『VIVANT』新庄浩太郎役は俳優・竜星涼。2026年8月16日放送の第14話で死亡が描かれ、最新の公式人物チャートにも「死亡」と追記されています。オリコンニュース(ORICON NEWS)
ただし、「検死をしない」「遺体の腐敗を強調する」「銃撃前後に不自然な描写がある」など、生存説を考えたくなる材料も残りました。この記事では、確認できた事実と考察を明確に分けて、新庄の正体、裏切りの真相、第14話の死亡、生存説まで整理します。
まず時系列をはっきりさせておきましょう。
新庄の死亡が描かれたのは2026年8月16日放送の第14話です。第14話は最終回ではありません。
次の第15話は2026年8月23日午後9時から放送予定で、第2シーズンの物語は続きます。TBSも第15話について8月23日放送と案内しています。TBSテレビ+1
つまり2026年8月20日現在、新庄について最も正確な整理はこうです。
- 俳優は竜星涼
- 第1シーズンでテントのモニターと判明
- 第13話で別班員5人拉致への直接関与は否定された
- 第14話で護送中に逃走し、タイ警察の銃撃を受け死亡
- 公式人物チャートにも「死亡」と追記
- ただし劇中演出から生存説は残っている
- 現時点で生存が公式確認された事実はない
「新庄は死んだの?」「実は生きてる?」「そもそも何のために公安を裏切った?」という三つの疑問を、ここから順番に追っていきます。
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VIVANT新庄役の俳優は誰?竜星涼のプロフィール
『VIVANT』で新庄浩太郎を演じているのは、竜星涼(りゅうせい・りょう)さんです。
TBS公式の登場人物ページでも「新庄浩太郎/竜星涼」と掲載されています。TBS
項目 内容
名前 竜星涼
生年月日 1993年3月24日
出身地 東京都
身長 183cm
血液型 A型
所属 研音
『VIVANT』役名 新庄浩太郎
生年月日、東京都出身、身長183cm、血液型A型は研音公式プロフィールで確認できます。ケンオン+1
竜星さんは『獣電戦隊キョウリュウジャー』『ひよっこ』『アンナチュラル』『ちむどんどん』など、明るい青年から癖のある人物まで幅広く演じてきました。
ただ、『VIVANT』で注目したいのは出演歴の多さよりも、新庄という人物に「頼りなさ」と「底知れなさ」を同居させたことでしょう。
第1シーズンでは、尾行で対象を見失う場面が続きました。
ところが最終話で、新庄自身がテントのモニターだったと判明する。
「あの失敗、本当に失敗だったのか?」
そんなふうに過去の映像まで見直したくなる人物を成立させたことこそ、竜星さんが新庄役に起用された意味だったのだと思います。
飯田和孝プロデューサーも、第1シーズン制作前から福澤克雄監督に「続編では新庄はキーになる」と言われていたと明かし、視聴者を油断させながら得体の知れない何かを宿せる俳優として竜星さんを起用した経緯を語っています。ライブドアニュース

竜星涼が語った「新庄はものすごく正義感の強い人物」
新庄を理解するうえで、かなり重要な材料があります。
2026年8月15日に公開されたインタビューで竜星さんは、第2シーズンの台本を読む中で、新庄は「ものすごく正義感の強い人物」だとより強く確信したと語っています。ライブドアニュース+1
さらに新庄には別班への憧れがあり、公安という自分の立場だけでは解決できない問題に対して、彼なりの方法を選んだ人物だと説明しています。
ここは、新庄を単なる「悪い裏切り者」で終わらせないための重要なポイントです。
もちろん、正義感が強ければ組織を裏切っていいわけではありません。
動機に理解できる部分があることと、行動の責任がなくなることは別問題です。
けれど『VIVANT』は、そもそも「誰から見た正義なのか」を何度も問い直してきた作品でした。
国家を守る別班。
犯罪を追う公安。
孤児を救う一方、危険な任務にも手を染めたテント。
それぞれに自分たちなりの論理があります。
新庄は、その境界線を最も危うい形でまたいだ人物だったのです。
僕には、正義が彼を救ったというより、強すぎる正義感が彼を戻れない場所へ運んでしまったように映ります。
VIVANT新庄はなぜ裏切った?第1シーズンの伏線を検証
