ジョン万次郎を主人公にした大河ドラマはいつから放送?期待される原作と脚本家候補

1200×800px想定・横長6:4。幕末の太平洋を舞台に、荒波を越えて進む19世紀の大型帆船と、日本からアメリカへ続く壮大な水平線を映画的に描く。手前には海図、羅針盤、六分儀を置き、遠い海を見つめる若い日本人船乗りの後ろ姿を配置する。紺青の海、白い帆、夕日の金色を基調に、冒険と 大河ドラマ
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2028年大河ドラマ『ジョン万』は2028年1月から放送予定で、主演は山﨑賢人さん、作は藤本有紀さんです。

2026年9月18日時点では具体的な初回放送日は未発表で、特定の小説や漫画を原作とする発表もありません。まずは「いつから」「原作はあるのか」「誰が脚本を書くのか」を、現在公表されている情報と史実を分けて整理します。

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ジョン万次郎の大河ドラマ『ジョン万』はいつから?2028年1月放送予定

結論から言えば、NHK大河ドラマ第67作『ジョン万』は2028年1月から放送予定です。

2026年4月9日に制作と主演が発表され、主人公の「ジョン万次郎」こと中濱万次郎を山﨑賢人さんが演じることが明らかになりました。山﨑さんは大河ドラマ初出演で、そのまま主演を務めます。

現時点で確認できる基本情報を整理すると、次の通りです。

項目 発表内容
作品名 『ジョン万』
大河ドラマ 第67作
放送予定 2028年1月~
主人公 中濱万次郎(ジョン万次郎)
主演 山﨑賢人
作 藤本有紀
制作統括 家冨未央
プロデューサー 二見大輔
演出 保坂慶太、泉並敬眞、石川慶
クランクイン 2027年初夏予定

山﨑賢人さんの所属事務所と公式サイトでも、2026年9月時点で『ジョン万』は「2028年1月~放送予定」と掲載されています。つまり、検索で見かける「2028年1月開始」は確認できますが、「1月○日開始」という具体的な初回日はまだ確定情報として出ていません。

ここは、この記事で最もはっきり区別しておきたい部分です。

2028年1月から放送予定であることは発表済み。しかし、初回放送日の“日付”は2026年9月18日時点で未発表です。放送まで1年以上ある段階なので、曜日や過去の大河ドラマの日程から初回日を推測して断定するべきではありません。

また、制作スケジュールとしては2027年初夏のクランクインが予定されています。2027年は万次郎の生誕200年に当たるため、主人公の節目の年に撮影が本格化し、その翌年に全国放送へ入る流れになります。

※画像はAIによるイメージ

僕が『ジョン万』でまず面白いと感じるのは、幕末の物語なのに、出発点が政治の中枢ではないことです。

主人公は将軍でも大名でも、高い身分の武士でもありません。土佐の漁師の家に生まれた少年が、海で起きた偶然によって日本の外へ運ばれ、その後に幕末史の大きな流れへ接続していきます。

大河ドラマは歴史上の大事件を知っているほど楽しめる一方、人物相関や政治用語に入りづらさを感じる視聴者もいます。

その点『ジョン万』は、「知らない世界へ放り出された少年がどう生き延びるのか」という極めてシンプルな入り口を持っています。僕は、この歴史ドラマである前にサバイバルと成長の物語として始められることが、大きな強みになると考えています。

大河ドラマ『ジョン万』に原作はある?藤本有紀の「作」と脚本を整理

2026年9月18日時点で、特定の小説や漫画を『ジョン万』の原作とする発表は確認されていません。

公表されている番組情報では、藤本有紀さんは「作」と表記されています。一方、山﨑賢人さんの所属事務所などでは分かりやすく「脚本・藤本有紀」と紹介されており、検索する際の「脚本家は誰?」という疑問に対する答えも藤本さんです。

ここで注意したいのは、ジョン万次郎について書かれた既存の本が多数存在することと、その本が今回の大河ドラマの原作であることは別だという点です。

ジョン万次郎は以前から小説、テレビ、舞台などで繰り返し描かれてきた歴史人物です。制作統括の家冨未央さんも、過去にさまざまな表現で取り上げられてきた人物であることに言及していますが、今回の発表では特定作品を映像化するとする原作クレジットは示されていません。

したがって現段階では、「○○という小説が原作」と決めつけるのではなく、史実や資料を踏まえ、藤本有紀さんが大河ドラマとして物語を構成する作品と捉えるのが適切でしょう。

