『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』シーズン1は、2025年7月9日から9月3日まで毎週水曜21時に放送され、全9話で完結しました。
そして物語はそこで終わりませんでした。2026年7月22日には正式に『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~Season2』がスタートし、2025年版は公式にも「Season1」と呼ばれるシリーズ第1章になっています。
「大追跡のシーズン1っていつだった?」「何話まであった?」「視聴率はどうだった?」「Season2とはどうつながっている?」。
この記事では、そんな疑問に最初に答えたうえで、Season1の全9話視聴率、放送日、各話の見どころ、TVerで注目された理由、そしてSeason2へつながった作品の強さまで、まとめて振り返ります。
僕がこの作品を見ていて強く感じたのは、『大追跡』は単に最新技術を扱う刑事ドラマではなく、「人間がデータをどう読むのか」を描いたドラマだったということです。
防犯カメラは感情を持ちません。
けれど、その無機質な映像の向こう側には、逃げる人、追う人、守りたい人、嘘をつく人がいる。その距離を一歩ずつ詰めていく姿に、このドラマ独特の熱がありました。
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1. 『大追跡』シーズン1はいつ放送された?全9話の日程を確認
『大追跡』Season1の放送期間は2025年7月9日~9月3日。テレビ朝日系の水曜21時枠で、全9話が放送されました。
現在は2026年版が正式に「Season2」として放送されているため、検索すると2025年版を「Season1」と呼ぶ情報が増えています。
放送日時・主演・脚本家など基本情報
Season1の基本情報を整理すると、次の通りです。
- 作品名:『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』
- Season1放送開始日:2025年7月9日(水)
- 最終回放送日:2025年9月3日(水)
- 話数:全9話
- 放送枠:テレビ朝日系・水曜21時
- 主演:大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒のトリプル主演
- 脚本:福田靖
- 音楽:沢田完
- 主題歌:DREAMS COME TRUE「BEACON」
- 制作:テレビ朝日、東映
- 主な舞台:警視庁SSBC強行犯係
テレビ朝日の公式情報では、本作は『相棒』『特捜9』『刑事7人』などが放送されてきた伝統の水曜21時枠で、『刑事7人』以来およそ10年ぶりに誕生した新シリーズとして位置づけられています。
ここは、当時の『大追跡』を見るうえでかなり重要なポイントです。
単なる2025年夏ドラマの1本ではなく、長くシリーズ作品を育ててきたテレビ朝日×東映の「水9」に、新しい柱を立てようとして始まった作品だったのです。
「Season1」というタイトルで最初から放送されていたわけではない
少しややこしいのですが、2025年の初回放送時の正式タイトルは『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』で、「Season1」の文字は前面には付いていませんでした。
ところが2026年に『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~Season2』が制作され、テレビ朝日も2025年版の出演者を「Season1」のキャストとして紹介するようになりました。
つまり検索でいう「大追跡 シーズン1」は、2025年7月9日~9月3日に放送された最初の全9話を指すと考えて問題ありません。
「いつ放送していたの?」という疑問だけなら、ここが答えです。
SSBCとは何をする部署なのか?
『大追跡』の最大の特徴は、捜査一課そのものではなくSSBC=捜査支援分析センターにスポットを当てたことです。
テレビ朝日の説明によると、SSBCは2009年に警視庁に設けられた分析・追跡捜査の専門部隊で、防犯カメラ映像の収集・分析、スマートフォンやパソコンの解析、プロファイリングなどを担います。
ドラマでは、その中に殺人・強盗・放火などの凶悪事件で捜査一課を支援する「SSBC強行犯係」が新設されたという設定です。
ここが『相棒』や『特捜9』などとの大きな違いでした。
刑事が聞き込みで足を使う「昔ながらの捜査」と、膨大な映像やデータを追う「現代の捜査」。
その二つを対立させるのではなく、最後は人間の観察力によって結びつける。僕はそこに、この作品がシリーズ化された最大の理由があると感じています。
大森南朋・相葉雅紀・松下奈緒のトリプル主演
Season1の中心にいたのは、伊垣修二役の大森南朋、名波凛太郎役の相葉雅紀、青柳遥役の松下奈緒です。
伊垣は元捜査一課で、現在はSSBC強行犯係の機動分析担当。
名波は民間企業での経歴を持ちながら国家公務員総合職の中途採用試験を経て警察組織に入ったキャリア組。そして青柳遥は捜査一課の主任で、伊垣とは元夫婦という関係です。
つまり最初から「3人で仲良く事件を解くチーム」ではありません。
立場も経験も捜査への考え方も違う3人が、事件のたびにぶつかりながら距離を縮めていく。
ステアリングを切る角度が少し違うだけで車の進む道が変わるように、3人のわずかな価値観の違いが、毎話の捜査に独特の緊張感を生んでいました。
初回視聴率9.7%はなぜ注目された?