新庄浩太郎の正体が大きく反転したのは、2023年放送の第1シーズン最終話です。
公安部外事第4課で野崎守の部下として活動していた新庄が、実は国際テロ組織「テント」につながる日本のモニターだったことが判明しました。
第1シーズン終盤では、ノゴーン・ベキたちの逃亡にも関与しています。
表だけを見れば、公安側からテント側へ情報を流した「裏切り者」です。
ところが新庄の面白さは、正体が分かった瞬間、それまでの何気ない場面まで違って見え始めるところにあります。
山本を逃した「尾行失敗」は本当に失敗だったのか
最も有名なのが、第4話でテントのモニターだった山本巧を尾行した場面です。
放送当時、新庄は山本を見失いました。
そのほか乃木にも尾行をかわされたため、SNSでは新庄の捜査能力を疑う声が出るほどでした。
しかし第1シーズン終了後、飯田和孝プロデューサーはU-NEXT SQUAREの振り返り企画で、山本を逃した場面について、同じテント側のモニターである山本を公安から逃がしたものだったと説明しています。U-NEXT SQUARE
ここは現在の記事で曖昧にする必要のない部分です。
山本については、「そういう見方もできる」という視聴者考察だけではなく、制作側から意図が説明されています。
「尾行に失敗する公安」
だと思って笑っていた人物が、
「公安の中で野崎に気づかれずテントを助けていた人物」
へ変わる。
意味が反転する伏線として非常に鮮やかです。
乃木に尾行をかわされた場面は少し意味が違う
一方、乃木を追った際の失敗まで、すべて新庄が意図的に逃がしたと断定するのは危険です。
乃木は自衛隊直轄の非公認組織「別班」の工作員で、高度な訓練を受けています。
だから乃木に振り切られたことは、本当に追跡能力の差だった可能性もある。
ここを全部「新庄の計画」とまとめてしまうと、『VIVANT』の伏線を必要以上に神格化してしまいます。
事実として制作側が説明したもの。
劇中から推測できるもの。
この二つは分けたほうが、考察はむしろ面白くなります。
第12話で見えてきた新庄のテント内での重さ
第2シーズンに入ると、新庄が単なる末端モニターではなかったことも明らかになっていきます。
アリへの尋問を通じて、テントのモニターには知らされる情報の深さに違いがあり、新庄はベキの存在まで知る非常に重要な位置にいたことが示されました。
第1シーズンの山本がテントの全体像をほとんど知らなかったのとは対照的です。
さらに新庄は、ベキの脱獄を手助けしています。
TBSの第12話公式あらすじでも、AIハヤトが別班拉致事件を分析する際、新庄について「ノゴーン・ベキの脱獄を手引きした元公安」と明記されています。TBS+1
つまり新庄は、偶然テントに情報を渡した程度の協力者ではありません。
公安内部にいながら、テントにとって決定的な場面で動ける人物だった。
だからこそ第2シーズン序盤で、別班員5人拉致の犯人として疑われたのです。
VIVANT新庄は別班5人拉致の犯人?第13話で疑惑が覆る
第2シーズンで新庄に最大の疑いが向けられたのが、黒須駿を含む別班員5人の拉致事件です。
AIハヤトの分析でも新庄への疑いが極めて高く、乃木たちはテントの元幹部アリを経由して新庄の行方を追いました。
材料だけ並べれば、新庄はあまりにも怪しい。
公安内部にいた。
テントのモニターだった。
ベキを逃がした。
国外へ逃亡している。
これだけそろえば、犯人だと思わせるには十分です。
しかし2026年8月9日放送の第13話で、その前提が崩れます。
長野利彦が別班員と判明、新庄とチョッキーを確保
乃木とドラムは、新庄が潜伏するタイへ向かいます。
そこで合流したのが、丸菱商事専務・長野利彦でした。
そして長野自身が、東南アジア方面を担当する別班員だったことが判明します。
乃木、ドラム、長野は、新庄と彼を匿っていたチョッキーを確保。
尋問とスマートフォンの解析を進めた結果、新庄は別班員5人の情報を売った人物ではなく、拉致事件にも直接関与していなかったことが明らかになりました。オリコンニュース(ORICON NEWS)+1
ここは新庄というキャラクターを見るうえで大きな転換点です。
新庄は「裏切り者ではなかった」のではありません。
過去に公安を裏切った事実はある。
