2028年大河『ジョン万』の正式発表済み俳優は山﨑賢人1人で、ビビる大木を含む追加キャストは未発表です。
2026年9月18日時点の最新状況として、判明しているキャスト、ビビる大木とジョン万次郎の関係、今後の配役で重要になる人物を整理します。
2028年大河『ジョン万』のキャストは誰?正式発表済みは山﨑賢人1人
2026年9月18日時点で確認できるNHK発表および所属事務所の公式情報では、正式発表済みの俳優キャストは中濱万次郎役の山﨑賢人1人です。
2026年4月9日、NHK放送センターで2028年大河ドラマの制作・主演発表会見が行われ、第67作のタイトルが『ジョン万』、主人公の中濱万次郎を山﨑賢人が演じることが発表されました。
山﨑にとっては大河ドラマ初出演で、そのまま主演を務めることになります。所属するスターダストプロモーションの現行プロフィールや山﨑賢人公式サイトでも、『ジョン万』主演・中濱万次郎役、2028年1月から放送予定と掲載されています。
現在のキャスト情報は、「俳優まで正式発表」「人物の登場だけ公表」「出演発表なし」に分けると分かりやすくなります。
区分 人物・役 キャスト 2026年9月18日時点
正式発表済み 中濱万次郎/ジョン万次郎 山﨑賢人 主演として正式発表
人物の登場のみ公表 ホイットフィールド船長 未発表 公式ストーリーに登場
人物の登場のみ公表 万次郎の母、先輩漁師たち 未発表 公式ストーリーで存在を確認
人物像のみ公表 アメリカの学校関係者、友人、恋の相手など 未発表 学校・友情・恋が物語に盛り込まれる
出演発表なし ビビる大木 ― 本人も6月9日時点でオファーなしと説明
ここで注意したいのは、アメリカ編について公式ストーリーが明らかにしているのは「学校に通う」「友情や恋を経験する」という物語です。
したがって、現時点で特定の「教師役」が発表されているわけではありません。学校関係者を含め、どの人物を誰が演じるかは今後の発表を待つ段階です。
制作陣は、作が藤本有紀、制作統括が家冨未央、プロデューサーが二見大輔。演出は保坂慶太、泉並敬眞、映画監督の石川慶が担当します。
撮影は2027年初夏にクランクイン予定、放送開始は2028年1月予定です。藤本有紀にとって大河脚本は2012年『平清盛』以来となります。
つまり今の段階では、名前がネット上で予想されている俳優と、正式な『ジョン万』キャストは分けて見る必要があります。
追加キャスト発表を待つ時期だからこそ、まず「山﨑賢人=正式発表」「それ以外=未発表」という現在地を押さえておくことが重要です。

ビビる大木は『ジョン万』に出演する?2013年からの関係を時系列で整理
ビビる大木の『ジョン万』出演は、2026年9月18日時点で発表されていません。
名前が注目される理由は、俳優として出演が決まったからではなく、ビビる大木が10年以上にわたりジョン万次郎を発信してきた人物だからです。
まず2013年4月1日、大木は高知県土佐清水市のジョン万次郎資料館名誉館長に就任しました。
同年4月23日には東京で委嘱状贈呈式が行われ、土佐清水市から正式に委嘱状と名刺が手渡されています。市の資料でも「4月1日に名誉館長就任、4月23日に委嘱状交付」という順序が確認できます。
就任時、大木はテレビやラジオを通じて万次郎のことをより多くの人へ伝えていきたいという趣旨の抱負を語りました。
その活動は一時的なものではありません。
2019年11月16日には、高知県立清水高校の創立70周年記念式典で「ジョン万次郎からのヒント」と題した記念講演を実施。翌日には同校同窓会関東支部から、大河ドラマ化実現を求める5004人分の署名が土佐清水市へ届けられています。
そして2026年4月9日、『ジョン万』の制作が発表されました。
大木自身は4月16日のMBSラジオ『アッパレやってまーす!』で、当時は出演などの話が何も来ていないことを説明しています。大河化を知ったのも一般の人と同じ発表タイミングだったと明かしました。
この放送では共演者から「語り役はどうか」といった期待も語られましたが、それはあくまで番組内の会話であり、NHKからの正式オファーではありません。
さらに6月9日、TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』に出演した大木は、NHKからまだ連絡がなく、自分自身は現時点で大河ドラマとは無関係という立場だと説明しました。
この時系列を見ると、状況はかなり明快です。
ビビる大木は『ジョン万』出演者として発表された人物ではなく、長年ジョン万次郎を発信してきた名誉館長として出演を期待されている人物なのです。
ここを混同すると、「名誉館長だから出演決定」「長年応援しているからナレーション決定」といった、事実ではない情報へ変わってしまいます。
今後については、NHKから正式な発表が出るかどうかを待つ。それ以上でも、それ以下でもありません。
一方で私は、大木の名前がこれほど自然に浮上すること自体が興味深いと感じます。
作品が放送される前から、ジョン万次郎という人物を長年語り続けた人が存在する。それだけ万次郎の大河化には、通常の新作発表とは少し異なる「待っていた人々の時間」が積み重なっているからです。