Season1第1話は2025年7月9日に初回拡大スペシャルとして放送され、世帯視聴率9.7%、個人視聴率5.3%を記録しました。ビデオリサーチ調べ、関東地区の数字です。
二桁には届かなかったものの、新作の刑事シリーズとしては十分に存在感のあるスタートでした。
さらに重要なのは、初回だけ話題になって終わらなかったこと。
第2話以降も世帯視聴率は8%台を維持し、最終回まで大きく崩れませんでした。
連続ドラマでは初回にキャストへの期待で視聴者が集まり、第2話で数字を落とすことは珍しくありません。
『大追跡』も9.7%から8.6%へは下がりましたが、そこから急落せず、最後まで8%台を保った。
僕は、この「大爆発はしない。でも離れない」という数字の形こそ、本作の強さをもっともよく表していると思います。
2. 『大追跡』Season1の視聴率は?第1話から最終回まで全9話まとめ
Season1の世帯視聴率は、第1話9.7%でスタートし、第4話の8.1%を最低値として、その後も8%台を維持。最終回は8.7%まで上昇しました。
9話の世帯視聴率を単純平均すると約8.5%です。
各話の世帯・個人視聴率一覧
視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区。第1~8話は各話報道、第9話はビデオリサーチの週間ランキングでも確認できます。
話数 放送日 サブタイトル 世帯視聴率 個人視聴率
第1話 2025年7月9日 殺意は映る 9.7% 5.3%
第2話 2025年7月16日 突入命令 8.6% 4.7%
第3話 2025年7月23日 反射した真実 8.3% 4.5%
第4話 2025年7月30日 犯行予測 8.1% 4.7%
第5話 2025年8月6日 11秒の空白 8.4% 4.6%
第6話 2025年8月13日 誘拐ゲーム 8.3% 4.6%
第7話 2025年8月20日 真夏の目撃者 8.6% 4.7%
第8話 2025年8月27日 消えた××× 8.2% 4.6%
最終回 2025年9月3日 逃げ切れると思うなよ 8.7% 4.9%
第7話は世帯8.6%・個人4.7%、第8話は8.2%・4.6%、最終回は世帯8.7%・個人4.9%でした。
8%台を維持した推移は何を意味する?
