。
第18話ではマリクとY2Kのリーダー・ボルトという別々の人物ですが、アニメを知る視聴者には、聞き覚えのある組み合わせとして届いたわけです。放送後の声優系メディアでも、この「五条&虎杖」の並びが反響の一つとして紹介されています。
鬼頭明里さんも『鬼滅の刃』の竈門禰豆子役などで広く知られています。
つまり第18話は、ドラマを普通に見る人には「自然な日本語翻訳音声」として成立し、声優ファンには「誰の声なのかを当てる楽しみ」が生まれる二重構造になっていました。
ORICON NEWSは、出演が事前告知されておらず、オープニングクレジットや放送中の声によって視聴者が気づいたことで反響が広がったと報じています。

私は、この「先に名前を知らせなかった」順番も非常に『VIVANT』らしいと感じました。
最初から「中村悠一さんが出ます」「鬼頭明里さんが声を担当します」と宣伝されていれば、視聴者は登場を待ちながら見ることになります。
しかし事前情報がない状態なら、まず耳が反応する。
「この声は誰だろう」
その小さな違和感が、オープニングクレジットや放送後の情報によって答えへ変わっていく。
敵か味方か、本物か偽物かを何度も反転させてきた『VIVANT』にとって、声にも一度「正体を考えさせる時間」を作ったことは、作品との相性が良い演出だったと思います。
声優出演がVIVANT第18話にもたらした意味とは?
私見では、第18話の声優起用で最も面白かったのは「豪華」ということ以上に、俳優の顔と、耳に届く声を意図的に分離したことです。
チョッキーが画面に映っている。
しかし日本語として耳に入るのは鬼頭明里さんの声です。
ゲルンが口を動かす。
けれど通訳機を経由すると、小山力也さんの声として届く。
マタは内村遥さんの姿のままですが、翻訳後の日本語は高木渉さんです。
普段の実写ドラマでは、「映っている人物の声はその俳優のもの」という前提を視聴者はほとんど意識しません。
第18話は、そこをあえて崩しました。
ただ、この仕掛けにはきちんと劇中の理由があります。
多国籍チームが同じ作戦を遂行するためには、意思疎通が必要だからです。
だから奇抜な遊びだけには見えない。
私はここが非常に巧いと思います。
物語に必要な翻訳機能、視聴者が字幕から解放される見やすさ、人気声優を発見する娯楽性。この三つが一つの装置で成立している。
映像制作では、話題になる仕掛けを加えるほど物語から浮いてしまう危険があります。
しかし今回の日本語同時通訳機は、「国境を越えて別々の勢力が一つになる」という第18話そのものの構造に必要な装置でした。

そして機械が変換できるのは、あくまで言語です。
乃木がテントを追い詰めた過去や、ノコルが兄へ向ける思い、チョッキーと新庄の関係まで翻訳機が解決してくれるわけではありません。
言葉を同じにした後で、本当に同じ方向へ進めるかどうかは人間に委ねられています。
ここまで考えると、第18話の翻訳機は単なる便利アイテムではありません。
国籍も組織も過去も違う人々が「黒須たちを救う」という目的だけを共有する、そのスタート地点を作る装置です。
そこへ6人の声優を入れたことで、視聴者にも「いま新しいチームができた」という感覚が、映像だけではなく音として残りました。
声優の名前を知っている人だけが楽しめる内輪ネタではなく、知らない視聴者にも会話を追いやすくする機能がある。
私はそこを、第18話のキャスティングで最も評価したい部分です。
第18話は前半戦完結、第19話はいつ放送される?
『VIVANT』第18話は、2026年9月13日に放送された第2シーズン第8話であり、シーズン通算では第18話です。日刊スポーツもこの位置づけで報じ、TBS FREEでは第11話から第18話までを第2シーズン前半戦としてまとめています。
TBS公式は第18話を「前半戦完結」と案内しました。
つまり、この回で別班員救出がすべて終わったわけではありません。
乃木とノコル、テント、Y2K、チョッキーらを一つのチームとして揃え、本格的な奪還作戦へ送り出すための区切りです。
そして2026年9月17日時点で、TBS公式サイトは第19話を2026年10月4日放送予定と案内しています。
第18話で登場した6人の翻訳音声が第19話以降もどこまで使われるのかは、現時点では断定できません。
ただ、ボルト役の野崎亨類さんは放送後、自身が今後も出演すると発信しています。少なくともY2Kを含む奪還チームが、第18話だけの一場面で終わらないことをうかがわせる情報ではあります。
だからこそ後半戦では、声優の豪華さそのものよりも、今回作られた多国籍チームが実戦でどう機能するのかを見ていきたいところです。
同時通訳機が会議を成立させるためだけの小道具なのか、それとも潜入や奪還の現場でも重要な役割を持つのか。
そこは、第19話以降を見て初めて答えが出る部分でしょう。
まとめ
『VIVANT』第18話で日本語同時通訳機の音声を担当したゲスト声優は、鬼頭明里さん、小山力也さん、高木渉さん、中村悠一さん、甲斐田裕子さん、榎木淳弥さんの6人です。
担当は、チョッキー=鬼頭明里さん、ゲルン=小山力也さん、マタ=高木渉さん、ボルド/ボルト=中村悠一さん、フィルザ=甲斐田裕子さん、マリク=榎木淳弥さん。
実写ではそれぞれ別の俳優が演じており、人気声優6人はイヤホン型同時通訳機を通して聞こえる「日本語の声」を担いました。
第18話は、第2シーズンの前半戦を締める重要回です。
乃木、ノコル率いるテント、PMSC Y2K、チョッキー、新庄ら立場も言葉も異なる人々が、別班員奪還という一つの目的へ集まる。
その場面で「異なる言語を一つにつなぐ声」として声優6人を置いたことには、話題性だけでなく、字幕に頼りすぎず芝居を見せるという映像上の意味もありました。
俳優の顔と声優の声。
実写と吹き替え。
異なる二つの表現が、翻訳機という小さな装置の中で一つになる。
私はそこに、第18話らしい遊び心と、国境を越えて人がつながる『VIVANT』らしいスケールの両方を感じました。
次回の第19話は、TBS公式では2026年10月4日放送予定です。放送日時は変更される可能性もあるため、最新情報はTBS公式で確認してください。
よくある質問
VIVANT第18話に出演したゲスト声優は誰ですか?
鬼頭明里さん、小山力也さん、高木渉さん、中村悠一さん、甲斐田裕子さん、榎木淳弥さんの6人です。外国人メンバーらが使う日本語同時通訳機の翻訳音声を担当しました。
チョッキーの日本語の声は誰ですか?
チョッキー・テーパーニットの日本語同時通訳音声は鬼頭明里さんです。
チョッキー本人を演じているのはTanapak Jongjaipharさんであり、鬼頭さんが実写のチョッキーを演じたわけではありません。
VIVANT第19話はいつ放送されますか?
TBS公式サイトでは、第19話は2026年10月4日放送予定と案内されています。2026年9月17日時点の情報のため、最新の放送予定は公式発表で確認してください。
はじめまして、岸本湊人と申します。鎌倉の静かな海辺から、日々紡がれるドラマの奥底にある感情を言葉にしています。
かつて映像制作の現場で物語が生まれる瞬間に立ち会ってきた経験から、脚本の構造やキャラクターの微細な心理を紐解くのが私の役目です。
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