藤本さんは連続テレビ小説『ちりとてちん』『カムカムエヴリバディ』、2012年大河ドラマ『平清盛』などを手がけてきました。『ジョン万』は大河ドラマの脚本としては『平清盛』以来となります。

制作発表では、企画を依頼された際に、藤本さん自身からジョン万次郎の物語を書きたいと希望したことも明かされています。

これは、僕にはかなり重要な情報に見えます。

ジョン万次郎の人生は、事実だけを並べても十分に劇的です。しかし、一年にわたる大河ドラマで必要なのは、「次に何が起きたか」だけではなく、なぜそのとき万次郎が前へ進めたのかを一本の感情としてつなぐことだからです。

土佐清水市が公開している年表では、万次郎は1827年、土佐国中浜村に生まれました。1841年、14歳のときに仲間4人と漁に出て漂流し、鳥島で143日間を生き延びた後、アメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号に救助されています。

※画像はAIによるイメージ

ホイットフィールド船長のもとでアメリカへ渡った万次郎は、フェアヘーブンで英語、数学、測量、航海術、造船技術などを学びました。その後は捕鯨船員として海へ戻り、日本への帰国資金を得るためカリフォルニアにも渡り、1851年には仲間と琉球へ上陸します。

これだけ移動の多い人生を映像化すると、簡単に「すごい出来事の連続」になってしまいます。

しかし藤本有紀さんの仕事として注目したいのは、その移動の間にある、資料だけでは完全には見えない心の揺れです。

漂流直後の少年は、帰りたくても帰れない。

やがて異国の言葉を学び、技術を身につけ、知らなかった世界の広さを知る。

そして最終的には、自ら「帰る」方向へ人生の舵を切っていく。

僕はここに、偶然で動き始めた人生が、少しずつ自分の選択による人生へ変わっていく構造があると感じています。

原作小説があるかどうか以上に、藤本さんがこの「選べなかった少年が、選べる人になる」という変化をどう描くのか。そこが脚本面で最も楽しみなところです。

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『ジョン万』の物語は1840年開始?史実の1841年漂流との違い

『ジョン万』について調べると、少し混乱しやすい数字が出てきます。

公表されたドラマの物語紹介は「1840年」から始まります。一方、土佐清水市の史料では、万次郎が漁で漂流したのは1841年、14歳のときです。

ここは、現在の記事情報の中で最も慎重に扱うべきポイントでしょう。

公表されているドラマのストーリーは、1840年の土佐から万次郎の物語を起こし、母と離れて漁へ向かい、やがて漂流と救助へ至る流れを紹介しています。

一方、土佐清水市の年表では1840年の万次郎は13歳で、父を早くに亡くした後、幼い頃から働いていた時期です。漁の最中に漂流して鳥島へたどり着いた出来事は1841年として記録されています。

だからといって、現段階で「ドラマが漂流年を1840年へ変更した」と断定することもできません。

公表された短いストーリー紹介は1840年から物語を始め、その後の出来事を連続して説明しているだけで、各場面が何年何月なのかまで細かく記載しているわけではないからです。

つまり、今分かっていることを正確に分けるなら、

ドラマの物語上のスタート地点は1840年。史実上の漂流は1841年。ドラマ本編で漂流を何年の出来事として描くのかは、現時点では断定できない。

これが最も誤解の少ない整理です。

僕はむしろ、この1840年というスタート地点に脚本上の意味があるのではないかと感じています。

1841年の漂流からいきなり始めれば、第一話から事件は起こせます。しかし、その前の暮らしを描かなければ、万次郎が海で失いかける「日常」が視聴者には見えません。

母とどんな時間を過ごしていたのか。

働くことをどう感じていたのか。

海は少年にとって生活の場だったのか、恐ろしい場所だったのか、それとも外の世界につながる場所だったのか。

漂流を大きな事件として見せるほど、その前にある普通の暮らしが重要になります。

帰れなくなる悲しさを描くには、まず「帰りたい場所」を映像の中につくる必要がある。

映像制作の現場では、事件の大きさそのものより、事件の前後で人物の日常がどう変わったかが感情を生みます。個人的には、1840年を物語の入口に置くことで、万次郎の冒険譚ではなく、まず「家を出た少年の物語」として視聴者を乗船させる可能性に注目しています。