数字だけを見ると、第1話9.7%から第4話8.1%までゆるやかに低下しています。
しかし、そこで下げ止まったのが大きい。
第5話は8.4%、第6話8.3%、第7話では8.6%まで戻り、最終回も8.7%です。
最低8.1%、最高9.7%という比較的狭い範囲で9話を走り切ったため、「初回の話題性だけで見られたドラマ」とは考えにくい推移です。
むしろ視聴習慣が途中から固定されていった、と見るほうが自然でしょう。
初回で大勢を呼び込み、2~4話で作品の空気を理解してもらい、中盤以降は「このチームの捜査をもう一度見たい」という固定層が残る。
その数字の呼吸が、とてもきれいです。
第4話8.1%から第7話8.6%へ戻ったこともポイント
Season1で最も低かったのは、第4話「犯行予測」の8.1%でした。
この回では連続放火事件と、防犯カメラへのジャミング、木沢理の地理的プロファイリングが描かれます。
その後、第5話「11秒の空白」が8.4%、第6話「誘拐ゲーム」が8.3%、第7話「真夏の目撃者」が8.6%。
普通なら一度落ちたあと、そのまま数字が下降していくケースもあります。
ところが『大追跡』は戻した。
これは視聴率だけで作品の質を断定するという意味ではなく、少なくとも途中で大量離脱を起こさず視聴者をつなぎ止めたことを示す数字として注目できます。
3. 『大追跡』の視聴率が安定したのはなぜ?TVer人気と脚本構造を分析
『大追跡』が安定した理由として僕が大きいと考えるのは、1話完結の事件、デジタル捜査の新鮮さ、キャラクター同士の掛け合いという3本の柱が毎話そろっていたことです。
どれか一つだけなら飽きる。
でも事件の入口が毎回変わり、使われる分析手法も変わり、その横で伊垣、名波、遥、八重樫らの人間関係が少しずつ進む。
それによって「今週だけ見ても分かる」と「来週も見たい」が同時に成立していました。
脚本・演出・テンポの三位一体
Season1の脚本を全話担当したのは、『HERO』『DOCTORS~最強の名医~』『龍馬伝』などを手がけてきた福田靖です。
Season1では基本的に1話ごとに事件が提示され、SSBCがデジタルエビデンスを拾い、それを捜査一課の現場捜査と結びつけていきます。
ただ、「パソコンを操作したら犯人が分かりました」ではドラマになりません。
脚本の福田靖自身も、事件のストーリーを考えるだけではなく、最終的にどのようにデジタルエビデンスへ結びつけ、SSBCが解決に貢献するのかを作ることが難しかったという趣旨を公式インタビューで語っています。
ここが『大追跡』の肝です。
データは答えそのものではない。
数秒の映像、人物の歩き方、反射、移動ルート、空白になった時間――それらを人間が「なぜ?」と問い直すことで、ただの記録が証拠に変わる。
僕は何度も、ドラマを見ながら「画面の端に映っていたものまで意味を持つのか」と感じました。
昭和的な刑事ドラマとデジタル捜査をぶつけた面白さ
田村直己監督も、作品について昔ながらの刑事ドラマが持つ良さ、デジタル捜査のスピード感、福田靖脚本のキャラクター性を組み合わせたという趣旨を公式インタビューで説明しています。
この組み合わせが本当に効いていました。
防犯カメラやスマートフォン解析だけなら無機質になりやすい。
反対に、怒鳴り込みや聞き込みだけでは、これまでの刑事ドラマとの差別化が難しい。
『大追跡』はその真ん中を走ったのです。
最新技術で足跡を見つけ、最後は人間が走る。
デジタルの冷たさと、刑事の体温が同じ画面の中にある。
そこが、若い視聴者にも昔から刑事ドラマを見てきた層にも入口を作れた理由の一つではないかと僕は考えています。
TVer初回は5日間で139万回、総合ランキング1位
地上波視聴率だけでなく、配信でも早い段階から数字が出ました。
初回は放送後5日間の見逃し配信で139万再生を突破し、TVer総合ランキング1位となったと報じられています。
さらにテレビ朝日は、2025年8月26日時点で配信総再生回数が1000万回を突破、8月29日時点では1200万回を超えたと発表しました。
ここは、Season1を語るうえで外せません。
地上波では8%台を安定して取りつつ、配信でも視聴されていた。
つまり「テレビで見る固定層」と「自分の都合のいい時間に見る層」の両方を拾えていたことになります。
なぜ配信と相性が良かったのか?