『ジョン万』の追加キャストで重要なのは誰?ホイットフィールド船長に注目
今後の追加キャストで物語上もっとも重要な人物の一人が、万次郎を救い、アメリカへ渡る道を開くホイットフィールド船長です。
公表されている『ジョン万』の物語は、1840年ごろの土佐から始まります。
貧しい少年だった万次郎は母と離れ、先輩漁師たちと初めて遠洋漁へ出ます。しかし海で漂流し、生死の境をさまよった末、アメリカの捕鯨船「ジョン・ハウランド号」に救助されます。
そこで初めて英語に触れ、外国人船員や捕鯨の仕事を知り、ホイットフィールド船長の誘いを受けてアメリカへ一人で渡ることを決意します。
アメリカでは船長の支援を受けて学校へ通い、友情や恋を経験します。
同時に人種差別にも直面しながら、自分の腕で認められる船乗りへ成長していく。この部分までが、制作発表時に明らかにされた物語です。
ここから見えてくるのは、『ジョン万』が同じ一族や家臣団を一年間追い続けるタイプの大河とは、人物配置の構造がかなり違うことです。
土佐から海へ、海からアメリカへ、そして再び日本へ。
万次郎が移動するたびに、物語の中心となる人間関係も入れ替わっていく。
私は、この「人間関係のリレー」が『ジョン万』のキャスティングを見るうえで大きなポイントになると考えています。
その最初の巨大な転換点にいるのが、ホイットフィールド船長です。
船長は単に漂流者を助ける人物ではありません。
命を救ったあと、万次郎に「それまで知らなかった世界で生きる」という選択肢を示す存在です。
ドラマとして考えれば、二人が最初から強い信頼関係で結ばれているはずはありません。
国も違う。言葉も違う。育った社会も違う。
そこからどのように距離が縮まるのかによって、アメリカ編の感情的な説得力は大きく変わるでしょう。
私は追加キャスト発表で著名な幕末人物の名前を探すより、まず船長役を確認したいと思っています。
万次郎にとって「外国」が抽象的な世界ではなく、目の前にいる一人の人間へ変わる。その瞬間を担う役だからです。

史実から見える「後半の配役」の広がり
史実の中濱万次郎は1841年、漁の途中で遭難し、漂流後にアメリカ船へ救助されました。
アメリカで教育を受けたのち、1851年に琉球へ上陸。1852年に土佐へ帰郷し、1853年には幕府に召し出され「中浜」の姓を授けられています。
1860年には咸臨丸に乗って再び渡米。帰国後も小笠原開拓調査や教育などに携わり、1898年11月12日に71年の生涯を閉じました。
国立国会図書館は万次郎を「漂流民、通訳、教育者」と整理しており、漁師の少年から船乗り、通訳、教育者へと役割そのものが変化した人物であることが分かります。
この史実を踏まえれば、ドラマ後半では幕府関係者、航海に関わる人々、教育に関係する人物などへ登場人物が広がる余地があります。
ただし、史実で万次郎と接点がある人物と、『ジョン万』への登場が決まった人物は同じではありません。
現段階で歴史上の有名人物を並べ、「この俳優が演じるはず」「出演濃厚」と断定するのは早すぎます。
キャスト予想より先に、公式ストーリーで登場が確認できる船長、母、先輩漁師、アメリカで築かれる人間関係を追うほうが、現在の情報としては確実です。

