TBS夏ドラマ『VIVANT』とは?あらすじや基本情報をWiki風に総まとめ!

砂漠と近代都市を背に乃木憂助と別班・公安・テントの主要人物が並ぶ場面 国内ドラマ
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『VIVANT』は、別班員・乃木憂助が国家と家族の狭間で戦うTBSの冒険サスペンスです。

2023年の第1シーズンから物語は途切れず、2026年7月26日には通算第11話として第2シーズンが開幕しました。この記事では、タイトルの意味、第1シーズンの重要な流れ、登場人物、第2シーズンの最新情報を順番に整理します。

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TBSドラマ『VIVANT』とは?読み方と意味を解説

『VIVANT(ヴィヴァン)』とは、商社マンと別班員という二つの顔を持つ乃木憂助を主人公に、公安、別班、テントが交錯する国家規模の事件を描くオリジナルドラマです。

主演は堺雅人さん。公安捜査官の野崎守を阿部寛さん、医師の柚木薫を二階堂ふみさん、元テントのノコルを二宮和也さん、別班員の黒須駿を松坂桃李さんが演じています。

原作・演出・プロデュースは、『半沢直樹』シリーズなどを手掛けた福澤克雄さんです。2026年の第2シーズンでは、宮本勇人さん、李正美さん、山本奈奈さん、土井笑生さんが脚本に名を連ねています。

基本情報を先に整理すると、次のようになります。

  • 作品名:『VIVANT』
  • 読み方:ヴィヴァン
  • 放送局:TBSテレビ系
  • 放送枠:日曜劇場・毎週日曜21時
  • 主演:堺雅人
  • 主人公:乃木憂助
  • 主な組織:別班、公安、テント、丸菱商事
  • 第1シーズン:2023年放送・全10話
  • 第2シーズン:2026年7月26日から通算第11話として放送
  • 第2シーズンの放送期間:2クール連続

第2シーズンは前作最終回の直後から始まる、一続きの物語です。TBSは第1話から番号を振り直さず、「第11話」として新章を開始しました。

「VIVANT」は何と読む?

「VIVANT」は、ヴィヴァンと読みます。

劇中では、バルカ共和国で乃木が接触したアル=ザイールが残した「VIVANT」という言葉を、公安の野崎が「BEPPAN」に近い音だと推理しました。

その結果、「VIVANT」は日本の秘密組織である「別班」を示す手掛かりとして物語に組み込まれていきます。第2話の公式紹介でも、「ヴィヴァンの意味」が明かされる回として案内されました。

フランス語の「vivant」は、生きている、生存している、生命を持つといった意味を持つ言葉です。

ただし、作品タイトルにどこまでフランス語本来の意味が込められているかについて、TBSが唯一の正解を明示しているわけではありません。

ここからは僕の考察です。

乃木、ベキ、ノコル、ジャミーンは、誰もが過去の傷を消せないまま、それでも前へ進もうとしています。

その姿を考えると、『VIVANT』という題名は「別班」を示す音であると同時に、過去を抱えながら生き続ける人々を象徴しているようにも感じられます。

秘密組織の名前を探す物語に見えて、最後には「人は何のために生きるのか」という問いへ戻ってくる。

僕にとって『VIVANT』は、巨大な事件の奥に一人の人間の鼓動を隠したドラマです。

『VIVANT』はなぜ大きな話題になった?

第1シーズン全10話のタイムシフト視聴を含む総視聴人数は、全国32地区で6000万人を超えました。

「東京ドラマアウォード2024」連続ドラマ部門グランプリや、第117回ザテレビジョンドラマアカデミー賞最優秀作品賞などを受賞。海外向けコンテンツを評価する「MIPCOM BUYERS’ AWARD for Japanese Drama 2023」でもグランプリに選ばれています。