僕は、防犯カメラ映像を手掛かりにするドラマそのものが、見返し視聴と相性が良かったのだと思います。
「あの人物はさっき映っていた?」
「今の数秒の映像に何かあった?」
そんな疑問が出るたび、巻き戻して確認したくなる。
一般的な刑事ドラマでは会話から情報が渡されることが多いですが、『大追跡』では「画面を見ること」自体が捜査の一部です。
視聴者も知らないうちにSSBCのメンバーと同じように、画面を追跡している。
ドラマを見る行為と、劇中の捜査行為が似ているのです。
これは『大追跡』ならではの面白さでした。
4. Season1各話の内容と視聴率を深掘り|どこから面白くなる?
「Season1を今から見るなら、どの話が重要?」と聞かれたら、僕は第1話で世界観をつかみ、第2~4話でSSBCの捜査方法を理解し、第5話以降で人間関係とシリーズ全体の伏線を味わってほしいと答えます。
全9話の中で、作品の表情は少しずつ変わっていきました。
第1話「殺意は映る」9.7%|すべての始まり
第1話では、元外資系証券会社のファンドマネージャーという経歴を持つ名波凛太郎がSSBC強行犯係へ配属されます。
ベンチャー企業社長・桐生聡史が刺殺された事件をきっかけに、伊垣と名波が防犯カメラ映像から容疑者の足取りを追っていくところから物語は始まりました。
ここで示されたのは、「SSBCは裏方なのか?」という問いです。
捜査一課が現場で犯人を追う一方、SSBCは映像とデータを追う。
名波はその境界を気にせず踏み越えていく。
第1話は事件解決以上に、このドラマが何を追跡する物語なのかを宣言した回だったと僕は感じました。
第2話「突入命令」8.6%|SSBCの立ち位置が見えてくる
第2話では、2019年の爆発事件で指名手配されていた荒川泰三が防犯カメラに映り、立てこもり事件へと発展します。
伊垣と名波が独自に別の手掛かりを追い、SSBCの情報分析が捜査の流れを変えていく構成でした。
僕がこの回で面白いと思ったのは、SSBCが単に「捜査一課から頼まれた映像を調べる部署」ではなくなっていくところです。
自分たちで違和感を見つけ、自分たちで追う。
Season1のフォーマットが視聴者にも見え始めた回でした。
第3話「反射した真実」8.3%|映像があっても答えがない
第3話では、女性が襲われて階段から転落し、過去の連続事件との関連が浮上します。
有力な容疑者が政治家の息子だったこともあり、捜査は単純には進みません。
防犯カメラが存在しても、そこに犯行そのものが映っているとは限らない。
だから反射や移動、犯行前後の行動まで読む必要がある。
ここで『大追跡』は、「カメラ社会なら事件はすぐ解決する」という単純な物語ではないことを見せました。
第4話「犯行予測」8.1%|地理的プロファイリングが活躍
Season1最低視聴率となった第4話ですが、内容面ではSSBCらしさがかなり濃い回です。
連続放火事件が発生するものの、防犯カメラがジャミングされ、肝心の時間帯の映像が残っていません。
そこで木沢理が地理的プロファイリングを使い、犯行地点から犯人の拠点を探ります。
「映像分析ドラマなのに映像がない」。
この逆境を置いたのが面白い。
道具を奪われたときに、専門家が何をするのか。
プロフェッショナルものとしての面白さが、ここで一段上がった印象があります。
第5話「11秒の空白」8.4%|わずかな違和感を追う面白さ
第5話では、多摩川河川敷で暴力団構成員・倉田一郎の遺体が発見されます。
さらに八重樫雅夫と瓜二つの双子の兄・雅彦が登場。遠藤憲一の二役も作品に独特のユーモアを加えました。
タイトルにある「11秒」という短さが象徴的です。
普通なら見落としてしまう時間。
でも捜査では、その空白が事件の輪郭を変える。
人生でも、大きな決断より、ほんの数秒ためらったことのほうが後から心に残る場合があります。
この回を見て僕の胸に残ったのは、「小さすぎる違和感を捨てないこと」こそ追跡の本質なのかもしれないという感覚でした。
第6話「誘拐ゲーム」8.3%|緊張感が一気に高まる
第6話では送迎車の運転手が殺害され、その後、宝石店と住宅で約1億円相当の貴金属や現金が奪われます。
やがて警備会社社長が誘拐されていたことが判明し、複数の事件が一本につながっていきます。
この回は「ゲームのように組み立てられた犯罪計画」を、SSBCがデータから逆算して崩していく構造です。