『ジョン万』大河化まで何があった?約18年の署名と制作決定は分けて考える
『ジョン万』には長年の大河化要望活動がありますが、制作側は「誘致活動が直接の企画決定理由ではない」と説明しています。
2008年の大河ドラマ『篤姫』には、勝地涼演じるジョン万次郎が登場しました。
その後、高知県などで「ジョン万次郎を大河ドラマに」という活動が広がり、東京や沖縄にも動きが拡大。2026年の制作発表まで約18年間で、約30万件の署名が集まったと報じられています。
2019年には先ほど触れた5004人分の署名も土佐清水市へ届けられました。
2026年4月9日に『ジョン万』が発表されると、地元の土佐清水市も長年続けてきた署名活動や関係自治体との連携を振り返り、大河化を歓迎しました。
ただし、「30万件の署名が集まったからNHKが制作を決めた」と結論づけるのは正確ではありません。
制作統括の家冨未央は、企画を調べる過程で地元の強い思いを認識していた一方、順番としては制作側に「万次郎を描きたい」という企画が先に生まれ、誘致活動と企画決定は別だと説明しています。
この点は『ジョン万』を理解するうえで大切です。
地元の活動はドラマ制作の直接的な採用理由として発表されたものではない。しかし、万次郎を語り継ぎ、大河化を待ち続けた人々が長年存在したことも事実です。
ビビる大木が名誉館長になった2013年も、その長い時間の途中にありました。
だから制作発表と同時に大木の名前が浮上したのは、単なる芸能界のキャスト予想というより、「あれだけジョン万次郎を語ってきた人にも何か関わってほしい」という文脈があったと考えたほうが自然でしょう。
追加キャストを確認するときは、NHKの正式発表と、出演者本人または所属事務所の公式情報を基準にするのが安全です。
実際、山﨑賢人については9月18日時点の所属事務所プロフィールと本人公式サイトのスケジュールにも、『ジョン万』主演・中濱万次郎役が掲載されています。
予想は予想として楽しみ、正式発表とは分ける。
放送まで時間がある大河ドラマだからこそ、このシンプルな確認方法が情報の混乱を防いでくれます。

『ジョン万』キャストをどう見る?山﨑賢人と船長役、藤本有紀脚本を考察
ここからは、正式発表された情報とこれまでの作品を踏まえた筆者の考察です。
私が『ジョン万』の配役で面白いと感じるのは、豪華な俳優を何人そろえるかという点ではありません。
万次郎が出会う人によって、山﨑賢人の芝居そのものが少しずつ変わっていく構造にあります。
山﨑賢人が演じるのは「偉人になる前の万次郎」
制作統括の家冨未央は山﨑賢人について、反応の鮮明さを魅力の一つとして挙げています。山﨑は家冨とともに、万次郎ゆかりのアメリカ・フェアヘーブンもすでに訪れました。
現地では万次郎が歩いた街や、現在も残るホイットフィールド船長の家を見たと山﨑自身が制作発表で振り返っています。
これは役作りを考えるうえで興味深い準備です。
『ジョン万』で最初に登場する万次郎は、「日本とアメリカの架け橋」と後世から評価される完成済みの歴史人物ではありません。
土佐で暮らす貧しい少年です。
英語を知らない。
アメリカ社会も知らない。
自分が歴史上の人物になるなど知るはずもない。
そこから漂流し、外国船へ乗り、知らない言葉を聞き、知らない文化の中で暮らし、少しずつ世界を見る尺度を変えていきます。
この役で難しいのは、荒波や遭難といった大事件だけを大きく演じることではないと私は思います。
出来事を経験したあと、次の場面で万次郎の目線や姿勢、相手の言葉への反応がほんの少し変わっている。その小さな蓄積によって「成長した」と観客に感じさせる必要があります。
私が山﨑の過去作を見て印象に残るのは、『キングダム』シリーズの信で見せる、身体全体を前へ押し出すような外向きのエネルギーです。
一方、『今際の国のアリス』の有栖では、極限状態で人を失った場面などに、すぐ言葉で感情を説明するのではなく、視線が落ちる間や反応の遅れで喪失を残す瞬間がありました。
もちろん作品も役も異なりますが、『ジョン万』ではこの二つの方向――冒険へ飛び込む身体性と、体験によって内面が変わっていく静かな芝居――が同時に必要になるのではないかと考えています。
ホイットフィールド船長役は「第二の主人公」に近い重要性を持つ
追加キャストで私が最も気になるのは、やはりホイットフィールド船長です。
万次郎は船長に救われ、アメリカへ渡り、教育を受ける環境を得ます。
つまり船長は、主人公へ知識を教えるだけの人物ではありません。
それまで日本しか知らなかった少年に、「世界には自分の知らない生き方がある」と体感させる最初の大きな存在です。
二人がどれほど親密な関係として描かれるのかは、まだ分かりません。
だからこそ、配役と芝居の組み合わせが重要になります。
言葉が十分通じない二人が、どう信頼を築くのか。
万次郎は船長をどの瞬間から「救ってくれた外国人」ではなく、一人の大切な人として見るようになるのか。
そこが丁寧に描かれれば、『ジョン万』のアメリカ編は単なる海外冒険編ではなく、文化の違う人間同士が関係を作る物語になるはずです。