※画像はAIによるイメージ

もう一つ重要なのは、史実の万次郎が最初から「世界へ冒険に出よう」と決めていた人物ではないことです。

人生を変えた最初の出来事は漂流でした。つまり、本人の計画とは無関係に世界の外側へ投げ出されたところから物語が始まっています。

ところが、その後は少しずつ万次郎自身の選択が増えていきます。

異国の船で学ぶ。

ホイットフィールド船長と進む。

知識と航海術を身につける。

船乗りとして世界の海へ出る。

そして、日本へ帰ろうとする。

この変化を一年かけて描けることこそ、大河ドラマという形式と相性がいいのではないでしょうか。

山﨑賢人はなぜジョン万次郎役?フェアヘーブン訪問にも注目

主演の山﨑賢人さんは、『ジョン万』が大河ドラマ初出演にして初主演です。

制作統括の家冨未央さんは、数々の大作で主人公を担ってきた山﨑さんの姿と、ジョン万次郎の「冒険」を重ねて起用したことを制作発表で説明しています。

山﨑さん自身も、万次郎を知っていく中で、大河主演への緊張や怖さ以上に、この物語へ飛び込んでみたいという気持ちが強くなったと語っています。

さらに注目したいのが、すでにアメリカ・マサチューセッツ州フェアヘーブンを訪れていることです。

山﨑さんは家冨さんとともに、万次郎が暮らした町やホイットフィールド船長ゆかりの場所などを実際に見ており、役を演じるうえで現地を自分の目と足で確かめた経験について話しています。

※画像はAIによるイメージ

俳優が歴史上の人物を演じるとき、年表を覚えるだけでは人物の身体感覚まではつかめません。

港から海がどう見えるのか。町の距離感はどうなのか。故郷とはまったく違う建物や風景の中に一人で立ったとき、世界がどれほど広く感じられるのか。

そうした感覚は、台詞には直接書かれなくても芝居に残ります。

山﨑さんは『キングダム』シリーズや『ゴールデンカムイ』シリーズなど、スケールの大きな世界を背負う主人公を数多く演じてきました。けれど『ジョン万』で重要なのは、強さだけではないと僕は考えています。

14歳で世界から切り離されたときの目。

初めて英語を耳にしたときの目。

技術を身につけ、自分の位置を測れるようになったときの目。

そして、日本へ帰ることを自分で決めたときの目。

同じ人間でも、経験を重ねれば世界の見え方は変わります。

大河ドラマは一年という時間を使えるからこそ、こうした主人公の「目の変化」そのものを物語にできる。映像作品としての『ジョン万』で僕が特に見たいのは、この成長の積み重ねです。

『ジョン万』はなぜ今描かれる?「現在地」と生誕200年から考察

ここからは、公表されている制作意図と史実をもとにした僕自身の考察です。

『ジョン万』を理解するうえで重要なキーワードは、僕は「現在地」だと考えています。

制作統括の家冨未央さんは、万次郎の物語を考える際、「自分は今、どこにいるのか」という問いに着目しています。広い海で港へ戻るには、自分の位置を知り、方向を判断するための技術が必要でした。

万次郎がアメリカで学んだ数学、測量、航海術は、単なる教養ではありません。

海の上で「自分はいまどこにいるのか」を割り出し、次にどこへ進むべきかを考えるための、生存に直結した知識でした。

ここが僕には、とても現代的に見えます。

土佐では貧しい漁師の家に生まれた少年。

漂流すれば、帰る道を失った漂流者。

外国船では、言葉も文化も違う少年。

アメリカでは、日本から来た若者。

船へ戻れば、一人の船乗り。

日本へ帰れば、海外の知識を持つ存在。

場所が変わるたび、万次郎の「現在地」も変わります。

だからこの物語は、単なる「日本人が初めてアメリカへ渡った冒険談」だけではありません。

海の上で現在地を測る技術と、人生の中で自分が何者なのかを探す物語が重なる。

六分儀や海図、羅針盤は歴史ドラマの小道具であると同時に、主人公の人生そのものを象徴するモチーフにもなり得ます。

タイトルの『ジョン万』にも、この二重性が表れています。

家冨さんは、英語名側の「ジョン」と日本語名側の「万」を一つのタイトルに込めたと説明しています。異国の人々から「John Mung」と呼ばれた人物と、中濱万次郎という日本人の人生が、一つの名前の中に同居しているのです。