人気を支えたのは、海外ロケや豪華キャストだけではありません。

商社の誤送金事件、逃亡劇、公安捜査、秘密諜報活動、家族の再会という異なる物語が、一人の主人公へ収束していく脚本構造に強さがありました。

派手な場面の直後に、人間の小さな表情を置く。

その緩急が、視聴者を「次の謎」だけでなく、「次の感情」へ連れていったのだと僕は考えています。

『VIVANT』第1シーズンのあらすじは?4段階で整理

第1シーズンは、丸菱商事の誤送金事件から始まり、乃木の別班員としての正体、テントの目的、実父ベキとの対決へ発展します。

初めて見る人は、物語を次の4段階に分けると理解しやすくなります。

1. 誤送金事件とバルカ脱出
2. 乃木憂助の正体判明
3. テントへの潜入と父子の再会
4. ベキとの決着と赤い饅頭

ここから先は、第1シーズン最終回までの重要なネタバレを含みます。

第1段階:130億円の誤送金事件とバルカ脱出

物語の発端は、丸菱商事で発生した130億円の誤送金事件です。

乃木憂助は、送金先であるバルカ共和国のGFL社から資金を回収するため、現地へ向かいました。ところが、金の流れを追ううちにアル=ザイールと接触し、大規模な爆発事件へ巻き込まれます。

誤送金額については情報源によって異なる数字が紹介される場合がありますが、2026年8月2日時点のTBS公式あらすじと公式初級ガイドは「130億円」と記載しています。本稿では現行の公式表記に統一します。

爆発事件の重要参考人としてバルカ警察に追われた乃木を救ったのが、警視庁公安部の野崎守です。

乃木は医師の柚木薫、野崎の協力者であるドラムと行動を共にし、日本大使館を目指します。

しかし、日本大使の西岡英子がバルカ警察側へ情報を流していたことが判明。安全だと思われた大使館から脱出した一行は、「死の砂漠」と呼ばれる地域を突破しなければならなくなりました。

※画像はAIによるイメージ

序盤だけを見れば、危険地帯から日本人を脱出させる冒険ドラマです。

ところが砂漠を越えるたび、乃木の判断力、記憶力、計算能力には、普通の商社マンでは説明できない一面が見え始めます。

砂漠には、身を隠す壁がありません。

乃木が長くまとってきた「気弱な会社員」という外套も、乾いた風の中で少しずつ剝がれていったのだと思います。

第2段階:乃木憂助の正体は別班員だった

日本へ戻った乃木たちは、誤送金システムを改ざんした人物が、丸菱商事財務部の太田梨歩であることを突き止めます。

太田は「ブルーウォーカー」と呼ばれる高い技術を持つハッカーでした。しかし、事件の背後では乃木の同期・山本巧が動いていました。

山本の正体は、国際組織テントへ情報を流す「モニター」です。

乃木と黒須は山本を確保し、自分たちが日本を守るため秘密裏に活動する「別班」の工作員であることを明かします。

ここで、ドラマの見え方は完全に反転しました。

逃げるだけに見えた乃木は、高度な語学力、戦闘能力、情報分析力を持つ諜報員でした。TBSも乃木を、表向きは会社員、裏では自衛隊の非公認部隊「別班」の一員として紹介しています。

乃木の前には、ときどき「F」と呼ばれるもう一人の自分が現れます。

Fは乃木の本音や恐怖、攻撃性を代弁し、危険な決断を迫る存在です。

僕はFを、視聴者を驚かせるためだけの仕掛けだとは考えていません。

幼少期に家族から引き離された乃木が、自分の精神を守り、生き延びるために作り出した内なる声ではないでしょうか。

乃木は二つの人格を持つから強いのではありません。

弱さを抱えたままでも前へ進むため、心の中にもう一人の運転手を必要とした。その危うさこそが、乃木という主人公を人間らしくしています。

第3段階:テントの指導者ベキは乃木の実父だった

別班員としてテントを追う乃木は、組織の指導者ノゴーン・ベキが、生き別れた実父・乃木卓であると確信します。

卓はかつて公安の任務でバルカへ渡り、妻の明美、幼い憂助と暮らしていました。

しかし、現地の内乱に巻き込まれ、日本側からの救援を受けられないまま家族は離散。卓はノゴーン・ベキと名を変え、戦争や貧困で家族を失った子どもたちを支えるようになります。