しかし今回の拉致については犯人ではなかった。
この違いが重要です。
過去に一度裏切った人間は、やっていないことまで疑われる。
新庄は、その残酷さを背負わされました。

本当に情報を流した人物として野崎守が浮上
さらに衝撃だったのは、新庄の疑いが晴れた直後です。
太田梨歩の調査や公安内部の映像確認によって、別班情報を流した側として浮かび上がったのは、阿部寛さん演じる野崎守でした。
第13話では、野崎がすでに日本を離れ、エルサレムで謎の人物と接触する姿まで描かれています。オリコンニュース(ORICON NEWS)
乃木は野崎を信頼していました。
視聴者にとっても、第1シーズンから野崎は「疑いながらも最後には乃木を助ける人物」という印象が強かったはずです。
だからこそ、この反転が効いた。
僕がここで面白いと思うのは、犯人を隠すために新しい怪しい人物を出したのではないことです。
過去に本当に裏切った新庄を、もう一度疑わせることで野崎から視線を外した。
嘘の伏線ではありません。
新庄が怪しいという情報自体は本当なのです。
ただし、「怪しい人」と「今回の犯人」は同じではなかった。
このズレが、第13話のミスリードを成立させています。
VIVANT新庄は死亡した?第14話で何があったのか
結論から言えば、2026年8月20日時点では新庄浩太郎は公式上「死亡」と扱うのが正確です。
2026年8月16日放送の第14話で、新庄は死亡する流れが描かれました。
乃木たちに確保された新庄は、日本へ移送されることになります。
ところが護送中、新庄は銃を奪って逃走。
タイ警察の銃撃を受け、現地の病院で死亡が確認されたとされています。その後、遺体は日本へ送られました。オリコンニュース(ORICON NEWS)
「今回の拉致は無実」でも新庄は自由にはならなかった
ここは誤解しやすい部分です。
第13話で別班5人拉致への直接関与が否定されたため、「新庄は無実なのになぜ送還されるの?」と感じた人もいるかもしれません。
しかし新庄が否定されたのは、今回の別班拉致への関与です。
テントのモニターとして公安内部にいたこと。
ベキたちの脱獄を手助けしたこと。
公安から逃亡していたこと。
それまでの行動が消えたわけではありません。
一つの嫌疑が晴れたことと、すべての責任から解放されることは違います。
その現実が、第14話の新庄をより追い詰めます。
僕には、あの逃走が単なる「悪人の逃走」には思えません。
新庄は公安には戻れない。
テントもかつての姿ではない。
別班への憧れがあったとしても、自分が別班員になれるわけでもない。
道はいくつもあったはずなのに、振り返ったときには、どの道にも帰れなくなっていた。
ステアリングを切る角度は、人生の選択に似ています。
一度なら修正できても、曲がり続ければ、いつしか最初の道は見えなくなる。
新庄が第14話で走っていたのは、タイの道路だけではなかったのかもしれません。
日本へ届いた遺体と「検死しない」という不自然な一言
そして、生存説を大きくしたのが日本へ送られた遺体です。
公安部長の佐野雄太郎が新庄の遺体を確認しますが、劇中では、すでに死因が明らかになっているとして日本で改めて検死しない判断が示されました。オリコンニュース(ORICON NEWS)
普通のドラマなら、
「死亡しました」
で場面を終えても成立します。
ところが『VIVANT』は、わざわざ遺体を日本まで運び、その状態を見せ、さらに「検死をしない」という会話まで置いた。
この情報量の多さが、視聴者を疑わせました。
ただし、ここからが重要です。
「演出が怪しい」ことは、生存の証明ではありません。
物語を考察するとき、一番危険なのは「怪しい=必ず伏線」と決めつけることです。
伏線かもしれない。
単に死を印象づける演出かもしれない。
現段階では、その二つを並べておくのが誠実でしょう。

VIVANT新庄の生存説は本当?公式人物チャートと竜星涼の発言を検証
ここが現在もっとも検索されているポイントでしょう。
「新庄、本当に死んだの?」
「遺体は偽物じゃない?」
僕も『VIVANT』という作品の作りを考えれば、疑いたくなる気持ちはよく分かります。
しかし2026年8月20日時点で、記事として先に書くべきなのは考察ではなく公式上の現在地です。
最新人物チャートには新庄の「死亡」が追記された