「アメリカ人になった日本人」でも、「外国を見ただけの日本人」でもない。

二つの文化の間を往復しながら、自分の立ち位置を更新していった人物。

『ジョン万』という短い題名は、その人生のあり方まで表しているように見えます。

さらに2027年は、1827年生まれの万次郎にとって生誕200年に当たります。

故郷の高知県土佐清水市では、大河ドラマ放送を見据えて観光商工課に「大河ドラマ『ジョン万』推進室」を設置。PR、ゆかりの地の整備、観光ルート、観光客の受け入れ、特産品などに関する取り組みを進める体制がつくられています。

市は2027年1月16日から2年間を想定した「ジョン万EXPO」の展開も計画しています。別の公式案内では2027年1月から2029年1月までを開催予定期間として示しており、大河ドラマの放送年だけでなく、生誕200年から継続して地域全体で盛り上げていく構想です。

ここで「ネットで話題」とだけ書くよりも、僕はこの地域の動きのほうが『ジョン万』への反応を具体的に示していると思います。

放送決定を受け、主人公の故郷で専門部署まで設け、放送前から約2年規模の事業を準備している。これは一つのテレビドラマが、地域の観光や歴史の再発見まで動かし始めているということです。

そして土佐清水とフェアヘーブンの関係は、大河ドラマで突然始まったものでもありません。

土佐清水市によると、ジョン万次郎とホイットフィールド船長の縁を背景に、フェアヘーブンでは長年「ジョン万祭り」が開かれ、日米間の交流が続いてきました。

僕がここで感じるのは、『ジョン万』が一人の英雄を新しく“発見”する作品というより、約200年続いてきた人と土地のつながりを、全国の視聴者がもう一度見つけ直す作品になり得るということです。

1841年、万次郎は予想もしなかった形で土佐の海から外の世界へ運ばれました。

約200年後、その人生の物語が今度は高知から全国へ広がっていく。

少し映像的な言い方をするなら、万次郎本人の航海は終わっていても、その物語の航海はまだ続いているように感じます。

まとめ|『ジョン万』は2028年1月放送予定、原作小説は未発表

2028年大河ドラマ『ジョン万』は、2028年1月から放送予定です。

主人公の中濱万次郎を山﨑賢人さんが演じ、藤本有紀さんが「作」を担当。制作統括は家冨未央さん、プロデューサーは二見大輔さん、演出は保坂慶太さん、泉並敬眞さん、石川慶さんで、2027年初夏のクランクインが予定されています。

2026年9月18日時点では、具体的な初回放送日はまだ発表されていません。

また、特定の小説や漫画を公式原作とする発表も確認されておらず、現段階では史実をもとに藤本有紀さんが大河ドラマとして構成する作品と見るのが自然です。

ドラマの公表ストーリーは1840年から始まりますが、土佐清水市の記録では実際の漂流は1841年、万次郎14歳のときです。ここは「ドラマが史実を一年変更した」と断定せず、物語の開始年と史実上の漂流年を分けて理解するのが正確でしょう。

僕は『ジョン万』の核を、ただ海外へ渡った偉人の成功物語ではなく、自分の現在地を見失った少年が、知識と経験を得ながら、自分で進む方向を決められる人へ変わっていく物語だと考えています。

漂流は選べなかった。

けれど、その後どう生きるかは選んでいった。

その変化を一年かけて追えることに、大河ドラマでジョン万次郎を描く意味があります。

2028年、海の向こうに何が見えるのか。

それ以上に注目したいのは、長い航海を終えたとき、万次郎自身の目に「故郷」と「自分」がどう映っているのかです。

よくある質問

ジョン万次郎の大河ドラマ『ジョン万』はいつから放送されますか?

『ジョン万』は2028年1月から放送予定です。

2026年9月18日時点では「1月○日」という具体的な初回放送日は発表されていません。山﨑賢人さんの公式情報でも現在は「2028年1月~」と案内されています。

大河ドラマ『ジョン万』に原作小説はありますか?

2026年9月18日時点で、特定の小説や漫画を公式原作とする発表は確認されていません。

番組情報では藤本有紀さんが「作」として発表されているため、既存のジョン万次郎関連小説を『ジョン万』の原作だと断定しないことが大切です。

『ジョン万』の脚本家は誰ですか?

『ジョン万』の物語を書くのは藤本有紀さんです。

公式系の番組情報では「作・藤本有紀」と表記され、山﨑賢人さんの所属事務所では「脚本・藤本有紀」と案内されています。『ちりとてちん』『平清盛』『カムカムエヴリバディ』などを手がけてきた脚本家です。

執筆:岸本湊人

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