前半4~5話で積み上げてきた捜査フォーマットが、サスペンスとして一気に加速した回でした。
第7話「真夏の目撃者」8.6%|家族と捜査が交差する
第7話では、伊垣と遥の娘・美里が通う学校で教師の遺体が発見されます。
被害者のスマートフォンには多数の生徒の連絡先があり、その中には美里の番号も入っていました。
仕事と家族。
刑事として冷静でいなければならないのに、親としては感情が動く。
ここで伊垣と遥がそれまで以上に「役職ではなく人間」に見えてきます。
事件の規模より、登場人物との距離が近くなったことで、数字も8.6%まで上昇しました。
第8話「消えた×××」8.2%|Season1の縦軸が動き出す
第8話では、伊垣の元先輩警察官・加茂雄作が銃撃されます。
使用された拳銃が22年前のホームレス射殺事件と結びつき、さらに久世俊介官房長官とSSBC創設の過去までつながっていきます。
ここからSeason1は、「毎週の事件」から「シリーズ全体の謎」へ大きく重心を移します。
名波がなぜSSBCにいるのか。
久世は何を知っているのか。
SSBCはなぜ生まれたのか。
ドラマ序盤では背景だったものが、終盤になると事件そのものへ変わっていく。
この構造がきれいでした。
最終回「逃げ切れると思うなよ」8.7%|9話の追跡が一本につながる
最終回では青柳遥が消息を絶ち、伊垣と名波たちが救出へ向かいます。
同時に、22年前の事件、特殊詐欺グループ、久世がSSBCを創設した理由、名波を配属させた真意がクライマックスへ集約されました。
最終回の世帯視聴率は8.7%。
Season1の最低値だった第4話8.1%から0.6ポイント戻して終わっています。
僕はこの推移に、このドラマの性格がよく表れていると思います。
派手な一発で燃え上がり、そのまま消えていく作品ではない。
9週間かけて人物への信頼を積み上げ、最後に「この人たちをもう少し見ていたい」と感じさせる。
だからSeason2へつながった。
その流れには、数字以上の説得力があります。
5. 『大追跡』がSNS・TVerで話題になった理由は?視聴率だけでは見えない熱量
Season1では地上波視聴率だけでなく、配信総再生数が放送中に1200万回を超え、SNSでも劇中に登場した捜査技術やキャラクターのやり取りが話題になりました。
僕が注目したいのは、単に「人気俳優が出演していたから」で終わらなかったことです。
「自転車モンタージュ」「歩容認証」など捜査ワードが話題に
テレビ朝日は、Season1でSNS上でも「自転車モンタージュ」「歩容認証」といった劇中の新しいワードや場面が注目されたと紹介しています。
これは『大追跡』らしい反響です。
犯人や恋愛展開だけでなく、「その捜査方法は何?」という部分自体が視聴者の興味になる。
刑事ドラマを長く見ていると、現場検証、聞き込み、取り調べなどは見慣れています。
そこに、歩き方から人物を分析する、映像を連続してつなぐ、移動範囲を可視化するといった捜査手法が入ってくる。
そのたびにドラマへ新しい窓が開くのです。
「面白い」派が感じたのはテンポとキャラクター
Season1の魅力として、公式インタビューでもキャストの掛け合いやテンポの良さがたびたび語られています。
シリアスな事件を扱いながら、八重樫の少しコミカルな反応や、SSBCメンバー同士の軽いやり取りが差し込まれる。
緊張だけを張り続けないから、1時間見ても疲れにくい。
僕は刑事ドラマを見ていて、事件が重ければ重いほど、登場人物が普通に笑う瞬間が大切だと思っています。
暗闇しかない画面では、暗闇の深さは分かりません。
少し光があるから、影が濃く見える。
『大追跡』のユーモアは、単なる息抜きではなく、シリアスな場面を際立たせる役割も持っていました。
一方で「派手さが足りない」と感じる人もいる
もちろん、すべての視聴者に同じように刺さる作品ではありません。
『大追跡』は毎回、大規模な銃撃戦や派手なカーアクションで押し切るタイプではなく、映像の解析や会話、移動経路の確認などに時間を使います。
そのため、刑事ドラマに強いアクションやスピードだけを求める人には、地味に見える場面もあるでしょう。
ただ僕は、その「地味さ」がむしろ作品の個性だったと考えます。
一枚の防犯カメラ映像を何度も見る。
11秒の空白を疑う。
人物の歩き方を追う。
誰も気にしなかった画面の端へ視線を向ける。