第14話放送後に公開された最新の人物チャートでは、新庄に「死亡」とする情報が追加されています。
同時に野崎には「要注意」、シンシーとのつながりを示す情報が加わるなど、ストーリー進行に合わせた更新が行われました。オリコンニュース(ORICON NEWS)
したがって現時点では、
「新庄は生きている」と事実のように書くことはできません。
公式設定上は死亡。
ここを土台にしたうえで、「それでも生存を疑わせる演出がある」と考察するのが正しい順番です。
生存説の根拠として挙げられている4つの違和感
第14話後、視聴者からは複数のポイントが指摘されました。
日刊スポーツが報じた主な考察では、新庄の頭に付いていたもの、防弾装備を連想させる会話、銃撃後の状態、タトゥーの男の言葉などが、生存説の材料として挙げられています。日刊スポーツ
特に大きいのは、やはり遺体と検死です。
もし本当に死亡を確定させるだけなら、なぜ「検死しない」とわざわざ言わせるのか。
『VIVANT』は第1シーズンでも、「死亡したと思わせて実際は別の事実があった」という見せ方を使っています。
その記憶があるからこそ、視聴者は簡単には死亡を信じないのでしょう。
ただし、過去に似た仕掛けがあったからといって、今回も同じとは限りません。
ここは考察の面白さと事実確認を混ぜないことが大切です。
『VIVANT 悪役会議室』で竜星涼本人は生存説を否定
第14話放送後の『VIVANT 悪役会議室』には、新庄役の竜星涼さん本人がゲスト出演しました。
竜星さんは、遺体について時間をかけて腐敗メイクを施したことを説明。
「別人の遺体ではないか」という疑いに対し、自分が遺体役を演じたことを明かしたうえで、生存説に対しても死亡を強調する反応を見せています。クランクイン! – エンタメの「今」がわかる 映画&エンタメニュース+1
これは死亡説をかなり強める材料です。
ただし、ここにも一つ注意があります。
『悪役会議室』は第1シーズンの“悪役”たちが作品を深掘り・分析する企画として紹介されており、ドラマ本編の設定をすべて確定する場と同じ意味ではありません。クランクイン! – エンタメの「今」がわかる 映画&エンタメニュース
つまり現在は、
公式人物チャートの「死亡」=最も強い事実
竜星涼の発言=死亡扱いをさらに後押し
検死や遺体をめぐる違和感=生存説を考える材料
と整理すると分かりやすいでしょう。
「竜星涼が遺体を演じた」だけでは偽装死説を完全には消せない
ここからは僕の考察です。
竜星さん本人が遺体を演じたことは、「画面に映った遺体が別の俳優だった」という説を弱めます。
しかし劇中設定まで考えると、
「新庄に見せかけるための遺体を、映像上は竜星涼が演じる」
という演出自体は理論上可能です。
だから「竜星さんが遺体役をやった=劇中でも新庄本人の遺体で100%確定」とまでは言い切れません。
とはいえ、そこまで考えるには一段階、推測を増やす必要があります。
考察では、仮説を重ねるほど確度は落ちます。
現時点で一番シンプルな説明は、やはり新庄は死亡したです。
生存説は面白い。
でも、面白い説と可能性の高い説は必ずしも同じではありません。
新庄の死亡と裏切りは何を意味する?野崎との対比を考察
ここからは事実を踏まえた僕自身の考察です。
新庄という人物の最大の役割は、「裏切り者だったこと」だけではないと思っています。
一度本当に裏切ったために、次の事件でも疑われ続けたこと。
そこに、新庄というキャラクターの苦さがあります。
新庄は「疑われる男」、野崎は「疑われなかった男」
新庄は公安を裏切りました。
テントのモニターでした。
ベキの脱獄にも関与しました。
だから別班員5人が拉致されたとき、疑われた。
これは自然です。
一方、野崎は第1シーズンで乃木を何度も助けました。
野崎と乃木は、公安と別班という違う組織に所属しながらも、奇妙な信頼関係を作ってきました。
だから乃木も視聴者も、新庄ほど野崎を疑わなかった。
結果、第13話で視線は反転します。
新庄を疑う理由は多すぎた。野崎を信じる理由も多すぎた。
その両方を利用したのが、『VIVANT』の仕掛けでした。
僕はここに、単なる「犯人当て」以上の面白さを感じます。
人は情報だけで相手を判断しているようで、実際には過去の印象にかなり引っ張られます。