ベキが率いるテントは、危険な仕事で資金を得る一方、その金を孤児院の運営や教育に使っていました。

もちろん、目的が善意であっても、違法で危険な手段が正当化されるわけではありません。

この矛盾によって、テントは単純な悪の組織ではなくなりました。

乃木は日本を守る別班員であると同時に、父を探し続けてきた息子です。

任務を取れば父を失い、父を取れば使命を裏切るかもしれない。

第1シーズン後半で乃木が戦っていた相手は、ベキだけではありません。国家への忠誠と家族への愛を、同じ胸に抱えてしまった自分自身でした。

第4段階:ベキを射殺し、赤い饅頭を発見

乃木は別班の仲間を銃撃したように見せ、テントへ潜入します。

実際には仲間の急所を外しており、高田明敏、廣瀬瑞樹、熊谷一輝、和田貢らは日本で治療を受けていました。

潜入の目的は、テントが本当に日本を標的にしているのかを確かめることです。

やがてテントは解体へ向かいますが、日本へ移送されたベキは逃亡。かつて乃木一家を見捨てたと考えている上原史郎のもとへ向かいます。

復讐を止めるため、乃木はベキ、バトラカ、ピヨに発砲しました。

2026年のTBS公式あらすじでは、乃木がベキを射殺したと説明されています。別の公式告知には「暗殺」という表現も残っていますが、現在の物語紹介に合わせるなら、「乃木がベキを射殺した」と整理するのが明確です。

一方、劇中の演出を根拠にしたベキ生存説は、あくまで視聴者による考察です。

公式が示している出来事と、映像から広がる推測は分けて考える必要があります。

その後、乃木は神田明神で薫とジャミーンに再会します。

三人が抱き合い、ようやく平穏へ戻れるかに見えた直後、乃木は祠に置かれた赤い饅頭を発見しました。

赤い饅頭は、別班からの緊急招集を示す合図です。

物語を閉じるはずだった赤色が、次の任務を始動させるランプへ変わる。

この終わり方によって、第1シーズンの最終回は「完結」ではなく、第11話へ続く助走になりました。

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『VIVANT』の登場人物と組織の関係は?

『VIVANT』を見るうえでは、乃木を中心に「別班」「公安」「テント」の立場を押さえることが重要です。

登場人物をすべて暗記する必要はありません。

まずは、誰がどの組織に所属し、乃木とどのような関係にあるのかを整理しましょう。

※画像はAIによるイメージ

主要人物

  • 乃木憂助/堺雅人

丸菱商事の社員であり、別班の諜報員。幼少期の記憶と父ベキの存在を抱えながら、日本を守る任務に就いています。

  • 野崎守/阿部寛

警視庁公安部の捜査官。乃木の正体を疑いながらも、必要に応じて協力する人物です。

  • 柚木薫/二階堂ふみ

医師としてジャミーンを守り、乃木にとって任務の外にある日常や帰る場所を象徴します。

  • 黒須駿/松坂桃李

乃木の相棒であり後輩に当たる別班員。第2シーズンでは、拉致された別班員の一人として事件の中心に置かれています。

  • ノコル/二宮和也

ベキに育てられた元テントのナンバー2。乃木とは血のつながりがないものの、ベキを父とする弟の立場です。

  • ノゴーン・ベキ/役所広司

テントの創設者であり、乃木の実父・乃木卓。公式上は乃木に射殺されたと説明されていますが、第2シーズンの出演者欄にも役所広司さんの名前が掲載されています。

別班・公安・テントの違い

別班は、作中で自衛隊の非公認部隊として描かれる秘密組織です。

乃木、黒須、櫻井里美、高田明敏、廣瀬瑞樹、熊谷一輝、和田貢らが、日本への脅威を未然に防ぐため身分を隠して活動しています。

なお、ドラマ内の設定と現実の組織は分けて考える必要があります。TBSの初級ガイドでも、2013年の国会答弁で当時の政府が同名組織の存在を否定したことが説明されています。

公安は、国家の安全に関わる事件、テロ、スパイ活動などを捜査する警察組織です。

野崎守、佐野雄太郎、東条翔太らが所属します。新庄浩太郎も野崎の部下でしたが、テント側のモニターであることが判明しました。

テントは、ノゴーン・ベキが率いていた組織です。

危険な仕事で得た資金を、バルカの孤児たちの生活や教育へ使っていました。第1シーズンで組織は解体されましたが、ノコル、アリ、マタ、シチら元メンバーは第2シーズンにも登場します。

別班も公安も、表向きの目的は日本を守ることです。

しかし、情報の集め方、指揮系統、許されると考える手段は異なります。

福澤克雄作品では、巨大組織と一人の人間が対立する構図が繰り返し描かれてきました。

『VIVANT』では、その構図が一段複雑です。

乃木は組織と戦う反逆者ではなく、組織に所属しながら、その命令が本当に正しいのかを判断しなければなりません。

敵か味方かを決める境界線は、国境よりも、人間の心の中に引かれているのです。

『VIVANT』第2シーズンのあらすじと最新情報は?