派手な爆発ではなく、小さな違和感を大きな真実へ変えるドラマ。
それが『大追跡』でした。
スマホや見逃し配信との相性も良かった
初回がTVer総合ランキング1位となり、放送中に配信総再生数1000万、1200万と伸びた事実を考えると、地上波リアルタイム視聴だけでは測れない支持があったことも分かります。
スマホでドラマを見る時代に、「テレビ視聴率がすべて」ではなくなりました。
むしろ忙しい人ほど、帰宅後や休日に見逃し配信で追いかけます。
そして『大追跡』のように細かい映像情報が重要な作品は、自分のペースで見られる配信とも相性がいい。
僕自身、刑事ドラマでは「あれ、さっき映っていた人と同じでは?」と思って戻したくなる瞬間があります。
『大追跡』では、その衝動そのものが作品の楽しみになっていました。
6. 『大追跡』Season2はいつから?2026年7月22日に第2幕スタート
『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~Season2』は、2026年7月22日(水)21時に初回拡大スペシャルでスタートしました。
そのため現在「大追跡 シーズン1 いつ」と検索している人の中には、Season2を見て「前のシリーズを見逃した」と気づいた人も多いはずです。
整理すると、
- Season1:2025年7月9日~9月3日、全9話
- Season2:2026年7月22日スタート
- 放送枠:どちらもテレビ朝日系・水曜21時
という流れです。
Season2でも大森南朋・相葉雅紀・松下奈緒が続投
Season2でも、大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒のトリプル主演体制は継続しています。
さらにSeason1から伊藤淳史、髙木雄也、足立梨花、丸山礼、野村康太、光石研、遠藤憲一、佐藤浩市ら主要キャストも続投しています。
シリーズものでは、シーズンが変わるとキャストや世界観が大きく入れ替わる作品もあります。
しかし『大追跡』は、Season1で作ったチームの関係性をそのまま持ち越す道を選びました。
これは重要です。
事件は毎週変えられても、人間関係は一朝一夕では作れない。
Season1の9話で積み上げた「この人ならこう動く」という視聴者の理解そのものが、Season2では財産になります。
2026年9月9日時点ではSeason2第8話が放送予定
2026年9月9日時点のテレビ朝日公式情報では、Season2第8話「記憶の中の殺人者」が2026年9月9日21時から放送予定です。
Season2はすでに第7話まで放送されており、第8話では女性を狙う事件とSSBCメンバーの記憶をめぐる捜査が描かれます。
Season1を見てからSeason2へ進むと、伊垣と名波の関係、SSBC内の役割、八重樫や久世との距離感が分かっているぶん、細かな掛け合いまで楽しみやすくなります。
ただし1話完結型の事件が中心なので、Season2から見始めても大筋は理解できる構成です。
そのうえで人物の背景まで味わいたいなら、Season1から追う価値は十分にあります。
7. なぜ『大追跡』はSeason2まで続いたのか?僕が感じたシリーズ化の必然
Season1を振り返ると、僕は『大追跡』がSeason2まで続いた理由は、単純な視聴率の高さだけではないと考えています。
もちろん、初回9.7%、全9話平均約8.5%、最終回8.7%という安定感は大きい。
配信でも放送期間中に総再生1200万回を超えました。
でも、それ以上に強かったのは、「毎年、新しい事件を入れて続けられる器」を最初のシーズンで作れたことです。
SSBCという題材そのものに更新性がある
昔ながらの刑事ドラマでは、聞き込み、張り込み、尾行、取り調べが物語の中心になります。
もちろんそれらは今後もなくならないでしょう。
ただ、現実の社会ではカメラ、スマートフォン、位置情報、DNA解析など、捜査を取り巻く技術は変化し続けています。
『大追跡』はそこに物語の入口を作った。
だから新しい技術が生まれれば、新しい事件の描き方もできる。
実際、Season2でもフォレンジックDNAフェノタイピングのような新たな捜査技術が題材になっています。
これはシリーズものにとって大きな武器です。
時代が動けば、ドラマも動ける。