裏切った人は、また裏切るだろう。
助けてくれた人は、次も味方だろう。
その思い込みこそ、第13話が利用した最大の死角ではないでしょうか。
AIハヤトの高確率判定が外れた意味
もう一つ興味深いのが、AIハヤトです。
第2シーズン序盤では、膨大なデータから新庄への疑いが高いと判断されました。
ところが新庄は、別班情報を売った本人ではなかった。
だからといって、単純に「AIハヤトは役に立たない」で終わるのは少しもったいない。
AIは与えられたデータから推定します。
新庄には、
テントとの関係。
公安内部へのアクセス。
ベキ脱獄。
国外逃亡。
という疑わしい事実が大量にありました。
高い数値が出ても不思議ではありません。
でも、本当に必要なのは数値を信じることではなく、何を測った数値なのかを問い直すことです。
「新庄は怪しいか?」
なら、怪しい。
「新庄が別班員を売った本人か?」
なら、違った。
この二つは似ていますが、同じ問いではありません。
検索でも捜査でも、答えの質は問いの立て方で変わります。
数字が精密になるほど、人は質問そのものを疑わなくなる。
第13話の新庄は、そんな危うさまで映していたように僕には感じられます。
竜星涼の「正義感が強い」という解釈が最後に効いてくる
竜星涼さんは、新庄をものすごく正義感の強い人物だと解釈していました。
別班への憧れもあり、公安という立場だけでは変えられないものを、新庄なりのやり方で変えようとした人物だと語っています。ライブドアニュース
この言葉を知ると、新庄の人生が少し違って見えます。
彼は最初から日本を壊したかった人物ではない。
むしろ自分なりに「守ろう」としていた可能性が高い。
第13話でチョッキーが証言した内容でも、新庄は別班情報の提供を持ちかけられた際、日本を売るようなことはできないという態度を示していました。新庄のスマートフォンを解析しても別班情報を流した形跡は見つかっていません。ライブドアニュース
ここに新庄の矛盾があります。
国を思っている。
それなのに公安を裏切った。
別班を尊敬している。
それなのにテントへ協力した。
正義感がある。
それなのに法や組織の境界線を越えた。
人間は一枚のラベルでは説明できない。
『VIVANT』がずっと描いてきた「敵か味方か、味方か敵か」というテーマを、新庄ほど体現した人物はいないのかもしれません。

新庄はなぜ最後まで逃げたのか
僕が新庄の結末で最も苦く感じるのは、拉致事件の犯人ではないと分かったのに、人生そのものは救われなかったことです。
今回の罪はやっていない。
でも過去は消えない。
新庄は、一つの疑いから解放された瞬間にも、別の過去に追いつかれていました。
だから第14話の逃走を、「悪人が逮捕を嫌がって逃げただけ」と見ることもできます。
一方で僕には、もう少し複雑に見えます。
公安へ戻る場所はない。
テントにも戻れない。
憧れた別班に所属しているわけでもない。
彼は国を守りたいと思いながら、国の中で生きる場所を自分で失ってしまった。
正義とは、正しい方向へ走るための地図ではありません。
ときに「自分は正しい」という確信ほど、人を遠くまで連れていくものもない。
新庄の最後の疾走には、その怖さが滲んでいたように思います。
新庄死亡後、物語の焦点はシンシーと野崎へ
第14話までで、新庄を追う物語は大きな区切りを迎えました。
そして前面へ出てきたのが、野崎と中国側の組織「シンシー」です。
最新の公式人物チャートでも、宮下今日子さん演じる樊林杏が「シンシー」の責任者として加わり、野崎にはシンシーとのつながりを示す情報が追加されています。オリコンニュース(ORICON NEWS)
さらに2026年8月23日放送の第15話では、第1シーズンで強烈な存在感を残したバルカ共和国の警察官・チンギスが第2シーズン本編に登場することも発表されています。TBSテレビ+1
ここからの中心は、
「新庄は犯人なのか」
ではなく、
「野崎はなぜシンシーとつながったのか」
「本当に日本を裏切ったのか」
「別班5人を拉致した目的は何なのか」
へ移っていくでしょう。
だから新庄の死亡は、単なる一人のキャラクター退場ではありません。
物語の視線を、より大きな敵へ切り替える境界線だったと僕は考えています。
新庄が今後再登場する可能性は?