第2シーズンは、黒須を含む別班員5人の一斉拉致事件を軸に、別班内部の情報漏えいと新庄浩太郎の行方を追う物語です。

この記事の最新情報は、2026年8月2日20時33分時点のTBS公式発表と、第12話放送前の予告内容に基づいています。

第2シーズンは2026年7月26日に通算第11話として始まりました。

毎週日曜21時からの2クール連続放送で、前作のモンゴルに続き、アゼルバイジャンやタイを含む各地で大規模な撮影が行われています。

第11話で判明した事実

第11話では、乃木が第1シーズンで銃撃した別班員の高田明敏、廣瀬瑞樹、熊谷一輝、和田貢が、それぞれの入院先から姿を消しました。

さらに、バルカに滞在していた黒須駿とも連絡が取れなくなります。

監視映像には、侵入者を制圧した黒須が別の人物から麻酔銃で撃たれ、複数人に運び出される様子が残されていました。

事件の被害者は、黒須を含む別班員5人です。TBSも第11話を、別班員5人が一夜にして消えた事件として紹介しています。

第1シーズンで狙われたのは、テントの資金や国家への脅威でした。

第2シーズンでは、別班員の名前、居場所、治療先、行動予定そのものが敵に把握されています。

これは、外部から攻撃されたというだけでは説明しにくい状況です。

別班の情報へアクセスできる人物が内部にいる、あるいは別班と同等以上の情報網を持つ組織が存在する可能性が浮かびます。

AIハヤトが新庄浩太郎を容疑者として示した

第11話には、別班が所有するスーパーコンピューター「AIハヤト」が登場しました。

声を担当するのは、『名探偵コナン』の江戸川コナン役などで知られる高山みなみさんです。高山さんの出演は、第11話の放送でサプライズ解禁されました。

AIハヤトの解析では、ベキの脱獄を手引きした元公安の新庄浩太郎が、別班員拉致事件に関与した可能性が高いと示されました。

ただし、現時点で新庄が拉致事件の首謀者だと確定したわけではありません。

公式の第12話紹介も、「新庄が犯人である可能性が高い」という段階にとどめています。

※画像はAIによるイメージ

ここからは僕の考察です。

AIが示した答えより先に確認すべきなのは、そのAIへ誰がデータを渡したかです。

どれほど高性能なシステムでも、入力情報が選別されていれば、結論は誘導できます。

第1シーズンの謎は、乃木という人物の正体を隠すことで成立していました。

第2シーズンの謎は、組織が持つ情報そのものを信用できなくすることで成立しています。

主人公を疑わせる物語から、主人公が所属するシステムを疑わせる物語へ。

謎の設計が「人物の二重性」から「情報の二重性」へ変化したことが、第2シーズン最大の特徴です。

第12話ではキプロスでアリを確保

2026年8月2日21時放送の第12話では、乃木がバルカにいるノコルから情報を得た後、キプロスへ向かいます。

乃木はそこで、元テント幹部のアリを捕らえることに成功。さらに、事件解決へ向けて乃木の前に「新たなる別班」が姿を現すと予告されています。

現時点で公式に確認できる第12話の要点は、次の4点です。

  • 乃木はノコルへ接触する
  • 情報を得た乃木はキプロスへ渡る
  • 元テント幹部のアリを確保する
  • 乃木の前に新たな別班が現れる

「新たなる別班」が、既存部隊とは異なる別班チームを意味するのか、敵が別班を名乗っているのかは、放送前の段階では分かりません。

また、出演者欄には役所広司さんも掲載されています。

しかし、役所さんの出演がベキの生存を意味するとは限りません。回想、未公開だった出来事、乃木の記憶など、複数の可能性が考えられます。

事実として確認できるのは「役所広司さんが出演者欄にいること」までです。

ベキが生きていると断定するには、まだ材料が足りません。

岸本湊人の考察|第2シーズンは何を描くのか?