主役が一人ではなく「チーム」なのも強い
伊垣だけがすべてを解決するわけではありません。
名波の視点が必要な事件もある。
遥の現場感覚が必要な瞬間もある。
木沢や小山田、瑠美、城らSSBCメンバーの専門性が鍵になる回もある。
だから人物を入れ替えながら物語を広げられる。
僕は群像劇の面白さとは、「誰が主役になるかが場面によって変わること」だと思っています。
道路を走っていると、ずっと同じ車だけを追うわけではありません。
ある交差点では先頭が変わり、別の道では後ろを走っていた車が重要になる。
『大追跡』の人物配置は、それに似ています。
「アナログ対デジタル」ではなく「アナログ+デジタル」だった
もう一つ、Season1で僕が好きだったのは、昔の捜査方法を否定しなかったことです。
最新技術がすべて正しくて、ベテラン刑事が時代遅れ――そんな単純な図にはしなかった。
防犯カメラが場所を教えてくれても、最後にその場所へ行くのは人間です。
データが候補を出しても、違和感を感じるのは人間です。
顔を認識できても、その人がなぜそこにいたのかまでは数字だけでは分からない。
機械が見つけ、人間が意味を与える。
この構図こそ、『大追跡』が「現代の刑事ドラマ」になれた理由ではないでしょうか。
Season1は「数字が落ちなかったドラマ」ではなく「関係性が育ったドラマ」
視聴率だけを表にすると、9.7、8.6、8.3、8.1……と数字が並びます。
でも、その一つ一つの数字の裏には、伊垣と名波の距離があり、遥との過去があり、八重樫との温度差があり、SSBCの仲間たちの信頼があります。
第1話では別々の方向を向いていた人たちが、最終回では同じ事件を追う。
僕にとってSeason1のいちばん大きな変化は、犯人でも捜査技術でもありません。
「このチームなら追える」と視聴者が思えるようになったこと。
それがSeason2へ渡された最大のバトンだったと思います。
まとめ|『大追跡』Season1は2025年7月9日~9月3日の全9話
『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』Season1は、2025年7月9日にスタートし、9月3日の最終回まで全9話が放送されました。
大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒のトリプル主演、福田靖のオリジナル脚本で、SSBC=捜査支援分析センターを中心にした新しい刑事ドラマとして始まった作品です。
初回世帯視聴率は9.7%。
その後も8%台を維持し、最終回は8.7%。初回見逃し配信は5日間で139万回を超え、TVer総合ランキング1位を記録し、放送期間中の配信総再生数は1200万回を突破しました。
そして2026年7月22日にはSeason2がスタート。
振り返ってみれば、2025年の9話は「ひと夏だけのドラマ」ではなく、新シリーズの始まりだったことになります。
夜の街を映す無数の防犯カメラ。
そこに残るのは、ほんの数秒の人影かもしれません。
けれど、その小さな痕跡を誰かが見つけ、誰かが意味を考え、誰かが走り出すことで、真実へ近づいていく。
僕の心に残った『大追跡』Season1は、そんなドラマでした。
画面が暗くなったあとも、あの追跡は終わっていなかった。
本当にSeason2へ続いていった今だからこそ、Season1の最終回は「終点」ではなく、次の道へ曲がる交差点だったように思えます。
よくある質問
『大追跡』シーズン1はいつからいつまで放送された?
2025年7月9日から2025年9月3日まで、テレビ朝日系で毎週水曜21時に放送されました。全9話です。
『大追跡』Season1は全部で何話?最終回の視聴率は?
Season1は全9話です。2025年9月3日に放送された最終回の平均視聴率は、関東地区で世帯8.7%、個人4.9%でした。
『大追跡』Season2はいつから始まった?
Season2は2026年7月22日(水)21時に初回拡大スペシャルでスタートしました。Season1に続き、大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒がトリプル主演を務めています。
観たいものが見つからない…
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