2026年8月20日時点では、新庄本人が生存していることを前提に今後を予想するのは早いです。
公式人物チャートが「死亡」としている以上、記事としては死亡を基準にするべきでしょう。
ただし、竜星涼さんが再び作品に登場する可能性まで消えたわけではありません。
回想なら自然です。
新庄がテントのモニターになった経緯。
アリとの関係。
野崎について何を知っていたのか。
公安の中でどこまで独自に動いていたのか。
「別班への憧れ」が具体的にどこから生まれたのか。
新庄には、まだ説明され切っていない部分があります。
特に飯田プロデューサーが、第1シーズン制作時から福澤監督に「続編では新庄はキーになる」と聞いていたという事実は重い。ライブドアニュース
その役割が第14話だけですべて終わったのか。
あるいは死亡後に初めて分かる情報があるのか。
そこは第15話以降を待つ必要があります。
考察とは、未来を断言することではありません。
現在確認できる事実の境界線まで歩き、その先に何があり得るかを考えること。
僕は、新庄の記事ほどその姿勢が必要なテーマはないと思っています。
まとめ|VIVANT新庄役は竜星涼、第14話で公式上「死亡」
『VIVANT』新庄浩太郎役を演じているのは、竜星涼さんです。
新庄は第1シーズンで公安・野崎守の部下として登場しながら、最終話でテントのモニターだったことが判明しました。
山本巧を尾行して逃した場面については、制作側から「同じテント側の山本を公安から逃した」意図だったことも明かされています。U-NEXT SQUARE
第2シーズンでは、新庄がベキの脱獄を手引きした人物であることから、黒須ら別班員5人を拉致した側ではないかと疑われました。
しかし2026年8月9日放送の第13話で、新庄とチョッキーを確保して調べた結果、新庄は別班情報を売った本人ではなく、拉致事件にも直接関与していなかったと判明します。オリコンニュース(ORICON NEWS)
そして8月16日放送の第14話。
新庄は日本への移送途中に逃走し、タイ警察の銃撃を受け、現地病院で死亡が確認されたと描かれました。その後、日本へ運ばれた遺体を佐野が確認しています。オリコンニュース(ORICON NEWS)
放送後には「検死をしない」描写などから生存説が広がりました。
それでも最新の公式人物チャートには、新庄について「死亡」と追記されています。オリコンニュース(ORICON NEWS)
したがって、2026年8月20日時点で最も正確なのは、
「新庄は公式上、死亡している」
です。
そして、
「実は生きているのではないか」は現時点では考察
と分けなければなりません。
でも僕の胸に最後まで残るのは、生死以上に新庄が背負った皮肉です。
一度本当に裏切った男は、やっていない罪まで疑われた。
ずっと信じられていた男は、疑うべき瞬間にも疑われなかった。
僕たちが新庄だけを見つめている横で、野崎の物語は進んでいたのです。
新庄は『VIVANT』の真犯人ではなく、視聴者の「疑う視線」を引き受けた人物だった。
敵なのか、味方なのか。
正義なのか、裏切りなのか。
その答えを一つに決められないまま境界線を走り続けたからこそ、新庄浩太郎という人物は「死亡」の二文字だけでは片づけられません。
彼の足跡が途切れたあとも、その先に残された問いは、まだ物語の中で走り続けています。
よくある質問
VIVANTの新庄役を演じている俳優は誰ですか?
新庄浩太郎役は竜星涼さんです。1993年3月24日生まれ、東京都出身、身長183cm。所属事務所の研音公式プロフィールでも確認できます。ケンオン
VIVANTの新庄は本当に死亡したのですか?
2026年8月20日時点では、公式上は死亡扱いです。第14話でタイ警察の銃撃を受け、現地病院で死亡が確認された流れが描かれ、最新の公式人物チャートにも「死亡」と追記されています。オリコンニュース(ORICON NEWS)+1
ただし、日本で検死しない描写などから生存説は残っています。現段階では「生存」は確認された事実ではなく、視聴者による考察です。
新庄は別班5人を拉致させた裏切り者ですか?
別班員5人拉致については違います。 第13話で新庄とチョッキーを確保して調べた結果、新庄から別班情報が流出した形跡はなく、拉致事件には直接関与していなかったことが判明しました。オリコンニュース(ORICON NEWS)+1
ただし、新庄がテントのモニターとして公安を裏切り、ベキの脱獄を手助けした過去まで否定されたわけではありません。
文:岸本 湊人
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