僕は第2シーズンが、乃木の正体ではなく、乃木が信じてきた別班という組織の正体を問う物語になると考えています。

第1シーズンの中心的な疑問は、「乃木憂助とは何者なのか」でした。

商社マンなのか、別班員なのか。気弱な男なのか、冷徹な工作員なのか。国家を選ぶのか、父親を選ぶのか。

答えは一つではありませんでした。

乃木は、そのすべてを抱えた人物です。

一方、第2シーズンでは、乃木の正体を視聴者も登場人物も知っています。

そのため脚本は、乃木を覆っていた霧ではなく、別班という組織の周囲へ新しい霧を置きました。

なぜ別班員5人の所在が漏れたのか。

なぜ黒須の動きが読まれていたのか。

AIハヤトが参照した情報は正しいのか。

新庄は実行犯なのか、それとも別の目的で動いているのか。

この構造では、乃木が強ければ事件を解決できるとは限りません。

敵より速く動く前に、自分が見ている情報が本物かを判断しなければならないからです。

通算第11話から始まった意味

第2シーズンを「第1話」ではなく「第11話」から始めたことにも、作品の姿勢が表れています。

これは単なる話数表記ではなく、第1シーズンで下した決断から誰も逃げられないことを示す構造だと僕は考えます。

乃木がベキへ発砲したこと。

別班員たちを撃ってテントへ潜入したこと。

新庄がベキの脱獄を手助けしたこと。

テントを解体したこと。

これらは一度終わった出来事ではなく、第2シーズンの事件を生み出す原因として生き続けています。

もちろん、「第11話という番号が生を象徴する」という説明は、公式設定ではなく僕の解釈です。

ただ、過去作を切り離して新しい敵を置くのではなく、前作の選択に主人公自身が責任を負う構成は、『VIVANT』らしいと思います。

物語は前へ進んでも、過去はバックミラーから消えません。

ときに人生のステアリングを切らせるのは、目の前の道ではなく、背後に残した誰かの表情なのです。

今後の注目点

今後、特に注目したいのは次の3点です。

  • 別班員5人を連れ去った謎の部隊の正体
  • 新庄がベキを脱獄させた本当の目的
  • 「新たなる別班」と既存の別班との関係

僕は、新庄が単純な黒幕として処理される可能性は高くないと見ています。

新庄は第1シーズンでテント側のモニターでしたが、ベキの脱獄を助けた行動と、別班員の拉致を同じ目的で行ったとは限りません。

むしろ、新庄も別の巨大な計画に利用されている可能性があります。

また、別班員5人を殺害せず拉致した点も重要です。

敵の目的が排除だけなら、病院やバルカで生かしたまま連れ去る必要はありません。

別班員の知識、技能、身分、過去の作戦記録を利用しようとしているのか。

あるいは、乃木を特定の場所へ誘導するための人質なのか。

拉致という方法そのものが、敵の目的を示す伏線になると考えられます。

まとめ

『VIVANT』とは、堺雅人さん演じる乃木憂助が、別班、公安、テントを巡る国家規模の事件へ挑むTBS日曜劇場です。

第1シーズンは、丸菱商事の130億円誤送金事件から始まり、乃木が別班員であること、テントの指導者ベキが実父であることへ物語が発展しました。

最終回で乃木はベキを射殺したと公式上は説明され、その直後、別班の緊急招集を示す赤い饅頭を発見します。

2026年7月26日に始まった第2シーズンでは、黒須を含む別班員5人の拉致事件が発生しました。

AIハヤトは元公安の新庄浩太郎が関与した可能性を示し、第12話では乃木がキプロスでアリを確保し、新たな別班と接触します。

第1シーズンが「乃木は誰なのか」を問う物語だったなら、第2シーズンは「別班とは何なのか」を問い直す物語です。

巨大な組織の名前よりも、その中で誰を信じるのか。

画面が暗くなったあとも、乃木が選ばなかった道は、静かに物語の中を走り続けています。

よくある質問

『VIVANT』とはどんなドラマですか?

『VIVANT』は、商社マンとして働く乃木憂助が、別班員として公安や国際組織テントに関わる事件へ挑む冒険サスペンスです。国家の安全保障と、乃木と実父ベキの家族関係が物語の軸になっています。

「VIVANT」は何と読み、どんな意味ですか?

「ヴィヴァン」と読みます。劇中では「別班」を示す手掛かりとして登場しました。フランス語では、生きている、生命を持つといった意味がありますが、作品タイトルの象徴的な解釈について公式から唯一の正解は示されていません。

第2シーズンは第1シーズンを見なくても分かりますか?

基本設定を知れば視聴できますが、第2シーズンは前作最終回の直後から始まります。乃木とベキの関係、テント解体の経緯、黒須たち別班員、赤い饅頭、新庄浩太郎の立場を知っておくと理解しやすくなります。

文・岸本 湊人

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