藤本有紀脚本では「言葉を覚えること」がドラマになりそう
もう一つ注目したいのが、藤本有紀の脚本です。
藤本は朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で、英語を単なる勉強の題材ではなく、人と人、世代と世代をつなぐ要素として物語へ組み込んでいました。
そのため私は、『ジョン万』でも「言葉」が人物の変化を示す重要なモチーフになる可能性があると見ています。
これは現時点で発表された演出方針ではなく、過去作品と万次郎の人生から考えた私見です。
ただ、公式ストーリーでも万次郎が初めて英語へ触れ、アメリカで学校に通う流れは明確にされています。
知らない言葉が聞こえる。
やがて意味が分かる。
質問できる。
自分の考えを返せる。
友人を作れる。
そして、自分が生まれた国とは異なる考え方が存在すると知る。
万次郎にとって英語を覚えることは、単なる語学習得ではありません。
世界の解像度が一段ずつ上がっていくことだったのではないでしょうか。
制作統括の家冨は、従来の政治闘争中心の幕末物とは違い、『ジョン万』では「海から見た陸」という視点で描きたいという考えを示しています。
この言葉をキャスティングへ置き換えると、『ジョン万』は有名な幕末人物を順番に登場させる作品というより、一人の少年が未知の人間と出会うたびに世界の見方を更新する作品になる可能性があります。
土佐で出会う人。
海で出会う人。
アメリカで出会う人。
そして帰国したあとに出会う人。
キャストが入れ替わること自体が、万次郎の移動距離と成長を表す。
私はそこに、一般的な大河ドラマとは少し異なる『ジョン万』の面白さがあると考えています。
出演者一覧は単なる名前の表ではありません。
山﨑賢人演じる万次郎が世界を知っていく「出会いの航海図」として見ると、これからの追加キャスト発表がさらに面白くなりそうです。
まとめると、2028年大河ドラマ第67作『ジョン万』では、中濱万次郎役の山﨑賢人が正式発表されています。
制作・主演発表は2026年4月9日。作は藤本有紀、制作統括は家冨未央、プロデューサーは二見大輔、演出は保坂慶太、泉並敬眞、石川慶。2027年初夏にクランクインし、2028年1月から放送される予定です。
公式ストーリーではホイットフィールド船長、万次郎の母、先輩漁師たち、アメリカでの学校生活や友情、恋などが描かれることが明らかになっていますが、それぞれを演じる俳優はまだ発表されていません。
ビビる大木も出演者としては未発表です。
ただし、大木は2013年4月1日からジョン万次郎資料館の名誉館長を務め、長年にわたり万次郎を発信してきました。だからこそ『ジョン万』制作決定とともに名前が注目されています。
これから見るべきなのは、単に「有名俳優が何人出演するか」ではないでしょう。
漂流した一人の少年が、どんな人物と出会い、その出会いによってどう変わっていくのか。
その視点で追加キャストを追うと、『ジョン万』という大河の輪郭が少しずつ見えてくるはずです。
よくある質問
2028年大河ドラマ『ジョン万』でジョン万次郎を演じるのは誰?
山﨑賢人です。2026年4月9日に中濱万次郎役で主演することが発表されました。山﨑にとって大河ドラマ初出演となります。
ビビる大木は大河ドラマ『ジョン万』に出演する?
2026年9月18日時点では出演発表はありません。2026年6月9日のTBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』でも、大木本人がNHKからまだ連絡を受けておらず、その時点では作品と無関係だと説明しています。
大河ドラマ『ジョン万』はいつから放送される?
2028年1月から放送予定です。撮影は2027年初夏にクランクインする予定と発表されています。
執筆:岸本湊人



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